【健全な賢い子に育つために】親のNG行動 | 元塾講師 透明教育ママ見参!!

【健全な賢い子に育つために】親のNG行動

スポンサーリンク
BLOG
スポンサーリンク

今回は【健全な賢い子に育つために 親のNG行動】と題し、お話をしていきます。

スポンサーリンク
AD

YouTube版

エール出版社より本が出版されました。

小学3年生から4年生で気をつけるべきことを詳しく取り上げています。

created by Rinker
エール出版社
¥1,760 (2025/04/29 18:05:27時点 Amazon調べ-詳細)

 

kindle出版しました。unlimitedでも読めます。

完全に無料で読めるコミックエッセイです。

 

↓こちらはアマゾンの縦読みfliptoonです。

キンドルとは違う読み心地かなと思いますので、読み比べもしてみてください。

内容は一緒です!

透明教育ママの絵日記 教育系コミックエッセイだけど役に立つ可能性ゼロ【ブログ放置編】

created by Rinker
¥250 (2025/04/29 17:43:52時点 Amazon調べ-詳細)

 

新作です。

 

kindleのジャンル別ベストセラー獲得しました!

ありがとうございます。

 

教育関係の仕事をしていると、ほぼ間違いなく教育熱心な親と接する機会があります。

塾でしたら【お金を出して勉強させる場所】ですから、学力問わず、間違いなく子どもの教育に関心を寄せている親が子どもを入会していると言っていいでしょう。

塾で出会った親が入塾を決断した背景は、子どもが中学生なら【高校受験のため】、小学生だと【学校の勉強以上のことを学ばせたい】というのが一番多かったです。

しかし、なかには【勉強熱心なのは悪いことではないけれど、どうなのだろうか】と色々と考えてしまうような親もいました。

俗にいう教育ママ、教育パパであり、一歩間違えれば昨今問題視されている【毒親】になりかねないようなタイプです。

教育に関心が強いと、独自に教育に関する情報を収集し、【こういう教育方針を貫く】というところがあり、塾側が色々と話をしても突っぱねるという傾向がありました。

ただ、塾というのは教育に特化したサービス業です。

利益を出さないといけませんし、生徒の在籍数や季節講習会参加人数といった目標数値も掲げられています。

ですから、ちょっと嫌な言い方かもしれませんが塾にやってくる子どもというのは、【お客様】【顧客】になるので余程のことがない限り塾を辞めさせるようなアプローチというのはしません。

 

ただ、正直、【この教育方針で子どもは潰れないか】と感じるものの、強く出れないもどかしさがあります。

やはり、教育に関する考え方というのは家庭の問題なので塾にいる人間でも、ガッツリ厳しいことを言える、指摘するというのは内部干渉のように思われてしまいますし、【勉強させているだけなのに家のことで口出しするな】と叱られることもあります。

ですから、遠回しにアドバイスを送ることはあっても、ガンガン指摘するというのは無理があります。

そうしたもどかしさを感じながらも、【こういうことを親がしていると確実に子どもは伸びなくなるな】【子どもが疲れ切っている】という親の言動があります。

NG言動をしていると、いくら教育熱心な親が誘導しても、健全な賢い子に育たなくなる恐れがあります。

どのようなことがNG言動なのかをご紹介していきます。

 

1.親の考えで習い事をギューギュー詰めする

まず、子どもの教育に関心が強いと【色々な才能を見つけたい】【学力の基礎を作りたい】と考えてスポーツ、音楽、勉強系や語学といった習い事をやらせてみる、という方は少なくありません。

子どものキラリと輝く何かを見つけるというのは良いことですし、経済力があれば色々と体験させたいと考えるのも自然なことです。

少子化の時代ですが子どもの習い事の種類というのは親世代の頃よりも増え、多岐にわたっています。

しかも、【子どもの能力を高める】と謳う習い事も多く、【今の時期から始めないと】と親の気持ちを刺激します。

私も塾で働いていましたが、習い事も含めて子どもを対象とした教室というのは【生徒が入会することで利益を上げる】というサービス業です。

生徒数のノルマを本部、本社から課せられるというのも普通のことです。

つまり、企業と同じで【営業利益】を出さないと働いている人の給与を出すことはできません。

ちょっと大人な話となってしまいましたが、習い事教室は【この子は才能がありません】【本気でやっても選手コースにはいけません】とは絶対に口にしません。

教室の思惑通りに入会し、そして他の習い事にも興味を示して入会し、気がついたら【週5や週6で習い事がある】という状態になっている子もいます。

 

子どもの方は親から【やってみる?】と言われて体験会に参加して、【楽しかった!】と口にすることが多いでしょう。

そうすると、学校から帰宅したら毎日何かしらの習い事に通い、ボーっとして過ごす時間というのがあまりない、放課後に友達と遊ぶ経験をほとんどせずに成長することになります。

そうした生活ですくすく成長する子もいますが、私の個人的な意見になりますが、幼児期から習い事をたくさんやってきた子が中学生になった途端に心が壊れる、学習意欲が極端に低下するというケースが多いような印象があるので、【習い事をたくさんする】【暇な時間がないくらい予定をギューギュー詰めにする】というのは少し考え直した方が良いのでは、と思います。

中学生になると、部活に入るので【忙しさ】というのはあまり変わりはないかもしれません。

しかし、幼児期や小学生の頃から【中学生のような忙しさ】を続けているというのは【自分と向き合う時間が足りない】【思春期に突入する前の子どもらしい時間を過ごせなくなる】とも捉えられるので、習い事させるにも吟味するといったことをしていくのが無難かなと思います。

 

2.とにかく先取り学習を進める

さて、子どもの教育に関心が強い方の中には【幼児期から小学生内容を勉強させる】という教育方針を掲げる方がいます。

呑み込みの早い子は小学校1年生、2年生の勉強をグングン吸収していきます。

計算問題もスラスラ解けて、漢字もスラスラ書ける。

こういう子は幼児期や小学校1年生の頃には目立つ存在になりますし、周囲から【スゴイ!】と称賛されます。

ただ、先取り学習をしていてそのまま成長しても学力上位層でいられるというのは10人いたら1人、2人いればいいかな、という印象があります。

私の子ども時代、塾、そして子ども①の同級生でも【ガンガン先取りしていてトップ高校に入った】という子は本当に少ないです。

子ども①も幼児期、小学校低学年の頃にガンガン先取り学習をしていた同級生や園で一緒だった子の進路進学を耳にして【小学生と中学生の間に何があったのか】と人生色々とばかりに驚いたりもしています。

 

先取り学習は高校生になれば大学受験を見据えて【やって当たり前】になりますが、幼児期や小学校低学年では【パッと見て解ける問題】をスラスラ解けていても、小学校3年生や4年生の勉強になると抽象的な概念が必要となる単元があったり、算数であれば資料を見ながらグラフを作成するという手間のかかる単元もあるので【答えを出すまでに色々と手順を踏む】という勉強が増えます。

先取り学習を進めていると、どうしても子どもがサクサク解けてしまう問題が中心になりがちになります。

もちろん、幼児向け低学年向けでも【思考力系のドリル】はありますが、それをサクサク一人で解けてしまうという子は神童さんであり、大半の子は【こういう勉強は嫌だ】と抵抗します。

勉強させようとしているのに、子どもが嫌がっていれば【喜んで取り組んでくれる教材】になってしまうのも仕方がありません。

そうなると、【抽象的な概念が必要ですよ】という勉強に足を踏み入れると、小学校高学年や中学生になった途端に学力の伸びにブレーキがかかる子が増えます。

難しく感じれば【やりたくない】という気持ちが強くなり、学校のテストも今までのように満点連発、高得点連発でなくなっていけば、【勉強嫌いだな】となって、学力上位層になりにくくなる子もいるので気をつけてください。

 

3.結果が全てと口にする

成績や子どもの学力を測るには、学校のテスト、と考えると思います。

テストの点数というのは【子どもの学力の結果】【努力の結果】でもあります。

ただ、結果を求めてばかりいると、子どもは【親は勉強のことしか興味がない】と思うようになります。

塾でも【テストの点数しか興味がない】【親は勉強の話しかしてこない】と生徒が愚痴をこぼすこともありました。

そんなことを口にする子は成績が伸び悩んでいる子が圧倒的に多く、【親の言動が悪い方になる】を実感した出来事でした。

そして、子どもは親の言動を思う以上に覚えていたり、気にしています。

我が家の子ども①②③も、私がすっかり忘れている【言った言葉】を覚えていたりします。

 

親が子どもに話しかけること、聞くことといえばテスト、勉強、他の子との比較ばかりだと嫌になってしまいます。

親としては、子どもの学力向上を求めて、そういう言動をしているのですが、結果ばかりを求められる子どもの気持ちも考えましょう。

親自身に置き換えれば、仕事で耐えず結果を求められる状況と同じです。

売り上げ、作業スピード、資料作成、会議での発言などなど、上司から【結果を出せ】とプレッシャーをかけられてストレスを感じない人はいないです。

 

子どもの学力向上を願うのであれば、【子どもはどのような声がけをしたらやる気がでるか】という視点を持って考えてください。

プレッシャーをかける言動、ガミガミ叱る、勉強のことしか興味を示さない、というのは【結局勉強か】という思いを強めさせるだけで、子どものやる気を減退させます。

結果ばかりを求めず【子どもの学校生活の出来事を聞く】【交友関係や趣味など勉強以外の話をする】などバラエティーに富んだ会話を意識しつつ、結果だけでなく過程を含めた子どもの努力を褒めるようにしていきましょう。

タイトルとURLをコピーしました