今回は【目指せトップ層!成績を伸ばしたい時に考えたいこと】と題し、お話していきます。
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ありがとうございます。
成績を伸ばしたいと考えるのはどんな時でしょうか。
小学生であれば、塾に通っている子、学習系の習い事に通っている、通信教材や家庭で準備した教材で勉強している子によって伸ばしたいと感じるタイミングは異なると思います。
塾に通い中学受験を予定しているなら塾のクラス分けテストを頑張る、志望校合格を目指して模試の偏差値を上げていく必要性が増してきたという時でしょう。
公文や学研のような勉強系の習い事なら教材の進捗具合のスピードをアップさせたいなどの目標があります。
家庭学習をメインに勉強している子は学校のカラーテストで良い点数を取るというのが大きな目標位になります。
中学生になると定期テスト、塾のテストや高校受験の合否判定が出る模試での成績を上げていきたいと感じた時が【成績を伸ばしたい】と考えるきっかけになります。
しかし、今までと同じように勉強していては成績を伸ばすことはできません。
これはどんな子どもでも分かることだと思います。
元グータラ小学生の私でも、その当時の私でも【学校のテストで良い点数を取るには勉強するしかない】というのは分かっていました。
それを行動に移せるかどうかは本人次第ということになりますが、『やるぞ!』と勉強する気になっている子は次に具体的に学力を鍛えていくには何をしていけばいいのかと考えるはずです。
ある程度、学習習慣が身についている子は学習量を増やす、または使用する教材を見直すなどすると自ずと成績が上がっていくと思いきや、学力グループのミドルから上位層を目指す場合は上のレベルが高いので結果が出るまで時間がかかることがあります。
ボトムから這い上がる際は頑張り次第で割と早くボトム層脱出ができますが、やはりミドル層で停滞する期間は長くなり、その時に心が折れることなく辛抱強く勉強できるかが学力上位層に近づけるかどうかになってきます。
このように『勉強すれば勝手に成績があがる』というわけではありません。
勉強していても停滞期があったり、とんとん拍子で成績が上がるわけではないです。
まず、『成績を伸ばしたい』と思い立った時はやり抜くと心に決めること、我慢するという精神力が求められる事態になるということを分かった上で立ち向かってください。
その次に、具体的にどのようなことをしていくと伸びやすくなるのかと考えていくのが挫折を防ぐ手順になります。
それでは早速、成績を伸ばしたい時に考えたいことをご紹介していきます。
1.時間の使い方を考える
時間はどんな人にも平等に1日24時間与えられています。
これは年齢、性別、職種や所得そして住んでいる地域関係なく、1日は24時間となっています。
ただし、どのように時間を使うかは人によって異なります。
私の小学生時代のようにダラダラ過ごす子もいれば、メリハリつけて勉強、習い事や遊び、部活を頑張るという日々を送る子もいます。
同じ子どもであり、同じように24時間与えられているのに過ごす中身は全く違います。
小学生から高校生であれば、朝起きて学校に行って授業を受けて、中学生と高校生であれば学校が終わった後に部活動をやって、そこから下校という流れになります。
6歳7歳そして17、18歳の間は平日の朝から夕方にかけての時間の使い方の大枠が決まっています。
つまり、個人個人の時間の使い方の差が出るのは、学校にいる時以外になります。
もちろん、高校生になれば登下校や学校の休み時間の使い方も学業面で差を生むこともあります。
とはいえ、メインは学校を出てからどのように過ごしているか、で学力差が生じていると思っていいでしょう。
子どもが成績を伸ばしていきたいと考えたらまず【今までの過ごし方】を振り返ってみてください。
頭に思い浮かべるだけでは不確かなので、紙に書き出す、インターネット上にある無料の24時間スケジュール表などを利用して、『実際どのように過ごしているのか』を把握する作業をしてください。
我が家でも、子ども①②がこうした作業を通じて【自分はこんな風に毎日を過ごしていたのか】と気づかせるきっかけを作っていました。
普段の生活に隠れている勉強できそうな時間を見つけることができます。
また、意外とダラダラ過ごしている時があることにも気がつきます。
親がガミガミ叱るよりも遥かに効果があります。
やはり、子どもが自覚しない限り過ごし方を見直すことはしません。
私も毎日グータラをして過ごしていたのも【何となかる】という謎の自信を持っていたからです。
しかし、中学生になって部活も始まるとダラダラ過ごす時間自体が減りました。
その中で定期テストもあったりするので、【このままではいけない】と危機感を募らせ、勉強するようになったのと同時に、時間の使い方も考えるようになりました。
成績を上げるにはこれまでの過ごし方で改善できるところを見つけて、子どものスケジュールを踏まえて学習時間を確保できそうな時間帯を探してみることから始めていきましょう。
2.目標を再度考える
子どもから【どうして勉強するの?】と質問された方はそれなりにいると思います。
答え方に窮することもあるかもしれませんが、そういう質問をする子はたいてい【勉強する目的】や【勉強に関する目標】がハッキリしていないです。
勉強する動機は子どもによって異なりますが、単に『成績を上げたい』という気持ちだけでは学習意欲が長続きしにくいことはよくある話です。
子どもが自分で考えて【この目標を達成するために頑張る】と決めることも良いですが、現実的に達成が難しい目標を最初から掲げてしまう子もいます。
例えば、1ヶ月で偏差値10上げる、学力グループがミドル層なのに次の定期テストでいきなりトップ3を目指すというものです。
【頑張る!】と意を決して家庭学習をしていこうとしても、短期間でこうした目標を達成することは不可能でしょう。
成績を上げたいと口で言っても、実際は非常に地道な努力を重ねていくことが求められるので、現地点での実力と目標の差がありすぎることに絶望し、【やっぱり自分には無理だ】と諦めてしまう確率を高めてしまうだけです。
ですから、子ども一人に目標を考えさせるのは一旦ストップしましょう。
親子で【こういう目標はどう?】【こうなりたいな】とちゃんと努力を続けていれば割と短期間で達成できそうな目標を定めて、それに向かって頑張るということをしていくと、スモールステップながらも成功体験を積んでいき【努力をしたら目標達成できる】【手ごたえを感じてきた】と勉強に対して前向きな感情を育てることにつながります。
私が中学生になって心を入れ替えてグータラ小学生からサヨナラできたのも、生活ノート、学級日誌など学校や地域によって名称が異なりますが毎日日記やスケジュールを書いて提出するノートの存在が大きかったです。
書くことにより自分の勉強時間を把握し、何を目標にしているか日記に書いて先生に提出していました。
目標を考えて行動に移すと確実に【何か】が変わります。
3.自分の課題を直視する
自分の時間の過ごし方を見直し、学習量を増やし、達成可能な目標を掲げることで成績は少しずつ上向きになっていきます。
その中で、停滞期というものが遅かれ早かれやってきます。
殻を破るにはその停滞期を乗り越える必要があります。
ただ、なかなか成績が上がらない、ストップしてしまったと感じると焦りを覚えるでしょう。
今までと同じ勉強を続けても大丈夫かといった疑心暗鬼から、勉強方法をガラリと変えてしまう子もいます。
こうした行動でスランプを抜け出す子もいますが、やはり一度冷静になって直面している課題を直視する、受け止めることをしてください。
ワンランク上の段階に行くには自分の弱点、課題と向き合う必要があります。
子どもが感じている課題は何かを紙に書いてもらい、どうやって克服できるか考えてみましょう。
休まずにずっと勉強しているだけでは、自分の問題点に気がつかない時もあります。
さらなる高みを目指すのであれば、時間をかけて【どうすべきか】とじっくり考える時間を設けることも大切です。
塾で出会った成績優秀な生徒達はじっくり時間をかけてテストのやり直しをしていました。
反対に、学業不振の子や勉強が苦手な子はテストのやり直しがたくさんあるのに真面目にやろうとはしませんでした。
間違えた問題には課題や克服すべきことが隠されています。
成績が思うように上がらない、学習意欲が低い子は間違いを気にせず、テストを受けるだけで、自分の弱い単元や教科と向き合う気持ちが希薄でした。
学力グループのミドル層より上になるとやり直しをする割合が高くなり、課題を克服する気持ちがちゃんとありました。
『いつもこういう傾向の問題を間違える』『古文が苦手』と次に取り組むべき課題がハッキリしてきます。
成績を上げようという気持ちが強い子は自分の課題から目を逸らさずにしっかり受け止めます。
まとめ
成績を上げていくのは簡単なことではありません。
時間がかかることですが、諦めずに努力を続けていると暗く長いトンネルを進みながら小さな光が見えてくるはずです。
その時、やみくもにトンネルを歩くのではなく『時間の過ごし方を振り返る』『適切な目標を考える』『課題を直視する』ということをしていくと成績が伸びやすくなる助けになります。
トップ層への道のりはそう簡単なものではありませんが、思い立ったらすぐ行動に移していくようにしましょう。