新学期が近づくと【新年度からしっかり勉強させないと!】と親の方も考えますよね。
通信教材の資料も、やはり年度末からガンガン届くようになります。
それだけ、学年が上がる時は勉強面への期待と不安が入り混じる季節なのかもしれません。
さて、それでは家庭学習を導入すべき学年やタイミングはいつなのでしょうか。
結論から申し上げますと、【いつでもOK】です。
なんて無責任なんだろう、と思われるかもしれませんが勉強して欲しいと現状打破を願うのであれば、季節や学年関係なく【いつでもOK】ですよね。
とはいえ、子どもが成長してから家庭学習を導入しようとすると親も苦労します。
やはり、子どもの成長を考慮すると【ベストタイミング】というのは存在するわけです。
家庭学習導入のベストタイミングは3つ
家庭学習の導入のベストタイミングは3つです。
・就学前
・入学後
・小学1年生の夏休み
お分かりの通り、5歳から7歳までの間です。
これを逃すと、やはりスムーズに導入していくハードルがどんどん高くなっていきます。
それでは説明していきます。
ベストタイミング1.就学前
年長さんになると、ランドセルを購入したりと否が応でも小学校を意識します。
子どもなりに、小学校に行ったら漢字や足し算を習ったりする、というのが分かっています。
意識しているうちに「少しずつ椅子に座って勉強しよう。小学生になるためのごっこ遊び」と家庭学習を取り組んでいく。
個人差はありますが、「もう小学生のお兄さん・お姉さんになる」と背伸びしたくない子はいないと思います。
子どもの気持ち的に「勉強やってみても良い」という年齢なので、そこを上手く利用する。
我が家の場合でも、子ども①②③に対してはその心理を活用しました。
オススメの教材
年長の春からではなく、目の前に迫った晩秋や初冬から様々な就学準備ドリルを解かせたり。
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ガッツリやらせると、勉強嫌い確定になるのでさじ加減が重要。
1日5分、10分問題に取り組ませる時間を作る。
おやつを食べてから、など時間を決めておくと良いです。
問題集を渡して「自分でやってね」ではなく、親がちゃんと見守る。
子どもによっては問題を解いているところを見られたくない子もいます。
そういうときは、口出しをしないことが大切です。
どうしても分からなそうなときは「何か分からないところあった?」「ちょっと分かりにくい?」と声をかける。
「こんな問題も分からないのか!」はNG。
その一言で、勉強嫌い駅に直行します。
無理のない範囲で、かつ親のイライラを封印して進めていくことが不可欠です。
就学前に家庭学習習慣が定着していると、勉強面での小学校デビューも順調になります。
ベストタイミング2.小学校入学後
就学までに家庭学習の導入していない場合は、やはり入学後が一番。
4月は学校生活への慣れが第一ですが、大型連休明けからは徐々に宿題も始まります。
宿題と抱き合わせ、バーター的に家庭学習もやらせる。
小学1年生の春の宿題は大した量ではありません。
そこにプラスするだけでいいのです。
「ついでに平仮名の練習もしてみようか」
「毎日1ページずつ進めていこう!」
と何気なく取り組ませる。
クラスの中には公文や学研に通っていてガンガン勉強している子もいます。
そういう子と比べるのはナンセンスですが、昔と違って1年生も勉強が出来る子へは尊敬のまなざしが向けられます。
時代は変わりましたね・・・。
「自分もあんな風にスラスラ勉強できるようになりたいな」という気持ちをどこかに持っているかもしれません。
ですから、入学後から家庭学習を始めるのも最適なタイミングの一つといえるでしょう。
オススメの教材
春先なので、いきなり「1年生の問題集」に取り組ませるのではなく苦手そうな単元をピックアップ。
子ども②③は繋ぎ言葉が苦手でしたので小学1年生「は・を・へ」のつかいかた (くもんのにがてたいじドリル こくご 1)
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カタカナが怪しければカタカナを、とピンポイントで予習復習をしていく。
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算数は、ネット上の無料問題を繰り返し解いて繰り上がりに備えるといった具合。
こちらも無理のない範囲で進めていきたいですね。
ベストタイミング3.小学1年の夏休み
学校生活にも慣れきてた小学校最初の夏休み。
1年生にとって時間はたっぷりあります。
学校から出される課題以外に、家庭学習をしっかり取り組んでみましょう!
夏休み明けから漢字や繰り上がりの足し算など重要単元を学び始めます。
夏休みをダラダラ過ごしているのは勿体ないです。
季節休みが近づくと、書店には「〇休み総まとめ」という学期復習ドリルが並び始めます。
そうした教材を購入し、家で毎日勉強に励む。
付録も魅力的ですし、あれこれ教材選びに悩むのであれば「総まとめ」「総復習」が一番です。
タイミングを逃したら
上記に挙げた3つのタイミングを逃しても、悲観しないでください。
とにかく、思い立ったが吉日です。
・苦手単元が分かっていれば苦手単元に特化したドリルに取り組ませる
・前の学年があやふやなら前年度の総復習ドリルを使う
・家庭学習を定着させたいなら子ども一人で解けるレベルのドリルや問題集を購入する
一口に家庭学習と言っても、内容は千差万別。
子どもに合った教材を使い、1日5分から10分程度からスタートする。
成功させるにはいきなり30分や1時間を要求しない、です。
数日で習慣が定着することはありません。
1日が1週間、1週間が1ヶ月、1ヶ月から3ヵ月と毎日積み重ねていくしかないのです。
目先の利益より長い目でみる。
家庭学習を進めていく上で、長期的な視野を持つことはとてつもなく大切です。