今回は【すごく重要 子どもの集中力と忍耐力の伸ばし方】と題し、お話していきます。
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ありがとうございます。
集中して勉強に取り組んで欲しい。多くの親がそう願います。
私もその一人ですが、それなら自分はどうだったのか振り返ると集中力ゼロの子どもでした・・・。
自分の反省を活かして子育てをしていますが、小さい頃から先々のことを考えて力を入れていたのが忍耐力&集中力を身につけることです。
勉強に限らず、スポーツなど忍耐力や集中力の有無は非常に重要です。
忍耐力や集中力がある、ないでは人生の成功度合いが大きく変わってきます。
ちなみに、忍耐力とは何でも我慢するというパワハラを受けても平気、というものではないです。
ここでいう忍耐力とは【研究結果が出るまで待てる】【スポーツ等で良い成績が出るまで諦めず頑張れる】と同義。
この忍耐力の差は、勉強面でも大きな違いを生み出すパワーを持ちます。
生まれ持った素質や能力として扱われることも多いのですし、実際塾で仕事をしている時も高校生よりも小学校1年生や2年生の方が集中力があるというケースも見てきました。
そして、集中力の差が学力差にも関係していて、成績上位層の子と学業不振の子の集中力は明らかに違いました。
しかし、諦めるのはまだ早いです。
普段の生活で子どもの忍耐力をつける、もしくは鍛えることもできます。
もともとレベル1の忍耐力や集中力を、レベル3にまで伸ばす、といった具合です。
集中力を鍛えることで、遠回しに勉強や物事への取り組み方も改善することにつながります。
今回は、我が家で日常生活を送りながら実践してきた子どもが自然と集中力や忍耐力がつくコツをご紹介していきます。
1.歩く機会を設けて楽をしないことを経験する
まったく関係がないように思えますが、歩くというのは小さい子でも簡単に忍耐力を身につける行動です。
我が家でも子ども①②③が小さい頃にベビーカーを使用していましたが、基本的に3歳でベビーカーを卒業することにしていました。
3歳になったら歩くことを増やしていき、足腰を鍛えたり多少疲れていても歩く経験を積んでいきました。
ちなみに、子育て世代にマストアイテムの子どもが同乗する自転車は持っていません。
金額も高額であることと自転車に乗せてしまうとちょっとした距離も全部自転車での移動になり、歩く機会を作ることが出来ないと考えたからです。
ですから、遠出する時や買い出しに出かける時や発熱をして病院への通院時は車を使用しましたが、基本的にそれ以外の近隣のお出かけは歩きメインでした。
歩くことのメリットは何も忍耐力や集中力を鍛えるだけではありません。
自転車に乗っているだけでは気がつかない、道端の草花の変化に気づきます。
「この花が咲いたら春がやってきた」という会話をよくしていました。
あと、マンホールの柄の違いとかも観察して歩きましたね。
公園での道のり、散歩、図書館、スーパーへの買い物等々、近隣へのお出かけ時は歩かせていました。
親としても時間はかかるし面倒です。
おそらく、この面倒さとタイムパフォーマンスを考えると多くのお母さんたち、お父さんたちは自転車での移動を選択すると思います。
ただ、普通の子の集中力と忍耐力を鍛えるとなると、親も同様にこの面倒さに耐えて、一緒に忍耐力を身につけるしかないです。
我が家の子ども①②③は、忍耐力や集中力が生まれながらあったとは言い難いですが、成長した今、振り返ると幼児期のこうした無駄な時間も大切な親子の時間だと感じています。
2.子どもにちょっとした用で呼ばれてもすぐに行かない
今でもそうですが、緊急事態ではないのに【お母さ~ん】と呼ばれても、飛んでいかないようにわざと間を取ってから行きました。
どうしてそんなことをしてきたかというと、理由は次の通りです。
・なんでも呼べばすぐ来てくれると勘違いしないため
・学力向上は時間がかかるので待てる人間になるため
・待つことの練習をする
なんでもホイホイ子どもの飛んでいくと、困ったらすぐに誰が来ると勘違いしてしまいます。
助けを求めれば何とかなるという訳ではありません。
依頼心が強いと、自分で乗り越えることを学ぶ機会を失ってしまいます。
そして待つということを学ぶと、勉強に取り組み始めて結果が出るまでのタイムラグを受け止められる子になります。
小さい頃から意外と色々なシーンで遭遇します。
一番多いのが、公園です。ブランコや滑り台の順番待ちです。
順番を待てずに横入りをしようとする子、おそらく目にしたことがある方もいると思います。
それを親が注意をして、ちゃんと順番を守るということを覚えていきます。
しかし、「まだ小さいから」とそれを許してしまうと、成長してからも順番を待てずにズルをしていれば周囲から避けられるようになってしまいます。
忍耐力というのは、なにも勉強だけに通用する力だけではありません。
成長して、外食をして店員さんが忙しい時なかなか来てくれないことがあります。
そこでイライラしていると、店員さんに対して失礼ですし一緒にいる人や周りの人も嫌がります。
相手に非がないのに勝手に自分でイライラする。
そんな人間になって欲しくないので、忍耐力を育てるために飛んでいかないことにしていました。
ただし、ケガとか緊急事態の時は別です。
そういう時は、飛んでいきます。
3.読み聞かせで飽きそうな時は裏技をだす
絵本を読んでいる時や児童書の読み聞かせをしている時に子どもが他のことに気を取られたり、あきてしまうこと、ありますよね。
そういう時は、いきなり登場人物の声色を変えて驚かせて絵本に集中するようにしていました。
たとえば、子ども達にゾロリの本「かいけつゾロリのじごくりょこう」を読んでいるとします。
ちょっと、気が散っているかなという時にえんま大王の声をいきなり、ゾロリのママ風にして読むと子どもは驚きます。
こどもは何事かと思い、【ここ、違うでしょう!】と笑ってツッコミを入れるてきて、私は『そうだったけ?』ととぼけながら、また読み始めるけれど今度はイシシとノシシのセリフを超真面目風に喋ると、どうなるでしょうか。
そうなると、またまた『違うでしょう!、ちゃんと読んで!』と子どもは目が離せなくなります。
コントのような感じですが、こうした和気あいあいとした雰囲気で読み聞かせをしていても、実は子どもの集中力を高めることになるので、こうした裏技をたまに見せています。
読み聞かせは語彙獲得にもつながりますが、読んでもらっている言葉を耳で必ずキャッチするために子どもは集中します。
そういう意味では、読み聞かせは子どもの集中力と忍耐力を育てるという側面もあるので子育て中に積極的に取り組んでみてください。
まとめ
子どもの集中力と忍耐力の程度というのは生まれ持った素質による違いがあります。
ただ、『最初から違うから』と諦めずに、地道に普段の生活から集中力と忍耐力を鍛える、育てることを実践してみましょう。
勉強して、成績が上がるまでの期間は集中力と忍耐力に左右されることがあります。
同じ時間勉強していても、やはり集中して取り組んでいた子の方がより多く知識を吸収しています。
そして、勉強や受験というのは忍耐の連続です。
楽をしたい、もう勉強を辞めたいという気持ちに打ち勝てるかどうかというのは子どもが持っている忍耐力次第です。
単に成績を上げることに目を向けるのではなく、こうした力を育てることにも意識してください。