小6で差がつかない子 学力上位にとどまるための家庭の戦略 | 元塾講師 透明教育ママ見参!!

小6で差がつかない子 学力上位にとどまるための家庭の戦略

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今回は【小6で差がつかない子 学力上位にとどまるための家庭の戦略】と題し、お話をしていきます。

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小学校高学年になると、それまで【それなりにできる】と言われていた子どもたちの間に、じわじわと見えない学力差が広がっていきます。

これは、グータラ小学生だった私でも気がつきましたし、塾で仕事をしている時は子どもたちの進級を見ていて【こんな風に差が広がるのか】というのを目の当たりにしました。

テストの点数は取れているし、宿題もこなしている。

それでも、小6になると【あれ、あの子はなぜかいつも成績が安定して高い】という差が明確になってくるのです。

この差は、才能や地頭ではなく、日々の意識や学習習慣、環境から生まれています。

逆に言えば、【それなりにできる】レベルで止まらず、上位層に食い込む子には共通の行動や考え方があるのです。

 

そこで今回は、、まず【それなりに勉強できるのに差がついてしまう子】の特徴を3つ取り上げます。

次に、そうした子が【差をつける側】になるための変化のコツを、そして最後に小6までに学力上位層に入るために親子で意識すべき具体策をお伝えしていきます。

【まだ小学生だから大丈夫】ではなく、【小学生の今こそが勝負】。

その視点で、学力上位を保つ家庭の関わり方を見ていきましょう。

 

なぜ差がつく?【それなりにできる子】が伸び悩む3つの理由

まず、小学校では【成績が良い】【よくできる】と言われているのに、なぜか中学年〜高学年になると成績が伸びなくなる子がいます。

テストでは85点以上を安定して取れていて、宿題もちゃんと出している。

それなのに、少しずつ周囲に追い抜かれ、小6の頃には【あの子は頭がいい】と言われるグループから外れてしまう 。

これは珍しい話ではありません。

問題なのは、本人も親もその変化に気づきにくいという点です。

成績が【悪い】わけではないので、見過ごされやすく、危機感が生まれません。

でも実際には、上位層との間に確かな差が生まれ始めているのです。

 

この差は、生まれつきの才能や勉強時間だけでは説明できない難しさがあります。

大きな原因は、勉強との向き合い方の違いにあります。

とくに【それなりにできてしまう子】は、意外にも伸びしろを止めてしまう行動を無意識にとっているケースが多いのです。

 

ここでは、そうした子たちが小6になるまでに差をつけられてしまう3つの共通点を取り上げます。

該当する部分があれば、そこを変えていくことで、まだまだ伸びるチャンスはあります。

 

特徴①自分の頑張りで満足してしまう

多くの子が【これだけやったから大丈夫】と、自分の感覚だけでがんばりを判断しています。

たとえば、1日30分勉強した、宿題はきちんとやった、だから合格、というように、【こなした事実】だけで満足してしまうのです。

確かに努力していないわけではありませんが、上位層の子たちはさらに多くのことを、より高い基準でこなしています。

差がつく子は、その基準の違いに気づいていません。

結果、自分では頑張っているつもりでも、客観的には足りていない状態が続きます。

 

しかも、自分のやり方を疑わず、【なぜ点が伸びないのか】と考えることをしないため、同じ努力を繰り返してしまいます。

努力をしても成績が伸びない子の多くが、まさにこの状態に陥っています。

本当に必要なのは、【もっとできることがある】と視野を広げることです。

がんばっている自分を認めながらも、今より一歩上の学習に挑戦できるかどうかが、学力差を乗り越える最初の一歩です。

 

特徴②ミスや弱点を見直さず放置してしまう

テストで間違えた問題をそのままにしてしまう子は、どんなに頭が良くてもいずれ伸び悩みます。

【ケアレスミスだった】【たまたま分からなかった】と済ませてしまえば、それは何の成長にもつながりません。

ミスをどう扱うかが、実は学力を大きく分けるポイントなのです。

差がついていく子たちは、ミスや苦手を【改善のチャンス】ととらえます。

なぜ間違えたのか、次にどうすれば防げるのかを考え、似た問題で解き直す習慣ができています。

一方、ミスを放置する子は、同じところで何度もつまずき、知識の穴がどんどん広がっていきます。

 

【わかっているつもり】が積み重なると、高学年になってから大きなつまずきになります。

積み上げ型の教科では、この放置グセが致命的です。

気がついた時には復習しないといけない単元が山のようにあるという現実に直面することもあります。

間違えたときこそ、学力を高めるチャンス。

その意識がないまま学年が進むと、じわじわと差が開いてしまうのです。

 

特徴③努力が短期決戦型で続かない

【テスト前だけ必死に頑張る】【苦手な単元だけ一時的に集中する】

こうした短期集中型の努力では、学力は一時的に上がってもすぐに元に戻ってしまいます。

成績上位を維持するには、継続的な努力の習慣が欠かせません。

学力の差がついてしまう子は、目先の課題にだけ集中し、それが終わると勉強をやめてしまう傾向があります。

つまり【必要だからやる】【親に言われたからやる】という発想であり、【自分の力を伸ばすために学ぶ】という視点がありません。

そのため、学習が習慣として根づかず、内容が定着しないのです。

逆に、上位層にいる子は、特別な時期でなくても日々コツコツと取り組んでいます。

それが後々、大きな積み重ねとして差になって現れてきます。

 

努力をイベント化せず、当たり前の習慣にできるかどうか。

それが、小6以降も学力上位でいられるかを左右する、大きなポイントなのです。

 

差をつける子に変身するための3つのコツ

さて、今は【それなりにできる】状態でも、これからの意識と行動次第で、学力上位層に入ることは十分に可能です。

特別な才能や難しい教材が必要なわけではありません。

必要なのは、自分を変えようとする気持ちと、そのきっかけになる考え方です。

多くの子が成績の伸び悩みを経験しますが、そこから上にいくか、そこで止まってしまうかの分かれ道は、【気づき】と【姿勢】にあります。

勉強が得意な子たちは、最初から全部できたわけではありません。

むしろ、途中で何度も壁にぶつかりながらも、そのたびに自分をアップデートしてきたのです。

 

ここでは、【差をつける子】へと変わるための3つの考え方と行動のコツをご紹介します。

どれも難しいことではありませんが、ひとつでも実行できれば、子どもの意識は確実に変わります。

そしてその意識の変化が、勉強への姿勢や成果にもつながっていくのです。

 

小学生のうちにこの【変われる力】を持つことは、中学・高校と進学してからも大きな財産になります。

未来の伸びしろを広げるための3つのコツを見ていきましょう。

 

コツ①上には上がいることを知る

【今の成績で満足している】【クラスでトップだからこれでいい】

そう思っているうちは、残念ながらそれ以上の伸びは見込めません。

上を目指す第一歩は、【自分よりもっとできる人がいる】と知ることです。

この現実を知る力は、学力を伸ばすうえで非常に重要です。

たとえば模試や外部テスト、オンライン教材などで、全国のライバルを意識することで、自分の位置が見えるようになります。

すると、【もっとがんばらなきゃ】【自分のレベルを上げたい】と自然に思えるようになります。

 

成績が伸び悩む子の多くは、視野がとても狭く、自分の学年や学校の中だけで満足してしまっています。

しかし、上には上がいるという事実を知れば、もっと上を目指すモチベーションが生まれます。

【上を知ること】は、自信を失うことではなく、成長の種です。全国レベルを意識することで、今の自分に足りないものがはっきり見え、次のアクションが明確になります。

 

コツ②素直にアドバイスを聞き入れる

勉強が伸びる子に共通するのが、【素直さ】です。

親や先生、塾の講師などからのアドバイスを、そのまま受け入れる力があります。

逆に、伸び悩む子の多くは、【でも】【わかってるけど】と言い訳をして、自分のやり方に固執してしまいがちです。

もちろん、すべてを鵜呑みにする必要はありませんが、まずは聞いて試してみる姿勢が大切です。

アドバイスは、自分では気づけない弱点や改善点を教えてくれる貴重なヒント。

そこに耳を傾けるだけで、学習の質が大きく変わるのです。

また、素直に聞ける子は、物事の吸収が早く、行動に移すスピードも速い傾向があります。

これは成績に直結する大きな強みです。

 

親としても、子どもがアドバイスに耳を傾けやすいような言い方やタイミングを工夫してあげることが効果的です。

【どうせ聞かない】とあきらめず、言葉を選びながら伝えていくことで、少しずつ子どもの姿勢は変わっていきます。

 

コツ③勉強を自分ごととして考えられるようになる

【親に言われたから】【塾の先生に怒られるから】といった理由で勉強をしているうちは、なかなか成績は伸びません。

本当に伸びる子は、勉強を【自分の未来とつながっているもの】として捉えています。

つまり、勉強を自分ごととして考えられているのです。

この感覚を持てるようになると、行動が大きく変わります。たとえば、わからないところを自分から質問したり、苦手な単元を克服しようとしたり、必要な勉強を自発的に選ぶようになります。

外から言われなくても、自分の課題に向き合う力が育っていくのです。

 

最初は難しいかもしれませんが、【なぜ勉強するのか】【どうなりたいのか】を一緒に考える時間をつくることが大切です。

将来の夢や憧れの職業を話題にするのもよいでしょう。

小学生なりの動機づけができると、学習へのモチベーションは自然と高まります。

勉強が【やらされるもの】から【自分の成長のためのもの】へと変わったとき、子どもの可能性は一気に広がります。

 

小6までに学力上位層に入るための3つの対策

ところで、小学校6年生になると、学力の差が目に見えて広がってきます。

これまで似たような成績だった子同士でも、少しずつ明確な差がつき始め、【この子はできる】【あの子は少し遅れている】と、周囲からの評価も変わってきます。

そして、その差は中学生以降になると、さらに大きく、埋めがたいものになっていくのです。

この時期に学力上位にとどまるためには、【学校だけでは足りない】という現実を認識し、家庭での対策を徹底することが重要です。

学校任せ、宿題任せの学習では、上位層に食い込むのは難しいのが実情です。

むしろ、自分のペースで苦手を克服したり、先を見据えた学びを積み重ねたりできる家庭環境が、ここからの伸びを左右します。

 

ここでは、小6のうちにしっかりと学力の土台を築き、上位層に入るために実践したい3つの対策を紹介します。

どれも日常的に取り組めることばかりですが、これを【当たり前】にできるかどうかが、将来の大きな差を生むことになります。

短期的な成果より、長期的な視点での家庭の支援がカギとなるのです。

 

対策①学校の学習に加え、プラスアルファを当然にする

【学校で習っていないからやらなくていい】【宿題は終わったから今日は勉強しなくていい】

そう考えている限り、学力は伸び悩みます。

上位層にいる子どもたちは、学校の学習を最低ラインとして捉え、その上に自分で学ぶ力を積み重ねています。

つまり、【プラスアルファの学習】を日常的に行っているのです。

 

無理をして難しい教材に手を出す必要はありません。

市販のドリルや応用問題、予習的な学習など、学校の内容を補強・発展させる学びを習慣化するだけで十分です。

大切なのは、【学校でやっていないからやらない】ではなく、【学校でやらないからこそ、自分で補う】という意識を持つこと。

この感覚を小学生のうちに身につけておくと、中学・高校での自学自習力が格段に上がります。

家庭でのプラスアルファが、子どもを一段高い学力ステージへ導くカギになるのです。

 

対策②粘り強さ=忍耐力を育てる

学力を伸ばすうえで欠かせないのが、【わからない】ときに粘れる力、つまり忍耐力です。

難しい問題に直面したとき、すぐにあきらめたり、【無理】と言って投げ出したりする子は、思考力も定着力も育ちません。

逆に、苦戦しながらも考え続ける子は、時間がかかっても着実に力をつけていきます。

この粘り強さは、単なる性格の問題ではなく、日々の学習を通して鍛えることができます。

わからない問題に出会ったとき、【すぐに答えを見ない】【5分だけでも考え続けてみる】といった小さな習慣が、やがて大きな差になります。

 

親の関わり方も重要です。

すぐに答えを教えるのではなく、【もう少し自分で考えてみよう】と促したり、【時間をかけて取り組んだこと】を認めたりする声かけが、子どもの思考の持久力を育てます。

勉強は、わかることだけをやっていても伸びません。

困難に向き合い、乗り越える経験の積み重ねが、真の学力につながるのです。

 

対策③苦手や【わからない】を絶対に放置しない

苦手な単元や、意味がわからないまま進んだ箇所を放置してしまう。

これが積み重なると、学年が上がったときに大きな壁になります。

とくに算数や理科など、前の内容を土台に次の単元が組み立てられる教科では、知識の穴が後から大きく響いてきます。

子どもは【もういいや】【あとでやる】と放置しがちですが、実は小学生のうちこそ、理解が浅い部分を丁寧に戻って確認することができる貴重な時期です。

中学生になると、授業スピードが速くなり、復習の時間はますます取れなくなります。

 

そのため、わからないところを見つけたときは、その日のうちにできるだけ対処するのがベストです。

家庭学習では、【間違えた問題の見直し】【関連する基本問題の反復】など、弱点を放置せず潰していくことが大切です。

また、親が【できなかったこと】に対して責めるのではなく、【わからないところが見つかってよかったね】と声をかけてあげることで、子どもは安心して学び直しに向き合えるようになります。

                                                

上位層でい続けるには【学ぶ姿勢】の差がカギ

小学校6年生までに学力上位層でいられるかどうかは、能力の差よりも、学びへの【向き合い方】の差にかかっています。

一見よくできているように見える子でも、本人の意識や習慣にほころびがあれば、気づかないうちにジワジワと周囲との差が開いていきます。

一方、目立たなかった子がある日突然伸びることも珍しくありません。

それは、【素直に学ぶ】【上を見て努力する】【自分の勉強として捉える】などの姿勢が整ってきた証拠です。

小学生のうちは、まだ学力の土台作りの段階。今どれだけできるかよりも、今どんな意識で学んでいるかが、将来の成績に直結します。

 

家庭でできる支援も、特別なことは必要ありません。

プラスアルファの学習を習慣化し、粘り強さを育て、わからないことを放置しない。

この3つを意識するだけで、子どもの学びの質は大きく変わってきます。

【まだ小学生だから】と油断せず、今の時期こそしっかりとした学習姿勢を育てることで、中学・高校、その先へと続く本当の学力の差を乗り越えていけます。

 

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