親世代とは別物!激変する中学英語に適応する家庭学習3ステップ | 元塾講師 透明教育ママ見参!!

親世代とは別物!激変する中学英語に適応する家庭学習3ステップ

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今回は【親世代とは別物!激変する中学英語に適応する家庭学習3ステップ】と題し、お話をしていきます。

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【私の頃は、アルファベットの練習、簡単な英単語、そしてbe動詞と一般動詞の区別から始まったのに…】と驚く方もいることでしょう。

そう、今の中学英語は、親世代の常識から大きく変化しています。

小学校で5年生から英語が教科化され、中学入学時点で【すでに小学校で2年間英語を勉強してきた】【英単語600語以上を学んでいる】が前提になり、いきなり昔の中学1年生の2学期レベルの勉強からスタートすることも珍しくありません。

 

しかも、指導要領の改訂により、求められる英語力は【読む・書く】だけでなく、【聞く・話す】も含めた4技能重視となりました。

つまり、丸暗記や文法だけでは対応しきれず、実用的な英語運用力が求められているのです。

 

では、この【激変した中学英語】に、子どもたちはどう備えればいいのでしょうか。

学校任せにしていては間に合わないと感じる保護者も多いのではないでしょうか。

だからこそ今、小学生のうちから【家庭でできる英語力の地盤づくり】が大切になります。

 

そこで今回は、英語の授業についていけなくなる子が増えている現状を踏まえ、親が家庭でできる3つのステップに分けて詳しく解説します。

親世代とはまったく違う今の英語に適応するための準備を今日から始めていきましょう。

 

軽く英語耳を育てる3つの工夫

まず、小学生の英語教育において、最も大切なことは【英語の音に慣れること】です。

単語をスペルで書けるようになることや、文法を正しく理解することはもちろん大切ですが、それらは英語の音に十分親しんだ後でも対策は可能です。

英語に対する苦手意識を持たず、自然に身につけていくには、まず【聞いて意味をなんとなく感じ取れる】【真似して口にできる】といった力が必要になります。

 

これは、日本語の習得と同じプロセスです。

赤ちゃんが日本語を学ぶとき、最初にたくさんの言葉を聞き、それを何度も真似して口に出し、少しずつ意味を理解して話すようになっていきます。

英語もまったく同じで、まずは音に触れ、その音を自分の中に取り込んでいくことが、のちの語彙力・文法力の吸収をスムーズにしてくれます。

小学生のうちに英語の音に慣れておくことで、中学に入ってからの英語の授業が格段に楽になります。

リスニングに強くなり、発音に自信が持てるようになると、英語そのものに対する心理的なハードルがぐっと下がります。

 

ここでは、そうした【英語耳】を育てるために、家庭で実践できる3つの具体的な工夫をご紹介します。

親が英語に自信がなくても大丈夫です。

大切なのは、英語を特別なものにしすぎず、生活の中に自然に取り入れていくことです。

 

①英語の絵本や歌で日常に英語を置いておく

英語力の土台を育てるには、【毎日の生活の中に英語を自然に存在させる】ことが最も効果的です。

特別な時間を設けて学ぶというより、日常のあちこちに英語の存在をちょっとずつ紛れ込ませていく感覚が理想です。

たとえば、朝の支度の時に英語の童謡などを流したり、車での移動中に英語の音楽をかけたり、夜寝る前に英語絵本を一緒に読むだけでも立派な英語の時間になります。

 

大切なポイントは、【意味を完全に理解できていなくても問題ない】と割り切ることです。

子どもにとっては、英語の音に触れ続けること自体が、脳にとって大きな刺激です。

日本語と同じように音を聞き取り、言葉を発するようになるように、英語も音から自然に入り込んでくる環境が不可欠です。

 

また、親の英語力に不安がある場合でも、臆する必要はありません。

一緒に楽しむという姿勢が、子どもにとっては安心感や好奇心につながります。

【英語は苦手】【発音が不安】といった親のネガティブな態度よりも、【一緒に楽しもう!】という前向きさが、子どもの吸収力を大きく伸ばすのです。

毎日のちょっとした工夫で、子どもは驚くほどスムーズに英語に親しんでいきます。

 

②フォニックスで【音と文字】をつなげる

小学生のうちに英語の【音】に慣れてきたら、次に意識したいのが文字とのつながりです。

そこで有効なのが、【フォニックス】と呼ばれる学習法です。

フォニックスとは、アルファベット1文字1文字が持つ音と、その組み合わせによってできる単語の発音ルールを学ぶ方法です

。たとえば、aは【ア】、【t】は【トゥ】といったように、音のルールを学ぶことで、読める・書ける英単語が自然と増えていきます。

 

フォニックスを通して文字と音を結びつける経験をしておくと、中学で習う単語も【見れば読める】【音を聞けばスペルが想像できる】といった力が身につきます。

これはリスニングやスピーキングにも直結する非常に大きな武器になります。

単語を丸暗記するだけの学習では得られない仕組みの理解が、語彙力の基盤を作ってくれます。

 

最近では、無料で使えるフォニックス教材も充実しています。

YouTubeのチャンネルや英語学習アプリ、カードゲームなどもあり、親子で楽しく取り組めるものが増えています。

最初は【これは何の音?】という簡単なクイズから始めてもOK。

英語が読めるようになる楽しさを一緒に体感することで、子どもの学習意欲も自然と高まります。

 

③英語を【真似する】時間をつくる

英語力を効果的に伸ばすうえで、特に小学生にとって大切なのは【真似すること】です。

子どもは、親や先生、大好きなキャラクターなどを驚くほど自然に模倣します。

英語に関しても同じで、ネイティブの話す英語や英語アニメのセリフを、そっくりそのまま真似ることが、実際のスピーキング力に直結していきます。

 

たとえば、英語アニメを見ながら【Hello!】や【What’s this?】といった簡単なセリフをそのままリピートさせてみる。

繰り返すことで、英語特有のイントネーションやリズム、語順の感覚が体に染み込んでいきます。

この【聞く→口に出す】という流れを日常的に行うことで、文法の知識がなくても自然と正しい言い回しができるようになっていくのです。

 

親子で真似遊びをする際は、恥ずかしがらずに親も積極的に英語を話してみてください。

【完璧に言えなくてもいい】【おかしな発音でも大丈夫】という雰囲気があると、子どももリラックスして声に出すことができます。

繰り返し声に出すうちに、英語の音とリズムに慣れ、やがて中学でのスピーキングやリスニングにスムーズに対応できる力が身についていきます。

 

【読む・書く】の土台をつくる3つの習慣

さて、ひと昔前まで、小学生の英語といえば【アルファベットが書ける】【簡単な単語を知っている】程度で十分とされていました。

しかし今の中学生が直面する英語のレベルは、親世代とはまったく違います。

中学入学時点で600〜700語程度の語彙をすでに扱い、基本的な文の構造や表現がわかっている、ということが前提になっています。

つまり、親の中学1年生の時の英語のスタートラインと比べるとかなりハードルが高くなっているわけです。

我が家の子ども①②の中学校での英語の授業の話を聞いていても、スピーチや英作文に取り組む場面も増え、単なる暗記では対応できません。

 

つまり、【読む力】【書く力】は中学の英語学習のスタートラインであり、後回しにできない基礎力です。

小学校で英語が教科化された現在、子どもたちはすでに読み書きに触れる機会を持っていますが、その一方で、【意味が分からないまま書いている】【形だけ真似している】ケースも少なくありません。

 

そのため、家庭では習慣としての読み書きを意識的にサポートしてあげることが重要です。

ポイントは、難しいことを教えるのではなく、【短くて簡単でも、英語に毎日触れる】ことです。

習慣化することで、無理なく自然に語順や表現を体得できるようになります。

 

ここでは、親子で気軽に取り組める【読む・書く】の家庭習慣を3つご紹介します。

英語が得意でなくても実践できる方法ばかりですので、ぜひ今日から取り入れてみてください。

 

①1日1文でもOK!短い英文を読む・なぞる習慣

中学で英語をしっかりと理解し使いこなすためには、【英語の語順】や【文の形】に自然と慣れておく必要があります。

その準備として効果的なのが、短い英文を読む・なぞる習慣です。

これは、文法の説明を受けたり、単語を暗記するのではなく、実際の英文を見て、目で追い、声に出し、必要なら書き写すという繰り返しの中で、英語のリズムや構造を体に染み込ませていく方法です。

 

使う英文は難しいものでなくてかまいません。

【I like apples.】や【She is my friend.】といった、シンプルな文を毎日1文だけ声に出して読むだけでもOKです。

時間がある日はその文をノートに書き写したり、暗唱してみたりしてもよいでしょう。

大切なのは、意味をしっかり理解しながら繰り返し英文に触れること。

これにより、文の形を【考えなくても分かる】感覚でつかめるようになっていきます。

 

また、教科書レベルの英文や市販の英語絵本から日常的な表現を選ぶと、中学英語の基礎力に直結します。

あいさつ文・自己紹介・天気や好き嫌いなど、テーマごとに読み進めるのもおすすめです。

 

毎日コツコツ続けることで、英文のルールを自然と理解できるようになり、中学の授業でも【英語が読める】という自信につながります。

 

②フォニックスで読める単語を増やす

英語を【読める】ようになるためには、アルファベットの音とつづりの関係性を理解しておくことが欠かせません。

そこで注目されているのが、先ほども取り上げた【フォニックス】と呼ばれる学習法です。

フォニックスは、アルファベットそれぞれの音とつづりのルールを学ぶことで、知らない単語でもある程度読めるようになる力を育てます。

 

たとえば、【cat】という単語を読めるようになるためには、【c=ク】【a=ア】【t=トゥ】という音の知識が必要です。

これが自然と身についていれば、初めて見る単語でも【音を推測して読む】ことが可能になり、読解力が一気に伸びていきます。

 

逆にこの力がないと、【単語は暗記しないといけないもの】と思い込み、学習が苦痛になってしまいがちです。

読める単語が増えると、子どもは英語を読むことに抵抗がなくなり、【もっと知りたい】【もっと読んでみたい】と学習への好奇心が芽生えます。

これは中学英語への大きなアドバンテージとなります。

 

③書く力を育てる【英語日記】のすすめ

書く力を育てるためには、できるだけ【自分の言葉で英語を書く】という経験を積むことが重要です。

そこでおすすめなのが、【英語日記】です。

といっても難しく考える必要はなく、1日1文、たとえば【I am happy.】や【It was sunny today.】など、簡単な表現でかまいません。

大切なのは、自分の気持ちや出来事を英語で表してみるという経験を積むことです。

 

英語日記は、書くことに慣れるだけでなく、語彙や文法を自然に使いこなす練習にもなります。

最初は親がサポートしながら、【今日は何が楽しかった?】【どんな天気だった?】と日本語で質問し、それに対する答えを一緒に英語にして書いていく形でもよいでしょう。

間違いを指摘するより、【英語で書けたね】と成功体験を積ませることが継続のカギになります。

 

また、子どもが自分で日記を書くのが難しければ、英語での絵日記という形もおすすめです。

イラストを描きながら【This is my dog.】など、短い文を添えるだけでも十分なアウトプットになります。

 

このように、毎日ほんの数分でも【英語で書く】時間を持つことで、子どもは中学での英作文や英語の表現課題にもスムーズに対応できるようになります。

書く力は後回しにしがちですが、小学生のうちから少しずつ始めることで、大きな差が生まれます。

 

自信アップ! 中1英文法の先取り3ステップ

ところで、小学生のうちから英語に触れている子でも、中学に入ると突然【英文法の壁】にぶつかるケースは少なくありません。

なぜなら、中学英語では一気にルールが導入され、意味の理解よりも正確さが求められるからです。

【be動詞と一般動詞の違いって何?】【なぜ主語が三単現だと -s をつけるの?】といった基本的な疑問に答えられず、英語が苦手科目になってしまう子もいます。

 

そのため、小学生のうちに英文法の基礎になんとなくでも触れておくことは、中学英語への移行を非常にスムーズにしてくれます。

とくに中学1年生で習う英文法——be動詞・一般動詞・疑問文・否定文・三人称単数現在・代名詞などは、英語の土台になる知識です。

この部分を、正式な文法用語を覚えるというよりは、【言葉のしくみ】として楽しく理解しておくことがポイントです。

 

文法の知識があれば、英語の音や言い回しだけでなく、意味の構造が見えるようになります。

これは、読む・書く・話すすべての力を伸ばす基盤となります。

 

ここでは、小学生が無理なく、中学1年レベルの英文法を先取りできる3つの家庭学習法をご紹介します。

親子で自然に取り組める方法ばかりですので、英語をより深く、意味をもって学ぶきっかけにしていきましょう。

 

①【主語+動詞】の基本語順を絵と一緒に理解する

英文法の出発点は【語順のルール】を理解することにあります。

中学1年生で最初に学ぶのが、【主語+動詞+(目的語)】という英語の基本語順です。

日本語では【私はリンゴを食べます】と言いますが、英語では【I eat an apple.】と、主語のあとにすぐ動詞が続きます。

この語順に自然に慣れておくことが、英文法を学ぶ上でとても重要なのです。

 

小学生にこの語順を教える際には、文法用語ではなく【絵】や【カード】を活用するのがおすすめです。

たとえば、人物カード(I / He / Sheなど)と動作カード(eat / play / likeなど)、物のカード(apple / soccer / musicなど)を使って、【I play soccer.】【She likes music.】と並べ替え遊びをすることで、英語の語順を視覚的に理解できます。

さらに、その文を声に出して読んでみると、耳と口でも英語のリズムを体感できます。

 

このように、主語+動詞の語順を絵と言葉で感覚的に身につけておくことで、中学に入ってからの文法学習が【なるほど、見たことあるぞ】という安心感につながります。

英語は語順のルールがしっかりしている言語ですから、ここを小学生のうちに楽しく押さえておくことで、今後の学習の土台が強くなります。

 

②be動詞・一般動詞を意味の違いで使い分ける練習

中1英語で多くの子がつまずくポイントのひとつが、【be動詞】と【一般動詞】の違いです。

どちらも日本語では【〜です】【〜します】と訳されるため、子どもにとっては区別しづらく混乱しがちです。

しかしこの2つは役割が全く異なります。

be動詞(am / is / are)は【状態】や【存在】を表し、一般動詞(play / eat / like など)は【動作】を表すという違いを、小学生のうちに感覚的に知っておくと、中学での理解が格段にスムーズになります。

 

家庭学習では、【I am a student.】と【I play soccer.】のように、be動詞の文と一般動詞の文を並べて見せ、何を表しているかを子どもと一緒に確認しましょう。

【am=〜である、いる】【play=〜する】といった違いを、無理に暗記させるのではなく、意味の違いとして体験させるのがコツです。

 

また、身近なものを題材にして、【This is a cat.】【The cat sleeps.】のように主語が同じでもbe動詞と一般動詞で文がどう変わるかを比べるのも効果的です。

絵カードやぬいぐるみを使って遊び感覚で取り組めば、楽しく理解が深まります。

 

英文法の違いを日常の中で自然に体験しておくことで、中学での文法用語やルールも【実感】として理解できるようになります。

 

③【疑問文・否定文】を会話で体験する

英語の学習で意外とつまずきやすいのが、【疑問文】と【否定文】です。

中学1年では、【Do you like〜?】【I don’t like〜.】のような形を習いますが、日本語にはない語順や助動詞の登場によって混乱する子も多く見られます。

そのため、小学生のうちに日常会話の中でこうした文に耳から慣れておくことが効果的です。

 

たとえば、おやつの時間に【Do you want some juice?】【No, I don’t.】というように、簡単な疑問文と答えを親子で交わすだけでも、子どもは自然と英文の形を吸収していきます。

また、ゲーム感覚で【Yes or No クイズ】を取り入れ、【Do you like dogs?】などの質問に答える遊びもおすすめです。

さらに、否定文の導入には【I don’t like〜.】の表現を使い、【I like apples. But I don’t like bananas.】のように、肯定と否定をセットで練習すると、違いがわかりやすくなります。

会話の中で実際に【使う】経験を重ねることで、ただルールを暗記するのではなく、【こういうときはこの形になるんだ】という実感が育ちます。

 

疑問文や否定文も特別な文法ルールとして教えるのではなく、会話の流れの中で何度も出会い、繰り返すことで自然に定着していきます。

これが、中学でのスムーズな文法理解につながる大きな力となるのです。

 

英語が【壁】にならないために、家庭でできること

今の中学英語は、親世代とはまったく異なる実用英語の世界になっています。

単語の量、文法の深さ、スピーキングやリスニングの比重…。

そうした環境に対応していくには、小学生のうちからの準備がとても重要です。

けれど、その準備は決して【難しいことを先取りする】ことではありません。

今回紹介したように、まずは英語の音に慣れる → 読んだり書いたりして使ってみる → 実際に話して楽しむ、という流れの中で、英語に触れることを特別なことにしない家庭環境をつくることがポイントです。

 

英語を机の上の科目にせず、子どもの日常に自然と溶け込ませていく。

そうすることで、子どもは中学の英語にもスムーズに適応し、【英語はわかる・できる・好き】と感じながら学びを続けることができるようになります。

英語を苦手科目ではなく、自分の言葉のひとつにしていくために。

今日からできる、小さな家庭習慣を、ぜひ始めてみてください。

 

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