【一教科だけ得意】では通用しない!偏差値65超えに必要なオールマイティ学力の育て方 | 元塾講師 透明教育ママ見参!!

【一教科だけ得意】では通用しない!偏差値65超えに必要なオールマイティ学力の育て方

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今回は【【一教科だけ得意】では通用しない!偏差値65超えに必要なオールマイティ学力の育て方】と題し、お話をしていきます。

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【うちの子は算数だけは得意なんです】【国語は好きだけど、理科と社会がちょっと…】

こういった話はよく耳にします。

 

もちろん、一教科に強みがあるのは素晴らしいことです。

しかし、偏差値65以上の進学校を目指すとなると、ちょっとそれだけでは不十分です。

なぜなら、難関高校入試では、全教科で安定した得点が求められるからです。

 

たとえば数学で90点を取っても、社会で50点を取れば平均点は大きく下がります。

入試本番で自分の得意科目が例年よりも易しめだと、自分の強みを活かすことができず、勝負は苦手科目となるというケースもあります。

ですから、進学校を目指すのであれば【オールマイティ型】の学力こそが合格のカギになります。

私も塾で色々なタイプの子ども達と接してきましたが、教科による出来不出来というのはかなりあったりしましたし、そのことが原因で志望校を変更する子もいました。

逆に、成績の良い子は苦手と感じる教科があっても、点数差というものを極限まで狭められる力量がありました。

高校入試ではボーダーライン上にいる場合には内申点や教科ごとの点数を比較して最終決断が下されるとよく言われますが、基本的には合計点で合否が決まります。

ですから、どの教科もまんべんなく出来る状態に仕上げるというのが理想的ではあります。

 

また、得意教科がある一方で苦手教科を放置してしまうと、学習への自信を失ったり、受験期に足を引っ張るリスクがあります。

今の時点でバランスが取れていない子ほど、【今から】が勝負です。

 

そこで今回は、3つの視点から、全教科に対応できるオールマイティな学力の育て方について解説していきます。

 

バランスよく伸びる子の共通点とは

まず、子どもの学力が一部の教科に偏っている場合、成績の伸びが途中で止まりやすくなることがあります。

好きな教科だけに力を入れてしまい、苦手な分野は避ける。

そんな学び方では、学年が上がるにつれて、授業やテストでの対応力が足りなくなり、結果として成績全体が頭打ちになるケースも少なくありません。

一方で、どの教科でも安定した成績を出し続ける【オールマイティ型の子】は、学び方そのものに軸があります。

特定の分野だけを追い求めるのではなく、すべての教科において一定の集中力・関心を持ち、苦手な単元に対しても【わからないなりに向き合う姿勢】があるのが特徴です。

 

実際、偏差値65以上の進学校が求めるのは、いわゆる一芸に秀でた子ではなく、【どの科目にも対応できる総合的な学力】を持つ子どもです。

そのためには、知識を受け取るだけでなく、思考力・読解力・分析力といった、すべての教科に通じる【基礎スキル】が求められます。

 

ここでは、そんなオールマイティ型の子どもたちに共通する特徴を3つ取り上げ、どのようにすればバランスの取れた学力を育てられるのかをご紹介していきます。

 

特徴①【言葉の力】がすべての教科を支えている

成績がバランスよく伸びる子どもに共通しているのは、【言葉の力】が強いという点です。

読解力や語彙力がある子は、国語に限らず、算数の文章題や理科のレポート、社会の資料読み取り、英語の読解問題などでもスムーズに理解できる傾向があります。

実は、すべての教科で読む力が求められているのです。

 

小学生のうちにしっかりと読書習慣を身につけ、活字に親しんでいる子は、知らず知らずのうちに語彙や表現のストックが増え、教科書や問題文を理解するスピードや精度が高くなります。

その結果、学習効率が格段に上がり、テストでも安定した結果を出せるようになります。

 

家庭でできる最もシンプルで効果的なサポートは、【毎日10分でも読書を習慣にすること】。

親子で感想を語り合う時間があれば、さらに言葉の理解が深まり、全教科に効いてくる思考力の土台が育ちます。

 

特徴②【学び方】がわかっているから成果が出る

オールマイティ型の子どもたちは、【ただ勉強する】だけではなく、どうすれば学んだことが定着するかをよく理解しています。

たとえば、漢字をノートに何回も書くだけで終わりにせず、【覚えたかどうか】を自分で確認する。

計算問題も、ただ数をこなすのではなく、ミスした理由を考えて修正する。そんな振り返りの習慣が自然と身についているのです。

 

こうした学び方は、生まれつきの才能ではなく、親や先生の声かけによって身につくものです。

【間違えてもいい、でもその原因を見つけよう】という姿勢を育てることで、子どもは勉強の意味を理解し、効率的に知識を吸収できるようになります。

逆に、ただ漫然と課題をこなすだけでは、どれだけ時間をかけても成果につながりません。

自分で考えながら勉強できる子こそ、どの教科でも安定して力を発揮できるのです。

 

特徴③【苦手を放置しない姿勢】が学力を支える

オールマイティに力を発揮する子どもたちは、苦手な教科や単元にもしっかり向き合う姿勢を持っています。

不得意だからといって避けたり後回しにしたりせず、たとえ少しずつでも克服しようとする行動力があります。

これは、短期間ではなく、日々の勉強の中で育まれていく粘り強さとも言えるでしょう。

たとえば、算数が苦手な子が、【計算だけは正確にしよう】と目標を立てたり、理科の暗記が苦手な子が、イラストや図を使って少しずつ整理したり。

そうした小さな努力の積み重ねが、やがて大きな差となって表れてきます。

 

さらに、こうした子どもたちは、テストで失敗しても悲観せず、【どこを直せば次はうまくいくか】と前向きに考える力を持っています。

この自分は苦手でも乗り越えられるという感覚は、勉強へのやる気を支える最も重要なエネルギーになります。

 

親ができる、教科バランスを育てる3つの関わり方

さて、子どもがどの教科もバランスよくこなせる【オールマイティ型】に育つかどうかは、本人の努力だけでなく、親の関わり方が大きなカギを握っています。

成績が安定し、教科の得意・不得意の差が少ない子の多くは、家庭での学習環境が整っており、日々の学びを支える声かけや仕組みがしっかりしているのです。

 

もちろん、親が直接勉強を教える必要はありません。

むしろ、【勉強しなさい】と言わなくても、子どもが自然と机に向かえるような環境と信頼関係を築くことの方がはるかに重要です。

学習習慣が定着していない段階で厳しく管理しようとすると、かえって子どものやる気を削いでしまうこともあります。

 

また、小学校高学年になると子どもの自我が芽生え、反発や言い訳も出てきやすい時期です。

この時期こそ、親が【学力そのものよりも、学ぶ姿勢をどう育てるか】に意識を向ける必要があります。

ここでは、子どもがすべての教科に安定して取り組めるようになるために、家庭でできる3つの関わり方をご紹介します。

 

関わり方①【得意教科だけ褒める】のは逆効果

【算数だけは本当にすごいね!】というような褒め方をすると、子どもは【自分は算数だけ頑張ればいい】と思い込みやすくなります。

これでは、他の教科へのモチベーションが下がり、成績の偏りが広がる原因になります。

 

重要なのは、努力や変化に焦点を当てた声かけです。

【国語の語句の意味、前より覚えられてきたね】【理科の実験、しっかり観察できていたね】など、できるようになったプロセスに注目して伝えると、子どもは【頑張れば他の教科も伸びる】と実感できます。

 

このように、成果ではなく成長に目を向けた声かけを意識することで、子どもの中に【どの教科も自分で伸ばせる】という前向きな学習姿勢が育ちます。

得意・不得意の枠に縛られず、すべての教科に挑戦できる子になるには、日常の褒め方を見直すことが第一歩です。

 

関わり方②【家庭学習のリズム】が学力の土台を作る

どの教科もバランスよく伸ばすには、日々の家庭学習のリズムが整っていることが欠かせません。

偏差値65以上を目指す子どもたちは、必ずといっていいほど【継続的な学習習慣】を持っています。それを作る鍵は、特定教科に偏らない計画です。

たとえば、【月曜は国語、火曜は算数、水曜は理科…】のように、週単位でローテーションを組むことで、自然と全教科に触れる時間を確保できます。

これにより、得意な教科だけに偏ることなく、苦手教科にも継続して取り組めるようになります。

 

また、時間管理が苦手な子には、タイマーやチェックリストを取り入れて、【見える学習スケジュール】を作ってあげると効果的です。

家庭での学習の型が整えば、やがて子ども自身が自学自習の感覚を身につけ、どの教科でも安定した学力を育てていけるようになります。

 

関わり方③【ミスしても大丈夫】と思える家庭環境を

子どもが本当に勉強に集中できるのは、【間違えても叱られない】【わからなくても責められない】という心理的な安心感があるときです。

学力を伸ばすためには、安心してミスできる環境を家庭に整えることが何よりも大切です。

 

完璧さを求めすぎてしまうと、子どもはミスを恐れて新しいことに挑戦しなくなります。

そうではなく、【間違えたら、それが学ぶチャンス】と伝えることで、子どもは挑戦を恐れず、学習を前向きに捉えられるようになります。

 

特に、高学年から中学生にかけては、自分の失敗をどう受け止めるかが成績の伸びを大きく左右します。

親が【ミスしてもいい】というスタンスを持つことで、子どもは【勉強は完璧じゃなくてもやっていい】と感じ、のびのびと学べるようになります。

家庭の安心感こそ、オールマイティな学力を育てる最大の土台です。

 

【5教科別】家庭でできる学習サポートのポイント

ところで、子どもをどの教科でも安定して得点できるオールマイティ型に育てたいと考える方は多いでしょう。

しかし、ただ【全部まんべんなく頑張ろうね】と言うだけでは、なかなか成果にはつながりません。

実際には、教科ごとに求められる力やアプローチの仕方が大きく異なるため、それぞれの特徴を理解したうえでサポートすることがとても重要です。

たとえば、国語は語彙力や論理的な読み取りがベースになりますが、算数は計算力と図解力、理科や社会は暗記+思考力、英語は音やリズムへの慣れが重要です。

それらを【同じ方法】で学ぼうとすると、どこかで躓いてしまいます。

 

家庭学習では、すべての教科に完璧に時間をかける必要はありません。

大切なのは、それぞれの教科で何を伸ばすべきかを知り、そのための小さな工夫を積み重ねることです。

とくに高学年以降は、教科ごとのつまずきが中学に直結します。

ここからは、家庭でできる国語・算数・理科・社会・英語それぞれの教科のサポートポイントを具体的に紹介していきます。

 

①国語【読む量と話す時間】を生活に組み込む

国語力は、単なる勉強時間よりも日々の言語体験の質と量で差がつく教科です。

中学以降に求められる【正確に読み解く力】は、小学生のうちにどれだけ活字に触れ、内容を深く考えたかで大きく変わります。

読書を習慣化することはもちろん大切ですが、そこに【親子での会話】を加えると効果は何倍にもなります。

 

たとえば本を読んだあと、【どんな話だった?】【主人公の気持ちはどうだったと思う?】と問いかけるだけで、読解力と表現力の両方を育てることができます。

テレビのニュースやCMでも、【これはどういうこと?】と問いかける習慣を持つことで、文章以外の情報にも敏感になります。

 

国語は全教科の土台。

読んで考え、話す経験を増やすことが、将来の記述力や読解力の基盤になります。

 

②算数【考え方の言語化】がミスを減らす

高学年の算数では、計算の正確さに加えて論理的に考える力が求められます。

特に図形や文章題では、【なぜその式になるのか】【どんな順序で解けばいいのか】を説明できる子ほど、応用問題にも強くなります。つまり、【考え方を言葉にする練習】が、点数の安定につながるのです。

 

たとえば、文章題を解いた後に【どうしてこの式を選んだの?】と質問してみましょう。

子どもが自分の思考を振り返ることで、考えのズレやミスに気づけるようになります。

また、図を描かせながら説明させると、空間認識力や可視化の力も高まります。

 

算数は【解けた・解けなかった】だけで終わらせないことが大切。

自分の解き方を説明できる力が、成績の伸びを大きく左右します。

 

③理科【暗記】より【身近な経験】とつなげる

理科は【覚える科目】と思われがちですが、単なる暗記ではすぐに忘れてしまうのが現実です。

理科が得意になる子は、学んだ知識を日常生活と結びつけながら、実感を持って理解しています。

つまり、【体験】と【問いかけ】がポイントです。

 

たとえば天気の単元では、天気図だけでなく実際の空を観察しながら、【なぜ今日は曇っているのかな?】と考える時間を作ることで、知識の定着が深まります。

家庭内での料理や掃除、植物の世話なども、すべて理科につながる学びの場になります。

 

理科は【なぜ?】と問う力を養う教科。

親が一緒に考え、話し合うことで、知識が生きた学力へと育っていきます。

 

④社会【時事×地図】でつながりを理解させる

社会は、単語や年号の丸暗記だけでは太刀打ちできません。

重要なのは、出来事や地理的事実を自分ごととして理解すること。

そのために効果的なのが、【時事ニュース】と【地図帳】をセットで活用する学習方法です。

たとえば、ニュースで災害や国際的な出来事が取り上げられたときに、【この地域ってどこにあるんだろう?】と地図で確認してみましょう。

日本の都道府県や世界の国々が、単なる名称から【実在する場所】に変わることで、地理や歴史への関心も高まります。

 

また、歴史マンガや映像資料などを使って、時代背景に触れるのも効果的です。

学んだことを生活や社会と結びつける経験が、社会全体への理解力と記憶の定着を後押しします。

 

⑤英語【音と感覚】を先に育てることがカギ

小学生にとって英語は、文法や単語を覚える教科ではなく、耳と口で慣れる体験型の教科です。

最初から書いて覚えさせようとするよりも、まず【音】にたくさん触れさせることが、英語への抵抗感を減らす第一歩になります。

たとえば、英語の歌やアニメ、短い動画などを親子で聞く・見る習慣をつけると、発音やイントネーションが自然と身につきます。

また、簡単な英単語やフレーズを使って、日常の会話に取り入れてみるのもおすすめです。

 

さらに、英語に【書いて表す】経験も少しずつ加えていきましょう。

【I like apple.】のような短文で構いません。

大切なのは、【英語=身近なもの】として感じさせることです。

音から入って自分の言葉にできる環境が、英語力を着実に伸ばしていきます。

 

【どの教科もできる子】には理由がある

偏差値65以上の進学校に合格する子の多くは、【一教科だけ得意】なタイプではありません。

どの教科にも一定の対応力を持つ、学力のバランス感覚を備えた子どもたちです。

その土台には、読解力・思考力・勉強習慣など、【全教科に効く基礎力】がしっかり築かれています。

そして何より、親が学びのリズムを整え、子どもが安心して勉強できる環境を用意しているという共通点もあります。

 

オールマイティな学力は、一朝一夕で手に入るものではありません。

ですが、日々の家庭学習や親の関わり方を少し工夫するだけで、子どもは確実に変わっていきます。

【苦手がない子】ではなく、【苦手に立ち向かえる子】を育てる。

それが、将来どの教科でも通用する、真の学力を育てる第一歩です。

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