塾に行っても伸びない子 行かなくても伸びる子 | 元塾講師 透明教育ママ見参!!

塾に行っても伸びない子 行かなくても伸びる子

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今回は【塾に行っても伸びない子 行かなくても伸びる子】と題し、お話をしていきます。

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ありがとうございます。

 

【塾に通わせているのに、なぜか成績が伸びない】

【あの子は塾に行ってないのに、なぜかよくできる】

こうした声は、どちらも実際によく耳にします。

子どもの学力に差がつく理由を、【塾に行ってるかどうか】だけで説明するのは、もはや難しい時代です。

 

塾で働いていた人間からすると、正直、学力が伸びるかどうかを左右するのは、塾そのものではなく、学びに対する姿勢や日々の習慣、家庭でのサポート環境の部分が大きいと感じてしまいます。

塾はあくまで手段のひとつです。

ただし、その使い方次第で、結果は大きく変わります。

 

そこで今回は、【塾に行っても伸びない子】と【塾に行かなくても伸びる子】の間にある、意外な違いを3章構成で紐解いていきます。

塾に通わせているのに結果が出ずモヤモヤしている方も、これから塾を検討している方も、子どもの学び方を見直すきっかけとして、ぜひ最後までお聞きいただければと思っています。

 

伸びない子 vs 伸びる子の決定的な違いとは

まず、子どもが勉強で成果を出すかどうかは、単に【塾に通っているか】では決まりません。

もっと重要なのは、学ぶ姿勢と日々の習慣です。

実際、塾に毎日通っていても成績が伸びない子もいれば、塾なしでもトップ層に食い込んでいく子もいます。

その差は、本人の内面にある学びとの向き合い方に起因しているのです。

 

たとえば、伸びない子は【やらされる勉強】が習慣になっている傾向があります。

言われたことだけをこなし、自分から工夫したり振り返ったりすることが少ないです。

一方で、伸びる子は【どうすればもっと分かるか】【なぜ間違えたか】と自分自身に問いながら学びを深めています。

つまり、勉強するという行為を【自分のため】と自分事ととして捉えているのです。

 

また、伸びる子は間違いや分からないことを恥ずかしがりません。

むしろ、それを【理解のチャンス】と捉え、素直で質問したり再チャレンジしたりする姿勢があります。

このような主体性と素直さが、学力の伸びを大きく左右しているのです。

 

ここでは、そうした違いを具体的に示すために、【勉強への姿勢】【失敗への向き合い方】【時間の使い方】の3つの観点から、伸びる子・伸びない子の特徴を詳しく見ていきます。

 

①【言われたからやる】vs【自分からやる】

伸びない子どもは、勉強を【やらされているもの】と感じていることが多く、親や先生から【やりなさい】と言われてからようやく動き出す傾向があります。

こうした子は、勉強に対して受け身であり、課題を終わらせることが目的になってしまいがちです。

そのため、内容の理解が浅く、テストが終わればすぐに忘れてしまうことも少なくありません。

 

一方、伸びる子は【なんでこうなるんだろう?】【ちょっと調べてみたいな】と、自分から学びに向かう姿勢を持っています。

勉強を自分ごととして捉え、疑問を解消することに楽しさや達成感を感じているのです。

こうした主体的な学びは、結果的に理解度も定着率も高くなります。

 

親としては、【勉強しなさい】と命令するのではなく、【今日気になったことはあった?】などと声をかけ、子どもが自分で学ぶきっかけを作るサポートが重要です。

興味が生まれれば、行動も自然と前向きになります。

 

②【間違いを避ける】vs【間違いから学ぶ】

成績が伸び悩む子には、【間違える=悪いこと】という思い込みを強く持っているケースが多く見られます。

テストで悪い点を取ったり、先生から指摘されたりすることに対して強い羞恥心を感じ、わからない部分を隠したり、質問することをためらったりしてしまいます。

これでは、苦手な部分がそのまま放置され、どんどん取り残されていってしまうのです。

 

それに対して、伸びる子は【間違えることは悪いことではない】と自然に受け止めています。

間違いを次に理解を深めるチャンスと捉え、なぜミスをしたのかを考え、必要であれば質問し、自分で調べるなど能動的に対処します。

つまり、間違いを恐れるのではなく、学びの材料として扱っているのです。

 

親が【また間違えたの?】と責めるのではなく、【どこが難しかった?】【ここはどう思った?】と声をかけてあげることで、子どもも間違いに対する抵抗が減っていきます。

間違いは成長の入り口だという意識を親も持つようにしてください。

 

③【時間をこなす】vs【質を意識する】

塾に通っている子どもでも、【ちゃんと通ってるのに成績が上がらない】と感じることは多いものです。

その理由のひとつが、時間をかける=勉強したという誤解です。

伸びない子は、とりあえず机に向かって何時間か過ごすことで満足してしまい、内容の理解度や集中力が置き去りになっていることがあります。

 

一方で、伸びる子は【今日は何ができるようになったか】【どこを復習すべきか】と、勉強の質を意識しています。

たとえ1時間でも、目標を持って集中して取り組むことで、短時間でもしっかり成果を出すことができるのです。

また、わからない部分があればその場で解決しようとする姿勢も見られます。

 

親は、学習時間の長さを評価するよりも、【どこを頑張ったか】【どう感じたか】を聞くようにしましょう。

そうすることで、子どももこなす勉強から意味のある勉強へと意識が切り替わり、着実に学力へとつながっていきます。

 

【学び方】が子どもを変える 塾や家庭での工夫とは

さて、子どもの学力は、【どれだけ勉強したか】ではなく、【どう勉強したか】で決まります。

私は中学生になった時、あまりにも小学生時代にグータラでしたので、ガムシャラに問題を解いて授業で行われる英単語テストなどの小テストで結果が出てきても、定期テストで良い順位が出るまでには時間がかかりました。

今思うと、それは学習量と学習の質のバランスが悪かったからだと思います。

そして、そうした学び方が正しい道だと思い込んでしまった私は、高校進学後に大変苦労することになりました。

ですから、本当の意味での学力を鍛えていくには、毎日2時間机に向かっていても、内容が頭に入っていなければ意味はありません。

逆に、30分でも集中して一つ一つ課題に取り組み毎日理解しながら学習に取り組めば、大きな成果につながることもあります。

つまり、学びの質こそが、成績を左右する最大の要素なのです。

 

塾に通うこと自体は決して悪くありません。

適切なタイミングで知識を整理し、ペースを作ってくれるという点では非常に有効です。

しかし、それを受け身で受け取るだけでは力はつきません。

塾をただの授業の延長ととらえるのではなく、家でどう活用するかまでを含めて【学びの設計】をすることが重要です。

 

さらに、塾に通っていない場合でも、家庭内で学びの質を高める工夫をすれば、十分に成果を出すことは可能です。

どちらにしても鍵になるのは、勉強を自分の言葉で整理し、理解を深めていく習慣を持てるかどうかです。

 

ここでは、学習の【やり方】を変えるだけで成績がぐんと伸びた事例から、実際に多くの家庭が取り入れている3つの学習法をご紹介します。

塾あり・なしに関わらず、どのご家庭でもすぐに実践できるものばかりです。

 

①【今日の学びをその日のうちに振り返る】

学力が安定して伸びる子は、学んだ内容をその日のうちに一度振り返る習慣を持っています。

とくに、塾や学校で習ったことを帰宅後にノートにまとめ直したり、自分なりに口に出して説明してみたりすることで、理解が深まり、記憶にも残りやすくなります。

ポイントは、【今日、何を学んだか】を自分の言葉で再構築すること。インプットだけで終わらせず、アウトプットすることで学びが定着していくのです。

 

逆に、塾に行って満足してしまい、【今日も頑張った】と安心して何も復習せずに終わらせてしまうと、せっかくの学びが定着しにくくなります。

授業はきっかけにすぎません。本当の学びは、そのあとにどう向き合うかで決まります。

 

家庭でできるサポートとしては、【今日どんなことを習ったの?】【面白かった内容はあった?】と声をかけ、話す場をつくること。

復習を義務にせず、会話にすることで、子どもは自然と学んだことを整理する習慣が身につきます。

 

②【勉強は家族との共有体験】

勉強は、子どもが一人で抱えるものではありません。

学力が伸びる子ほど、日常的に勉強の話を家庭内で共有しています。

今日習ったことを夕食時に話す、一緒にプリントを見返す、親が問題を出してあげるなど、家族と学びを分かち合う時間が自然にあります。

教えることで自分の理解も整理されるため、実はこの共有のプロセスが非常に効果的なのです。

 

また、親子のコミュニケーションの中に勉強の話題があると、子どもは【勉強は特別なものではない】と感じやすくなります。

これは学習への心理的ハードルを下げ、自発的な取り組みにつながります。

 

一方で、家庭で勉強が話題に上らない場合、子どもは学びを自分だけの問題と捉えてしまいがちです。

結果的に孤立感や無力感が出てしまうこともあります。

学力は、知識の多さ以上に、日常の中でどれだけ関われているかで差がつくのです。

 

③【塾は受け身でなく活用する場】

塾に通っても成績が伸びない子の多くは、授業をただ受けるだけで終わらせてしまっています。

先生の話を聞いて、ノートを取って、そのまま帰宅。わからないことがあっても、そのままにしてしまう。

こうした受け身の姿勢では、せっかくの塾の環境を十分に活かしきれていません。

 

一方、成績が伸びる子は、塾を学びの資源として積極的に使っています。

授業中に分からなかったところを先生に質問したり、自習室で復習したり、他の生徒と問題を出し合ったりすることで、塾を自分の学び場として活用しているところがあります。

塾を【通う場所】ではなく、【自分の学びを深めるための場所】としてとらえている点が大きな違いです。

 

親は、【塾で何を習ったか】ではなく、【何を質問した?】【どこを復習した?】といった具体的なやりとりをすることで、子どもに活用する意識を持たせることができます。

 

【塾に通っても伸びない子】から脱却する3つの改善策

ところで、【ちゃんと塾に通わせてるのに…】【家でも勉強させてるのに…】と感じている方は、少なくないでしょう。

しかし、努力が報われないように見える背景には、親が気がつかない【少しのずれ】がある場合がほとんどです。

そのずれとは、学び方の方向性、声のかけ方、モチベーションへの関わり方など、目に見えにくいけれど結果に直結する部分です。

 

子どもが本当の意味で成績を伸ばすには、【塾に通っていること】や【家で机に向かっていること】だけでは足りません。

重要なのは、本人が自分で学ぶ力を身につけているかどうかです。

そしてこの力は、親の子どもとの向き合い方や家庭での小さな習慣を見直すことで、徐々に育てていくことができます。

 

ここでは、塾に通っているにも関わらず思うような成果が出ていない子どもが、【学びを自分のものにできる子】へと変わっていくために有効な、3つの具体的な改善策をご紹介します。

すぐに劇的な変化が起きるわけではありませんが、コツコツ続けることで確実に勉強の質が変わり、結果にもつながっていきます。

 

①【結果】でなく【過程】に目を向ける声かけを

子どもの学力を伸ばしたいと思うと、ついテストの点数や順位に目が向いてしまいます。

【なんでこんな点数なの?】【もっと頑張りなさい】と結果ばかりを追及すると、子どもは評価を恐れるようになり、わからないことを隠したり、本音を話さなくなってしまうこともあります。

 

大切なのは、点数そのものではなく、どうやって取り組んだかという過程に注目する姿勢です。

【今回のテストでどこが難しかった?】【どんな工夫をして解いたの?】といった声かけを通じて、子ども自身に気づきを促し、自分の学びを振り返る機会をつくることができます。

 

こうした対話が続くことで、子どもは間違いや失敗を恐れなくなり、挑戦する意欲を育てていくことができます。

結果はあくまで後からついてくるものです。

親が過程をしっかり見てあげることで、子どもは【頑張ること自体に意味がある】と実感し、学びへの主体性が育ちます。

 

②【完璧より、継続】を重視した習慣作り

【一日2時間勉強させたい】【毎回100点を取ってほしい】といった理想は誰しも抱きがちですが、現実的にそれをいきなり実現するのは難しいものです。

むしろ大切なのは、完璧さを求めるより、続けられる形を作ることです。

 

たとえば、1日たった10分でも【毎日机に向かう】という習慣がつけば、それがやがて30分、1時間と自然に延びていくこともあります。

短時間でも自分で学び始める習慣がつけば、子どもにとって勉強はやらされることではなく当たり前の日常になります。

 

親としては、【今日は短くてもよく頑張ったね】と、続けていること自体を認めてあげることが大切です。

継続によって積み上がる成功体験が、子どもの自信とやる気を育て、長期的な学力の土台となっていくのです。

 

③【比較】ではなく【個の成長】に焦点を

【○○くんはもっとできてるのに】【△△ちゃんは塾に行かずに成績がいいよ】

ついこんなふうに他の子と比べてしまう方はたくさんいます。

でも、これは子どものやる気を奪い、自信を下げてしまう大きな原因になります。

 

大切なのは、他人との比較ではなく子ども本人の成長に注目することです。

【前より字がきれいになったね】【前は計算で悩んでたけど、今は自分で解けてるね】など、小さな進歩を見つけてあげることが、子どもにとっては大きな励みになります。

 

誰かと比べられると、子どもは【劣っている】【親は自分が嫌い】と思い込みがちになりますが、自分の成長を認めてもらえると、【自分にもできる】という感覚が芽生えます。

それが学びに向かう力になっていくのです。

親が一番の応援者であるということを忘れず、そして親からの励ましが、子どもにとって何よりの力になります。

 

学び方を変えれば子どもは変わる

塾に通っているかどうかは、学力を伸ばすための手段にすぎません。

本当に差がつくのは、日々の勉強への向き合い方や、家庭での関わり方です。

 

伸びる子は、勉強を自分ごととして捉え、間違いから学び、時間ではなく質を意識しています。

そして、そうした姿勢は生まれつきではなく、家庭での声かけや習慣づけによって育てていくことができます。

 

今回ご紹介した、【結果ではなく過程に注目する声かけ】【小さくても継続できる習慣づくり】、そして

【他人と比べず昨日の自分との成長を見る目】を意識するだけでも、子どもは少しずつ学びに前向きになります。

 

【塾に行ってるのに…】と悩む前に、まずは親子の学びのスタンスを少しだけ見直してみませんか?

 小さな変化の積み重ねが、やがて子どもを大きく成長させてくれるはずです。

 

 

 

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