今回は【学区内上位層を目指す!小学生に必要な勉強法と心構え】と題し、お話をしていきます。
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ありがとうございます。
中学受験熱が高い大都市圏を除けば、大半の子どもたちは学区の小学校を卒業したら学区の中学に進学し、中学校3年間を過ごしていよいよ人生初の受験である高校受験に立ち向かいます。
受験は中3の冬に行われるので、小学生からすると都会の小学生の中学受験の話は別世界の話ですし、【自分たちはまだまだ好きなように過ごせる】と高校受験に関してのんびりと構えています。
たしかに、10歳の子どもに【高校受験に備えて今から動こう!】と声をかけても、ピンとこないでしょう。
前のめりになって積極的に動こうと同調する子は探してもいないと思います。
学区内で上位層に位置することは、子どもの将来にとって非常に大きな影響を与えます。
とくに、進学先の選択肢や学力の基盤作りにおいて、早期にしっかりとした学習習慣を身につけることが大切です。
学区内の上位層を目指すためには、小学校の段階から意識的に勉強に取り組む必要がありますが、重要なのは、ただの知識の詰め込みで終わらせるのではなく、思考力や学ぶ姿勢を育てることです。
学習指導要領が変わり、親世代の頃のような入試問題とはガラリと傾向が変わっていることも珍しくありません。
今の時代に合わせた学力を小学生の頃から身につけておかないと、いざ中学進学した後に定期テストを受けて【こんなはずじゃない】【同じくらいの学力だと思っていた友達の方がはるかに成績が良い】という問題に直面することもあります。
とにかく、学力差が激しくなっていることや、学び方が変化していることを理解して【まだまだ高校受験なんて遠い未来の話】とは思わず、動き出すようにしてください。
それが、子どもの選択肢を広げることにもつながります。
そこで今回は、小学校1年生から3年生の間に積み重ねておくべき基本的な学力の土台作りに焦点を当て、4年生以降に意識すべき学習方法をご紹介していきます。
また、学力向上に向けて親がどのようにサポートできるかについても触れ、子どもが効果的に学べる環境作りをサポートするにはどうすれば良いのかというヒントになれば、と思っています。
小学校1年生から3年生で身につけるべき学力の土台作り
まず、小学校1年生から3年生は、子どもの学力の基盤を作る非常に大切な時期です。
この期間にしっかりと学力の土台を築いておくことが、その後の学力の伸びに大きな影響を与えます。
とくに、この時期に取り組むべき最も重要なことは、当たり前のことですが【基礎力を固める】ことの一言に尽きます。
算数や国語の基礎をしっかりと理解することが、今後の学びをスムーズにし、さらに高度な内容を学ぶための大きな助けとなります。
それでは、学力の土台を作る3つのステップをご紹介していきます。
ステップ① 基礎的な学力を固める
小学校1年生から3年生の間に、特に重視すべき学力は算数と国語です。
算数では、数の概念や簡単な計算をしっかりと習得することが、高学年での分数や小数、割合などの理解につながります。
とくに、小学校低学年で数を正確に理解していないと、後々の学習で躓くことが多くなります。
一番最初の大きな躓きのタイミングは小学校3年生の桁数の増えた計算で訪れます。
やってくる困難を乗り越えるためにも、基本的な四則計算がしっかりできることが非常に重要です。
国語も同様に、早い段階で漢字や語彙力を増やし、文章の読解力を高めておくことが大切です。
これらは後の作文や読解問題に必要な力の土台となります。
子どもは、読書を通じて語彙を増やし、文章の構成を理解することで、自然と読解力を養うことができます。
また、国語の勉強は算数や他の科目と異なり、子どもが自分の考えを文章で表現する力を養うため、早い段階で意識的に取り組むことが効果的です。
ステップ②親のサポートと励まし
親のサポートは、子どもの学力向上にとって欠かせません。
とくに小学校低学年のうちは、勉強の習慣や態度がまだ十分に整っていないことも多いため、親の支えが非常に大きな役割を果たします。
【励まし】と【適切なアドバイス】は、子どもの学習に対するモチベーションを高め、効果的な勉強につながります。
たとえば、子どもが問題を解けた時には【よく頑張ったね!】と声をかけ、努力をしっかりと認めてあげることが重要です。
これにより、子どもは【頑張った結果が褒められる】というポジティブなフィードバックを得て、次の学習にも意欲的に取り組むことができます。
また、難しい問題に直面したときには、【一緒に考えよう】と親が積極的に関わり、困難を一緒に乗り越えることも大切です。
こうした経験を通して子どもは問題解決力や自信を育みます。
親は、子どもが自分で学べるように適切なタイミングでアドバイスを行い、過度に干渉せず、学びのペースを尊重することも大切です。
必要なときに手を差し伸べ、しっかりと見守ることで、子どもは自分で考え、成長することができます。
ステップ③学びの楽しさを伝える
学力を向上させるためには、【楽しさを感じること】が何よりも大切です。
小学校低学年は、遊びや体験を通じて学ぶことが多いため、勉強が苦手な子どもでも楽しさを感じることで、学習への意欲が高まりやすくなります。
学びの楽しさを子どもに伝えるためには、【遊び感覚で学べる教材】を活用することが効果的です。
絵本や図鑑を使って興味を引き、数や言葉を学べるような内容に触れさせることもできます。
パズルやカードゲームを使った算数の練習も、ゲーム感覚で学べるため、子どもが楽しんで取り組むことができます。
また、勉強が実生活にどのように役立つのかを伝えることで、子どもは学びが現実世界でどのように活かされるのかを理解し、勉強に対する興味を深めることができます。
たとえば、【算数が得意になると、お買い物の時にお金をすぐに計算できるようになるよ】といった実生活に直結した例を挙げてあげることが有効です。
学びの楽しさを感じることができれば、子どもは自分から進んで勉強に取り組むようになります。
これにより、学力が自然と向上し、学習のモチベーションも高まります。
勉強を【面倒なこと】ではなく、【楽しいこと】として捉えることができるようになると、将来的に勉強に対して前向きな態度を持ち続けることができるのです。
小学校1年生から3年生でしっかりと基礎力を固め、学習のリズムを作ることが、その後の学力向上に大きく影響します。
算数と国語の基礎をしっかりと身につけることで、学年が上がってからの勉強に自信を持って取り組むことができるようになります。
また、親のサポートと励ましが、子どもにとって非常に大きな力となることも心に留めてください。
過度に干渉せず、適切なタイミングでアドバイスを行い、子どもが自分で学べる環境を整えることが大切です。
小学校4年生で意識したい学力向上のための取り組み
さて、ご存知のとおり小学校4年生になると、学習内容が一気に難易度を増します。
これからの学習は、単なる知識の詰め込みではなく、深い理解を伴う思考力が求められるため、学力向上には一層の工夫が必要です。
ここでは、4年生で意識すべき取り組みについて、【深堀りと応用力】の養成、【学習の計画性】、そして【自分のペースで学ぶ力】の重要性という3つのポイントについて考えます。
ポイント① 学習内容の深堀りと応用力
小学校4年生では、学習内容が一段と難しくなります。
苦手な子も増えてくる算数では、分数や小数の計算が本格的に登場しますし、国語では漢字の習得や読解力を深めることが求められます。
この段階で重要なのは、単に答えを覚えるのではなく、その答えに至る過程や理由を理解することです。
算数では【どうしてその答えになるのか?】というプロセスを理解し、答えを導き出す論理的思考を養うことが大切です。
算数の問題で【分数の足し算引き算】を学んだときに、【どうしてこの分数を足す時に分母を合わせなければならないのか?】という問いを子どもに投げかけると、子どもはその答えを理解しながら解法を考えることができ、より深い理解が得られます。
また、国語の読解問題においても、正解に至るための理由や根拠をしっかりと説明できるようにすることで、読解力を鍛えることにもつながります。
問題を解く際には、答えを出すだけでなく、どのようにしてその答えにたどり着いたのかを子どもが自分で説明できるようにしていくことが、深い学びを促進します。
親としては、子どもに【解き方を考える】習慣を身につけさせることが非常に大切です。
【どうしてその答えを出したの?】と問いかけることで、子どもは自分の思考を言葉にし、理解を深めることができます。
このように、日々の学習を通して思考を深めることが、学力を向上させるカギとなります。
ポイント②学習の計画性を養う
小学校4年生は、学習の計画性を養う絶好のタイミングです。
この時期になると、学習内容が広がり、宿題やテストの準備もより計画的に行う必要が出てきます。
計画性を養うことは、受験を見据えた学習に向けて非常に重要なステップとなります。
宿題やテストの準備をどのように進めるか、どこでどのくらいの時間をかけるかを自分で考える力が、この段階で求められます。
親としては、子どもと一緒に学習計画を立てることで、計画的に学習を進められるようにサポートしましょう。
翌日の授業の予習や復習をどのように進めるか、テスト前の準備をどのタイミングで行うかなど考え、計画的に取り組む習慣をつけることが大切です。
子どもが自分で計画を立て、その通りに学習を進められるようになれば、学力向上だけでなく、自分の時間を管理する力も養われます。
親は、ただ計画を立てるだけでなく、子どもが実際にその計画を守れるように見守り、適切なタイミングでアドバイスを送ることも忘れないでください。
子どもが自己管理できるようになることで、次第に計画的に学習を進めることができ、自己成長の一環として学力向上につながります。
ポイント③ 自分のペースで学ぶ力を養う
小学校4年生は、学習面でも自分のペースを作る時期です。
この時期に、学校の授業に合わせて学習するだけでなく、予習や復習を自分のペースで行うことが重要です。
自分で計画を立てて学習する力を鍛えることで、勉強の進め方が自然と身についていきます。
親としては、必要以上に干渉せず、子どもが自分で学習を進める力を育てるということを意識してください。
子どもは、予習や復習を自分のペースで進めることによって、学校の授業により効果的に取り組むことができます。
また、特定の科目や単元で苦手な部分があれば、親はその部分に焦点を当て、適切なサポートを行うことが大切です。
しかし、勉強の進行に関しては、あくまで子ども自身のペースを尊重することが必要です。
子どもが自分のペースで学習を進めることで、勉強に対する自信も深まり、自己管理能力も育まれます。
最初は上手くいかないかもしれませんが、少しずつ自分で学ぶ力をつけることで、将来的により自立した学習態度を身につけるようになります。
家庭でのサポートと学習環境作り
ところで、子どもが学区内で上位層を目指すためには、家庭での適切なサポートが欠かせません。
学校での学びはもちろん重要ですが、家庭での学習環境や親のサポートによって、学力の伸びは大きく変わります。
子どもが勉強に集中し、前向きに取り組むためには、学習環境の整備や親からの声かけが大切です。
ここでは、家庭でできる3つのサポートについて、具体的な方法を紹介していきます。
①家庭での勉強のサポート
学力を向上させるために、まず最初に重要なのは【学習環境の整備】です。
子どもが勉強に集中できるように、静かで整理整頓された場所を提供しましょう。
家の一角を学習スペースとして確保することは、集中力を高めるために非常に効果的です。
この場所には、テレビやゲーム機、スマートフォンなどの誘惑が少ない場所が理想です。
また、学習時間が長くなると疲れがたまりやすいため、適度に休憩を取ることも大切です。
次に、家庭でのサポートにおいて重要なのは、過干渉にならないことです。
子どもが自分で問題を解決し、学習に向き合う力を育むためには、親が常に手を出してしまうことは逆効果です。
勉強で困ったときにすぐに答えを教えるのではなく、【どうしてこの答えが出たのか考えてみよう】など、子どもに自分で考える余地を与えることが必要です。
子どもは自分で解決する方法を見つけることで、達成感や自己肯定感を得ることができます。
そして、学習への意欲が高まります。
また、子どもが学習に集中できるように、適切な時間帯に勉強をすることも重要です。
とくに学校の宿題やテストの準備を進める際には、毎日のルーチンを作り、学習に使う時間を決めておくと良いでしょう。
親が【そろそろ勉強の時間だね】と声をかけることで、子どももその時間に集中できるようになります。
②親としてできる声かけと励まし
勉強において、親からの声かけは非常に重要です。しかし、どんな声かけが効果的かを理解し、適切なタイミングで行うことが大切です。
【どうだった?できた?】と結果だけを問いかけるのではなく、子どもが学んだ過程や努力をしっかりと評価し、褒めることがポイントです。
たとえば、テストの点数や宿題の結果に対して【よく頑張ったね】と声をかけると同時に、【どんな部分が難しかった?】や【どこがうまくいったと思う?】といった質問を投げかけることで、子どもは自分の努力や成長を実感できます。
過程を褒めることによって、努力することの大切さを理解し、学びの楽しさや意欲が増します。
結果だけを評価するのではなく、【どれだけ考えたか】【どれだけ努力したか】を認めることが、子どもにとっては非常に効果的です。
また、子どもが困っているときには、【一緒に考えよう】と声をかけて、親が問題解決の手伝いをすることも必要です。
しかし、その時には答えをすぐに教えるのではなく、子どもに考える余地を残してあげることが重要です。
子どもが解ける問題でも、少しヒントを出すだけで、次第に自分で問題を解決する力がつきます。
最初は難しいと感じるかもしれませんが、少しずつ手助けし、考える力を育んでいきましょう。
③小さな成功体験を重ねる
学力向上には、【小さな成功体験】が不可欠です。子どもが自分の力で問題を解決したり、新しい知識を得たりするたびに、その成功体験をしっかりと認めてあげましょう。
小さな成功体験を重ねることで、子どもは自信を持ち、学びに対するポジティブな姿勢を育むことができます。
一例をあげるとすると、初めて解けた問題や、少し難しい問題に挑戦して解けたときには、積極的に褒めてあげてください。
子どもは、【自分でもできるんだ】と思えることが、学習意欲を高め、次の学びへのステップに繋がります。
また、失敗や間違えた時にも、【ここを改善すれば次はもっと良くなるよ】と前向きなフィードバックをすることが大切です。
失敗を恐れず挑戦し、学び続ける力を育むためには、失敗から学ぶ姿勢を育てることが必要です。
親としては、子どもが達成したことをしっかりと認め、【よく頑張ったね!】と声をかけるだけでなく、子どもが次に挑戦する目標を一緒に設定し、その目標に向けて努力する過程をサポートすることも忘れないでください。
小さな成功を積み重ねることで、子どもは学習に対する自信を深め、次第に自分で学ぶ力をつけていきます。
家庭でのサポートが子どもの学力向上に与える影響は非常に大きいです。
学習環境を整え、適切な声かけをし、小さな成功体験を重ねていくことで、子どもは学力を着実に伸ばしていきます。
過干渉せず、子どもが自分で考え、解決する力を育てることが、学区内上位層を目指すためには欠かせません。
学区内上位層を目指すためには、早期の対策、しっかりと学力向上に向けた対策を練ることが不可欠です。
これを実現させるためにも、小学校1年生から3年生の間に基礎的な学力を固め、学習を楽しみながら進めることが重要です。
この時期に勉強への興味を引き出すことで、学びに対する積極的な姿勢が育まれます。
4年生では、学習内容を深く理解し、計画的に学習を進める習慣を身につけることが求められるということを意識してください。
また、家庭でのサポートも大切です。
勉強環境を整え、適切な声かけや励ましを行うことで、子どもは自信を持って学びに取り組むことができます。
小さな成功体験を積み重ねることにより、学力向上へのモチベーションが高まり、学区内の上位層を目指すための基盤が整います。