今回は【中学で最上位層でトップ高校に入る力とは】と題し、お話をしていきます。
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教育事情は都会と地方とではかなり違うものがありますが、基本的にどの地域にも【トップ高校】なるものが存在しています。
そうしたトップ高校は地方では特別な存在として見られ、教育熱の高い親であれば子どもが小学生の頃から
そういった高校を目指して家庭教育を考えていきます。
しかし、親や子どもの願いがあってもそのレベルに到達できない子もたくさんいます。
トップ高校に合格できる子は普通の公立中学であれば最上位層のみです。
その地域では小学生の頃から有名な【もの凄く賢い子】だけが行けるような学校、という捉え方がされています。
そういう優秀な子達は他の同級生と何が違うのでしょうか。
私も塾で仕事をしている時に【中学で最上位層でトップ高校に進学した子】と接してきましたが、まず例外なく小学生時代から優秀な子ばかりでしたし、集中力、暗記力、学習意欲、語彙力、会話のキャッチボール、知識などが他の子とは違いました。
こうしたバックボーンは生まれ持った力だけでなく、家庭環境や親の教育方針によるところが大きいという印象があります。
やみくもに勉強させてきた家庭では、子どもが成長するにつれて自我が芽生えた段階で強烈な反抗期となることや、子どもが勉強する意味が見いだせなくなり急激に学習意欲が低下する、心身ともに疲弊して親への不信感が増して恋愛などに逃げるという子もいます。
中学で最上位層でトップ高校に入るには、大前提として家庭が安全であり、親子関係が良好とまではいかなくても大きな問題を抱えていないということが好ましいです。
トップ高校合格は、模試で偏差値70弱を目指すレベルの戦いになるので、家内安全でないと子どもが落ち着いて勉強することはできません。
ちょうど思春期や反抗期と重なる時期の受験ですから、不安定な気持ちを増大させてしまうような雰囲気、環境というのはNG要素です。
とにかく、家庭力というのは絶対条件です。
そうしたことを踏まえて、トップ高校に入るにはどのような力が必要なのかをご紹介していきます。
基本問題は絶対に間違わない学力
まず、基本問題は絶対に間違わない学力が不可欠です。
入試は1点、2点を争う世界です。
子どもの感覚では、そんな点数差の争いなんて起きるわけないと思っているところもありますが、子ども①が点数開示で入試の点数を見たところ、同級生の子達と2点差、4点差と言う子が複数人いて驚いていました。
5教科で争う入試では、各教科の点数がバラバラでも総合得点では数点差の違いということもあります。
とくに高校受験のように似たような学力の子達がしのぎを削るテストでは数点の中にギュッと受験生が集まっていることも珍しくありません。
そうした時に、トップ高校を目指す子なら間違いようのない基本問題でミスをするというのは致命的です。
2点、3点落としたけれど他の応用問題で挽回できるとは限らず、基本問題はパーフェクトというのが鉄則です。
基本問題を間違わない学力というのは、小学生であればカラーテストでほぼ毎回100点を取るというのが一つの目安になります。
80点ではまだ甘いですし、常に90点でも常に1割できていないことを意味するので【基礎学力が超盤石】とはいえません。
子ども①の小学生時代の同級生で同じ高校に進学した2人は小学校低学年の頃から有名な超優秀な子で、ずっと満点を取っているような子達でした。
ちなみに我が家の子ども①はちょっとそこまでではないにしろ、高学年になってその二人のレベルに追いついたかな、というものでした。
中学でも定期テストに出てくる基本問題は間違うことがなく、差がつく応用問題でしっかり正答する、難しいなかでも部分点を取れるという【MAX取れる点数を取りに行く】というところがあります。
子ども①②の周囲でも、中学の最上位層の同級生は解けない問題はほぼないけれど難しい、怪しいと感じた時は【この問題が間違っていても他の問題が間違えていないか見直しを徹底する】という作戦を取っていました。
テストで基本問題は確実に取りつつ、1点、2点でも上がりそうな解き方をしています。
時間内に確実に全問解けるスピード感覚
さて、学習指導要領が改訂となってから中学の定期テスト、模試、塾のテストもどの教科もボリューミーな内容となり【時間内に解き終わるかどうか】ということが増えている気がします。
子ども①②や友達も【問題量が多い】【文章が長い】【文章題が多い】と愚痴をこぼしています。
こうした変化にブーブー文句を言っても仕方がないことです。
変わったことに適応する力を身につけないといけません。
ただ、小学生時代はカラーテストがそこまでボリューミーになってはいないので、【中学生になって驚いた】というパターンとなると想定すると、小学生の頃から家庭学習で時間を計って問題を解くという習慣を作っていくのが無難です。
テストは時間内に終わらせるというのがルールですし、カラーテストも授業中に時間を決めて解いているとはいえ、中学の定期テストや模試に比べれば緩いです。
子どもが中学生になって【テストの半分も解けなかった】という事態は絶対に避けたいですから、時間を気にしながら勉強する感覚を身につけていくようにしましょう。
とくに読解問題も増えているので【文字を追うスピード】【設問の意味を瞬時に理解できる力】も併せて鍛えていく必要があります。
塾で教えている時に【問題の意味が分からない】と訴えてくる生徒がいましたが、【意味が分からない】で悩んでいると、どんどん貴重なテスト時間が消費されていきます。
我が家の子ども①は親から見て時間の感覚が普通の子よりも遅く、そのせいで家の中には広さを考えるとありえないくらいの数の時計があります。
【のんびり解いてしまう癖】は小学生時代から塾に通わせて改善することはできましたが、家庭学習でもタイマーを導入して【時間を気にしながら勉強をする】ということをしてきました。
中学生になると公立中学でも定期テストが行われるので【時間内にしっかりテストを終わらせられるスピード感覚】を鍛えてください。
絶対に合格するという根性
そして、古臭いかもしれませんが【絶対に合格する】という根性が必要です。
塾で教えている子達の中でも、同じ進学校を目指している子の中で【可能性はあるけれどもう少し努力して欲しいな】と感じている子でも、【絶対に受かってやる!】と思って追い込み期を頑張れなかった子は残念な結果となることが多かったです。
一方【ちょっと厳しいかな】【本番までに間に合うのか】と心配になる子の中で、ド根性で勉強を頑張り、周囲に【絶対に受かるために頑張る】と宣言し有言実行してきた子の合格率は高かったです。
根性論だけでトップ高校に受かることはありませんが、最後の伸びを見せるのも根性の有無で左右されがちです。
我が子に根性があるかどうかは小学生の頃でしたら、【目標を掲げて達成するために努力できるかどうか】ということで分かると思います。
毎日をダラダラと過ごして、その日暮らし的な感覚が強い子は最後の最後に必要な【頑張る】という気持ちを持ちにくく、どうしても楽な方に流されてしまいがちです。
私もこうした感覚を持っていた小学生でした。
しかし、中学生を機に心を入れ替えて努力をして中学で校内順位を上げて志望校に合格しました。
ただ、高校に合格して目標を達成したことで気が抜けて、再びグータラ小学生時代が復活してしまったので偉そうなことは言えませんが、身をもって失敗と成功を経験している分【目標を持ちつつ根性を発揮するというのは大切だ】というのは実感しています。
トップ高校を目指している子は各中学校の最上位層ばかり、国立中学であれば上位層の争いになります。
合否が決まるのはわずか数点差という世界で勝つには結局は根性次第になってくるというのも忘れないでください。