【教育小噺】小学4年生から意識したい中学生になる準備 | 元塾講師 透明教育ママ見参!!

【教育小噺】小学4年生から意識したい中学生になる準備

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今回は【小学4年生から意識したい中学生になる準備】と題し、お話をしていきます。

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エール出版社より本が出版されました。

小学3年生から4年生で気をつけるべきことを詳しく取り上げています。

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キンドルとは違う読み心地かなと思いますので、読み比べもしてみてください。

内容は一緒です!

透明教育ママの絵日記 教育系コミックエッセイだけど役に立つ可能性ゼロ【ブログ放置編】

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新作です。

 

kindleのジャンル別ベストセラー獲得しました!

ありがとうございます。

 

義務教育は小学生から中学までの9年間になります。

小学校を卒業し、受験をしなければ自動的に学区の中学に入学することができます。

しかし、同じ義務教育でも学校生活はご存じの通りガラリと変わります。

入部する部活によってはこれまでの牧歌的な日々から180度変わることもあります。

学校生活が始まれば勝手に慣れていくと親は思ってしまいがちですが、今は少子化の影響もあり身近にお手本となる中学生がいないことも珍しくありません。

また、スマートフォンでのメッセージのやり取りなどを発端にしたトラブルなども多発する時代ですので、思春期という難しい時期がさらに難しく、平穏無事に中学校生活を送れないということも考えられます。

『もう中学生だから自分の事は自分でやりなさい』と安易に突き放すことができません。

兄姉、イトコのお兄ちゃんやお姉ちゃんと接して自然と中学生の生活リズムを知る機会がないということを親も自覚して、小学生の頃から『中学生とは』というのを知ってもらうようなことをしていきましょう。

小学校でも6年生の冬になると学区の中学校の見学や中学の先生が来て話をする機会を設けていますが、部活動、テストの変化、そして中学3年生の冬には高校受験も控えているので、やはり6年生だけ、つまり短期間で進学に向けた心構えを教わるよりも4年生頃から『中学生とは』と理解を深めていくことが望ましいです。

なぜ4年生からがいいのかというと、高学年になると益々学力差が広がり、子どもの方も心の変化も起きて反抗的な言動が増えるので親がなんとかしようとしても、どうにもならないことが多くなってくるからです。

4年生は反抗的な態度が増えてくるとはいえ、そこまで深刻な状況ではなかったりします。

高学年から準備をするよりは4年生から『中学生はこういうことが起きる』『こういうことを考えよう』と親子で話をしていくようにしましょう。

学区の中学でも準備は必要

中学進学で色々と準備をすると聞くと、中学受験を思い浮かべる方も多いと思います。

中学受験をする場合は、小学3年生の2月、小学4年生から塾通いをするなどしっかり準備をして入試に臨みます。

その一方で、学区の中学に進学する場合は受験はないので入学準備と言えば『制服の採寸に行く』という程度だと思います。

受験組のようにピリピリした雰囲気に包まれて4年生、5年生6年生を過ごすわけではありません。

強いて言えば、複数の小学校の子ども達が同じ中学に通うことになるので、新しい人間関係を作らないといけないという緊張感を感じる子はいるでしょう。

しかし、学区の中学に入学しても日常生活がガラリと変わります。

ですから『こんなことが待ち受けている』というのを知っておいて、自分の身にどのような変化が起きるのか想像させることも必要です。

小学校と中学校の学校生活が変わると聞かされても、子どもは『部活がある』『テストで順位が分かる』または地域によっては『制服を着るようになる』といった程度で、そんなに大きく変わらないと捉えている子もいます。

しかし、いざ学校生活が始まってみると先輩後輩の上下関係が突然目の前で繰り広げられます。

言葉使いを気にしたり、新しい人間関係の構築で気疲れもします。

その中で帰宅時間が遅くなり、部活によっては土日も練習や遠征があり、自由時間が激減します。

忙しくなったなかで勉強時間を確保しつつ、新しくできた友達へのLINEの返信をしないといけないなど、細かいところまで考えると『すぐに慣れる』と楽観視できない世界が待ち受けています。

小学4年生からスマホを持っていなくても、LINEの使い方、先輩に対する言葉の使い方などを教えて中学校生活で起きる変化に対応できるよう家庭でも話し合いをするのが無難です。

勉強しないと順位に反映される

そして、子どもにとって中学に入って小学校時代を懐かしんでしまいたくなるのが勉強での変化です。

中学生になることで親が子どもに一番強く意識させる、小言を言うのが『学校の定期テスト』ではないでしょうか。

単元が終わるごとにテストが行われていた小学校時代とはガラリと変わり、複数の単元を一つのテストでガツンと出題されます。

しかもそれは一つの教科だけの話ではなく、5教科全てです。

定期テストの直前は部活動がお休みになるので、その間に勉強すればなんとかなるのか、というほど甘くはありません。


短期間の勉強でも挽回できるのは神童さんタイプだけに通用する裏技で、普通は部活動をしつつ、日頃しっかり家庭学習をしている子、定期テストに向けて学習計画を立ててコツコツテスト勉強をしてきた子でないと良い点数を取ることはできません。

そして、定期テストで校内順位が分かり、現段階でどの高校なら合格できそうかというのも分かります。

定期テストの後に点数の分布表が配布されることもあり、『自分の点数と平均値』というのがハッキリ把握できるので他の子と自分の違いを突き付けられてしまいます。

小学校の頃にそれなりにテストの点数が良かった子でも、『真ん中よりやや上』という立ち位置になることも珍しくないです。

親子ともども成績上位層がどうして忙しい中でも勉強をし、テストで上位をキープできているのか信じられない気持ちを持ちつつ、『自分の子はこんな立ち位置?』とか『進学校受験も厳しい』と驚き、慌ててしまうこともあります。

それなりに勉強ができると思っていた子でも慌てふためくのですから、学力差が目立ち始める小学4年生から家庭学習の強化をして中学のテストに適応できる力を身につけていきましょう。

実力社会に適応できるように準備しよう

中学生になっただけなのに、勉強に関する自分の努力、学力が全て数値として叩き出されてしまう、先生たちから評価されるという、大人の世界、社会人のような世界に身を置くようになります。

勉強しないと成績は落ち、成績次第で合格できそうな高校も決まり、提出物などの締め切りを守れないと評定にも関わるという社会人のような生活がスタートします。

中学生は子どもですが、小学生に比べると一気に大人のような世界になります。

『小学生時代に戻りたいな』と思う子はけっこういると思いますが、こればかりは仕方がありません。

遅かれ早かれ、子ども達は実力社会に出ていくわけですから、どこかのタイミングで社会に出た時に困らないよう慣れさせていかないといけません。

それが中学校に進学したタイミングであり、親も子も『将来のために中学校生活に慣れる』という見方をして準備を進めていく必要があります。

子ども達にとって、中学生になるということは自分の実力が評価される世界に足を踏み入れる第一歩となります。

中学校に入ればそれはすなわち実力社会の入り口に立つことを意味するので、その意味を理解させるために、中学進学が3年後に迫る小学4年生から『テストの仕組みが変わる』『部活に入り、どの部活に入るかによって生活リズムが今とは劇的に変わる』『通知表のつけ方も小学校のような単純なものではない』と話をしましょう。

その際、怖がらせるようなことを口にすると中学生になることが恐怖になるので、事実を語り、親の経験談を話すようにしてください。

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