10歳の壁を過ぎて自分から勉強する子になる手段 | 元塾講師 透明教育ママ見参!!

10歳の壁を過ぎて自分から勉強する子になる手段

スポンサーリンク
BLOG
スポンサーリンク

今回は【10歳の壁を過ぎて自分から勉強する子になる手段】と題し、お話していきます。

スポンサーリンク
AD

YouTube版

エール出版社より本が出版されました。

小学3年生から4年生で気をつけるべきことを詳しく取り上げています。

created by Rinker
エール出版社
¥1,760 (2024/09/16 16:04:30時点 Amazon調べ-詳細)

 

kindle出版しました。unlimitedでも読めます。

完全に無料で読めるコミックエッセイです。

 

↓こちらはアマゾンの縦読みfliptoonです。

キンドルとは違う読み心地かなと思いますので、読み比べもしてみてください。

内容は一緒です!

透明教育ママの絵日記 教育系コミックエッセイだけど役に立つ可能性ゼロ【ブログ放置編】

created by Rinker
¥250 (2024/09/16 15:52:09時点 Amazon調べ-詳細)

 

新作です。

 

kindleのジャンル別ベストセラー獲得しました!

ありがとうございます。

 

子育ての鬼門の一つである10歳の壁は子どもの学力差が目立ち始める頃と言われています。

学力差が出るのは必ずしも小学4年生、10歳とは言い切れないものがあります。

実際、小学校の学びは3年生頃から難しくなっています。

例えば、算数の桁数が増えた計算ではミスを連発する子も入ればスラスラ解ける子もいたりと計算力の差が今まで以上に目立ってきます。

一方、国語の漢字も50問テストの再テストが行われたり、漢字が苦手な子は思うように書けないということも増えていきます。

10歳の壁がやってくる前から対策をする必要があるわけですが、ちょっと忙しいくて壁の時期を過ぎてしまって「学力差が気になるようになってきた」という家庭もあると思います

 

10歳という年齢、小学4年生という学年を考えてみると、中学進学が3年後に迫ってきています。

3年というと長いようにも思えますが、子どもの成長を思い出してみると「小学校に入学してからの3年間は思う以上に早かった」ということに気がつくと思います。

 

中学に入れば定期テストが行われて、否が応でも子どもの学力の立ち位置が分かってしまうことになります。

なかには中学に入ればさすがに自分から勉強するはず、と淡い期待を抱いている親もいると思います。

しかし、中学生になったからといって自動的に勉強するわけではありません。

そもそも、勉強する子は小学生の頃から勉強しています。

勉強しない子は中学に入っても人生を変えるような何かがない限り、自分から勉強するようにはならないです。

残念ながらそれが現実です。

ということは、10歳の壁対策をせずに小学4年が過ぎて、中学進学へのカウントダウンが始まった5年生以降から『子どもが学力差を乗り越えて欲しい』『自分から勉強する子になって欲しい』と本気で思っているなら、親の方も時には衝突することもあると覚悟を持って子どもと向き合う必要があります。

それくらい、小学校4年生を過ぎてから挽回するのは大変です。

今回は、なかなか大変な作業になるとは思いますが、なんとか自分から勉強する子になる手段をご紹介していきます。

 

1.誘惑するモノをコントロールできるようにする

学区の小学生を見ていても、小学4年生や5年生頃になると自分専用のスマートフォンを持っている子が増えてきます。

スマートフォンの使い方は家庭によってルールも異なるので、単に持っているだけの子もいれば友達と動画撮影をしたり、動画視聴サイトを見たり、アプリゲームで遊んでいたりと様々です。

親世代の小さい頃を振り返ると、勉強の妨げとなるようなモノは何か考えてみると、まずはテレビが挙げられます。

次にゲームですが、ファミコンやスーファミはテレビにつなげて遊ぶというタイプのゲームなので友達の家に集まるということをしていました。

それが今では公園でプレイできるので、親が直接どんなゲームをしているか確認するのが難しくなっています。

あとは、電話で友達と話をするというのも家族の目を気にしながら電話をしていたのが、自分専用のスマートフォンがあれば自分の部屋で長々と話をしたり、メッセージのやり取りができるようになりました。

親の目の届かない範囲で勉強を妨げるようなアイテムを使えるので、これは親としては頭の痛いところです。

使用すれば勉強時間は減ります。これは疑いようのない事実です。

それでは親が全てコントロールできるかと言えば、それも難しいです。

 

とくに小学4年生以降は学童クラブを辞める子が多くなるので、放課後に習い事などの予定がなければ親が帰宅するまでタブレットやスマートフォンを使ったりして過ごしている可能性もあります。

ルールを決めてしっかり守れる子はいいのですが、やはり普通の子は誘惑に負けてしまい『ちょっとくらいいいだろう』という気持ちが強くなってしまいます。

10歳の壁を過ぎてから、猛烈に挽回するには子どもが誘惑するアイテムを拒否できる強い気持ちを持てるかどうかにかかってきます。

 

人間は年齢問わずに楽をしたがる生き物です。

子どもが楽しいことを遮断して勉強できるかどうかというのは、けっこう大変なことです。

ですから親の方も『使用しないで勉強しなさい』と言わずに、発想を変えて『使用する時間を減らす、誘惑を打ち負かすというゲームを攻略できるか』と提案してみてください。

ゲーム感覚で行い、ちょっとしたご褒美を用意しておくとやる気が続きやすいです。

 

・スマホやタブレットの使用上限を設定する

・使用上限のMAXよりも少ないまま1日を終えたら10ポイント貯める

・100ポイント~300ポイントなどまとまったポイント貯まったらご褒美をもらう

 

ご褒美はギフトカードなどを渡してしまうと、またアプリゲームをしてしまうのでスイーツなどの食べ物系が個人的にはおススメです。

これを繰り返していくと、使用ルールを守る意識が高まり、勉強時間も増やしやすくなります。

 

2.勉強しない先に待ち受ける未来を教える

子どもは親の説教が大嫌いです。

親の方は子どものことが心配で小言を言っているのですが、子どもの心に響くということは滅多にないです。

それでは、どうして心に響かないのか考えてみると、親は自分の経験から『こうしているとダメだ』というのを分かっていて忠告しているわけです。

一方、子どもの方は『これからどうなる』という未来はまだ未経験なのでどのような事が起きるのかサッパリ分かりません。

こうした親子の感覚の違いが衝突の原因になるわけですが、ただ勉強しないとどうなるかという未来を教えておかないと、子どもは『ずっと子ども時代が続く』とのん気に構えてしまいます。

確実に中学生、高校生への道が近づいてきているのですから勉強の重要性をしっかり伝えておきましょう。

まず、小学4年生や5年生頃になると自分の学力がクラス内でどの位なのかというのが何となく分かります。

そして、中学に入れば定期テストがあって校内順位が出てと嫌な現実を受け止めないといけない、というのもおぼろげながら分かるようになっています。

 

そうした未来へのボンヤリとした不安と、勉強をした方が良いのではと意識し始めている頃なので『このままだとどうなるか』というシミュレーションをしていきましょう

話をする際に親が小言をいうのはNGです。

淡々と事実を述べて、『それではあなたはどうしたい?』と聞いてみて現実を見つめさせてください。

とりあえず、親として子どもに伝えておくべきことは以下の通りです。

 

・中学に行くと複数の小学校が集まるのでクラスのそれなりに優秀な子でも中間の上になることもある

・部活と勉強の両立は思う以上に大変だから今から勉強する習慣が出来ていると有利になる

・将来、どのような道に進みたいかを考えた上で高校を選べるのがベスト

・進みたい道があるのに学力的に無理というのはもったいない

・勉強しないと勉強しない子同士で仲良くなりますます勉強しなくなる

 

10歳、11歳になると中学進学まで待ったなしです。

小学校高学年で学力グループが出来上がって、そのグループは中学でも引き継がれていきます。

ちょっと荒い言い方ですが、どの辺りの高校を受けられるか、進学できるかは小学校高学年である程度見えてきます。

これはけっこう恐ろしいことなので、子どもにも今の自分の置かれた状況を考えさせるようにしてください。

 

3.家庭学習の確認を親がして努力を褒める

家庭学習の定着をしていく家庭で、概ね小学3年生から4年生頃から自分で丸つけをする子が増えていきます。

ただ、10歳の壁を過ぎてから挽回するという子は丸つけをいい加減にすることもあるので、面倒かもしれませんが最初は親が確認してみましょう。

ちょうど反抗期に入っていたりと難しい時期になっているかもしれませんが、親が確認をしないと『どういう問題が苦手か』や子どものリアルな学力が分からないこともあります。

やはり子どもの実力を知るというのは、教材選びや塾選びの際の判断材料になるので、子どもがあーだこーだ言ってきても、とりあえず丸つけしてください。

 

ただ、それが三日坊主で終わってしまうと子どもから『やっぱり続かないじゃないか』とチクリと嫌味を言われてしまい、ますます親の言うことを聞かなくなるので、親も覚悟をもって取り組んでください。

多少なりとも親子で衝突を繰り広げながら子どもが継続して勉強するようになった、スマホの利用時間が減ってきていたら必ず褒めてください。

日本では叱る子育てが主流でしたが、やはり子どもは親から褒められると嬉しいものです。

最初は照れくさそうにしていても内心は嬉しくて仕方がありません。

『スマホの利用時間が今までよりも1割くらい減っている』など具体的な努力を褒めることで、子ども自身も『そのくらいの努力をしているんだ』と自覚を持つようになります。

自分の行動が明らかに変わってきていると分かれば、『できないと思っていたけど実はできるんだ』と自信を持つようになります。

勉強はやるか、やらないかという子どもの意思で決まってしまう『気持ち次第』というところがあります。

自信を深めていくと勉強に対する意欲が湧き上がってくるので、モチベーションを上げていくような声がけを意識して欲しいです。

 

まとめ

子どもの勉強というのは、学年が上がり成長していけばいくほど親が関わることが難しくなります。

10歳の壁という大きなヤマ場を何もせずに過ぎ去ってしまい、慌てて何かするにも子どもの今の学力や放課後の過ごし方を考えて『どうやって自分から勉強する子に持っていくか』と計画を考えてください。

その計画が短期間で結果を出すことはないかもしれませんが、子どもの学力向上を願い現実的な対策を練っていくというのは現実を受け止めさせるきっかけにもなります。

 

親の方もここが踏ん張りどころと思い、慌てず焦らずそしてイライラせずに子どもと向き合っていきましょう。

タイトルとURLをコピーしました