今回は【超絶シンプル 学力が伸びやすい子の特徴】と題し、お話していきます。
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ありがとうございます。
子どものいる親にとって、小学校に入ってからは子どもの勉強のこと、授業についていけるかということが気になると思います。
学力差がで始まる小学3年生や4年生から気になるのではなく、小学1年生の算数の繰り上がりの足し算、繰り下がりの引き算を始めとして小学校に入って学校生活に慣れてきた頃から【気になる】という単元を学んでいくので、親としては躓かないよう家庭学習に力を入れてみたりと誘導していきます。
多くの親がそうやって子どもの家庭学習定着に力を入れていても、その過程で学力が伸びやすい子となかなか伸びにくい子がいます。
暗記力や集中力は運動神経と似ており『天性のもの』という面もありますが、それだけで成績が伸びるわけではありません。
そうしたスキルは【学力を伸ばすときに大きな力になる】というもので、勉強しなければその能力も発揮することはありません。
重要なのは『学力が伸びやすくなる性格、心構え』です。
さて、『同じように勉強しているのに、どうして我が子は遅れを取ってしまうのか』とモヤモヤした気持ちを持ってしまいますよね。
それでは、『努力が足りない』とさらに勉強させていけばいいのかといえば、それが正解ともいえないことがあります。
子どもが小さい頃は親の誘導で勉強させることはできますが、たとえ小学校1年生でも勉強への意欲というのは温度差が生じています。
意欲というのは1週間でサクッと簡単に育てるというような短期間でどうにかできるものではありません。
親が勉強しなさいと言って勉強するのはせいぜい小学2年生までで、3年生以降は子どもの性格によっては反抗して勉強を放棄する、楽な方なほうに流れてしまうこともあります。
子どもの『勉強を頑張る』という気持ちは親の方が無理矢理コントロールできるものではないという事実もあります。
小学3年生、4年生と学年が上がると勉強内容も難しくなるのと同時に、子どもの心も成長して勉強するかしないかは子どもの気持ち次第になっていきます。
ですから、学力が伸びやすい子になって欲しいと考えている場合は低学年の頃から、つまり学力差が出始める前に【伸びやすい子の特徴】を少しずつ揃えていくことが大切です。
そこで今回は、子どもが学力が伸びやすく意欲的に勉強してくれる、シンプルに学力が伸びやすい子の特徴をご紹介していきます。
1.自己肯定感が高い
自己肯定感ということばはこの10年、15年くらいから大切だということが指摘されるようになってきました。
20世紀の頃は一般的にこの言葉、考えは浸透していなかったという印象があります。
子育ての本ではよく『自己肯定感を育てると前向きな子に育つ』という内容で語られることが多いです。
それでは改めて『自己肯定感とはなんぞや』と考えると個人的には『どれだけ自分を信じているか』に尽きると思っています。
自分を信じているから努力をして望む結果が得られると思い、頑張れます。
最初から『自分にはできない』と思っていたらレースに参加することも、スタートラインに立つこともできません。
そもそも、努力しよう、自発的に勉強を頑張ろうという気持ちを持ちにくければ学力を上げていくのは至難の業です。
ただ、この自己肯定感というものは従来の日本人の謙遜する文化、自分を卑下する文化と正反対なので親の方もなかなか自己肯定感をアップさせる子育てを意識しようとも、自分が経験していない分、舵取りが難しいと思います。
私も、自己肯定感が低い子でしたので『どうしたらいいか』と色々な本を読んで試行錯誤を繰り返してきました。
子育てを経験して、子ども3人ともまぁまぁ自己肯定感がある方に育ったかなという手ごたえは感じていますが、とりあえず子どもの努力を認めて『頑張れる子になっている』を実感させる声がけをしてきました。
この他にも、親子のコミュニケーションを取り、子どもを否定する言葉や暴言を言わずにいます。
言葉の暴力というものがありますが、親から何気ない一言というのは子どもの心を大きく傷つけることがあるので、自己肯定感を育てる上では本当に気をつけて欲しいなと切に思います。
自己肯定感が高いからそのまま直接テストの点数が良くなるという考えではなく、『目指す学校に入れる』という強い気持ちを持って受験勉強に励めるという、折れない心の強さを身につけるメリットがあります。
たとえ成績が良くても、自己肯定感が低いといずれかのタイミングで壁にぶつかった時に乗り越えられない、困難に立ち向かう勇気が湧いてこないということになります。
2.未来に対して明るい気持ちがある
バブル崩壊後もそうでしたが、未来に対してなんとも暗澹たる気持ちになる情報などが流れる時代になっています。
成長し、大人になると『どうせ頑張っても無理だし』という気持ちが大きくなりがちですが、それを小学生や中学生も感じていると、これから先の人生を無気力なまま生きていくことになりかねません。
塾で仕事をしている時に、学年問わずにたくさんの個性的な生徒と接してきました。
子どもだから未来に対して明るい気持ちを持っている訳ではなく、『大人になったら毎日仕事で夏休みみたいな長期休暇がない』とこぼしている子もいれば『責任ばかりが強くなるから嫌だ』と口にする子もいました。
ご存じの通り、時は止まってくれません。
刻々と時は流れ、子ども達も学年が上がっていき、この前小学校に入学したと思っていた子がもう小学5年生、6年生と卒業までのカウントダウンが始まっている、ということもあります。
子どもは時間の流れが早いということにピンとこないことが多々ありますし、子ども時代の私のようにずっと子どものままでいると錯覚している子もいるでしょう。
ただ、『大人になりたくない』『未来に対して明るい気持ちを持てない』という感覚だと将来に向かって何かをしようという意欲が芽生えにくく、結果として学力が伸びにくい、または低迷しやすくなります。
塾で生徒に勉強を教えている時も直近の未来でも『こうなりたいから頑張る』という目標を掲げている子の方が勉強に対する意欲、集中力もありましたし、結果も残していました。
何でもいいから将来の夢を持てばそれでOK、というわけではありません。
しかし、近い未来でも大人になってからの夢や目標でもいいので、大小問わず『今の自分と未来の自分』を考えて叶えられるよう、小さな努力を重ねていけるようなことを前向きに捉えるようなことをしていくと、自分の人生を投げやりではなく自分の事として考える子になり、『今よりも良い自分になる』という意識を持ち始めて、勉強への意識を変えるきっかけになります。
『自分の未来が明るくなるように』と努力できる子は心構えも違うので、成績は伸びやすくなります。
3.自分に甘くない
大人でも子どもでも関係なく、つまりは年齢問わずに仕事や学業で結果を残す人というのは自分に厳しく努力や改善を続けられる人です。
自分に甘くなく、今やるべきこと、目標に向かってどういうことをしていけばよいかを最優先に考えて実行に移していきます。
自分を律して、努力をしている人は子どもの世界だけでなく大人の世界、会社などにもいると思います。
そういう人とは反対に、目標を掲げても自分に甘い人は努力を続けられず『やっぱり辞めた』と放棄してしまいます。
また、子どもであれば動画視聴、アプリゲーム、オンラインゲームを予定時間内に切り上げることが出来ずに『明日から勉強を頑張ればいいや』とダラダラと続けてしまい、努力するスタートを先延ばすことを繰り返します。
こうなってしまうと、伸ばせる学力も伸びることはないです。
自分に甘いというのは親にもあり、その甘さというのは人によって差があります。
ただ、小さい頃に自分に甘い部分を改善させていかないと学年が上がってから直そうとしても難しいものがあります。
まず、反抗期に突入していたり、思春期真っ只中で親と口を聞かなくなったりすると『子どもの欠点を直す』ということのハードルがグインと高くなります。
難易度がアップする前に自分に甘くない子になるよう家庭でもルールを守る事の大切さを話し、ルールを破ったときの罰則や、実際に破ったときは躊躇なく罰則を実行する親の固い決意を見せるようにしましょう。
手を上げたり暴言を吐くのは絶対にダメなので、『ルールを守れなかったのはなぜか』と聞いてしっかり理由を言わせることや、『ルールを破ったのでゲームは2日間禁止』『タブレットとスマホは没収』というように予め決めておいた罰則を決行してください。
注意するだけで親が行動しないとどんどん甘くなります。
ちゃんとケジメをつけていくことで、『自分に甘いのは良くない』と子どもなりに自覚するようになります。
まとめ
勝手に勉強してくれドンドン知識を吸収する神童さんは超レアな存在です。
多くの親にとって子どもの成績を上げていくというのは、子育ての中でも大きなテーマの一つであり、たいていは親子の衝突、親が悩むということが避けられない一大作業です。
もちろん、親が誘導して学力が伸びるものではなく、結局は子どもの気持ち次第で『伸びるかどうか』が決まってしまいます。
ただ、勉強をするにしても、そして同じような学習量であっても学力が伸びやすい子というのは存在しています。
できることならそういう子の特徴を増やし、伸びやすい子の考えに近づくことが我が子が学力を伸ばしやすい子になる近道にもなります。