新年度、夏休み前、冬休み前は、塾のチラシなどがバンバン入る時期ですね。
地方だと、どうしても塾=中学生向け、というイメージがあります。
そんな塾に比べれば、低学年でも馴染みのある通信教材。我が家でもよく資料が届いたりしています。
塾に通っているのに?、と思われてしまいますが、資料を見るのは勉強になります。
学年の課題や躓きポイントなどが解説していある冊子が同封されていますし。
無料資料請求すると、レベルがわかる見本同封なのもうれしいです。
そんな中、通信教材会では別次元のコースがあるのをご存知でしょうか?
そう、それは【Z会の中学受験コース】です。
エール出版社より本が出版されました。
小学3年生から4年生で気をつけるべきことを詳しく取り上げています。
kindle出版しました。unlimitedでも読めます。
完全に無料で読めるコミックエッセイです。
↓こちらはアマゾンの縦読みfliptoonです。
キンドルとは違う読み心地かなと思いますので、読み比べもしてみてください。
内容は一緒です!
透明教育ママの絵日記 教育系コミックエッセイだけど役に立つ可能性ゼロ【ブログ放置編】
新作です。
kindleのジャンル別ベストセラー獲得しました!
ありがとうございます。
Z会の考えとは?
通信大手のHPを見ていると、2020年問題などの教育ニュースが載っていてとても参考になります。
通信教材各社も、この教育改革に向けた動きを加速していますね。
今回は、通信教材の2トップの一つ、Z会を取り上げていきます!
Z会の2018年度のコース概要(小学3年生以上向け)を読んでいると、Z会は国語を重要視していることが分かります。
国語の教科書の平均的な作品数は14だそうですが、Z会では1年を通して約48作品に触れさせている、というアピールをしています。
甘酸っぱい、というより苦い想い出
Z会=難しい、というイメージはありますよね。
私も、グタグタ小学生→中学生の時に改心(進研ゼミ中学講座のおかげです)
↓
トップ高校入学後にZ会高校講座(あろうことに難関コース!)に入会
↓
数ヶ月で玉砕・・・、という通信教材の荒波を経験しています。
結局、高校2年の冬に進研ゼミ高校講座に出戻りました。
今思うと、最初から進研ゼミ高校講座を受けていれば良かったな~、と。
私のように、小学生時代を超ゆるい・グータラ・テレビ見放題という状態で過ごした人間。
そんな人間はそもそもZ会の難関コースを申し込んだことは身の程知らずだった、という点。
中学時代はド根性で頑張ったものの、基礎学力の土台が出来ていない人間。
そんな人間が難関大学向けに目標設定されている教材をいきなり使えば、勉強嫌いになる事実を理解していなかった。
全てが悪い方へ流れていきました・・・。
高校入学時にスタートラインが数メートルも違う同級生達。小学生の頃からコツコツ勉強して基礎学力が自分と違う同級生達。
周囲を見渡し、自分の立ち位置がどれだけ低いかに気が付いたのです。
そんな自分の反省を踏まえると断言できることがあります。
低学年の頃からコツコツ勉強しつつ通信教材などを使用しておくと大きなアドバンテージになる、と。
大失敗した私が言うのもなんですが、資料からZ会の考えやカリキュラムを見ると、難関中学や難関大学までたどり着く教材を揃えているのが分かります。
3つのコース(1,2年時は2つ)
新4年生向け資料を読んでいると、まぁ簡素な造り。Z会らしいですね。
保護者アンケートでも、Z会を選んだ理由第一位が、余計なおもちゃや付録がないから、と何かを意味している文面。
シンプル=Z会ですからね~。無印良品、という雰囲気。
さて、Z会では3年生以降は3つのコースが用意されています。
1.従来型の紙ベース・小学生コース
昔ながらの紙主体の教材です。
お母さん&お父さん世代なら、この形式、でしょうね。
私の周囲では、紙ベースの御家庭しかいません。
毎号のテキストはカラーです。
国語・算数・理科・社会を1教科から選択可能。
国語と算数はスタンダードとハイレベルの2コースがあります。
プラスα(専科)として英語、5年生からはそこに作文と公立中高一貫校適性検査コースが加わり、6年生にはさらに公立中高一貫校作文コースが用意されています。
小学生コースは選択肢が豊富、という印象があります。
専科のみの受講OK、というのも魅力的。
資料の中でも、毎月添削指導が行われる、を静かにアピールしていました。
2.タブレットコース
どの通信教材会社も激押しのタブレットコース。Z会でも開講しています。
最大の特徴は、全ての教科がセットになっている、ということでしょう。
国語・算数・理科・社会、そして英語と総合学習の6教科がオールインワン!
スタンダード・ハイレベルの区別はされていません。
タブレットなので、自動的にお子さんのレベルに見合った問題を出す仕組みになっています。
総合学習は、適性検査で出題されそうな科目ミックス型の科目だな、と資料を見ていて感じました。
タブレットコースを受講しつつ、専科の公立中高一貫校対策コース受講もOK(ただし、電話応対が必要のようです)と、フレキシブルな対応可能!
他社との決定的な違いは、iPadのみ対応という点です。
スマイルゼミ やチャレンジタッチとは違います。
我が家のように、庶民的な超格安タブレット端末を使用している場合は受講するには買い替えか諦めるか、の究極の選択です・笑。
添削は月1回、iPadで配信されます。8月と3月はテスト実施のため、紙が届きます。
3.中学受験コース
上記の画像は、算数のカリキュラムになります。学習指導要領の欄に記載の数字は、履修する学年のことを意味しています。
履修の順番もなにも無視ですね・笑。これが、中学受験の世界ではありますが・・・。
このコースでは、【Z会のみで難関中学合格!】、という話を前面に出しています。
これまで、単なる難しい問題をたくさん解かせているからか??、と単純に考えていましたが、資料に載っていたカリキュラムを見ると納得した自分がいました。
中学受験コースは3年生からスタートします。
国語・算数・理科・社会の4科目があり、1教科から選択OKです。最大の特徴は紙とタブレット併用です。
これは、中学受験用の特殊算などを映像講義で理解を深めるためでもあります。
ただし、タブレットは2018年2月末時点でiPadのみ対応。
多くの進学塾が3年の2月を新4年生コースとして中学受験講座を本格スタートしますが、Z会では通信ということも踏まえて、塾より約1年早い3年の4月スタートに設定。
塾では宿題、講習会や特訓講座を通じて受験日に備えますが、通信教材では巻き巻きは出来ないこともあり、3年からの開講となっていると考えられます。
で、気になるカリキュラムですが・・・。
順不同ですが、各教科とも中学受験対応している進学塾と同じです!
流石、の一言に尽きますね。
資料に登場している方々も、Z会を信じて・Z会の厳選された良問を解いて、と口にしています。
3年で地方の子がこのレベルに到達するには、学校のみの勉強では到達できないと思います。
まぁ、中には天才的な児童もいるので全てではありませんが。
添削は、国算は月2回!、理社は月1回です。
⇒ Z会の小学生講座 資料請求 無料の見本問題付きでレベルが分かる。
英語
タブレットコースでは英語が入っています。
これまでの中学1年生が夏~秋頃に勉強してきたことを小学3年生が学習する、という印象を受けました。
タブレットだと発音なども聞けるので便利ですね。
私の時代、カセットテープでしたから。
専科の方は、もう少しレベルを高めに設定しているかな、と同封されていた4年生向けのテキストを眺めながら感じました。
4年生でこの問題を解く子もいるのか・・・、と少々焦ってしまう自分がいます。
学習カレンダーと学習目安時間
経験上、出来る子はスケジュール管理能力が高かったです。管理能力というのは社会に出たの決定打ともなる重要なスキル。
重要視されていなければ、出来るサラリーマンは時間管理能力が違う、的な書籍や雑誌での特集が組まれるわけありません。
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子供の頃から、時間を気にして動くと子供にプラスですし、親も楽です。
そういう、かゆ~い所を対処してくれるのがZ会の学習カレンダー。
学習計画を立てよう!、としても親子で共倒れなんとよくあることです。
我が家もそうですから・・・。
Z会ではすべてのコースで形態は違うものの、毎月計画カレンダーが付いています。これは、便利だな!と感心。
そして、資料には各学年・コースでの1回の学習量が載っていました。
紙・タブレットコースでは、3年&4年→30分、5年&6年→40分、の設定。
対して中学受験コースは、3年→40分、4年→60分、5年→115分、6年→120分。
学習時間が、やはり違いますね!!
10歳の壁的な4年生
子供①は2018年度、4年生になりました。
教育業界ではこの4年というのは10歳の壁というワードで煽って来ます・笑。Z会のハガキの方でも書いてありました。
3年生までのつまずきを放っておくと4年で大きな差が・・・、と。3年生までの漢字が覚えきれていない、等々。
たしかに、4年生以降は複雑化します。
⇒ 将来の学力は10歳までの読書量で決まる!と読んでみた感想
私もよく10歳の○○系の本を読んではいます。
ただし、10歳になったから壁が突如現れたわけではなく、10歳になったら気が付いた、と子育てをしていて感じています。
只今実感中! 10歳の壁以前の9歳の坂道でも書きましたが、小学3年生の時点でジワジワ差が生じてきて、4年生以降でドカ~ンと子供達が気が付くんですよね。
あぁ、分からない・アイツ、出来るな~、と。
でも、子供達は勉強に関わることなので親には言いません。言ったら、即勉強させられるのを分かっているからです。
そのままズルズルいき、中学入学後のテストで立ち位置が明らかになる、が地方ではよくあるパターン・・・。
その前に手を打っておかないと、小4の壁は越えられないぞ、という内容の資料が小学3年の学期末に入っていました。
思考力や読解力を身につけて、教育改革を打破しよう!というコンセプトを前面に出してきています。
資料は興味深い
2020年の改革以降も、中学受験の傾向や共通テストの変化もあり各通信教材大手もアレコレ試行錯誤しています。
資料を読み取ることで、動向が見えてくるのでオススメです。
無料でお試し教材が付いてきますしね。
同じ通信でも、会社によって考えも異なるので、面白いです。
Aは合わなかったから、Bはどうかしら?、と気軽にネットで申し込めます。
⇒ Z会の教材のレベルも分かる、教材見本付きの無料資料請求ができます。
まとめ
Z会のカリキュラムは、読んでいて大変参考になります。
親的にはやらせたいけれど、幼少期よりそれなりに下地を作っている子向け、と言えますね。
このイメージは、親世代と全く変わらないと思います。
Z会幼児コースを受けている知り合いは誰もいませんでしたけどね。あまり宣伝していないからでしょうか??