小さい頃、私の家はバブル経済で浮かれている頃、家は自慢できるほどの貧しさでした。
小学生1~4年の途中まで、公文の算数だけ母がパートしたお給料から捻出して通わせてくれました。
しかし、それ以降は外での習い事は全く経験がありません。(部活以外、という意味です)
中学校に入学後、同級生が次々に塾に通うなか経済的事情で通塾は早々に諦めました。
そんな私の勉強のパートナーだったのが通信教材会の巨人、【進研ゼミ】
その後、ド根性で女子にとっての地域No.1高校の合格切符を勝ち取ることに成功。
高校進学後、当時は高校入学すればこの世の春、と勘違いした私は進研ゼミとサヨナラしたのです。
入学直後に殿上人の存在に気が付き、スタート地点がそもそも大幅にずれていることに初めて気が付いたのです。
それならば、ハイレベルとの噂があるZ会を始めてみよう!、と手を出したのです。
短絡的過ぎますね。
Z会を選んだのには理由があります。
高校に入ると、周囲にはZ会を受講している同級生が多くいたものですから。
で、同封の問題をやってみたものの、Z会の内容はもはや私とはズレていました。
2,3ヶ月後にはサヨナラしましたね・・・。
そもそも、その時点でZ会の何たるかを全く理解していませんでした。
完全にアウトですね・・・。
結局、高校2年生の冬に進研ゼミに戻ってきましたが、もうピラミッドの下でもがき苦しむ生徒に仕上がっていました。
ということで、だいぶ昔の話ではありますが、大手通信教材2社を私は経験しております。
今回は、公文と学研の比較と同じように、【元塾講師的な解釈でスミマセン!通信教材の2トップの比較】、をしていこうと思います。
エール出版社より本が出版されました。
小学3年生から4年生で気をつけるべきことを詳しく取り上げています。
kindle出版しました。unlimitedでも読めます。
完全に無料で読めるコミックエッセイです。
↓こちらはアマゾンの縦読みfliptoonです。
キンドルとは違う読み心地かなと思いますので、読み比べもしてみてください。
内容は一緒です!
透明教育ママの絵日記 教育系コミックエッセイだけど役に立つ可能性ゼロ【ブログ放置編】
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ありがとうございます。
チャレンジとZ会の違いは?
当時(四半世紀前・笑)から、難しい・応用=Z会、幅広くサポート=進研ゼミ、というイメージが出来上がっていました。
このイメージは今も受け継がれているようで、資料請求などをすると、Z会は最難関中学合格者の体験記などが載っていたりします。
対して進研ゼミは、多くの小学生&中学生に活用されている、という雰囲気の資料が同封されています。
2017年の春に届いた資料には、住んでいる地域の小学校で何人が進研ゼミを受講しているか、という冊子が入っていました。
ところで、この冊子、元塾講師的に斜めで見ていると面白いことが判明。
一般的に教育熱が高い地域は受講率が高く、教育熱が冷めきっている地域は・・・。
そして、超ゲキアツ地域は教育熱高い街よりほんの少し率が下がる(おそらくZ会の方が多い?)、ことが判明。
近所のママさんでも、トップ高校を目標にしている御家庭は、小学校1年からZ会のハイレベル編に入っています。
そこまでではないけれど、しっかりとした学習習慣を身に着けて欲しい、と願っているお母さんは進研ゼミ、という印象があります。
ただし、昔と違って進研ゼミ・チャレンジ小学生講座はハイレベル編に相当する挑戦コースも準備されています。
それでは、それぞれの違いとターゲット層を考察していきましょう。
チャレンジ
進研ゼミ 小学生のHPを覗いてみても、体験談は習い事の両立が可能、学習習慣が定着した、などがメインです。
中学受験はしないけれど、公立中でトップ層を維持しつつ、地元のトップ高校に合格する力をつけることは可能と言えます。
↑現に私も中学からでしたが、トップ高校に届きました。
中学生時代、毎月届く号の問題を何度も解きなおし、定期テスト対策用の問題は直前期に5回解いて圧倒的不利な立場から上位層にたどり着きました。
近隣で一番進研ゼミ中学講座を解いた、と自負しています・笑。
また、4年生から開講の中学受験講座はZ会の中学受験コースに比べれば敷居が低く(個人的感想)、しかも堅苦しくない雰囲気です。
そのため、子供が知らずに応用問題を解いてくれる可能性が高まります。
勉強を楽しみながら理解を深める
スタートが小学生からだったらもっと勉強面で楽できたのにな~、と思う自分がいます。
きっと、6年生の時に理科で20点を回避できたことでしょう・・・。
教科書対応なので、学校のテストで高得点をキープしたいという目標達成もできます。
これは、子供にとって大きな励みになりますよね。
テストが60,70点台→80点台にアップすると、自信が持てますし。
それに、返却されたテストをランドセルに入れるときの気持ちが違います・笑。
また、標準コースと挑戦コースもあるので「学校の勉強内容より難しいのを解いてみたい」という子にもお勧めです。
学年が上がると、公立小でも100点連発は難しくなるのでチャレンジを上手く利用するのもアリです。
中学生の時は、この定期テスト対策に打ってつけで試験前になると何回も問題を解いていましたね。
目の前のゴールをいくつもクリアして、遠くのゴールに近づく方式という感じです。
習い事優先だけど、学習面でも頑張りたい!、という子がピッタリ。
私のように塾には通えない下剋上目指して頑張るぞ!(地方限定)、ポイント集めてプレゼントゲットしたい!というお子さん向けでしょうか。
保護者向けとしては、やはり会員になると更に多くの教育情報が手に入りやすいことが長所。
新聞をとっていない家庭も増加していますし、教育改革の情報を進研ゼミ経由で得られることは嬉しいです。
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データーが豊富
通信教材の巨人だけあり、積み重ねてきたデーターは膨大なものです。
小学生向けの実力診断テストも、信頼できるデーターがでることは間違いありません。
低学年だとなかなか、小学校以外のテストを受ける機会もないので、こういった機会は貴重とも言えます。
中学生時代も、実力テストがありましたが、偏差値などのデーターは確かなものでした。
ただし、難関私立中学を目指す場合は、Z会に比べればデーターは少ないと思われます。
Z会
最初に申しておきます。Z会の特色はハッキリ明確。
難関中学校受験対応可能!、です。
これは学生時代に経験した保護者の方なら知っているでしょうか。
その傾向は近年拍車がかかっているような気がします。
進研ゼミとの色分けをハッキリさせたいのか、教育改革に向けてさらなる特色を打ち出したい意図なのでしょうか。
設定ゴールが遠いお子さんにはいいでしょう。まぁ、Z会をスラスラ出来るお子さんは学校のテスト100点連発でしょうけどね。
学習意欲がかなり高い子
低学年からスタートする場合は、落ち着いて勉強できる子、難しい問題を前にしても動じない子、チャレンジ精神のある子、将来中学受験を予定している子、と明確な目標のある子向きな教材だと思います。
う~ん、自分の7,8歳ころだったらムリだろうな、ですね。
いや、高校時代に同級生の多くが通信教材をやっている話を聞いて、Z会率が高いので始めたのですが、教材を前にして凹んだのを昨日のように覚えています。
なにせ、高校1年の春に無謀にも難関大学を目指すハイレベルコースに申し込み、見事にペシャンコに押しつぶされた苦い経験があります。
やはり、スタンスが違うので、自分の目標&能力に見合う教材を選ぶことはとても重要です。
周囲でも、やはり家庭環境的にも整っていて保護者の教育熱高めの方がZ会を受けています。
興味あるけど、敷居高そうだし、でも気になる、という場合は資料請求すると無料の問題が付いてきます。難しすぎる?!、と心配な方は無料の資料請求でZ会のレベル確認を!
Z会のグレードアップ問題集はオススメ
グレードアップ問題集でしたら気ままに続けられますし、+αの問題も体験させたい、という時にはピッタリです。
低学年向けには理科の先取り問題集も出版されています。我が家では子供たちの心理的余裕がないため、使えませんでした。トホホ・・・。
中学受験を考えている、受験はしないけれどトップ高校のトップ層を目指し、その先の難関大学入試を目標にしている、というお子さん&保護者にはいいでしょうね。
とりあえず、通塾を考えていないor通塾する時期とする時期を分けて考えていて、その合間を取り持つにはピッタシでしょう。
2021年度のZ会
子供①がグレードアップ問題集に取り組んでいた2年生の時、同封のハガキで家庭用プラネタリウムに応募しました。
残念ながら外れましたが、それ以降定期的にZ会の資料が届きます。(資料希望に丸を出していたので)
同封されている体験テキストを毎回チェックしますが、よく出来ていますね。
子供①にも問題を解かせたいのですが、塾の今はまだユルイ宿題でアップアップ十分のようです。
どうしても、国算に目が行ってしまいますが、理社(低学年では経験学習という名のコース)の問題も基礎を問いながら応用的な問題も出ています。
ペーパー主体の小学生コースの専科として英語が3年生から受講可能となっています。
タブレット端末系のコースには英語が標準装備されていますが、資料に同封されていた4年生の専科の英語を見ると、専科はレベルは高い印象があります。
公文式などで使用しているような、音声機能付きペンを使用します。
専科の英語は、小学3年生と4年生だと1589円/月(12か月分一括払の場合での1ヶ月換算)です。
小学5年生と6年生では、教科化されたこともあり本科のなかに組み込まれています。
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Z会に関する詳しい考察はコチラの記事へ→興味のある方は読んでください。
気になる料金比べ
通信とはいえ、料金はかかります。当然ですが。
気になる両者の違いは?参考までに小学3年生の4教科が以下の通りです。
先ずは、チャレンジ3年生の昔ながらの紙ベース(オリジナル)と、猛プッシュしているタブレット端末を使用したチャレンジタッチコースの料金です。
お得感半端ないですね~。
塾との比較が載っていますが、中学受験向けの塾はこんな金額では収まらないですからね。
学研でも2教科で8,000円以上します。
さて、Z会はどうでしょうか?
こちらも紙ベースの方で、小学3年生のスタンダートでコース4教科の料金です。
チャレンジに比べると、質素な画面がZ会らしいですね。
2020年度はの一括払いですと、月々5,068円の支払いです。
同条件下だと進研ゼミとより約1,300円/月 高いですね。
まとめ
ここまでスタンスの違う2トップですので、4教科揃っているメジャーな通信教材を選ぶ場合、保護者的には迷うことなく選べるかな~と思います。
我が家の場合、子供①が2年生の時に両方から資料請求はしましたが、毎月の紙の量を想像して、私は整理整頓できないな、と敵前逃亡しました。
整理整頓が私のように壊滅的に苦手!!という保護者でなければ、クリアできる問題だと思います。
資料請求をして色々と見比べるのもよい経験かと思います。
Z会の場合は、無料の問題が付いてきますからね。
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