新学期の最初の週は慣らし、第2週目からは新入学の1年生を除くと学校生活は通常運転になります。
これからの時代、公教育でも、基礎学力+自分の意見を述べられ、英語も出来る子を育成する、がスタンダート。
親世代とは違うことが多い、と理解しながら見守っています。
子供達の話を聞いていると、教育改革の目玉でもあるアクティブラーニングを取り入れたクラス運営になっているな、という印象。
2018年度は昨年度より、それが濃くなってきているようです。
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自己紹介の仕方が論理的
クラス替えなどがあると、自己紹介がつきものです。
子供達も自己紹介文を書いたようですが、子供②のクラスでは3文で述べるルールがあったようです。
私はてっきり以下のようだと思っていました。
1.名前
2.得意な事
3.抱負
ところが、子ども②に思いっきり訂正されました。
1.自分の名前→2.好きなもの(得意なもの)→3.その理由、と。
3の理由の前には、必ず「なぜならば」をつける決まりがある、とのこと。
これを聞いたときは、驚きました!
何だか、去年とは学年指導が違い過ぎる。教育改革を見据えての指導なのか、子供①並の学年指導になったのか判断不可能・苦笑。
おそらく、学年主任の考えが文部科学省の考えを踏襲しての指導と推測。
まぁ、昨年度の学年主任は、教訓として活かしていきましょう・・・。
アクティブラーニングが加速か
学年指導が1年時からしっかりしている子供①は、教育改革を念頭にしていると思われる授業を受けてきました。
1年時は、グループごとに分かれてお楽しみ会を準備したり、2年ではグループ発表の回数が増え、3年では表やグラフを使って分かりやすく皆の前で説明、と成長度合いに合わせている指導しているな、と感じていました。
子供②の方は1年が色々思うところアリアリの学習指導でしたが、2年に進級して軌道に乗った感があり一安心。
ただ、1年時に少し慣らしをしていた子供①の学年よりは少し子供たちが違和感を覚えないかな、と心配はしています。
とはいえ、子供の順応力は高いのでスムーズに対応することでしょう。
一方、子供①も新学期早々に自己紹介シートを作成し、壁新聞のように貼ったそうです。
学校から、はっきりと国の政策を説明されることはないので、新聞やネットで教育関係の情報にアンテナを立てておく必要性を痛感しましたね。
おそらく、関心のない保護者は何も知らないまま子供が義務教育を終了しそうな勢いです。
英語なら、教科書を持って帰って来るので「なんで???」、となると思いますけど。
表やグラフを駆使し、読み取る力
2017年度末に行われた授業参観で、子供①のクラスは表やグラフを用いた発表を、1人1人行いました。
棒グラフ、折れ線グラフなどを使いますが、正直個人差はかなりあるな、と感じました。
親世代が小学生時代もグラフは学びましたが、理科で多用したかなという記憶程度。
まぁその理科がボロボロだったので、断片の断片しか覚えていませんけど。
子供①のノートを見ていると、算数や理科でもグラフを書く作業が多い様子。先生側が意図的に表やグラフを書く回数を増やしている?、と思われます。
一方子供②は、1年時に数の比較(例:あめとチョコレートの数比べ)は宿題などでやってはいましたが、それは引き算の理解のため。
ところが、新学年早々、算数の宿題プリントを見て驚きました!
表に書き記すグループ分けの問題でした。言葉で言うと想像が難しいので簡単に説明します。
32人クラスで好きな食べ物のアンケートをとりました。ハンバーグは8人、カレーは10人、スパゲッティが5人、唐揚げは6人、オムライスが3人でした。
それぞれ表に○でしるしをつけましょう。
以上のような指示を受け、どの食べ物が多かったか、少なかった食べ物との差はいくつか、という設問が続きます。
条件の整理の初歩の初歩でもありますが、単純な計算問題とは違い、作業をしてから答えを求めるものです。
子供②も、1年生の時には全くやっていない問題、と口にしていました。
まだ新学期始まったばかりですが、子供②の学習指導に2回ほど驚かされた私です。
この問題、おススメの問題集でもある算数ラボ 考える力のトレーニング10級に載っている系の問題です。
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↑本当に、おススメです。
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論理的思考を養うのは家庭
子供①は毎年学習指導が親的にOKで心配ナッシングですが、心配ばかりしていた子供②も2年になり改善したようなので一安心。
ですが、やはりグラフを読み込んだりする力は家庭でつけさせるしかないかな、と考えています。
学校では、その力を発揮したり確認する場所、と私は捉えています。
その理由は、学校では広く満遍なく知識を学ぶ場所なので、理解を深める場として家庭には敵わないと個人的に考えているからです。
毎日グラフを眺めればいいのか、と言われたら全否定しますよ・笑。
野球好きな我が家は、翌日の新聞で順位表をチェックしています。
上位と下位の違いがすぐに分かりますよね。
試合を見ていても、好調なチームと不調なチームの違いは子供でも分かるようで、チャンスで打線がつながるかどうか、ピッチャー人が締まっていない、等々を観察。
思考力というよりは観察力の育成ですが、こうなったらこうなる、という論理的な考えを野球観戦という娯楽でも身につけることが可能。
天気予報など自然事象の確認でもいいですし、お金をかけずに日常生活の中で見方を変えればいくらでも論理的な考え方を得るチャンスがゴロゴロ転がっています。
とはいえ、子供①②が論理的な言葉を使っているかといえば、Noですが。
公立小の授業を注視する
公立小とはいえ、簡単ではないことは明白。
国の方針を現場に反映するのが先生方です。
地域によって差があるとは思いますが、どうもコチラの学校ではアクティブラーニングにも力を入れている様子。
あと、先生がやる気があるかないかも重要!昨年度の子供②の学年主任のような方は遠慮したいです。
自治体にもよりますが、英語の先行実施もあったりと、2020年の教育改革に向けて今年度はかなり踏み込んだ変化が起きるのでは?、と感じています。
子供①が3年生の割り算を最初に習う時も、考え方や解き方を生徒同士で話し合い、説明したい人は前に出て説明したと口にしていました。
それを聞いたときは、ふ~ん、と軽く聞き流していましたが、それこそアクティブラーニングなんですよね。
みんなの前でプレゼンテーション、なんて一昔前は考えられなかったです。
小学生時代に人前で何かした記憶、といえば学芸会くらいです・笑。
あとは、優秀な同級生がみんなの前で賞をもらった作文を発表とか。
グータラ小学生には無縁の黒板前に立って発表は、今では当然の光景のようです。
まとめと対策
今までの偏差値高ければイイ、とはいかないのは明白。
人前で説明能力がなかれば、偏差値高くても評価されない時代が学校レベルでも起きそうです。
ただし、アクティブラーニングの成果がでるのは高偏差値の中学校、高校という話もあるので、知識や教養は大切なのは変わりありません。
とにかく、手っ取り早く取り組めそうなのは親子の会話と語彙力アップ。
会話も下世話なゴシップは避けて、スポーツや天気などの馴染みのある話題から裾野を広げていきましょう。
好きな本の紹介と説明、理由を家族で交互に発表し合うのも楽しいですね。
本は沢山読むようになるし、分かりやすく相手に伝えるスピーチを考える癖がつきます。我が家でも導入したいな、と検討中です。