小学校高学年から学力を伸ばす子の【学び方・言動・興味】の3つの特徴】 | 元塾講師 透明教育ママ見参!!

小学校高学年から学力を伸ばす子の【学び方・言動・興味】の3つの特徴】

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今回は【小学校高学年から学力を伸ばす子の【学び方・言動・興味】の3つの特徴】と題し、お話をしていきます。

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小学校高学年になると、子どもたちの学力差がはっきりと見え始めます。

これは私自身の子ども時代、塾で出会った子どもたち、そして3人の子どもたちの子育てを通じて強く感じています。

テストで点を取る子もいれば、苦戦する子も出てくる。

けれど、ここで注目すべきは【今できる子】よりも【これから伸びる子】です。

やはり、親にとっては学力差が目立つ時期に他の子を引き離し、学力上位層をキープする子がどのような子なのかが気になると思います。

 

しっかり勉強している子の中でも学力の伸びが鈍化してしまう子もいます。

不思議なことですが、学力の伸び方には学び方の質が深く関わっています。

小学生のうちは、知識を詰め込むことで点が取れる時期ですが、中学以降は理解の深さが結果を分けます。

つまり、早い段階で【学ぶ力】を身につけた子が、将来安定して成績を伸ばしていくのです。

その【学ぶ力】は、単なる努力ではなく、日々の思考や言動、そして興味の持ち方から育まれます。

小学校高学年は、知識の幅が広がるだけでなく、【自分で考える】段階に入る重要な時期。

ここでの習慣が、中学・高校、そして社会に出た後の思考力の土台になります。

 

そこで今回は、学力を継続的に伸ばす子がもつ3つの共通点、【学び方】【言動】【興味関心】を取り上げ、それぞれの特徴と家庭でできるサポートのヒントを紹介します。

 

知識を【点】でなく【線】でつなぐ3つの学び方

まず、小学校高学年になると、勉強の量が一気に増え、教科ごとの内容も複雑になります。

この時期に成績の差がつく最大の要因は、学び方の質です。

これまでのように【覚える】だけの学習では、知識が断片的に積み重なるばかりで、思考の深まりが生まれません。

たとえば、理科で電流を学ぶとき、【回路図を覚える】だけでは応用が利きません。

【なぜ直列と並列で電流の流れ方が違うのか】を考えられる子は、算数の【比例】など、別の教科の知識と自然につなげて理解できます。

このつながりの思考こそが、中学以降の学びの基礎になります。

学力を伸ばす子は、知識を点ではなく【線】で捉え、線と線をつなげて【面】に広げるように学びます。

一見地味なようでいて、この姿勢が思考の柔軟さと応用力を生み出すのです。

 

ここでは、そんな子どもたちに共通する3つの学び方、①【なぜ?】を掘り下げる力、②【関連づけ】で広げる力、そして③【使って覚える】実践力について見ていきましょう。

 

学び方①【なぜ?】を自分で掘り下げる

伸びる子の共通点は、【わからない】を放置せず、自分で【なぜ】を探ろうとすることです。

教科書や先生の説明をそのまま受け取るのではなく、【どうしてそうなるの?】【ほかの考え方はある?】と、自分なりの言葉で理解を確かめます。

この疑問力がある子は、学びを【作業】ではなく【思考の探求】として捉えています。

たとえば算数で【分数÷分数】を習ったとき、【なぜ逆数をかけるのか】を自分の言葉で説明できる子は、ルールを単なる暗記ではなく理屈として理解している証拠です。

 

また、【なぜ?】を考える過程で、自分の中に仮説が生まれます。

その仮説を確かめることで、思考が深まり、知識が本物になります。

こうした学び方を続ける子は、応用問題でも動じず、初めて見る問いにも柔軟に対応できます。

親ができるサポートは、すぐに答えを教えることではなく、【どうしてそう思ったの?】と問い返すこと。

子どもの【なぜ】を奪わない姿勢が、学びの根を育てていくのです。

 

学び方②【関連づけ】で覚える

学力を伸ばす子は、知識を単独ではなく【関係性】で捉えています。

たとえば、社会の歴史を学ぶときに、年号を丸暗記するのではなく、【この時代の背景でどんな科学技術が生まれたのか】【世界では何が起きていたのか】と、他の要素とつなげて理解します。

こうした関連づけの思考ができると、知識が立体的になり、忘れにくくなります。

理科で学ぶ気象現象を地理の【地域の特徴】と結びつける。

算数の割合を家庭科の【買い物】や【栄養計算】に応用する。

このように、学びを横断的にとらえることで、学びが生活や社会とリンクしていきます。

 

関連づけは、単なる記憶術ではなく【理解の構造化】です。

頭の中に知識マップが広がると、新しい内容も自然に整理され、学習効率が上がります。

家庭では、子どもが話題にした内容を【それって他の教科にも関係あるね】とつなげてあげると効果的です。

知識を線でつなぐ感覚を、日常の会話の中で少しずつ育てていきましょう。

 

学び方③【使って覚える】姿勢

どれだけ知識をインプットしても、【使わない】ままでは記憶に定着しません。

学力を伸ばす子は、覚えたことを使って確認する習慣を持っています。

たとえば、理科の新しい言葉を友達に説明したり、算数の解き方を自分のノートにまとめ直したり。

アウトプットすることで、理解が整理され、長期記憶に変わります。

 

さらに、【使う学び】は実践によって広がります。

英語の単語を覚えたら、それを使って短い文を作る。

社会で習った地域を、実際の地図で探してみる。こうした【自分の手と頭を動かす経験】が、学びを深めます。

このとき大切なのは、【正確さ】よりも【表現すること】そのもの。

完璧でなくても、自分の言葉で表現しようとする姿勢が、思考の筋力を育てます。

親は結果よりも【よく説明できたね】【自分の考えを言えたね】とプロセスを褒めることが大切です。

知識を使って動かす。

この習慣が、理解型の学力を作り上げていくのです。

 

【思考の言語化】で周りを巻き込む3つの言動

さて、小学校高学年で成長する子の特徴のひとつに、【思考を言葉で整理できる】ことがあります。

つまり、頭の中の考えを言葉にして出せる力=言語化力です。

この力がある子は、理解した内容を自分なりにまとめ、説明することができます。

一方、言葉にできない子は、頭の中で曖昧な理解のまま止まってしまい、知識が深まらず応用もききません。

 

たとえば、【なんとなくわかった】という状態でも、言葉にして説明してみると【本当にわかっていなかった】ことに気づくことがあります。

この気づきこそが、思考の整理と理解の第一歩です。

さらに、言語化できる子は、友達との意見交換やディスカッションを通して他者の視点を吸収できます。

言葉を媒介にして、自分の思考を広げ、学びを深めていくのです。

 

ここでは、そんな【言葉を使って考える子】に共通する3つの言動、①【わからない】をそのままにしない、②【説明】で理解を再構築する、そして③【意見交換】で視野を広げるについて詳しく見ていきましょう。

 

言動①【わからない】をそのままにしない

成績が伸びる子は、【わからない】を隠しません。

むしろ、それを言葉にして外に出す勇気を持っています。

【ここが変だな】【これ、どうして?】、といった素朴な疑問を声に出せる子は、理解の穴に気づき、自分で埋めることができます。

逆に、わからないことを黙ってやり過ごす子は、表面的な理解のまま次に進んでしまい、後で大きなつまずきを招きます。

 

また、【質問する力】は、実は自立した学びの証拠でもあります。

自分で考えた上で質問できる子は、【どこまでわかっていて、どこからわからないのか】を整理できているからです。

家庭や学校では、【質問する=恥ずかしい】という空気をなくすことが大切です。

【いい質問だね】【気づいたことを話してくれてありがとう】と声をかけることで、子どもは安心して発言できます。

わからないことを外に出すことは、学びを止めないためのスタートラインです。

その一言が、理解を深める扉を開くのです。

 

言動②【説明】で理解を再構築する

思考を深める最良の方法は、【説明すること】です。

子どもが覚えた知識を人に説明する過程で、頭の中の情報が整理され、理解がより明確になります。

たとえば、【算数の割合】を友達に教えるとき。

自分ではわかっているつもりでも、言葉にすると【どこが難しかったのか】【どう説明すれば伝わるのか】に気づく。

この過程で、曖昧だった理解が再構築され、より確かな知識になります。

説明は、単なる話す行為ではなく、考えを組み立て直す行為です。

 

また、相手の反応を見ながら説明を修正することも、論理的思考や表現力のトレーニングになります。

家庭では【今日何を習ったの?】ではなく、【それを説明してみて】と促してみましょう。

子どもが話す過程を邪魔せず、【なるほど】【そうやって考えたんだね】と受け止めることが大切です。

説明する子は、思考する子。

言葉にすることで、知識は【頭に入る】ものから【自分で動かせる】ものへと変わっていきます。

 

言動③【意見交換】で視野を広げる

学力を伸ばす子は、【他人の意見を聞くこと】に前向きです。

ディスカッションやグループ活動の中で、他の子の考えに刺激を受け、自分の思考を深めていきます。

このとき重要なのは、意見の一致ではなく視点の交換。

【自分はこう思う】【相手はこう考えている】という違いを楽しめる子は、視野が広がり、考えの柔軟性を持てるようになります。

 

また、意見を交わす中で、自分の考えを言葉にして整理し直すことができます。

この過程で、知識のつながりや論理的思考が強化され、表現力や理解力も向上します。

家庭では、ニュースや身近な出来事を題材に【あなたはどう思う?】【お母さん、お父さんはこう思うけど、どう?】と会話を広げるのがおすすめです。

答えを求めるのではなく、考えを共有する時間を意識することが大切です。

他者との言葉のキャッチボールが、子どもの思考を磨く。

意見交換を通じて育つのは、学力だけでなく、人と考えをつくる力なのです。

 

【探求心】に富む3つの特性

ところで、小学校高学年で学力をぐんぐん伸ばす子には、共通して知りたいという内なるエネルギーがあります。

その正体こそ、探求心です。

探求心とは、【もっと知りたい】【なぜだろう】と感じる好奇心を自分の行動に変える力です。

勉強のために勉強するのではなく、知ることそのものを楽しめる子は、努力を苦と感じません。

この時期の学びは、単なる知識の暗記から【自分で考え、調べ、つなげる】段階へと進化します。

その原動力となるのが興味関心です。

どんな教科も、好きの火がつけば、理解の深さも持続力も大きく変わります。

 

探求心は才能ではなく、育てることができます。

親が少し背中を押すだけで、【わからない】から【調べてみよう】へ、【難しい】から【おもしろい】へと学びの姿勢が少しずつ変わります。

ここでは、学力を伸ばす子が持つ探求心の3つの特性、①未知へのワクワク、②一歩踏み込む姿勢、そして③失敗を楽しむ柔軟さ、を家庭での実例を交えて紹介します。

 

特性①【未知へのワクワク】がある

学びを楽しむ子は、【知らないこと】にワクワクします。

【できない】や【わからない】を恐れるのではなく、【今から知ればいい】と自然に思えるのです。

このポジティブな好奇心がある子は、授業で新しいテーマが出るたびに目を輝かせます。

たとえば理科で新しい単元が始まると、【これって身の回りにあるのかな?】と自分から調べ始める。

その探求のプロセス自体を楽しめるのです。

 

一方で、結果や評価を重視しすぎると、【正解しなきゃ】【間違えたら恥ずかしい】という気持ちが先に立ち、探求の芽を摘んでしまいます。

親や先生は、成果よりも取り組む姿勢を認めてあげることが大切です。

【おもしろそうだね】【それ、どう思ったの?】

この一言が、子どもの心を動かします。

未知へのワクワクを尊重することが、学びの継続力を育てる最初のステップなのです。

 

特性②【一歩踏み込む】姿勢

探求心のある子は、【疑問を持つ】だけで終わらず、自分の手で確かめようとする特徴があります。

気になったことをすぐに調べたり、実際にやってみたり。

この小さな一歩を踏み出せる行動力が、学びの深さを大きく変えます。

たとえば、社会で【縄文時代の暮らし】を学んだ子が、【どんな食べ物を食べていたんだろう?】と調べて、自分で縄文料理を再現してみる。

理科で【磁石の力】を学んだ子が、家の中で磁石を使って実験してみる。

このように、知識を【自分の体験】に引き寄せることで、記憶にも感情にも残る学びになります。

 

この姿勢を支えるのは、【調べること】【考えること】そのものを楽しむ感覚。

大人が【やってみよう】【一緒に見てみよう】と共に動くことで、行動のハードルが下がります。

情報を得るだけでなく、行動に変えてみる。

この【一歩踏み込む力】が、学びを知識の所有から経験の創造へと変えていくのです。

 

特性③【失敗を楽しむ】柔軟さ

探求心を持つ子のもう一つの特徴は、【うまくいかないことを楽しめる】ことです。

失敗を【終わり】ではなく、【次の工夫のきっかけ】として捉えます。

自由研究で思ったような結果が出なくても、【なんでこうなったんだろう?】と振り返り、別の方法を試してみる。

この思考の柔軟さが、創造的な学びを生み出します。

 

一方、【失敗=悪いこと】と捉える環境では、子どもは挑戦を避けるようになります。

安全な答えだけを選び、考える力が育ちません。

家庭や学校でできる工夫は、【失敗の共有】をポジティブにすること。

【やってみたんだ、すごいね】【次はどうすればうまくいくかな?】

この声かけが、挑戦を習慣化させます。

学びとは、成功の積み重ねではなく、試行錯誤の連続です。

失敗をダメではなくデータと見なせる子ほど、柔軟に考え、どんな課題にも立ち向かえます。

探求心は、うまくいかない瞬間を楽しめる心の余裕から育つのです。

 

【学びの主導権】を持つ子が、未来を切り拓く

小学校高学年になると、子どもの学び方や思考の質に明確な差が出始めます。

しかし、その差は【才能】ではなく、【学びの向き合い方】の違いから生まれるものです。

今回はまず、知識を【点】で覚えるのではなく、【線】でつなぐ学び方が成長を支えることをご紹介しました。

理解を重ね、過去の学びと新しい知識を関連づけられる子は、どんな教科でも応用力を発揮します。

続いて、考えを言葉で整理し、他者と共有できる【言語化力】が、思考の深まりを導くことに触れましたが、【説明する】【質問する】【意見を交わす】といった3つの言動が、子どもの頭と心を活性化させます。

そして最後に、学びの根底にある【探求心】が、学力を伸ばす最大のエンジンであることをお伝えしました。

未知を楽しみ、行動に移し、失敗を恐れず試行錯誤するという姿勢が、子どもの継続的な成長を支えます。

 

つまり、学力を伸ばす子の共通点は、【自分で学びを動かしている】ことになります。

親がすべきは、答えを与えることではなく、子どもが自ら問いを立てる環境を整えることです。

 

やらされる勉強から、自分で広げる学びへ。

その転換点が訪れるのが、小学校高学年の今。

この時期に【学び方・言動・興味】の3つを意識して育てることが、未来を自ら切り拓く力につながります。

 

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