今回は【トップ高校を目指す 苦手なままにするとキツイ教科は〇〇】と題し、お話をしていきます。
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中学受験をせずに高校受験を目指す親子にとって、【どの教科を重点的に勉強すべきか】という悩みは尽きないものです。
国語、数学、理科、社会、英語。
すべて大切な教科ではありますが、その中でも特に苦手なままにしておくと後々苦しくなるのが【英語】です。
英語は積み重ねの教科であり、一度つまずくと取り戻すのに時間がかかるため、学年が上がるほど差が広がりやすい特徴があります。
そして、進学校、トップ高校を目指す場合、この【英語の差】が致命的な要素になるケースが少なくありません。
実際に、進学校に合格する生徒の多くは、小学生のうちから何らかの形で英語に触れており、中学入学時点ですでに【得意科目】になっていることも珍しくないのです。
また、高校入試では英語でつまずくと他の4教科で取り返すのは容易ではありません。
たとえ理科や社会が得意でも、英語での失敗が足を引っ張ってしまい、志望校を下げざるを得なくなるという現実もあります。
そこで今回は、【なぜ英語が苦手なままだと進学校の受験で不利になるのか】【小学生のうちにできる英語の土台づくり】【中学生が今からできる現実的な対策】という3つの視点から、英語対策の重要性と実践方法を解説していきます。
英語を【苦手教科】のままにしないことが、進学校合格への大きな一歩となるはずです。
進学校を目指すなら英語ができないとキツイ3つの理由
まず、高校受験において、【英語は苦手なままでも他の教科でカバーすれば何とかなる】と考えている方は少なくありません。
しかし、進学校を目指す場合、この考えは非常に危険です。
進学校を受ける生徒は、各中学の優等生ばかりですから、どの教科もそれなりのレベルに仕上げています。
ですから、苦手なまま放置すると致命的な結果につながりやすいです。
さらに、近年では英語教育に対する関心が高まっており、小学校での英語活動が当たり前となっただけでなく、幼児期から英会話スクールやオンライン英語に取り組んでいる子も少なくありません。
そのような環境で育った子どもたちは、中学英語の基本文法や単語を早い段階でマスターし、定期テストや模試でも安定して高得点を取れる状態にあります。
つまり、スタートラインが【普通の中学生】とはすでに違っているのです。
英語が【中学から本格的に始まる教科】と思っていたら、実はライバルたちはもっと早くから準備をしており、差がついてしまっている可能性があります。
ここでは、なぜ英語が進学校受験において【苦手なままでは厳しい教科】なのか、その理由を3つに分けて詳しく見ていきましょう。
理由①教育熱心な家庭の子は幼少期から英語に取り組んでいる
進学校を目指すような家庭の多くは、子どもの教育に対して早い段階から意識を高く持っており、その中でも英語に関しては特に力を入れている傾向があります。
実際、英語を小学生から、場合によっては幼児期から始めている子どもたちは珍しくなく、英語に対する抵抗感がないまま中学校に進学しています。
こうした子どもたちは、すでに英単語や簡単な文法、リスニング力を身につけており、中1・中2の学習内容であればほとんど苦労せずに理解できます。
結果として、入試問題に対応する力も自然と育ち、模試や実力テストでも安定して高得点を出すことが可能になります。
一方、英語を中学から本格的に始めた生徒や、学校の授業だけで英語を学んでいる生徒にとっては、最初から見えないハンデを背負っている状態と言えるでしょう。
地方の公立高校入試レベルの問題であっても、彼らにとっては【簡単すぎる】ものであり、差がつかないどころか、スタート地点で既に水をあけられているのです。
このような教育格差が受験結果に直結する以上、英語を後回しにするのではなく、早めに【追いつく・追い越す】意識を持って取り組む必要があります。
今からでも、正しい学習法で差を縮めることは十分可能です。
理由②英語での失点は他の4教科で補うのが難しい
英語を苦手科目のままにしてしまうと、入試全体に大きな影響を及ぼします。
進学校を目指す場合は、合格ラインが非常に高く、1教科の失点を他の教科でカバーするという考えは通用しないと思ってください。
たとえば、英語で60点しか取れなかった場合、残りの4教科すべてで90点以上を取らなければ、合格ラインに届かない可能性が高くなります。
このように、英語の得点が伸びないと、それだけで受験全体の戦略が非常に苦しいものになります。
国語や数学も配点が高い科目ですが、文章題や計算問題の正答率には限界があり、【確実に高得点を取る】ことは英語以上に難しい場合もあります。
また、その年によって教科ごとの難易度というものもあるので、【英語は自信ないけど国語と社会でカバーする】という戦法で何とかなるほど受験は甘くはありません。
また、理科や社会は暗記によってある程度得点を稼ぎやすい教科ですが、入試問題では応用力や記述力も問われるため、満点を取るのは簡単ではありません。
結局のところ、【英語が弱いから他で稼ぐ】という戦略は現実的に機能しにくいです。
受験本番では、すべての教科で【ある程度の安定した得点】を取ることが求められます。
その中で英語だけが明らかに低い状態では、合格はおろか、受験全体のモチベーションにも悪影響を及ぼしかねません。
だからこそ、英語を苦手なままにせず、しっかりと得点源に育てていく必要があります。
理由③英語が苦手だと志望校変更を余儀なくされる
英語が苦手なまま受験に突入すると、志望校の選択肢が狭まってしまうという大きなデメリットがあります。
進学校を志望する場合、受験生の多くが幼児期、小学生のころから英語を学んでいます。
ですから、英語で安定して高得点を出せることが大前提になっていることが多く、【英語の出来次第で志望校を変更せざるを得ない】というケースは決して珍しくありません。
模試や過去問演習で英語の点数がいつまでたっても伸びず、【英語さえ良ければ合格ラインなのに…】という状況になると、本来目指せるはずだった学校を諦めざるを得なくなります。
これは子どもにとっても大きな精神的ダメージとなり、最終的に【受験そのものへの自信喪失】にもつながりかねません。
また、英語力が合否に直結することを熟知している進学校ほど、英語に力を入れた授業カリキュラムや入試問題を用意しています。
そのため、【英語で点が取れない受験生は求めていない】という暗黙のメッセージすら感じられることがあります。
逆に言えば、英語でしっかり点が取れる状態にしておけば、受験校の選択肢が広がり、【チャレンジ校】を選ぶことも可能になります。
英語は、自分の進路を左右する鍵になる教科です。
苦手なまま放置してしまうと、入試直前に後悔することにもなりかねません。
だからこそ、早めに本腰を入れて英語力を鍛える必要があるのです。
小学生時代からの3つの戦略で英語の土台をつくる
さて、英語は短期間で得点アップが難しい教科です。
とくに文法や語彙は、知識の積み上げによってじわじわと力がつくもの。
だからこそ、【中学になってから頑張ればいい】と考えるのでは遅すぎることがあります。
トップ高校を目指すなら、他の生徒と同じ時期にスタートしていては間に合わず、むしろ【小学生時代から差がついている】ことを前提にした戦略が必要です。
ここでは、小学生のうちから無理なく英語の土台を作るための3つの具体的な戦略を紹介します。
いずれも、英語に慣れ親しみ、学習へのハードルを下げ、自然と【得意教科】に近づけていくための方法です。
早期からの準備は、中学英語をゼロから学ぶのではなく復習として定着させるという大きなアドバンテージになります。
戦略①英語は【音】から始めるのが鉄則
英語を学ぶ第一歩は【音に慣れること】です。
日本語と英語は音の構造が全く異なるため、まずは耳を英語に慣れさせることが、将来的なリスニング力や発音、さらには文法理解の土台になります。
おすすめは、子ども向けの英語の歌やアニメ、YouTubeの英語コンテンツを日常に取り入れること。
とくに意味が完全にわからなくても、繰り返し聞いているだけで、自然と発音やリズムが身体に染みついていきます。
これにより、音から単語やフレーズを覚える【自然習得型】の学びが可能になります。
英語は中学生になると英文法の理解が成績を決めますが、勉強の入り口である英語の音慣れをしておくことで英語に対する嫌な感情というものを抱きにくくなります。
小学生のうちに英語を教科ではなく言葉として捉えられる環境を整えておくことが、その後の英語力に大きな差を生みます。
戦略②【英語=日本語変換】から脱却する視点を
多くの子が英語を苦手になる要因の一つに、【すべての単語や文を日本語に直して理解しようとする】学習習慣があります。
しかし、英語をそのまま理解する力を育てる方が、実は圧倒的に効率的です。
小学生のうちは、単語やフレーズの意味を日本語で暗記するよりも、イメージや状況と結びつけて覚えることが効果的です。
例えば【apple】という単語を、赤くて丸いリンゴの絵と一緒に覚える。
あるいは【I’m hungry.】を、お腹を押さえているキャラクターの映像とセットで記憶する。
こうした学び方は、記憶の定着率が高くなり、言葉の使い方も自然と身につきます。
英語絵本や英語のカードゲーム、簡単な英語アプリを活用すれば、日本語を介さずに【状況=意味=英語】で記憶できる仕組みが作れます。
こうした学び方を小学生の段階で身につけることで、後の文法学習にも大きな強みとなります。
戦略③反復と確認で【できた】を積み上げる
学習効果を高めるためには、【一度覚えて終わり】にしないことが肝心です。
英語においても、繰り返し学習が記憶の定着と自信につながります。
小学生の英語学習で特に効果的なのが、【少量を何度も確認する】方法です。
たとえば、1週間で10単語を覚えたら、翌週の初めに小テスト形式でチェックする。
間違えた単語だけをカードにして復習する。
このように【覚える→テスト→修正→再確認】の流れを定着させることで、知識が確かなものになります。
また、目に見える形で【できた!】という成功体験を積み重ねることで、子どもの学習意欲も継続しやすくなります。
ご家庭で学習記録表を作ったり、シールで成果を可視化したりするのも効果的です。
英語は感覚だけでなく、【地道な積み重ね】が力になります。
小学生のうちから反復と確認の習慣をつけておくことで、中学以降の本格的な学習にもスムーズに入ることができます。
中学で英語が得意になるために今からできる3つの対策
ところで、中学生になって【英語が苦手】と感じ始めたとしても、決して手遅れではありません。
むしろ、中学1〜2年の段階であれば、正しい方法で取り組めば、英語を得意科目に変えていくことは十分に可能です。
英語は努力が成果に直結しやすく、取り組み方次第で大きく伸ばせる教科でもあります。
とはいえ、がむしゃらに勉強するだけでは成果が出にくいのが現実です。
そこで重要になるのが、【日々の学習に明確な目的と方法を持つ】ことです。
ここでは、中学生が今から取り組める具体的かつ効果的な3つの対策を紹介します。
日々の勉強に取り入れやすく、かつ結果につながりやすい内容です。
対策①1日10分の音読で文構造と語感を磨く
英語が得意になるための第一歩は、毎日の音読です。
英語は語順が日本語と大きく異なるため、目で読むだけでなく、声に出して読むことで語順や文構造が自然と頭に入ってくるようになります。
たとえば、教科書の本文や英検の短文を毎日10分、しっかり声に出して読むだけでも、英語のリズムや文法が体に染み込みます。
CDや音声アプリを使って、ネイティブの発音を真似ながら読むことで、リスニング力の強化にもつながります。
さらに、音読は記憶の定着にも効果的です。
読む→聞く→話すという複数の感覚を同時に使うことで、ただの暗記よりも長期記憶に残りやすくなります。
文法の知識が曖昧でも、【こんな表現あったな】と思い出せるようになれば、テストでも大きな武器になります。
対策②英文を書く→添削してもらうを繰り返す
中学生の英語力を大きく引き上げる方法のひとつが【英文を書くこと】です。
ただし書きっぱなしでは意味がありません。
自分の書いた文を誰かに見てもらい、間違いや表現のクセを指摘してもらうことで、英語のアウトプット力が一気に高まります。
最初は1行や2行で構いません。
【今日は何をしたか】【週末にしたいこと】など、簡単なテーマで短い英作文を書くところから始めましょう。
先生に見せられない場合は、AI添削ツールや英語学習アプリを使っても十分効果があります。
添削を受けることで、【なんとなく書いたけど、これは文法的に間違っていた】【こう言いたいときはこの表現の方が自然】など、気づきが生まれます。
こうした体験を積み重ねることで、表現力と文法理解が深まり、試験やスピーキングでも力を発揮できるようになります。
対策③目標スコアと模試活用で学習に明確なゴールを
英語の勉強で挫折しやすい原因のひとつが、【何を目指して勉強しているのか分からない】という状態です。
そこで大切なのが、目標スコアの設定と模試の活用です。
たとえば、【次の模試で英語70点以上を取る】といった明確な目標を立てることで、日々の勉強に集中しやすくなります。
模試の結果は、現在の実力を客観的に知るだけでなく、弱点の発見や今後の学習方針を考える材料にもなります。
また、模試を受けるたびに【語彙力が弱い】【長文で時間が足りない】などの具体的な課題が見えてくるため、学習の優先順位を正しく設定できるようになります。
計画的に努力を積み重ね、実際にスコアが伸びれば、それが大きなモチベーションになります。
【やれば伸びる】という実感を持つことは、英語を得意教科に変える上で欠かせない要素です。
英語を制する者が進学校入試を制す
進学校合格を本気で目指すのであれば、英語を【苦手なまま放置しておける教科】ではありません。
小学生の頃から英語に親しんでいるライバルが多数いる中で、中学から本格的に英語の勉強を始めた子が対策なしでは大きな差をつけられてしまいます。
高校入試における英語での失点が致命傷になることも少なくありません。
英語で得点できなければ、他の教科でその穴を埋める必要がありますが、それには大きな負担が伴います。
さらに、英語の出来次第では、第一志望の高校を断念せしかし裏を返せば、英語を得意科目にできれば、合格可能性は大きく広がります。
小学生のうちは【音から慣れる・意味を感覚でつかむ・反復で定着させる】ことが鍵となり、小学校6年生から、または中学生になったら【音読・英作文・目標設定】の3本柱で実力を伸ばしていくことが重要です。
英語は努力が成果に結びつきやすく、正しい方法で学べば着実に得点源にできます。
だからこそ、今このタイミングで【英語を武器にする】覚悟を持つことが、志望校合格の未来を確かなものにします。
 
  
  
  
  















 
       
       
       
       
      
