間に合わないリスクは避ける 逆算する学習計画 | 元塾講師 透明教育ママ見参!!

間に合わないリスクは避ける 逆算する学習計画

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今回は【間に合わないリスクは避ける 逆算する学習計画】と題し、お話をしていきます。

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ありがとうございます。

 

子どもが成長していくと、避けられないのが受験です。

中学受験をしなくても、義務教育が終わる中学3年生で、進学を予定する子は【高校入試】を経験します。

まだ子どもが小学生だと高校受験は遠いイベントのように感じますが、時の流れは早く、気がついたら小学校高学年となり中学生になったばかりかと思っていたらあっという間に受験学年になります。

受験は時間との勝負です。

とくにトップ高校などの進学校を目指す場合、合格は各中学校の優等生との戦いになり、【今から何をどの順に、どれだけやるべきか】が明確でないと、間に合わないリスクが高まります。

そもそも、子どもの学力グループは小学校高学年でおおよそ固定し、中学に入ってから勉強を頑張ろうと思っても、上位層の壁というのは思う以上に厚く、仲間入りを果たすことも容易ではありません。

そして、親の方も【中学生になったから自分で勉強するはず】と期待してしまう方もいるため、のんびり構えていると、子どものやる気のエンジンがかからず、高校受験対策に遅れをとってしまいます。

 

私が塾で仕事をしている時に、中学3年の夏休みの最終盤、お盆休み明けから塾に入ってきたガッツのある子がいました。

自習室もよく利用し、猛勉強しましたが、志望校にはあと一歩届かず、残念な結果となってしまいました。

タラればの話になりますが、その子が遅くとも中学3年の春に塾に入り、苦手科目や単元の克服に努めて入試に向けて過去問演習を重ねていれば合格した可能性は高いという話を先生たちでして、全員が悔しく思いました。

中学受験、高校受験はそれぞれ小6の冬、中学3年生の冬という時期が決まっています。

それこそ、子どもが生まれた瞬間から逆算できるイベントの一つです。

ただ、小学生の子ども本人に高校受験の話をしても、まずピンときません。

ですから、親としてはまだ子どもが小さい頃から【受験まであと何年か】【受験勉強を乗り越えるための基礎学力を鍛える】【どの学校がベストか】と色々と考えていることで、本番が迫ってから慌てることなく受験に立ち向かえることができますし、ましてや【間に合わなかった】という事態を回避しやすくなります。

我が家では、子ども①が小学4年生頃から【高校受験と大学受験までの流れ】を話してきました。

子ども①の性格では、到底中学生、高校生になってから話をしても間に合わないと考えたからです。

紆余曲折はありましたが、10歳という年齢から定期的に真面目に家庭で話しをしてきたことは子ども①の思いもよらぬ中学受験を経て、高校受験、そして大学受験に向けた準備をしていく中で、決して早いものではなかったと感じています。

 

そこで今回は、個人的にも強くお勧めする逆算する学習計画を考えるメリットをご紹介していきます。

 

現実的な【間に合う・間に合わない】が見える

まず、小学生の頃から高校受験を見据えて逆算して学習計画を考えると、現実的な【間に合う】【間に合わない】が見えてきます。

ご存じの通り、高校受験は中学3年生でいきなり始まるわけではありません。

実際には、小学校6年間での勉強をベースにした、さらに難易度が上がった中学3年間での学びが入試に出題されるため、小学生の段階から高校受験を意識しておくことは非常に意味があります。

【逆算して学習計画を立てる】ことで、今の時点で【どれくらいの準備が必要か】【どこに課題があるか】といった現実的な見通しを持つことができる点が大きなメリットと言えるでしょう。

 

【間に合う・間に合わない】が早い段階で見えると、必要な学習量やペース配分を無理なく設計できます。

高校受験では中1〜中3の全範囲が試験範囲になるため、一気に追い上げようとしても時間が足りなくなることがあります。

小学生の段階で動いていれば、【中学英語にスムーズに入れる語彙力・文法力を今からつけておこう】といった視点を持ち、後になって焦ることも減り、より安定した成績推移が期待できます。

逆算での学習計画は、目標に対して今の自分がどこにいるのかを客観的に見せてくれます。

とくに偏差値65以上の進学校を目指す場合、小学校高学年の時点で【このままのペースでは間に合わない】【この科目に時間をかけよう】と気づけるのは、軌道修正のチャンスが多いという点で非常に有利です。

こうした現実的な差を知ることで、【なぜ今勉強するのか】という目的意識も育ち、学習のモチベーションが高まります。

さらに、【この学力では志望校との差がある】という現実が早めに見えたとしても、それはネガティブなことではありません。

むしろ、【ここからどうすれば間に合うか】を考えるきっかけになり、効率的な勉強方法や習慣の見直しにつながります。

小学生のうちにこの意識が持てれば、【将来のために今動く力】【先を読む力】が育ち、それは中学以降のすべての学習のベースとなります。

小学生から逆算して学ぶ姿勢を身につけることで、【今やっておくべきこと】がはっきりしますし親子で【焦らず】【あきらめず】【続けられる】の意識が強まっていきます。

 

段階を踏んで志望校に近づくことを考える

さて、高校受験に向けて逆算して学習計画を考えることで【段階を踏んで志望校に近づくことを考えるようになる】というメリットがあります。

高校受験で志望校に合格するためには、短期間の詰め込みよりも、着実に力を積み上げる【段階的な学習】が効果的です。

小学生の頃から高校受験を見据え、逆算した学習計画を立てておくことには大きな意味があります。

目標から逆算することで、【いつ・何を・どの程度学ぶべきか】が具体的に見えてきます。

たとえば、偏差値65以上の進学校を目指す場合、高校入試の内容は中学3年間の学習範囲をすべて含んでおり、どの学年も抜け目なく理解しておく必要があります。

基本問題で落とすということにならないよう、基礎学力を盤石なものとし、合否を分ける応用問題に対応できる力を育てないといけません。

 

小学生の段階で逆算し、【中1の1学期で英語の基礎文法をスムーズに理解できるようにしておこう】【中学数学に備えて、割合や速さの文章題に強くなろう】といった準備をしておけば、先々の学習がスムーズに進みます。

これは、受験直前に一気に詰め込む学習とはまったく異なる、着実な積み上げの学習です。

 

また、逆算による計画を立てることで、学習が段階的に【見える化】されるというメリットがあります。

小学生のうちに習得しておくべき力、中学1・2年で重点的に伸ばすべき単元、そして中3で仕上げに入るべき科目、といった具合に段階がはっきりすると、勉強に目的が生まれます。

段階的な学習はこの他にも【つまずきを早く発見できる】点でもメリットがあります。

たとえば、算数で文章題が苦手だと気づけば、中学の数学に入る前に集中的に家庭学習で補強することができます。

逆算型の計画があると、学習の遅れやつまずきが前倒しで見つかるため、時間的にも精神的にも余裕を持って対応できるのです。

逆算しながら勉強するもう一つのメリットは【達成感を段階的に積み重ねられる】ことです。

小さなゴール、たとえば【中1内容の先取り完了】【英検5級合格】などを設定しておけば、それをクリアするたびに【できた】【進んでいる】という実感が得られ、学習への自信が育っていきます。

これは受験勉強というストレスフルになりやすい中で、子どもにとっては大きな支えになります。

 

早い時期から逆算で学習計画を立てておくことで、無理なく、着実に、そして前向きに段階を踏んで志望校に近づくことが可能になります。

 

改善点が見えてくる

ところで、ゴールを見据えて逆算して勉強するようにすると改善点が見えてきます。

高校受験は中学3年間の学習成果が問われるため、計画的に力を積み上げていくことが不可欠です。

我が子が偏差値65以上の進学校を目指すのであれば、短期間の詰め込みでは到底間に合いません。

そのため、小学生の頃から【逆算で学習計画を立てる】ことが非常に重要になってきます。

そしてこの逆算型の学習には、大きなメリットの一つとして【改善点が早く、具体的に見えてくる】という特徴があります。

 

逆算学習とは、ゴール(高校受験)から逆に時間をたどって、【今、何をしておくべきか】を明確にしていく学習方法です。

目標から計画を立てることで、【いつまでにどの単元を理解し、どの力をつけておく必要があるのか】がはっきりするため、自分の現在地との差が見えやすくなります。

ある時期までに英語の基礎文法を身につける予定だったのに、思うように進んでいなければ、そこで【なぜうまくいかなかったのか】【どうすれば軌道修正できるか】といった改善点を具体的に洗い出すことができます。

 

また、逆算学習では【小さな目標を段階的に達成していく】という特性があるため、つまずきがあった場合でも早期に発見できます。

【小6の2月までに割合や速さの文章題を仕上げる】【小6の2月下旬から中学内容の予習をする】と計画していたのに苦手意識が残っていれば、【このままでは中学に進んだときに困るかもしれない】と判断できます。

こうした早めの気づきができるのは、逆算で学習を管理しているからです。

学習内容だけでなく、学習習慣や時間の使い方の面でも改善点が明確になります。

毎週の学習時間が計画よりも少なかった場合、【集中力が続いていない】【そもそも計画の中身が濃すぎた】【時間管理がうまくいっていない】など、改善点が浮き彫りになります。

こうした点も、計画があるからこそ比較、評価ができ、子どもの改善点や、子どもに合わせた学習計画を変えるきっかけにもなります。

 

そして、改善点が見えるということは、【次にどう動けばいいか】が明確になるということでもあります。ただ【うまくいっていない】と漠然と悩むのではなく、【ここを修正すればまた進める】と前向きに取り組めるのは、子どもの学習意欲にも大きく影響します。

 

このように、小学生の頃から高校受験を見据え、逆算で学習計画を立てておくことで、学力の面でも生活習慣の面でも、必要な改善点を早期に、かつ具体的に把握できるようになり、軌道修正を重ねながら、確実に志望校に近づく学習が可能になります。

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