今回は【ノー塾で偏差値65以上の高校を目指す方法】と題し、お話をしていきます。
YouTube版
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小学3年生から4年生で気をつけるべきことを詳しく取り上げています。
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内容は一緒です!
透明教育ママの絵日記 教育系コミックエッセイだけど役に立つ可能性ゼロ【ブログ放置編】
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ありがとうございます。
塾なしで最難関中学、高校そして大学に合格したという子はインターネットで検索すれば情報はけっこうあります。
習い事に力を入れているので、塾に通う時間的余裕がない子や、自分のペースで勉強できる子、というのがのノー塾で合格を勝ち取るというイメージが強いと思います。
ただ、私の経験上、中学生の同級生で進学校を目指す子の中で塾に通っていなかったのは私くらいでした。
当時はいわゆるバブル崩壊後の平成不況の時期であり、私が高校に通っていた頃はアムラーが大ブームでいわゆる【コギャル文化】の全盛期の時代です。
しかも地方です。
こうした時代でも、トップ高校にノー塾で合格を目指す子というのはかなり珍しい存在だったと言えます。
そして、塾で仕事をしている時も各中学校の子達に同級生の通塾率を聞くと【進学校を目指す子はほぼ全員がどこかしらの塾に通っている】と教えてくれました。
地方でも塾に通って進学校を目指すというのが鉄板であり、それは今の時代も変わりはないという認識を持って良いと思います。
そうした中でも、かなりの少数派ながら塾なしで受験を突破していく子はいます。
ただ、そういう子達は、周囲で見聞してきたなかで言えるのは、【自分から応用問題がズラリと並んでいる問題集を解く子】【地方に住んでいるけれど涼しい顔で駿台中学生テストで偏差値65取れる子】というような学力レベルという特徴がある印象があります。
そこまで親が誘導して仕上げる、というよりは【そもそも子どもが持つ学力スキルが高い】という条件があり、親が上手に家庭学習をする環境を整えていってこそ、ノー塾でも進学校合格への道を歩いていける、と思ってください。
【塾なしでも偏差値65以上の高校に合格できる子】になるには、どのような素質、家庭学習を進めていけば良いのかを考えていきます。
教材選びはかなり重要
塾なしで偏差値65以上の高校を目指すのは不可能ではありません。
しかし、小学生の頃から塾の代わりになる環境と戦略を家庭で整えることができるかどうかによって、合格への道のりが険しくなるかどうかが変わります。
子どもが小学校低学年の頃、3年生や4年生の頃から【中学生になっても塾なしで高校受験を突破するにはどうすべきか】【進学校に入っても授業についていけるだけの学力をつける】と考えて、【小学校】【中学校】の家庭学習を考えていく必要があります。
家庭学習で使用する教材に関する情報はインターネット上にたくさんあります。
基礎固めなら教科書ワーク、学校内容プラスアルファならZ会のグレードアップ、思考力系を鍛えるなら論理エンジンや算数ラボなどをチョイスし、地方でも存在する中学受験組レベルの学力を家庭で身につけるのであれば、四谷大塚の予習シリーズ、ハイレベ100、ハイクラスドリル、トップクラスなどの教材も解いていくのが理想的です。
ただ、中学受験を予定している子が塾に入る前に学力を強化する時に使用するような教材は教科書ワークとはレベルがかなり違います。
【この教材を親のサポートがあまりない中で自力で解けるか】【解説を読みながら一人で納得できる学力】というのは、我が家の子ども達には無縁のレベルですが、そういうことができる子も地方にはいますし、それが小学生の頃からできるというのは【将来的にトップ高校に楽に合格できるレベル】だと思っていいです。
中学受験をしない場合は、地元の公立中学に進学しますが、その中学でトップ層にいるために定期テスト勉強を抜かりなくし、塾に通わなくても定期的に模試や塾開催のテストを受けて自治体の中での子どもの学力の立ち位置を確認するようにはしてください。
私も塾に通わない中学生でしたが、定期的にそういうテストを受けていました。
また、我が家では、子ども①②が中学生になって塾のテキスト意外に【最高水準問題】【難関高校英文読解】にも取り組みつつ高校合格を目指すだけでなく【高校に入ってからなんとか授業についていける力】も鍛えていきました。
偏差値65以上の高校に受かることと同時に、大学進学を考えているのであれば【高校に入ってからのこと】も考えて教材選びをすることも必要です。
小学生の間は勉強に必要なスキルを磨く
さて、子どもが小学生の頃から【将来的には偏差値65以上の高校を目指す】と考えると、必要になってくるのが読解力、思考力です。
トップ高校や2番手校を受ける子は各中学校の上位層ばかりです。
5教科をそれなりに仕上げてきている子になります。
東京都や大阪府のように進学校は独自の問題が出題されるというわけではなく、公立高校は全て共通の問題という自治体なら【進学校を受ける子は基本問題を落とさない】【合否を分けるのはやや難しめの問題、応用問題】になります。
また、子ども①②も口をそろえて言っていますが、学習指導要領が新しくなってから文章量がボリュームアップしています。
正しく、そして正確に問題文を読み解くには日頃の読書習慣、語彙力を鍛え、物語や科学などあらゆる分野の本に触れさせるということをしていくことが大切です。
読解力が足りず、応用問題やボリューミーな問題に対応できずに点数を落としてしまうとトップ高校や2番手校への道が険しくなります。
思考力も読解力同様に小学生からスキルアップを目指すのが肝要です。
やはり、中学生になってからレベルアップを考えても時間的余裕がありません。
国語の成績のように少しずつ向上していくスキルなので、できれば小学校3年生くらいから【考える力を鍛えるような教材を取り入れる】【親子の会話の質を変える】といった対策をしていくのが無難です。
そして、成長に合わせて【予定されていた勉強をしっかりやる】から【今の自分に足りない部分を自分で考えて補う勉強】や【自分で計画を立てて客観的に自分の学力を見ることができる】になると、塾なしでも偏差値65以上の高校に受かる可能性が高まります。
自分の立ち位置を定期的に把握する
ところで、塾なしで高校受験に挑むという場合でも、塾を完全に除外することはせず、塾主催の無料テストを定期的に受けて【同じような高校を目指している子と我が子の立ち位置】やテスト問題を見て【塾に通っている子の中でトップ層はどのくらいの応用問題を解けているのか】を確認することも大切です。
そして、テスト、模試を受けることで子どもの課題も見えてきます。
【国語は得意だと思っているけれど物語文が苦手】【理科のこの分野が他と比べても悪い】という傾向が分かります。
苦手単元をあぶり出し、やるべきことが分かるので【塾に通わないけれど時には塾のテストを受ける】というのは進学校を目指すのであれば賢い戦略といえます。
塾に通っていなくても、塾の難しめなテストで80点を普通に取ってしまう子もいます。
そういう子は応用力があり、学校では学ばない内容でも持ち前の読解力や思考力を駆使して解けてしまうのです。
ただし、多くの小学生にとって、塾のテストというのは学校のテストとは全くの別物なので、低学年の子はビックリして泣いてしまう子もいます。
小学校のカラーテストで満点や90点以上しか取ったことがない子が、空欄をいくつも空けて終了時間を迎えるということもあります。
プライドが傷つけられて、二度と受けたくないと言う子もいます。
そうなることも承知の上で受けさせる場合は、事前に塾のテストは小学校とはレベルが違うことや、難しい問題、見たこともないような問題も出るけれど解けなくても親は怒らないと伝えてください。
優等生ほど分からない、間違えることを恐れます。
逆に言えば、そういう体験を早い段階からしておくと、挫折した時の立ち直り方も学んでいくのでメリットも多いです。
塾との接点を完全にないまま高校受験まで走り抜けるというのは、ちょっと不可能に近いので、時には上手に無料テストなどを活用しながら子どもの学力を客観的に見て、家庭学習に活かすようにしていきましょう。