今回は【小学校時代は成績がパッとしなかった子が高校受験で進学校に合格するナゾ】と題し、お話をしていきます。
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ありがとうございます。
小学校も高学年になるとクラス内、学年の中で成績が良い子と勉強が苦手な子が誰なのかを多くの子どもたちが把握するようになります。
学力グループも学力上位層、ミドル層、ボトム層の3つに分かれていて、中学進学後もそのグループは引き継がれていきます。
ただ、上位層からミドル層に落ちる子もいるなど、生徒数の増える中学ではたいていの場合、子ども達が【思っていたよりも校内順位が低い】と感じるようになります。
ですから、ミドル層からトップ層に入る、小学生時代はミドル層の上の方だったけれど高校は進学校に合格したという子は少数派になります。
同級生や知り合いの子の進学先の高校を聞いて【エッ!?】と驚いたことのある方、それなりにいると思います。
私自身が小学生時代は酷い成績で中学で下剋上下人間なので、驚かれたという経験をしていますが、やはり【エッ!? あの高校に入れたの?】という進学を果たす子が全くいないわけではないです。
子ども①の小学生時代の同級生でも、【あの高校に入ったんだ!】と感じた子が数人程度いたようです。
中学に入ってから勉強に力を入れて進学校に合格できるというのは親としては非常に興味のあるテーマだと思います、
やはり、中学に入ってから成績が下がる子の方が多いですから、その真逆のことができる子は何が違うのかは気になりますよね。
まだ子どもが小学生だと【テストも高得点ばかりだし進学先の中学でも大丈夫そう】と思ってしまいます。
しかし、中学に入り定期テストを受けるとテスト形式が小学校の時とは全く違うので、それに戸惑う子もいます。
また、5教科のテストを1日で全部終わらせるということもあるので、一夜漬けで何とか乗り越えるということは不可能です。
5教科のテスト範囲も広いですし、部活もテスト直前にならないと休みにならないので、計画的にテスト勉強できるかどうかが中学に入ってから良い成績を取るためのカギを握っています。
小学とは勝手が違う中で、成績を上げられる子は何が違うのでしょうか。
中学で心を入れ替えた
小学生の頃は勉強にあまり力を入れていなかった子が中学で成績を上げるということは【このままではいけない】と危機感を持って勉強する必要があります。
私の場合、危機感を感じて中学1年の夏休み前から勉強に取り組み、中学1年の冬頃に努力の結果が出てきました。
中学では校内順位が出ますし、塾でテストを受ければ偏差値も出ます。
中学受験をしなければ、小学生時代には馴染みのないことばかりが中学に入っただけで直面することになります。
自分の学力が分かるというのは子どもにとっては嫌なことです。
【嫌なことは見ないようにしよう】【まだ中学生になったばかり】と現実逃避をする子もいます。
そういう子がいる一方で、自分の弱さを受け止めて【ここから成績を上げていきたい】【気になる高校に入れるくらいの学力になりたい】と勉強に対して逃げない子は、結果が出るまで時間はかかるかもしれませんが努力を続けていると自ずと成績が上がっていき、目標を達成することができます。
中学で心を入れ替える子は少数派ですが、滅多にいないわけではありません。
自分の子どものすぐ近くにもこういうタイプの子が潜んでいるかもしれません。
勉強を頑張ろうという気持ちを持ち続けるのはなかなかハードなことですし、楽な方に流されてしまうという怠け心も出てくるはずです。
勉強したくない、ゲームをやりたい、スマートフォンで動画視聴をしたい。
そう考える子が成績を下げて行く中で自分の甘えにブレーキをかけて頑張れる子は、たとえ小学生時代は成績がパッとしていなくても中学で成績が上がりやすいです。
遠い学校に行きたくない一心で勉強した
また、小学生時代にパッとしていないのに蓋を開けたら進学校に合格するという子の中で【このままの成績だと遠くの学校に行くことになるからそれは絶対に嫌だから】と勉強を頑張る子がいます。
地方でも市街地に住んでいる子は通える範囲にある程度、偏差値のばらツキがある高校があったりと選べる立場にありますが、通学手段が限られているような郊外になると【バスや電車で通学できる範囲の高校】を子どもは望みます。
遠方の高校に進むと、部活もやってから帰宅するとなると帰宅困難な状態になるので【部活にも参加できる高校】を探していくと、交通の便の良い、立地の良い学校になります。
地方の伝統校は昔からあるので割と交通の便の良い場所に学校があることが多いですし、昭和40年代以降に開校された高校になるとやはり郊外にあったりするので通うのが大変です。
となると、伝統校を選択することになりますが、地方の伝統校は農業や工業といった戦前からある専科の高校と伝統ある進学校になります。
現実的に通える学校を考えて、その学校のレベルに到達出来るよう一生懸命努力をして学力が鍛えられていくというタイプの子もいます。
私も塾で仕事をしている時にそういうケースに遭遇したことがあります。
切羽詰まった時に見せる人間の底力というのは凄いものがあり、当初の成績よりも2ランクくらい上の進学校に合格しました。
まさに【あの子があの高校に?】という状態で、その子よりも小学生の頃は学力上位だけれど進学した高校は偏差値的に一つ下という子は大変驚いていました。
夢を叶えるために偏差値高い学校に行く必要があった
どんなきっかけで勉強を頑張るかは子どもによって違いますが、一番多いのが【自分の夢を叶えられそうな進路進学を考えると勉強する必要性がある】です。
例えるなら、中学1年の夏の時点で偏差値55だけれど自分のやりたいこと、就きたい仕事を考えると偏差値60オーバーの高校に入らないと難しい、というものです。
今の時代、偏差値55の高校から大学に進学することは可能です。
しかし、その先の進学を考えると色々と考える必要はあります。
まず、偏差値60オーバーの高校に進学すると共通テストを受ける子も相当数いるので、学校の授業で使用する教科書もレベルが違います。
進学する大学の幅も高校の偏差値によって違いがあります。
【この職に就くにはこの辺りの大学に進む必要があるから、この高校に合格しないと】と逆算して自分の人生を考えられる子は強いです。
小学生、中学生は高校によって使用する教科書が違うことや、在校生が進学する大学がかなり違うことも理解していない子が圧倒的に多いです。
その中でも、【高校生になるとかなり学校によって勉強が違う】というのを中学生になってから気がつき、勉強を頑張る子は成績の上げ方もしっかりしていました。
こういうタイプの子は、お兄ちゃん、お姉ちゃんがいる子が多い印象があります。
兄姉の様子を見て、【気をつけよう】と思い行動に移すのでしょう。
気づくだけでも大したものですし、ましてや実際に勉強を頑張るのですから意志が強い子と言えます。
小学生の頃にパッとしてないから中学でもパッとしないということはありません。
何かしらのきっかけがあって、子どもが心を入れ替えることもあります。
ただ、それは親が100%誘導して成り立つものでもないので、やはり子どもの受け止め方次第になります。