今回は【スマホとの付き合い方が全てを決める時代になっているのか】と題し、お話をしていきます。
YouTube版
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小学3年生から4年生で気をつけるべきことを詳しく取り上げています。
kindle出版しました。unlimitedでも読めます。
完全に無料で読めるコミックエッセイです。
↓こちらはアマゾンの縦読みfliptoonです。
キンドルとは違う読み心地かなと思いますので、読み比べもしてみてください。
内容は一緒です!
透明教育ママの絵日記 教育系コミックエッセイだけど役に立つ可能性ゼロ【ブログ放置編】
新作です。
kindleのジャンル別ベストセラー獲得しました!
ありがとうございます。
昔の子ども時代を振り返ると、子どもの話題の中心はテレビでした。
テレビ、アイドル雑誌そして新聞が情報源であり、クラスの大半の子が見ているテレビ番組があり、それを見ていないと次の日の学校の話題についていけないという時代でした。
時は流れ、21世紀に入ってからはインターネットの普及に伴い状況が一変しました。
Netflixやアマゾンプライムといった動画配信サブスク、YouTubeやTikTokの存在感が増し、若い世代を中心にテレビの影響力は低下しています。
テレビにWi-Fi機能がついているので、テレビで地上波のテレビ番組はみないけれど、テレビリモコンで操作をし、YouTubeを見たり動画配信サブスクで話題のドラマや映画作品を好きな時に見るなど、親世代が経験したようなテレビの使い方をしていません。
そして、スマホやタブレットがあれば同じようなこともできます。
とくに子どもが自分専用のスマートフォンを持っていて、YouTubeやTikTokのアプリを入れていれば家と同じように外でも動画視聴を楽しむことができます。
スマホのルールを決めていなければ、そして中学生や高校生になって使い方を本人任せにしていれば、甘い方に流されてしまう子は自分を律することができません。
四六時中、動画視聴や場合によっては動画撮影をし、投稿するために時間を費やしていると、当然ながら勉強する時間があれよあれよという間になくなっていきます。
子ども①が高校生になり、高校入学後にスマホを手放せない子が一定数いる話を聞いたり、TikTokに投稿してアクセス数を稼ぐのに夢中になっている子もいるなど、入学した時よりも想像を超すようなスピード学力差が開いていくのを見聞していると、親として恐ろしさを感じてしまいます。
おそらく、高校生になればスマートフォンの使用を親がガッチリ管理している家庭はかなりの少数派になると思います。
中学生の頃までのように親が色々とルールを決めて監視してということも減るでしょう。
高校生になると子どもの行動もある程度本人任せにする家庭の方が圧倒的に多いです。
また、共働き世帯が増えているので親が帰宅するまでどのように過ごしているのか直接見ることもままなりません。
定期テストや模試の結果を受けて【どうしてこんなに成績が下がるのか】と親が気がついても、子どもが【部活が忙しくて普段の勉強時間が確保できなかったから】と自分のスマートフォンの使用時間が増えていることを棚に上げて言い訳をする、ウソをつくこともよくあることです。
そんなことを聞いたら、最初は親の方も【部活が大変なのか】と捉えると思います。
与えられた時間は誰も平等のはずだが
高校生になると、これまで学区の学校の行き来という狭い範囲での行動から少し広がり、高校と家の距離があれば帰宅時間も遅くなるなど、親と顔を合わせる時間はますます減ります。
ある意味、親の干渉も減ってくるので子ども本人がどのように与えられた時間を使うかで成績も変わっていくと言っても過言ではありません。
たとえ進学校に入ったとしても、【高校生活をエンジョイしたい】【動画サイトに投稿してインフルエンサーみたいになりたい】と勉強そっちのけになってしまうと、あっという間に成績は急降下していきます。
高校の勉強は基本的に5教科なのは変わりません。
しかし、中学までの勉強とは異なりザクっと言えば、さらに各教科とも専門分野の教科を学ぶので理科であれば生物と化学、または物理を1年生の間に勉強して、定期テストも【理科】は2教科に増えます。
国語も2022年度からスタートした高校の新しい学習指導要領でかなり複雑になっています。
必修科目は【現代の国語】【言語文化】、選択科目は【論理国語】【文学国語】【国語表現】【古典探究】の4つと6科目体制になっています。
中学までの【国語を勉強すれば大丈夫】【理科は得意】ではなく、さらに細分化されて高度な内容になったそれぞれの科目を一つの授業として学び、定期テストが行われるので、【高校に合格した】と浮かれて勉強時間が激減している子は入学当初の学力、順位から想像もつかないような成績の急降下を経験することもあります。
しかも、スマホの使い方は高校生に限った話ではなく中学生や小学生も気をつけないといけません。
我が家には現在、高校1年生、中学2年生、そして小学4年生の3人の子どもがいます。
全員、生まれた時からインターネットがありパソコンがある中で成長してきていますが、子ども①と末っ子の子ども③とでは明らかに違う点があります。
それは、子ども③の世代は親がほぼ全員、子どもが誕生した時にすでにスマホを所持しています。
一方、子ども①の乳幼児期はちょうどスマートフォンが普及してきた頃で、ガラケーユーザーとスマホユーザーのお母さんもいました。
スマホが増えてきたかな、と感じるようになったのが子ども②の小さい頃です。
物心ついたころからスマホが家にあり、親が頻繁に使ってゲームをやっている姿をみて育っている今の子ども達にとって、スマホを所持することは一種の夢であり当然の権利だと思っている節があります。
そして、親も小学校高学年や中学入学を機に買い与える流れができています。
子どもを信じることは大切だが信じ切るのは危険
子どもが小学生、中学生なら親が管理をしてルールを決めますが、それでも子ども同士で情報交換をして生って言解除をする方法などの抜け道を探す子もいます。
親は子どもが安心安全にスマホを使用している。
親がいない間はちゃんと勉強していると信じていても、そうとは限りません。
あまり性悪説を唱えるのは好きではありませんが、どんな人、つまりは子どもでも大人でも【ちょっとした悪い気持ち】が出る瞬間があります。
そうした瞬間がすぐに出て消えてしまえばいいのですが、スマートフォンを利用して楽しいと感じる気持ちが強くなると【もう少しスマホを使っていいよね】【明日からちゃんと勉強すればいいだろう】と都合のいいように捉えるようになります。
こうした感情が強くなればなるほど勉強を遠ざけてしまうのは言うまでもありません。
子ども①②や学区の中学の話を見聞きしていると【所持していても、いかにスマートフォンを遠ざけられるか】が子どもの学力、成績にダイレクトに影響を及ぼしているという印象を受けています。
中学受験でも高校受験でも【頑張って合格したからスマートフォンの管理を緩めよう】と親が思ったり、【合格したからこれから親の管理が少し和らぐ】と子どもが思うことはあるでしょう。
ただ、気持ちが緩むとそれまでの勉強を頑張ってきた努力が雪崩のように崩れてしまうのも事実です。
子ども①の周囲でも、スマホとの向き合い方がそのまま成績に反映されてきています。
その様子を学校で見て、子ども①は恐怖を感じています。
スマホの使い方が学力や成績を左右しかねない
スマートフォンはテレビ、電話、ゲーム機、カメラ、インターネット、SNS投稿と1台あれば何でも楽しめる魔法のアイテムです。
ただ、それだけ魅力的なアイテムが勉強が本業である子ども達のすぐそばに置いてある時代です。
早い子は小学生から所持しています。
自分でなんとかコントロールしなさいと親に言われても、それは無理があります。
親という立場で考えると、スマホを与えておけば子どもの相手をしないですむという楽ができます。
勝手に動画を見て満足している。
読み聞かせをしないで済む。
ただ、親が楽をしようとすればするほど子どもにとってデメリットが大きくなります。
買い与えて、最初はちゃんと使ってしっかり勉強してきた子でも、受験に合格してから【目標は達成したから自由に使おう】となって流されてしまう子は一定数います。
一度下がった成績を再度上げていくには、それまでの2倍から3倍くらい勉強する、努力しないと元の位置に戻ることができません。
さらに、スマホの誘惑をちゃんと断って勉強を続けている同級生もいます。
そういう子達はどんどん先を走っていき、気がついたら背中が見えなくなっていることもあります。
または、自分よりも成績が低いと思っていた同級生に追い抜かれてしまうこともあります。
とんでもなく魅力的なアイテムなだけに、親の方も合格という大きな目標を乗り越えたからといってスマホの使い方を甘く見ず、日頃から子どもの動画視聴やSNS投稿などを確認してください。