今回は【どうしたら偏差値70くらい取れるようになるのか】と題し、お話をしていきます。
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子どもが成長すると、否が応でも偏差値という言葉と付き合うことになります。
中学受験をする場合は小学校3年生、4年生からですし、高校受験組でも中学生になれば偏差値という言葉を気にするようになります。
しかも、教育熱の高いエリアに住んでいる子に限定されるものではなく、地方で生活している親子も【偏差値と向き合う時期】がやってきます。
偏差値という数値は、テストや模試の難易度によって高低差があります。
超難関大学、高校、中学でも合格できる子の成績は偏差値60をオーバーする程度というものもあれば、偏差値70オーバーというテストもあります。
地方の高校受験では、多くの子どもたちは地元の自治体の入試に特化した模擬試験を受けて志望校判定を探りますが、その際にトップ高校というのは偏差値68以上、偏差値70くらいあると合格する可能性が高い、という立ち位置になります。
ある意味、トップ高校を万全の態勢で受験したいのであれば模擬試験で【偏差値70】を取るというのが目安になります。
子ども①②の周囲にも偏差値70を取る子がいますが、その子達は基礎が圧倒的に盤石で、基本問題に対してミスがほとんどありません。
自学自習の習慣が身についており、自分で学習の計画を立て、実行する力があります。
また、ミスや間違いを前向きに捉え、原因を分析して改善する姿勢も持っています。
さらに、応用問題に対する思考力や論理力が高く、【なぜそうなるか】を理解しながら学ぶため、表面的な暗記力に頼りません。
学習に対する目的意識も強く、志望校や将来の目標が明確なことが多いです。
このように、勉強を【自分ごと】として取り組む力が、偏差値70に到達する子の特徴です。
子どもの成績を偏差値70レベルまで引き上げるには、単に【勉強量を増やす】だけでは不十分です。
学習の質、受験までの具体的な戦略を考える、家庭学習の習慣のすべてを高めていく総合的な取り組みが必要です。
そこで今回は、偏差値70に近づける方法を考えていきます。
偏差値65を常に取れるレベルに鍛える
まず、偏差値70に近づくためには、偏差値65を常に安定して取れる学力を身につけることが土台になります。
地方の中学生で偏差値65あるという子は【学校で凄く賢い子】であり、エリアによっては【もの凄く賢い子でずっと1位】という子になります。
私も中学生の時に、トップ高校を目指す同級生は模試で偏差値65をクリアしている子ばかりでしたし、塾で仕事をしている時も【偏差値65ある子は基礎学力が超盤石】でした。
偏差値65は基礎が完璧であることはもちろん、応用力や学習計画が立てられます。
とにかく、最も重要なのは基礎の徹底です。
偏差値60までは【ある程度理解している】レベルでも届いたりすることもありますが、65を安定させるためには、【ミスがない】【理解が深い】【再現性がある】状態が求められます。
たとえば、英単語や計算問題、漢字といった基本は完璧にしておきましょう。
これは、ケアレスミスをなくす作業であり、結果的に得点の安定につながります。
そして、偏差値65をキープするには、応用力の育成が不可欠です。
応用力とは、知識を単に覚えるのではなく、それをどう使うかを考える力です。
上を目指す方にとって簡単と思われがちな教科書やワークでも【解いて終わり】にせず、【なぜその答えになるのか】【別の考え方はあるか】といった思考を日常的に行うことで、理解が深まります。
とくに勉強の二つの軸でもある国語や数学では、文章や問題文を正確に読み解く力を養うことも重要です。
また、学習の振り返りを習慣化することも大切です。
ミスのパターンを放置していると、偏差値をアップさせることは難しくなります。
間違えた問題に対して、【なぜ間違えたのか】【次のテストでは同じミスをしない】と心に決めてやり直しをすると、着実に学力は鍛えられていきます。
偏差値65の子の多くは、こうした自分のできない部分を素直に認め、分析型の学習を自然に取り入れています。
偏差値65というのはかなり成績が良いので、それより上を目指すとなると、本当に小さなことの積み重ねになりますし、サクッと短期間で結果が出るものでもありません。
地道に、心を折れないよう継続して勉強できるモチベーションを維持するというのもポイントになります。
【どうしたら安定して偏差値65を取れるのか】【その先にある目標は何か】を親子で共有し、意識を高めていきましょう。
偏差値65は努力を結果に変えられる力の証です。
それを維持できる子は、確実に偏差値70に手が届きます。
現状の正確な把握と目標設定する
さて、偏差値70に近づくためには、まず子どもの現在の学力を正確に把握し、適切な目標設定をすることが非常に重要です。
【ただ何となく頑張る】【もっと上を目指す】【短期間で結果を出したい】と考えるのではなく、今の実力を客観的に見極め、その上でどのように進めるべきかを明確にする必要があります。
まず第一に行うべきは、模試や定期テストの分析です。
偏差値や点数の高低だけで一喜一憂せず、得点の内訳やミスの傾向に注目しましょう。
どの単元で点を落としやすいのか、問題のどのタイプに弱いのか、計算ミスや読み間違いといったケアレスミスが多いのかなど、具体的な原因を把握することで、子どもが苦手とするジャンル、傾向が見えてきます。
これは本人では気づきにくいため、親や塾の先生と一緒に分析することが効果的です。
次に、今の学力でできること、伸ばすべき力だけれどで今できていないことを整理し、メモをする、書き出して目で見てわかる状態にすることが大切です。
これにより、子ども自身も【何をどれだけ頑張ればいいのか】が明確になります。
例えば、数学であれば【一次関数は得意だが、図形の応用問題に弱い】、英語なら【文法はそこそこできるが長文読解で時間が足りなくなる】など、具体的な課題に落とし込むことが重要です。
その上で、段階的な目標設定を行いましょう。
まずは【次の模試で○点アップ】【特定の単元で満点を取る】など、手が届く範囲の小さなゴールを設定し、達成のたびに達成感を味わわせることが効果的です。
これを積み重ねていくことで、自信と意欲が育ちます。
また、目標設定の際は、【どの高校・大学に行きたいのか】【将来何をしたいのか】など、将来のビジョンと学習の目的をつなげて考えることも重要です。
高校受験や現役合格を目指す大学受験までのタイムリミットというのは【今から何年後】というのが決まっています。
中学3年の部活を引退してから偏差値45の子が偏差値70を本気で狙いに行くというのは時間的にも無理があります。
受験までの時間を考慮しつつ、目標設定することも忘れないでください。
偏差値70を目指すには、まずは子どもが【今どこにいて、どこに向かって進むのか】を明確に理解し、実感できるようにすることが第一歩です。
現状分析と現実的な目標設定を丁寧に行い、親子でそのプロセスを共有することが、安定した成績向上と自信につながります。
模試や過去問で実戦力を鍛える
ところで、偏差値70に近づくためには、知識の習得だけでなく、模試や過去問を活用して実戦力を鍛えることが欠かせません。
偏差値はテストで決まるため、試験本番で安定して得点する力を仕上げていく必要があります。
まず重要なのは、【本番と同じつもりで解く】という意識を持つことです。
模試や過去問を使った演習は単に問題を解くだけでなく、【時間配分】【問題を選ぶ判断力】【見直しの仕方】など、試験特有のスキルを身につける絶好の機会です。
制限時間をきっちり守り、一つの問題にこだわりすぎず、全体のバランスを意識して解く練習を重ねましょう。
【できないこと】は恥ずかしいことではなく、【改善できるところが見つかった】というプラス思考で勉強に取り組んでいくことが、学力を鍛えることになります。
我が家の子ども①②も、模試や過去問との向き合い方をダラダラ解くのではなく、時間配分を決める、間違えた問題はしっかり解き直しをするということをしてからテストでの結果もかなり良くなりましたし、成績も安定するようになりました。
解き終えたら、必ず丁寧な振り返りと解き直しを行ってください。
模試や過去問の一番の価値は、【どこをどう間違えたか】から多くを学べることです。
得点だけを見て終わるのではなく、なぜこの問題を落としたのか、どうすれば次に正解できるか、を徹底的に分析します。
知識不足なのか、設問の読み違いなのか、ケアレスミスなのか、と原因によって今後の対策も変わります。ミスの傾向が分かれば、勉強の優先順位も明確になります。
また、模試や過去問は繰り返して使うことが大切です。
1回目は実戦練習として取り組み、2回目以降は【完全にできるか】の確認として解き直します。
【1回解いたからそれで終わり】ではなく、【間違えた問題を自分の力に変える】まで使い切ることで、知識が確実に定着します。
さらに、過去問の分析から出題傾向をつかむことも得点力アップに直結します。
受験問題は毎年似たテーマや形式で出題されることがあります。
何度か過去問を解くことで【記述が多い】【この分野がよく出る】といった傾向をつかみ、それに合わせた対策ができるようになります。
これは偏差値を大きく伸ばす上での戦略を考える上では欠かせない対策です。
模試や過去問演習の結果を見て一喜一憂せず、【伸びるための材料】として受け止める姿勢が大切です。
点数が伸びないときも、次に何をどう変えるかを前向きに考えることで、着実に実力が積み上がっていきます。
偏差値70を目指すには、模試や過去問を【本番のように取り組む→振り返る→改善する】のサイクルで活用することがポイントです。
実戦力の鍛え方を習慣化できたとき、確かな得点力と自信が身につき、目標到達が現実のものになります。