今回は【どうして? 中学で成績が伸び悩む子の特徴】と題し、お話をしていきます。
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ありがとうございます。
小学校時代はそこそこ賢い子、勉強であまり困ることがなかった子が中学進学後に成績が伸び悩むことがあります。
親としては【他の子はもっと勉強しているの?】と驚くとともに、【どうして成績が伸びないのか】と悩んだりします。
私も塾で小学校時代は成績優秀者だったけれど、中学進学後に伸び悩んで、高校は偏差値55程度の普通科の学校に進んだという子もまぁまぁいました。
親としては、小学生時代にクラスで賢い子という立ち位置だから高校は偏差値60くらい、できれば偏差値65以上の進学校を受験すると思っていたと思います。
【どうして?】と思いたくなるような出来事が起きてしまうのはなぜなのでしょうか。
中学の勉強は小学校時代よりも当然ながら難しくなりますし、学習量を増やしていかないと全てを理解することもできません。
そんなことは分かっていても、実際に勉強する量を増やしてもなかなか成績が伸びないという子もいますし、他の理由で勉強と向き合えなくなっている子もいます。
伸びない原因を取り除きたいものの、親でもハッキリわからないこともあります。
また、塾に通わせていても先生側が【本当はこうして欲しいのに】と心の中で思っていても、怒られるかと思って本音を言えないこともあります。
そうした大人の事情もあり、親が【なぜ勉強に苦戦するようになったのか】というのがサッパリ見当もつかないことも珍しくありません。
それでは、リアルに小学校時代は成績優秀者でも中学進学後は伸び悩む子の特徴をご紹介していきます。
プライドが高い
まず、プライドが高くて【分からない】ということを親や同級生、塾の先生に伝えられないという子がけっこういました。
プライドが高い子は教えを乞う、というのが苦手で、親や同級生、先生からのアドバイスを受け入れられないという特徴があります。
【こういう基本問題を解いた方がいい】というアドバイスを素直に聞いてくれず、自己解釈で勉強をしているけれどやっぱり成績が伸びないというループにはまります。
プライドが高いと弱点を受け入れることはもちろんのこと、自分の学力に見合っていないレベルの問題を解こうとしたりするので、一つ一つ丁寧に自分の課題を解消していくことが難しくなります。
こうした勉強方法を続けている限り、学力の底上げをすることが叶わなくなります。
中学生になると定期テストの結果でクラス内で誰が賢い子なのかハッキリしてきます。
学力グループの上位層にいると思っていたら、そうではない。
校内順位もキッチリ出るので【自分はこの位なんだ】と衝撃を受けることもあるでしょう。
理想と現実の差に驚きつつも【今回のテストは調子が悪かったから】と良いように解釈してしまう子もいます。
または、あまりにも自分が思い描いたような結果が出ないことが続いたことで、現実を直視することができず自分よりも成績が低い子と比べるようになっていき、ズルズルと成績が下がっていく子もいました。
リアルな学力、問題点を受け止めて改善していくしか成績向上の道は望めませんから、聞く耳を持つという姿勢はとっても大切になってきます。
親もプライドが高いと【うちの子の成績が振るわないのは学校の教え方、塾の先生の教え方が悪い】【もっと難しい問題をやらせて欲しい】と責任転嫁する言動をして、その影響を子どもも受けることがあるので、親の方もプライドを捨ててください。
そして親はプライドが高くはないけれど子どもがプライドが高いという時は、子どもの性格を踏まえて【自分の問題点を直視するように】と言い聞かせてください。
勉強しない子達と仲良くなる
さて、中学生になると交友範囲も広がります。
たいていの公立中学は複数の小学校出身者の子どもたちが集まり、クラス数も小学生時代よりも増えて学校生活を送ります。
部活動の地域移行も取り沙汰されていますが、基本的には学校が終わって放課後は部活動に参加するという子が大半を占めています。
中学では学校のクラスメイト、部活動の仲間というのが学校生活で友達を作る場所になります。
場合によっては部活の方が友達が多い、気の合う仲間は部活の子達という子もいます。
思春期に突入し、ある意味親よりも重要性が高まってくる、存在感が増してくる友達に影響される子も少なくありません。
小学校時代はそこそこ勉強ができたけれど、中学生になり入った部活では勉強しない子ばかりで、学校の定期テストではその子が断トツの賢い子という立ち位置になってしまい、【周囲の子よりも勉強できるし】とか【部活が休みの日は皆で遊びに出かけよう】と勉強する時間が減ってきてしまった子もいました。
どのような子と仲良くなり、お付き合いをしているのかというのは、親があーだこーだ口出しするのも気が引けますが、成績に影響することもあるので確認する必要もあります。
そして、明らかに友達の影響で成績が低下している時は対策を講じる必要があります。
【我が子と仲の良い子は勉強をちゃんとしている子かどうか】【勉強をしない子達に染まっていったらどうしようか】と考えつつ、学業面で影響が出ている時は親として子どもと高校進学、将来のことについて真剣に話をしてください。
子どもの方は今が楽しければいいと思っていたり、受験は何とかなると思ったりと現実逃避をしている可能性があります。
思春期に突入しているので親の言うことを聞かないこともあるでしょう。
ただ、子どもの将来を真剣に考えているのは友達ではなく親です。
今の状態を続けているとどうなるのか、と聞いて考えさせてみてください。
実は小学校内容が定着していなかった
小学校時代は成績優秀な子、という立ち位置だったのに中学生になったらそうではなくなるという話はそんなに珍しい話ではありません。
中学の勉強はボリューム感満載です。
学ぶことも多いので授業スピードも早くなります。
毎日決まった宿題が出されるわけでもないので、自主性が増してきます。
ちゃんと勉強していないと成績アップを目指すことも難しいです。
ただ、【勉強はそれなりにしている】という子の中でも思うように成績が伸びない子もいます。
そういう子は小学校で勉強してきたことがちょっと抜けていたり、実は四則計算が怪しかったということがあります。
また、比例や割合という単元があやふやなままという子も結構います。
理科と社会も基本的なところを忘れてしまっていると、難易度アップの中学の理科と社会を100%理解することもできません。
小学校のテストは単元が終わるごとに行われているので、知識がゴッソリ抜ける前の状態で受けるということから点数も高めになることで安心してしまい、その後復習をしなくなることで知識が定着しなくなるという流れを意識していない親子もいます。
勉強をしていても成績が伸びないという時は、とりあえず小学校高学年の内容をサッと復習してみてください。
問題集を購入して丁寧に勉強するというよりは、インターネット上にある無料教材を上手に活用して【割合はできるか】【図形の問題はどうか】【理科と社会はちゃんと出来ているか】とサクッと解いてみてください。
特定の単元、教科がかなりボロボロの時は、問題集を購入して復習をしていくというのもおすすめです。
無理に中学内容をやらせようとしても、やはり土台が出来ていないと知識を上に乗せることができません。
【中学生なのに小学校の勉強するの!?】と本人は嫌がるかもしれませんが、とにかく弱点をなくしていくことをしないと成績が伸びる未来を引き寄せることはできません。