【教育小噺】対策しないと後で大変  小4の壁でちょっと気をつけたいこと | 元塾講師 透明教育ママ見参!!

【教育小噺】対策しないと後で大変  小4の壁でちょっと気をつけたいこと

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今回は【対策しないと後で大変  小4の壁でちょっと気をつけたいこと】と題し、お話をしていきます。

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キンドルとは違う読み心地かなと思いますので、読み比べもしてみてください。

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透明教育ママの絵日記 教育系コミックエッセイだけど役に立つ可能性ゼロ【ブログ放置編】

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新作です。

 

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ありがとうございます。

 

まず、動画【教育小噺 小学3年生で学力差が出る不思議】に寄せられたコメントをご紹介します。

 

今小3なので、10歳の壁や小4の壁について気になっております。

国語やレポート(感想を書く)と、教室での生活面で、いまからできた方がよいことが知りたいです。

 

コメントありがとうございます。

 

巷で言われる10歳の壁、小4の壁を気にする方は相当います。

実際色々な問題が出てくる年頃でもあります。

しかし、【こういうことが起きます】と確実に言えるものではありません。

【学力差】という形となって出てくるときにようやく実感するわけですが、単に成績の差が目立つという話や、子どもが反抗期に入って親の言うことを聞いてくれなくなるという精神面での成長で起きるアレコレばかりではありません。

ちょっとしたことだけれど、進級進学してからのことを考えると小学4年生頃から気をつけた方が良いということがいくつかあります。

親世代の小学4年生と今の小学4年生では時代背景も異なりますし、学校の学び方自体もかなり変わってきています。

そろそろゆとり世代が親となり、その子どもたちが就学する時期がやってくるので、我が子の小学校の勉強、教科書を見て【こんなに違うの!?】と感じる方もどんどん増えていくことでしょう。

正直、学校で学ぶ単元、漢字自体が親世代の頃と劇的に変わっているわけではありません。

小学1年生の時に数を数える、足し算、引き算などを学んで小学2年で九九を学び3年生で割り算を学ぶという算数の軸となるところは同じです。

 

ただ、教え方やどのくらいのレベルの問題を取り扱うか等は学習指導要領が定期的に見直されて改訂されていくので、授業参観に行くと【違うな】と感じることがあったりします。

そうした学び方の変化を敏感にキャッチしていくことが重要になります。

とくに今の小学生は2020年度からスタートした学習指導要領の下で勉強しています。

ちょうど我が家では子ども①②は途中で改定となった子ども達であり、子ども③が完全に新しい指導要領で授業を受けているので親として比較することができます。

 

記述問題はどの教科でも出る

さて、三人の子ども全員が小学4年生となり、そして小学校高学年や中学、そして高校受験に高校進学と先のことを考えると10歳頃から気をつけて欲しいなと思うことがあります。

それは記述問題に対応できる力を鍛えるということです。

学習指導要領が改定となり、【知識を暗記する】から【知識を理解してそれを活かす学び】へと切り替わってきています。

実際、小学校のテストもどの教科も高学年になればなるほど記述問題が出ますし、中学に入ってからは定期テストでバンバン記述問題が出されて時間が足りないという話も耳にします。

学校の学び、テストも変化しているということは受験でももちろん変化が起きています。

知識を暗記すればなんとかなった部分もある旧来型の勉強では太刀打ちできない時代になっています。

教わった定義、知識を理解した上で問題を解いていく。

しかも記述ですから自分の考えを理路整然と書かなければいけません。

【たぶん○○だと思ったからです】と書いたら確実にバツになります。

 

子ども③が理科のテスト、単元で言うと【すがたをかえる水】が返却された時に【どんな問題が出ているのかな】と思って見ました。

いくつか問題があるなかで、注射器の中の水と空気は推すとどう変化するのという問いと、【なぜそう考えるのか理由を述べなさい】という設問があり、驚きました。

体積が変化するのかどうかという知識、そしてその知識が正しいことを証明するために自分の言葉で説明しなければいけないのです。

この他にも国語、社会でも記述問題は出ます。

算数では図形で【この図形になる定義は何か】と書かせる宿題や問題が出ています。

公立小のテストは簡単、というイメージとは程遠い内容になっているなと感じています。

 

国語力の有無はどの教科にも影響大

このように記述問題が出るということは、子どもの読解力や文章能力、つまりは国語力を高めていくことが必要になります。

暗記が得意でも【なぜこうなるのか説明しなさい】という問題に対応できなければテストで点数を落とすことになります。

5教科の内、国語は一番成績が上がりにくい、成績が上がるまでに時間がかかる教科とよく言われます。

普段使っている言葉なのに、科目として見た時は得意な子もいれば苦手とする子もいる不思議な教科です。

そんな国語を下支えしているのが国語力になりますが、小学4年生になるまでに意識して取り組んで欲しいことがいくつかあります。

 

まず、語彙力です。

語彙がなければ説明したいことも、伝えたいことも上手く伝えることができません。

次に正しい漢字を書けるかどうかも重要なポイントです。

熟語を書きたいけれど漢字の組み合わせがうろ覚えで全部ひらがなで書いてしまうと、小学生の頃はまだいいものの、中学生以降のテストでは減点対象となることもあります。

すでに習っている漢字でしたら入試で減点となる可能性もあります。

漢字力が怪しい時は、それこそ小学1年生や2年生の漢字から復習してみてください。

そして論理的な会話を心がけることです。

感情的に話をするのではなく、たとえば買ってもらいたいものがあるのなら【こういう理由で欲しいです】と子どもが説明する機会を設ける、そういう話し方に慣れることをして欲しいです。

テストの記述問題は根拠に基づいて自分の考えを書いていくわけですから、論理的思考というのが求められます。

そして、こういう考え方は学年が上がれば勝手に身につくものではありません。

中学生や高校生、大人になって感情的に自分の言い分を言い続けてしまう人もいます。

小学校で学ぶスキルではないので、家庭で鍛えていきましょう。

この他にも読解力をつける、文字を読むスピードをつけるためにも読書は外せません。

こうした地道な取り組みをしていき、国語力の全体の底上げを意識してみてください。

時間はかかるかもしれませんが、何もしないままだと子どもが困ることになります。

 

悪口を言う子にさせない近づかない

そして、小学4年生になると仲良しグループがガッチリ出来上がっていく頃です。

女の子は低学年の頃からありますが、4年生頃になると男子もグループがしっかり出来てくるので、同じクラスでもあまりしゃべらない子、よくお話をする子の区別ができていきます。

普通に仲良くしていればいいのですが、グループ同士の対立、グループ内でのトラブルが発生することも起きます。

ただでさえ厄介なのに、今の子どもたちは小学4年生になると自分専用のスマートフォンを持っている子も珍しくなく、放課後もLINEで気軽に友達とメッセージのやり取り、お話を楽しむ中で、憶測で噂話を語りだしたり、クラスメイトの悪口を言うことなどもあるでしょう。

悪口を平気で言う子は昔も今もいます。

なるべく、そういうタイプの子に近づかせないことがトラブル防止の助けになります。

 

子ども①の学年では小学生時代にスマートフォンを持っている子も本当に少なかったのですが、子ども②の時代は小学6年生頃から持っている子もいて、メッセージアプリを介したトラブルが多発していました。

盗撮、噂話など絵に描いたような子ども同士のスマホトラブルが発生していました。

悪口を言う子は何が悪いのか理解していないところもあり、仲良くなると遅かれ早かれトラブルに巻き込まれる可能性があります。

子ども①②の時も、あちこちで悪口を言っていた子は中学生になってから孤立してしまい、学校でも厳しい立場になったという話を耳にします。

その予兆は小学4年生ごろにはハッキリ出ているので、交友関係もより気をつけてみてください。

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