今回は【ポテンシャル高いけど控えめな子が自信をつける方法はあるのか】と題し、お話をしていきます。
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透明教育ママの絵日記 教育系コミックエッセイだけど役に立つ可能性ゼロ【ブログ放置編】
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ありがとうございます。
人の性格は色々あります。
性格を表現する言い方はたくさんありますが、その中でも子どもの性格を端的に表す言葉としてよく使われるのが【活発な子】【内弁慶な子】ではないでしょうか。
子どもらしい性格というと、【外遊びが好きで活発で好奇心旺盛】というものがありますが、そういう性格の子がゴロゴロいるわけではありません。
不思議なもので、静かな子もいて、賑やかな子もいてクラスや学年の調和が取れているというのを子育てをしながら感じることがあります。
さて、集団生活を送ると【大人しい子】【他の子が嫌がるようなことをやる子】【騒がしい子】【威張ってばかりの子】などなど子どもの性格がぶつかり合い、その間にリーダーシップを取り、集団の中で注目を集める子が生まれていきます。
小さい頃を思い出すとどちらがリーダーシップを取るかでもめたり、二つのグループで対立しあうという出来事があった方は少なくないと思います。
私はそういうどこかに帰属するというのが苦手で、毎回高みの見物を決めていましたが、そうした輪の中の中心人物が永遠に中心でいるわけではありません。
進級や進学や何かしらのトラブルを契機に選手交代とばかりにクラスや学年でリーダーを取る子が変わることもあります。
そうしたワイワイした世界とは無縁のように学校生活を送る控えめな子がいます。
本当は学力が高く知的好奇心も旺盛だけれどそれを他人に見せびらかすこともしない。
親としては【もう少し活発になって欲しい】【我が子が活躍できる時は来るのか】とヤキモキしてしまいます。
子ども本人が一歩下がっている様子を見ると、親としてはちょっとモヤモヤッとすることがありますよね。
低学年の頃は賑やかな子が注目を集める
どうしても、幼児期や低学年の頃は賑やかな子、運動神経の良い子が注目を集めます。
その子の性格にもよりますが、とくに運動能力が高い子はクラスの中心人物、人気者になりやすいです。
小学校あるある話で、運動神経の良い子が人気者になるというのは昭和、平成そして令和も変わらないです。
子ども達に話を聞いても、小学生の間、とくに低学年の頃は【運動神経が良い子がクラスの中心になりがち】と言っていますし、私の子ども時代も足の速い子が人気者でした。
体育の授業だけでなく校庭で遊ぶ時も、鬼ごっこで俊敏な動きを見せたりと運動能力の高さを周囲の人に見られる機会が多く、【スゴイな】と尊敬の対象になりやすいのかなと運動神経が壊滅的な私はそう分析しています。
こうしたジャンルが苦手な、真逆のタイプの子にとっては【太陽のようにギラギラ輝く存在】とはちょっと違う立ち位置で学校生活を送るということになりやすいです。
学力が高い子やイラストが上手という子も低学年の頃は運動神経の良い子に比べると、人気は押され気味になります。
本人がそれで全く問題にしていないのであればいいのですが、やはり本来持っている能力、得意なことを皆に知って欲しいなと親としては思うことがありますよね。
【うちの子もそれなりに良いものをもっているけれど、やっぱり運動能力が高い子が注目集めるよね】という複雑な気持ちを持って子どもの学校生活を見守っている方はいると思います。
ただ、控えめな子は低学年の頃にスポットライトを浴びることはどうしても少ないのです。
クラスメイトがそのポテンシャルに気がつくには、もう少し時間が必要です。
自主学習や発表で存在感が増すようになる
状況が少しずつ変わっていくのは小学校4年生頃でしょうか。
学校の宿題で自主学習などが加わり、調べ学習やグループ学習といった場面で他の子とは違う自主学習ノートを作成して、先生に取り上げられたり、発表に使う資料を分かりやすくアレンジしたり、自分オリジナルのキャラクターを使ったイラストを多用して【うわ、すごいね!】とクラスメイトから褒められることが増えるようになります。
学級新聞での四コマ漫画でも漫画を描ける子は重宝されますし、【新しいの早く描いて】とせがまれることもあります。
4年生以降の学校生活はクラスメイトの個性や得意なことなどをより一層認識するようになるので、それまで気がついていなかったポテンシャルに周囲がようやく気がつき、活躍の場が増えていきます。
運動神経の良さは運動会などが活躍の見せ場ですが、普段の国語や算数、理科社会や5年生以降であれば英語の授業で直接活躍することに結びつくスキルではありません。
私が小学生だった頃、同じくらい運動神経の鈍い同級生がいましたが、その子はイラストやオリジナルの漫画を描くのが得意で、学級新聞で四コマ漫画を描くようになってからクラスメイトから声をかけられる回数が劇的に増えていました。
【次は何を描くの】とか【こういう話がいいな】と漫画を介してクラスの話題の人になっていく様子をみて、絵を描くのが上手な子はスゴイな、と思ってその様子を眺めていました。
ただ、その能力は運動神経以上に子どもの努力の賜物ですが、それに対して【何よ】と嫉妬する子もいるので、ちょっと面倒なことが起きるかもしれません。
実際、その子に対して【大して上手くないのに】と陰口を言っている子もいて、先生から注意されたりとトラブルが起きたりもしました。
この他にも、高学年になり学習内容が難しくなると存在感が増してくるのが学力の高い子です。
自主学習ノートの作り方やグループ学習の時に皆にアドバイスを送り、クラスメイトが【すごいな】と感心することが増えて、特別な存在になっていきます。
中学に入ると学力も伴っている方が人気者に
こうした学力の高い子は中学に進学するとますます太陽のようにギラギラ輝く存在になっていくのを、私自身強く感じました。
まず、運動神経だけ良かった子は中学に進学し定期テストを数回受けた頃から人気が凋落しました。
とくに男子で運動神経だけ良いという子はあれだけキャーキャー言っていた女子から見向きもされなくなり、その様子を見ていて【残酷だな】とちょっと怖くなりました。
代わりに中学で人気のある生徒というのは、お笑い的な才能があり話術に長けて勉強もそれなり以上にできる子、文武両道の子、が人気となり、リーダーシップを取れる子はそのままクラスや学年の中心人物になりました。
私はグータラ小学生時代と決別すべく中学から猛烈に勉強しましたが、成績が良くなると同級生に【勉強を教えて】と言われる回数も劇的に増えて、そうした教えることを通じてクラス内でそれなりに中心的な立ち位置になる人間になっていきました。
元々、お笑いも好きなので思春期に女子でお笑い要素を含めた会話をしている人間がかなり少数派だったということも功を奏したのかもしれません。
こうした【教えることの楽しさ】を人生で初めて経験し、その経験が塾で働くという選択肢になったのかなと思います。
私は別に控えめな子ではありませんが、周囲にいた何かしらのスキルを持っている子達も小学校高学年頃からその力を発揮して皆から注目を集めるようになっていました。
子ども達も【高学年や中学生になると運動神経だけの子はなかなか低学年の頃のようにはいかなくなる】と口にしています。
我が子の良さを知っている保護者の皆さんも、【学年が上がれば良さを発揮できる時が来る】と思って、磯の時が来るのを心待ちにしてください。