子どもがなかなか勉強してくれない。
【あとでやる】と言ってダラダラ過ごしている。
そんな悩みを抱えている保護者は少なくないでしょう。
今回は、勉強しない子に伝えたい!計画を立てることの重要性をご紹介していきます。
大人になればなるほど、計画を立てることの大切さがわかってきます。
仕事でもスケジュール調整や管理がいい加減だと周囲に迷惑をかけてしまいます。
最初は難しいかもしれませんが、子どもが自分で計画を立てられるようになると、親の方もストレスが減少します。
多くの保護者が【勉強しなさい!と押し問答になって疲れる】というストレスから開放されますように!
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ありがとうございます。
子どもが独り立ちできる人間になるためにも
小学生=子ども、幼い、というイメージを持つ方もいるかもしれません。
しかし、【子どもはこうあるべき】と親の枠にはめて、子どもを意のままにしようとするのは無謀。
子どもを【小学生=親に属する】と考えず、ひとりの人間として扱う必要があります。
例えば、私の場合は子どもが3人いますが性格はバラバラ。
もちろん、一緒に生活をしているので似ているところもありますが、勉強への取り組み方や、やる気アップの方法は異なります。
計画を立てる大切さを理解させる
小学生だからこうならなければいけない、という固定観念を取っ払い、【この子に合う方法】を考え、導いていくのが親の務めです。
しかし、現実的に一人にかけられる時間は限られています。
仕事をしていたらなおのこと・・・。
できれば自分で計画を立てて勉強してくれば嬉しいですよね。
さて、我が家の子ども①②③は天才系でもないですし、普通の地方にいる子ども。
グータラする日もありますが、基本的に自分から毎日勉強する子に成長しました。
【自分から勉強する子になる】は大都市に住んでいようが、地方に住んでいようが、子どもを持つ親にとって共通の悩みといえるでしょう。
・難関大学を目指しているわけではないけれど、自分から勉強する子になって欲しい
・勉強する・しないの押し問答に疲れた
・勉強系の習い事に通わせているけど家で勉強しない
こういった悩みを少しでも解消できる手助けになるよう、計画を立てる習慣を身に着けていきましょう。
とは言っても、子どもが【計画立てることは大切!】と自覚することはあまりありません。
日頃から家庭で計画を立てることを増やし、勉強面でも活かしていくように誘導していくことがカギです。
次からは、家庭で簡単に取り組める計画を立てる習慣作りを紹介していきます。
ステップ1.カレンダーに予定を書く
一番最初に取り組みたいのは、子どもが勉強する場所に近いところにあるカレンダーに予定を書くです。
学校や家族の予定とは別に、子どもの予定を書いて1週間や1ヶ月の動きを把握しましょう。
子どもの頃は、時間は無限にあると錯覚しています。
月日の流れを把握させ、時間は有限であると気づかせる狙いがあります。
また、習い事の進級テストもしっかり書くことで目標に向かう心構えを作ることもできます。
勉強ばかりだと嫌になります。
運動系や音楽などの習い事や休日の予定を書いてみましょう。
子どもに丸投げではなく、最初は親が書いたり一緒に書いたり。
カラーペンを多用してもいいですね。
我が家の場合、【バラ園に行く】と私の下手なイラスト付きで書いたりしています。
ゼブラ 油性ペン マッキー などのようなカラフルな油性ペンもいいですが、予定変更の時に役に立つ 消せるカラーサインぺン フリクションカラーズ も便利です。
卓上カレンダーは机の上に置ける優れものですが、サイズが小さいのが難点。
予定がハッキリみえないので、できることなら壁掛けカレンダーに書いた方が良いです。
ステップ2.スケジュール表を作成する![](https://edumother.com/wp-content/uploads/2021/08/c2f8deab5b283523dd95ecd887e46ddf.jpg)
カレンダーに予定を書き込むことが出来るようになったら、スケジュール表作成にステップアップします。
スタディプランナーが販売されていますが、いきなり手を出すのは禁物。
あのページを全部かけるようになるのは、自分でスケジュール管理できてからです。
まずはA4サイズやB5サイズのコピー用紙にネットで出回っているスケジュール表を印刷してみるようにしてください。
そして、1週間の目標やテーマを必ず書くようにしましょう。
目標がなければ、単なるスケジュール管理に終わってしまいます。
課題を見つけ、対策を講じるようになる。それがある意味最終目標です。
当ブログでも無料ダウンロードOKのスケジュール表を発表しています。
無料ダウンロードのスケジュール表が複数掲載されています↓
![](https://edumother.com/wp-content/uploads/2020/11/7966bae78213db11914ad7af893f8431.jpg)
いきなり1ヶ月だと息切れすることもあるので、最初は1週間ごとに書いていくことをおすすめします。
子ども自身も1週間があっという間に過ぎることを実感するはずです。
また、サイクル型のスケジュールも同時に書くと、無駄に過ごしている時間があぶりだせます。
学校の時限(6時限か5時限)、習い事、休日の過ごし方。
自分が普段どのように時間を使っているのか分かるようになります。
そして、ダラダラ過ごしている時間が多いことに気がつくことも。
ちなみに、我が家の子ども①②はスケジュール作成するたびに【脱ダラダラ生活】を掲げています・・・。
毎回書いている、ということは完全に改善されていないんですけどね・・・。
1週間が終了してもすぐに捨てずしばらくは手元に保管してください。
子どもの成長を感じ、徐々にスケジュール作成が上手になることを実感していきます。
スケジュール表を作ることが好きな子は、スタディプランナーを与えてもOK。
カレンダーからスケジュールに移行すると、自分自身の時間の使い方の上手下手と向き合うようになってきます。
ステップ3.自分の課題を把握する
スケジュール作成の最大の威力は【自分の課題と向き合える】です。
予定を書いて、すきま時間を見つけたり時間の有効活用を考えることは、いきなり出来るようにはなりません。
というか、大人でも難しいです。
簡単なら、年末に毎年【手帳術】なんてタイトルの特集が組まれることはないでしょう。
さて、時間をかけてスケジュール作成をしつつ、親が時折アドバイスを送ると、子どもは自分で勉強のやり方や時間の使い方を上手にコントロールできるようになります。
親が外野で騒いでも、子どものやる気が出てこなければどうにもなりません。
子ども自身が自分の課題と向き合えなければ、根本的な改善は難しいものになります。
現実を直視し、自分の強みや足りない点を客観的に知ることは大切です。
苦手な単元や科目を克服するために、どうしたらいいか。
何をいつまでに勉強すべきか。
当の本人がそんなことを考えるようになれば、【勉強しなさい!】で押し問答する回数は減少するはずです。
スケジュール作成する過程で、自分の目標と現在地のギャップを把握できるようになります。
遠すぎるとやる気が出にくくなるので、本当に小さなことからコツコツと、です。
これは大人のダイエットでも言えることですが、毎日の継続やコツコツが後々ドカンと効いてきます。
勉強のスケジュールを考えると、いかに苦手科目を避けているかが分かります・笑。
学年が上がると、科目ごとに勉強時間の配分を変えてみることも教えたいですね。
あると便利なアイテム
スケジュール作成するうえで、家にあると便利なアイテムを紹介していきます。
様々なサイズのコピー用紙
家庭学習をしていく上で欠かせないのが、コピー用紙。
A4、B5があると便利です。
スケジュール作成をしていくと、表をダウンロードし印刷することも増えるので必ず切れないようにしています。
このほかにも、苦手単元の復習で無料教材を印刷したり、アルファベット表を印刷するときなどにもコピー用紙は使います。
プリンターもひと昔前に比べて安くなりました。
昔はスキャナーが別売りというのも珍しくありませんでしたからね~。
便利な時代になりました。
多色ペン
基本は三色でいいんですが、低学年や女の子は多色ペンで気分がアゲアゲになります。
私も文房具好きなこともあり、ついついお財布のひもが緩くなります・・・。
フリクションは様々な種類を持っていますが、ペンタイプ(0.5mmなどの)よりはサインペンタイプやマーカー系が多いです。
あとはサラサなど。細字が好みの子はハイテックC もいいですね。
ハンコも購入した時もありましたが、我が家の子はハンコだけだと分かりにくいので文字で落ち着きました。
文房具やシールといった小道具も駆使して、スケジュール作成をしていきましょう。
身近なお手本を見せる
スケジュール作成と言っても、あまり実感がわかない子もいます。
そういうときは、見せられる範囲で親の手帳を見せてみるのもアリ。
我が家の場合、ダンナが手帳を豆に書くのでよくリビングで広げています。
子ども①②はそれを見ながら「ちゃんと仕事しているんだ」と軽口を叩いています・・・。
なんだかんだ言っていますが、短期的、中期的、長期的な計画の立て方があるということを理解しました。
あと一番身近な参考になるのが、給食の献立でしょうか。
栄養士さんが季節なども考慮し、スケジュール立てて献立を決めていることは分かっています。
食材の調達や旬な野菜ほど安く手に入るといった、やりくりも考慮しつつ組んでいますからね。
献立表を一緒にみながら、計画を立てることの大切さや意味(大量に仕入れるには先に献立を作る必要がある・食費を抑えるには旬のものを使った料理・旬のものは栄養価が高いetc)を伝えましょう。
ただ漠然と「計画立てなさい」と突き放すのはNG。
自分のスケジュール管理の仕方や献立表など、またはスポーツ選手の練習計画を話したりすると、「計画立てることは重要」と理解していくようになります。