子どもの学力を伸びにくくさせる親の特徴 | 元塾講師 透明教育ママ見参!!

子どもの学力を伸びにくくさせる親の特徴

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今回は【子どもの学力を伸びにくくさせる親の特徴】と題し、お話していきます。

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小学3年生から4年生で気をつけるべきことを詳しく取り上げています。

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キンドルとは違う読み心地かなと思いますので、読み比べもしてみてください。

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新作です。

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ありがとうございます。

世の中は「賢い子になってほしい」という要望の方が大きく、書店などでも【グングン学食が伸びる子】【賢い子に育てる】と銘打った本が並んでいます。

 

しかし、正直言って賢い子というのは子ども全体の中でも割合はそう多くはありません。

少ないからこそどんな親も【うちの子が難しい問題もスラスラ解ける子に】【リーダーシップをとれる子に】と憧れますが、いざ賢い子に育つようアレコレやっていても確実に伸びる保証がないです。

世間的に【あの子は賢かった】という認定されるのは中学受験、高校受験、大学受験や最近では就職先なども含み、現在進行形ではなく後になってからになります。

 

【賢い子に育てる】と【賢い子に育った】までのタイムラグはかなりありますが、どうなるかは全くリアルタイムの子育て中で先がは読めない難しさがあります。

 

そういう時は、裏技として【子どもの学力を伸びにくくさせる親の特徴】を知り、全力でそういう特徴のある親にならないことに限ります。

 

それでは早速、どんな特徴なのかご紹介していきます。

 

1.親が全てキッチリ管理する

教育熱心な親=その子供は賢い、というイメージがありますが必ず賢い子に育つわけでもないのも事実です。

教育に関心があること自体は子どもの将来や進路進学についてそれほど真剣に考えている証でもあります。

けれど、場合によっては裏目に出てしまうこともあります。

 

とくに親が自分の子育てに関して確固たる信念、理想を掲げ、その理想、つまりは進学する学校はこの辺りと決めて、合格を達成するまでに計画を考えて実現させるべく色々なことを強制するのは考えものです。

 

あまりにも親が先取り学習を強いる、キッチリ計画を作ってその通りに勉強させようとしても、子どもは学ぶことの楽しさを体感することができるでしょうか。

親が出るところと、子どもが自分から出るところ、つまりは勉強しようとする意志が出るかというバランスが子どもの学力を鍛えていく上で重要になります。

そのバランスが一方的に親の方にしかないとどうなるでしょうか。

 

呑み込みの早い子はグングン知識を吸収して学校では賢い子という立場を手に入れるかもしれません。

しかし、ずっと親が誘導したレールを歩くような勉強をしていると自分の思いで勉強しようとしたり、意欲が湧いてくることが難しくなります。

自発的に勉強しようという気力が育たないと、思春期前後に訪れる自我の芽生えが出てからは【勉強嫌になった】と親が願うのとは正反対の状態になってしまうこともあります。

 

目先の学校のテストの点数や、自分の子どもの利発さをアピールすることよりも【学びたい】【知りたい】という勉強をする上で不可欠な気持ちを育てることを軽視してはいけません。

 

とくに、今の学びは学習指導要領の改定の影響で考えさせたり説明させることが増えています。

【テストの点数が良ければ良い】という時代ではなく、人前に出て考えを披露したり工夫をして発表するスキルも大きく評価されます。

点数だけに特化していると、入試制度が多様化している大学入試に対応するのに苦労するかもしれません。

 

それ以前に、小学校高学年以降から難しくなる学習内容は親の誘導で何とか乗り切れるものでもありません。

ガッツリ計画通りに進められる、子どもは親の言うことを聞いていれば確実に賢くなるということはありません。

子どもの性格や適性を無視してキッチリ管理すると、思い描いたような未来とは真逆になることもあります。

 

2.子どものことを【自分のことは自分で】と丸投げ

これはキッチリ管理する親と真逆のタイプです。

小学生になったから、入学したんだから自分のことは自分でやりなさいと子どもに丸投げをして宿題のチェックや明日の持ち物確認を一緒にすることがない親です。

または、子どもに考えさせる力を伸ばせようと極力手助けをせずに傍観することも悪い方に転じてしまうと子どもの学力を伸ばしにくくなります。

 

小学校に入ってから学校生活に慣れるまでは学校の準備をしていたけれど、段階を見て少しずつ親が手を貸すことを減らしていくというのではなく、最初から【自分でやりなさい】と関与してこない親もいます。

小学生になったとはいえ、ついこの前までは園児です。

入学した時、多くの新1年生は6歳の子どもです。

6歳の子どもが自分から宿題をやって、勉強をして明日の時間割を見て準備をすることを求めるのは酷なものがあります。

 

子ども的には親の監視がまるっきりないので楽です。

親が宿題チェックなどをしないので勉強はしなくなります。

人間、管理が全くないと楽な方に逃げてしまいます。

自分に厳しく律する人は大人でも少ないです。

 

しかし忘れ物が多ければ、それだけ学校生活で困ることも増えます。

宿題を出さない、教科書がない、絵具セットを忘れたなどですね。

 

学校生活は勉強だけでなく集団行動を学ぶ場所でもあります。

ただ、こうした学びをプラスにするには家庭の力、親のサポートが欠かせません。

親から【自分でやりなさい】と丸投げされていると、【何をどうすればいいのか】と考える機会を失い、学力が伸びる可能性が低くなります。

最初から家での勉強のチェックがほぼない状態ですから、子どもが勉強する、鉛筆をもって文字を書いたり問題を解くのは学校にいる時間だけになります。

宿題をして勉強していることの差はどんどん広がり、気がついた時にはどうにもならないほどになっています。

 

低学年の頃に勉強する習慣が身についていないと、受験勉強でも大変苦労します

目前に受験が迫ると親の方も焦って【自分で勉強してこなかったからでしょう】と大騒ぎするのが関の山。

家庭で毎日のように喧嘩して、とても勉強する環境とはいえません。

 

3.根性で受験を突破できると思っている

教育に関心はあるけれど中学生になってから挽回して進学校に合格できると考えている親もいます。

とくに地方出身の方に多いと思います。

小学生の頃は伸び伸びと遊んでいればいい。

勉強は中学校に入れば力を入れても十分間に合う。

かつては【部活を引退してから猛烈に勉強すれば間に合う】という考えが普通でしたし、親自身が経験者ということも珍しくないと思います。

 

しかし、時代は変わっています。

インターネットで大都市圏の子たちの家庭学習や塾事情を地方にいても簡単に知ることができます。

地方の教育熱が高い家庭では昔のように【トップ高校に入るのがゴール】という目標から、情報が入手しやすくなった分、大都市圏の教育事情も踏まえて【大学入試でどのように戦えるか】を考える家庭が増えていると考えて、【中学からで平気】と思うのは危険です。

 

中学に入り、定期テストで順位が出れば現実と向き合うことになります。

短期決戦で受験を乗り越えるほど甘くはありません。

【小学校の授業が理解できていれば大丈夫。本気出すのは中学でも平気だから】と親が考えていると、学力を鍛えるチャンスを逃してしまうこともあります。

 

根性は何かを成し遂げるには必須のものですが、それが学力向上の全てではありません。

 

まとめ

子どもを賢い子にさせようと躍起になっても、必ずしも成功するわけではないです。

むしろ、伸びにくくさせる要因を排除していくことで子どもの学力が伸びやすくなる状態に寄せていけます。

 

子どもの勉強との向き合い方は親の考え、育て方、教育方針の影響が大きく、言い過ぎかもしれませんが【親次第】です。

どうしたら伸びるかという考えを一旦横に置いといて、【どうしたら伸びなくなるのか】を考察し、原因になるような言動を控えていきましょう。

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