【教育小噺】小1の壁 リアルに何が問題 | 元塾講師 透明教育ママ見参!!

【教育小噺】小1の壁 リアルに何が問題

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今回は【小1の壁 リアルに何が問題】と題し、お話をしていきます。

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小学3年生から4年生で気をつけるべきことを詳しく取り上げています。

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キンドルとは違う読み心地かなと思いますので、読み比べもしてみてください。

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透明教育ママの絵日記 教育系コミックエッセイだけど役に立つ可能性ゼロ【ブログ放置編】

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新作です。

 

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ありがとうございます。

 

小1の壁、という言葉がメディアでも取り上げられています。

就学を控えている親にとっては気になる言葉ですが、小1の壁の他にも小1プロブレムという言葉があります。

プロブレムの方は保育施設から小学校に入って集団生活や授業中に椅子に座って先生の話を聞けないなど時間割通りの学校生活になかなか馴染めないなどの問題というイメージが強いですが、最近話題となっているのが「朝の小1の壁」です。

どういうことかというと、例えば親の出勤タイムに合わせて子どもと家を出たいと思っているとします。

親が家を出るのは朝の7時20分だけれど、学校の昇降口が開くのが7時45分から8時の間。

それだと学校に行くには早すぎる。

親だけ先に家を出ると子どもが一人で家を出てカギを閉めて学校に行くことになる。

高学年なら任せても大丈夫そうだけど、子どもは小学校に入学したばかりで不安だ。

何かあったらどうしようか。

 

こういうことが全国津々浦々で起きています。

私の子どもが通っている学区の小学校でも同じ現象が起きていて、昇降口が開くのが8時前ですが7時半に学校についている子ども達もいます。

 

教職員の働き方改革もあり、昭和や平成初期のように朝早くから先生たちが出勤して、そして子ども達も朝早くから学校に来て校庭で遊ぶという光景はほぼ見られなくなっています。

また、朝早く子ども達が学校に来ることで、トラブルが発生して怪我をすることも考えられます。

先生たちの目が届かない場所で何かが起きないようにする予防策なので、学校側には「早く学校を開けろ」とは一概に言えない難しさもあります。

ちょうど、私の一番上の子どもが小学生の頃、低学年の頃までは朝早くから学校に行くことも出来たのですが、朝はY区から校庭で遊んでいる子ども達の間でいざこざが起きたり、転んで怪我をする子もいたりしたので先生がいない状態での外遊びは禁止になりました。

そして、コロナ禍があり、学校が再開されると全国的にみられる昇降口が開く時間が8時ちょっと前、ということになり子どもが家を出る時間も以前よりもゆっくりしたものになっています。

 

就学で子どもの自立が一気にジャンプアップする

小学生になると登下校も町内会の子ども達が集まって登校する地域もありますが、それぞれ個別に登校する地域もあります。

そして、下校に関しては小学校入学直後は先生や地域のサポーターさんが見守りをして地区ごとに帰りますが、慣れてくれば子ども達がそれぞれ下校することになります。

学度保育に所属している子も、学校の中やすぐ隣に施設があれば移動も安全ですが、少し離れた場所にある時は、1年生だけ、または下校した順に移動することになるので親としては心配です。

 

私も学区の小学1年生の下校の様子を見てきていると、とくに先生やサポーターさんの見守りが終了した頃はいきなり道路で追いかけっこをする子や、信号機が青になった瞬間に勢いよく横断歩道をわたる子がいて危ないなと感じる場面に遭遇したことが何度もあります。

しかも、それが夏休み明けも秋になっても変わらずで、ワイワイ騒ぎながら帰宅している様子を見るとハラハラドキドキしてしまいます。

 

このように小学生になると親が必ず登下校に付き添いしなければいけないというわけではないので、それまでの保育施設で過ごした日々よりもかなり自立しないといけない生活が待ち受けています。

しかも親の目、先生たちの目が行き届かない時が必ずあるので、ちょっとフラフラして落ち着きのない子は学校の登下校だけでも危険と隣り合わせになることもあります。

 

小1の生活は慣れるまでがハード

小学校の最初の1年間、2年間を乗り越えればだいぶ子どもも自分でやれることが増えて、親の手も離れていきますが、ついこの前まで保育園児、幼稚園児、こども園に通っていた小学1年生の子どもがあれもこれも自分でやれるかと言えば、それは個人個人の違いが出てしまいます。

とくに、学校の登下校は基本的に歩きなので、バス通園や自転車通園をしてきた子にとってはランドセルを背負って学校に行くまでの道のりもけっこう大変なことです。

 

春先でも熱中症リスクのある地域もあります。

気温の変化も大きくなりがちな4月から5月はとても疲れやすい季節であり、新しい環境での学校生活で気を張っていて、子ども自身が気がつかないうちに疲労困憊になっていることもあります。

そして、ランドセルを背負って歩いて通学や下校をするということを入学する前から意識してください。

乳幼児期からベビーカー、バス、自転車や車での移動が多く、日常的に歩く習慣がない子にとっては、登下校も大きな負担になります。

学区の問題で必ずしも入学する学校が家の近所とは限りません。

住んでいる場所が学区の端の方ですと、かなりの距離を歩くことがあります。

入学前に練習で親も一緒に歩くと「ランドセルを背負って荷物も持って1年生が歩くのはけっこうしんどそう」というのが分かるはずです。

 

できれば休日の日に親子で何度も通学路を歩いて体力をつけたり危険な場所や信号のルール、横断歩道の渡り方をしっかり予習しておくことをおすすめします。

子どもの方が新しい環境に慣れるのは早いですが、そこに体力の問題も入ってくるのを忘れないでください。

 

学童クラブ問題は色々と気になる

この他にも共働き世帯が増えて、学童に預けたくても定員がいっぱいで預けられないという話、学童のお迎えの時間が保育園よりも早いという問題点もあります。

 

迎えに行けそうにないので、正社員からパート社員になったり、転職をするという話もインターネット上にはよく見られます。

また、学童クラブに所属する子どもがたくさんいて、いざこざが毎日のように起きて、せっかく子どもを入れたのに行きたがらないという話も聞いたことがあります。

学童クラブ内でも宿題をやってこない、他の子にやらせるというトラブルがあったりと、親としては安全な場所を確保する場所、という意味合いだけになってしまいそうで、勉強面などをしっかり見て欲しい家庭では公的な学童クラブではなく、お金はかかりますが民間の学童クラブに通わせるケースもあります。

 

学童クラブは小学1年生から3年生がピークで、4年生になると辞める子が増えます。

小学校に入ってからの3年間の放課後を学童で過ごす子が多いものの、辞めてしまうと今度は夏休みの確保探しに奔走するなど、「学年が上がったから安心」とは言い難い状況です。

核家族化が一層進み、近隣に祖父母がいない家庭も多いですし、昔のようにご近所付き合いも希薄になっています。

こうした問題は親が積極的に色々と対策を考えて解決するしかない時代になっているので、5歳くらいになったら「スムーズに就学するためにやるべきこと」を考えておくのが無難です。

 

入学に向けて親としては色々と心配になることがたくさんあります。

しかし、小学6年間の節目節目で「どうしよう」という問題に直面します。

小1の壁と聞くと、1年生だけ気をつければ良いのかと思ってしまいますが、学童クラブの卒業後の過ごし方など含めて、実際はそうではないことを理解して就学準備をしていきたいですね。

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