【学力グループを壊す】小学校高学年から下剋上を目指す前にやりたいこと | 元塾講師 透明教育ママ見参!!

【学力グループを壊す】小学校高学年から下剋上を目指す前にやりたいこと

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今回は【学力グループを壊す 小学校高学年から下剋上を目指す前にやりたいこと】と題し、お話していきます。

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小学3年生から4年生で気をつけるべきことを詳しく取り上げています。

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キンドルとは違う読み心地かなと思いますので、読み比べもしてみてください。

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透明教育ママの絵日記 教育系コミックエッセイだけど役に立つ可能性ゼロ【ブログ放置編】

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新作です。

 

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ありがとうございます。

 

小学校高学年頃には子ども達の間で『勉強が良くできる子』『まぁまぁできる子』『苦手な教科がある子』『全般的に勉強が苦手な子』のグループが出来上がっています。

どのグループに属しているかは子ども達の間で共通認識になり、『あの子はああいう子』というイメージが定着してしまいます。

そこから脱却する、つまりは学力グループを抜け出すのは親が思う以上に大変です。

勉強を頑張らせようとしても『自分はそういうキャラじゃない』と言い訳をする子、いると思います。

芸能人で『こういうキャラを演じる』というのはあるとは思いますが、子どもの世界でも高学年くらいになると一度定着した印象を壊すというのはけっこう大変です。

とくに色々な学力グループのなかで、上のグループを目指すとなると、勉強量が増えることで友達付き合いにも変化が起きます。

塾に通い始めて、一緒に遊ぶ時間が減って、それに伴い色々とトラブルが発生する可能性もあります。

『急に真面目キャラになった』と陰口を叩かれるかもしれません。

そういう面倒さもあってグループを鞍替えすというのは親が思う以上に大変なことだと認識してください。

 

とはいえ、子どもの進路進学がある程度見えてくる小学校高学年で、このままだと将来の選択肢が狭くなると危機感を持って『勉強頑張らせないと』と思って行動に移さないと、そのまま中学進学をしてズルズル変わらずに時が流れてしまいます。

ですから、覚悟を持って学力グループを壊して隣、またはその隣の学力グループに移動する行動に出ましょう。

しかし、『じゃあ、隣に越そうか』で簡単に越せるものではありません。

勉強を単に増やせば確実に成功するわけでもないです。

まずは、子どもの意欲が長続きして成功する可能性が高まる下準備をしていく必要があります。

どんな準備が必要なのかをご紹介していきます。

 

1.学習時間をいかに増やせるか考える

学力グループで下剋上を目指すとなると、まずは学習時間を確保することが不可欠です。

いくら勉強ができるようになりたいと思っても、勉強しなければ成績を上げることはできません。

学校が終わってからの放課後の過ごし方を振り返り、学習に充てられそうな時間はどのくらいあるのか探してみましょう。

概要欄に無料ダウンロードできる24時間スケジュール表のリンクを貼ってありますので、是非印刷して活用してみてください。

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普段の時間の過ごし方を親子で確認していくと、子どもの方も『全然勉強してない』『もう少し勉強できそう』と自分のリアルな時間の使い方を見て反省し、そこから何かに気がつくはずです。

自由気ままに過ごしていた子が、その自由時間を全て勉強に充てようと思っても、まずはストップをかけてください。

また、親の方も全部勉強時間に変えようとしないでください。

0だったものをいきなり100にすると、人間はすぐにダウンしてしまいます。

筋トレを全くしていなかった人に、いきなりボディービルダーの人と同じ筋トレメニューをやらせても無理があるのと同じです。

 

突然たくさん勉強させようと思っても、いざやってみてキツイと感じたらすぐに白旗を上げるのが関の山です。

最初は無理のない範囲で、確実に勉強する時間を設定してみましょう。

『毎日10分、15分の学習時間だったのを25分くらいするようにしよう』と子どもが受け入れてくれる時間が理想的です。

親としては物足りなさを感じると思いますが、無理を強いて失敗を繰り返すのは時間の無駄です。

これまで勉強してこない子が勉強するようになる、学習習慣の定着には時間がかかります

とにかく忍耐強く、定着するのを見守っていきましょう。

定着すれば、今度は取り組む問題量を増やしていくと自然と勉強する時間が長くなっていきます。

最初から欲張らず、『これくらいなら毎日できそう』という学習時間を提案して実践してみるようにしてください。

 

2.子どもの夢を見つける手助けをする

子どもの『よし、勉強するぞ!』という原動力は何か考えていくと色々とあると思います。

『親に叱られたくないから勉強する』という他人の影響のものから、『友達に負けたくない』『クラスで1位になりたいから』

 

そのなかでも『こういう職種に就きたいから近づくために勉強を頑張る』という将来の夢、目標と直結していると頑張り度がかなり高くなります。

将来の職種と進学がダイレクトに直結していると気がついていない子もいるので、『こういう仕事に憧れているならこういう進学がベスト』という話をしてください。

図書館にはティーン向けの仕事に関する本がたくさんあります。

『こういう仕事ならどういう進路進学をしていけばよいか』というのも詳しく解説してあります。

大学に進学した方がよい職種であれば、自ずと大学進学者の多い高校を目指すのが最適になります。

そうなると、勉強の重要度が増していきます。

将来の夢は勉強する動機になりますが、今のところこれといった将来の夢がない子もいます。

夢を無理に見つける必要はありませんが、『どういう大人になりたいか』『どんな系統の仕事に就いてみたいか』とたくさん話をしてみましょう。

 

その中から、『とりあえず、最低限自分の興味関心のある職種に就けそうなルートを確保出来そうな進路進学を考えよう』と声がけしましょう。

中学までは学区の中学に自動的に通えますが、その先の進路進学は自分の学力勝負です。

『勉強は別にいいや』と先のことを考えずに過ごしていて、本当にやりたいことが見つかった時に、そのルートに一番最適な進路進学を目指そうと思っても、学力的に間に合わないということもあります。

勉強をしてこなかったことで、学力が足りずに自分の夢を諦めるということは避けたいところです。

 

インターネット上にある子ども向けの適職診断をやってみて『こういう仕事、どうだろう?』と話をしながら子どもが興味を示した職種をメモして『どの高校に行き、その先はどのような進学をすれば夢が叶えられそうか』と調べてみましょう。

 

3.『中学から勉強』では間に合わないことを話す

多くの子どもにとって勉強は面倒なものですが、頑張ったら頑張った分、選択肢が増えるという世界が待っています。

ですから、ないがしろにするのは自分の未来も軽んじていることになるということを意味しています。

 

小学校高学年になると、子どももクラス内で学力差が出来ているのを知っています。

そして、自分はクラス内でどの辺りに位置しているのかも把握しています。

中学生になれば自分の成績が順位という形でバーンと分かってしまうオソロシイ世界が待っているのも知っています。

中学生になったら、社会人のように数値で自分の事を評価される世界が待っているわけですから、勉強していない子にとっては怖いですよね。

ただ、いつまでも言葉でコワイコワイと言って何もしないのでは意味がありません。

そして、中学生になってから勉強頑張ると口にする子もいますが、果たしてそれを実行できる子はいるでしょうか。

冷静になって考えなくても、中学生になれば部活動も始まり忙しくて勉強時間を確保するのが難しくなる

のは分かります。

つまり、『中学生になってから真面目に勉強する』は口約束で終わる可能性の方が圧倒的に高いです。

親はかつて中学生でしたから、小学校と中学校の学校生活の違いを説明することができます。

勉強の習慣は小学生の頃に定着させておかないと中学に入ってから間違いなく苦労します。

今の子どもたちは少子化の影響もあって、親戚なども含めて中学生のお兄ちゃんやお姉ちゃんがいないとイマイチ中学生の生活が想像できないと思います。

そういう時は、近所の中学生が何時ごろに帰宅しているかを夕方外出した時に確認すれば分かるはずです。

部活に入れば夕方まで練習。

土日も練習があるのも珍しくありません。

牧歌的な小学生時代にちゃんと勉強する子にならないと、中学から大変身するのを目指すのは不可能だと諭しましょう。

 

まとめ

学力差が生じ始める小学3年生から4年生を経て、5年生そして6年生になるとクラス内での学力グループはガッチリ固定されます。

その学力グループは何もしなければそのまま中学に進学してからも引き継がれていきます。

 

そういう中で、学力グループを壊して、下剋上を目指すというのはなかなか大変なことです。

ただ、自分の未来は自分で引き寄せなければいけません

選択肢を増やすには学力を鍛えて進学できる高校の幅を広げる必要があります。

 

学力向上には勉強量を増やすことが欠かせませんが、いきなり学習時間を増やすのは無理があります。

スムーズに下剋上をしていくためにも、実際に勉強させる前に子どもの気持ちの整理をして普段の生活からどの位勉強する時間を増やせるか親子で話し合って決めていきましょう。

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