【中学受験を検討しているなら尚のこと】子どもの学習意欲を引き出す方法 | 元塾講師 透明教育ママ見参!!

【中学受験を検討しているなら尚のこと】子どもの学習意欲を引き出す方法

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今回は【中学受験を検討しているなら尚のこと 小学生の学習意欲を引き出す方法】と題し、お話していきます。

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エール出版社より本が出版されました。

小学3年生から4年生で気をつけるべきことを詳しく取り上げています。

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キンドルとは違う読み心地かなと思いますので、読み比べもしてみてください。

内容は一緒です!

透明教育ママの絵日記 教育系コミックエッセイだけど役に立つ可能性ゼロ【ブログ放置編】

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新作です。

 

kindleのジャンル別ベストセラー獲得しました!

ありがとうございます。

子どものいる家庭では小学校に入学する前後から【勉強嫌いにならないか】と不安を感じることが増えていきます。

学校に入れば授業で国語、算数を筆頭に色々な教科を学び、宿題の算数プリントに取り組み、漢字練習をしたり、単元ごとにテストを受けて点数が出たりと6歳、7歳の子どもが学力と向き合う生活がスタートします。

 

【良い点数を取って欲しい】

【学校内容を理解できているか】

【中学受験も検討しているから応用力もつけたい】

親は子どもの勉強に関して色々なことを考えますし、各家庭で教育方針も異なります。

ただ、どんな家庭でも共通していえる悩みの筆頭としてあげられるのが【子どもの学習意欲を出すにはどうすれば良いのか】というものではないでしょうか。

 

一般的には【やる気】とも言われています。

無気力な状態だと勉強に身が入らない、ダラダラと勉強して成績が上がらない。むしろ成績が下がってしまうこともあります。

 

学習意欲を引き出すことは【頑張れ】【このままでは落ちる】など口で言うのは簡単ですが、火に油を注ぐように逆効果となることもあります。

なぜなら、親が子どものやる気のなさを見て不甲斐なさを感じてイライラが募っている中で口から発してしまう言葉ですから、鋭い刃のようなものでグサッと心を傷つけてしまいます。

 

こうなるとドンドン勉強に対する意欲、やる気が出てこなくなります。

学年が上がれば上がるほど子どもの勉強に対する考えが固定化されていきます。

小学3年生や4年生頃になると反抗期に入る子も出てきます。

一度【勉強=面倒なもの】と思い込んでしまえばそこから状況を変えようとしてもかなりハードワークになります。

 

勉強への意欲はダイレクトに学力に影響し、成績が振るわなければ進路進学の選択もかなり狭まっていきます。

 

こうしたイザコザを避けつつ、効果的に子どもの学習意欲を高めていくには、普段の生活でどういうことを実践していけば良いのか考えていきます。

 

1.最初は褒めることを意識する

家庭学習をする、または学校の宿題、テストを渡された時に親が子どもを叱るというケースが多いと思います。

日本では褒めて伸ばす育児は21世紀に入ってから浸透した考え方で、それ以前はざっくり言えば【叱って躾をする、叱りながらやらせる】という親が怒りの感情を持って子育てをするのが当たり前という考えがはびこっていました。

 

子ども達の会話で【うちのお母さんはコワイ】【叱られてばかりいる】という言葉がよく飛び交っていました。

【優しいお母さん、お父さん】というのは皆にとって憧れの存在で、【うちのお母さん、お父さんも優しくなって欲しいな】と考えたことがある人は少なくないと思います。

 

さて、時代が変わってガミガミ叱る子育てという従来の子育てから少しずつ脱却し、褒めて伸ばす子育ても加わってきていますが、子どもの立場で考えるとやはり褒められた方が嬉しいですし、【やる気の芽】が育ちやすいです。

 

ガミガミられてばかりだと、自分の勉強なのに【叱られたくないから仕方なくやる】という他人事になります。

これでは受験などで頑張らないといけない時期に踏ん張りが効かなくなります。

自分のために勉強するなら多少の無理もできますが、【親の叱責が嫌だから】では目標をしっかり掲げている子の気持ちの強さに負けてしまいます。

 

ただし、気をつけて欲しいこともあります。

あれもこれも子どもがやることを全て褒めると、【自分はすごいのか】と子どもは勘違いをしてしまうこともあれば、褒められることに慣れて努力しない人間になります。

 

そういう事態を避けるためにも【丁寧に字を書いた】【この前間違えていた問題が解けるようになった】【最近集中して勉強する時間が長くなってきた】【習い事もあっても家の勉強をちゃんとやったね】と具体的な子どもの良さを褒めるようにしましょう。

ハッキリ言って、即効性はありません。

一回、二回褒めたから子どもの頑張る気持ちがムクムク出てきて勉強時間が爆発的に増えることを期待してはいけないです。

 

頑張れる気持ち、子どもが【勉強するか】という気持ちが出やすくなるための心の環境づくりの一環です。

 

2.学校のテストで高得点が出るような家庭学習をする

子どもが勉強をして一番その効果を実感するのは学校のテストの点数です。

最近ちょっと低空飛行が続いていたけれど、久しぶりに高得点を取るとやはり嬉しくなります。

 

塾に通っている、公文や学研などの勉強系の教室に通っている子はそういう場での成績も気になりますが、まず一番子どもが自信を取り戻すには学校が手っ取り早いです。

 

今の公立小のテストは2020年度に学習指導要領改定となり、読ませる問題が増えていて低学年でも100点連発、という子は大量発生しにくいです。

学年が上がれば尚のこと、高得点を取る子は減ります。

その中で良い点数を取っていると、周囲から【すごいな】という目で見られるので子どもとしては悪い気分ではありません。

 

また、学校のテストは単元ごとに行われるので対策しやすいというメリットがあります。

小学4年生であれば【桁の大きい数字】はなかなか高得点を取る子は多くはないので、教科書ワークやインターネットにある無料教材を活用してしっかり家で勉強をした上でテストに臨むと周囲の子より高い点数が取れる確率がアップします。

 

また、漢字テストの範囲も事前に把握しやすく【次の漢字テストは100点満点を目指そう!】と具体的な目標を掲げて勉強に励むこともできます。

 

勉強で結果が出ると子どもは【今の調子で頑張ろう】という気持ちを持ち、意欲が増してくるので学校のテストを軽く見ずに家でテスト対策をしていくようにしましょう。

 

中学受験する場合でも、学校の学びというのは学力の土台作りの上で決して疎かにすることができないものです。

 

応用力ばかりを求めても、基礎学力が怪しいままだと難しい内容を学んでいく中で行き詰っていきます。

学校のテストで確実に高得点を取り続けられるというのは裏を返せば基礎学力が盤石という意味です。

受験するしないに関係なく、学校のテストを介して子どもの学習意欲が出やすくなるようにしていきたいですね。

 

3.家庭学習を続けたらプチご褒美制度を導入する

学習意欲を引き出すためには、家庭学習の定着というものが欠かせません。

やったりやらなかったりを繰り返していると【勉強しなくちゃ】という気持ちになるのに時間がかかるようになります。

パッと勉強するモードに切り替えられるかどうかは、学習意欲の有無で左右されます。

毎日家庭学習を続けられると、多少の波はありますが完全に勉強に対してやる気ゼロモードになる事態を避けることができます。

 

習慣化することが大切なのですが、そこに至るまでが親にとっては面倒で大仕事です。

我が家では家庭学習の習慣化で子ども3人全員に実践して効果があったのが、ブログでも紹介していますが【10日間連続勉強したら好きなお菓子を買ってあげる】という、通称ドーナツ大作戦と呼んでいるプチご褒美制度でした。

 

普通にお高めのアイス、ケーキを買っている家庭からすると【そんなことで?】と思うかもしれません。

そういう時は、普段あまり買わないけれど買ったら子どもが喜ぶようなモノ、にしてみてください。

 

我が家では、10日間、または1週間、土日祝日も含めて毎日家庭学習を続けたらドーナツ、シュークリームやエクレアを購入していました。

リビングのカレンダーにシールやスタンプを押して、目標達成したら買いに行くという至ってシンプルなシステムです。

 

大人になれば勉強するのは大切なことだと理解しますが、【勉強するのは自分のため、将来のため】と6歳の子どもに訴えても心に響きません。

説教モードで勉強させても嫌がるだけですから、家庭学習を楽しくやっていこうという雰囲気を作るために実行してみました。

 

どんな声がけよりも効果絶大でした。

そして、続けていくうちに【毎日勉強はするもの】と思うようになり、知らぬ間にプチご褒美制度は終了。

これが全ての子どもに効くものかは疑問ではありますが、勉強を継続して150円から200円程度のお菓子をご褒美にするのですから試してみる価値はあると思います。

 

まとめ

子どもがやる気がない、親から言われないと勉強しないことに悩んでいる方は少なくないと思います。

ダラダラ毎日過ごしている様子を見ていると、ついつい小言を言いたくなりますよね。

ただ、キツイ言葉を投げかけて事態が好転することはありません。

どうすれば学習意欲が湧いてくるのか考えていくようにしましょう。

 

今回紹介した方法が全ての子どもに効果があるとは限りませんが、どれも家庭ですぐに実践できることばかりです。

子どもが頑張っていること、努力していることを褒めて学校のテストの点数が上がることや継続して勉強するよう誘導していくことで【勉強すれば結果が出る】を経験させ、【勉強することは生活習慣の一つになっている】という流れを作っていくようにしてください。

 

全てを短期間で仕上げることを望まず、数ヶ月かかる作業だと思い今から取り組んでいきましょう。

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