子ども3人のうち2人が公立小高学年を経験していますが、成長すると感じることが二つありました。
・小学3、4年生になると高得点取るのが難しくなる
・100点や90点をキープするには努力が必要
こんなこと当たり前かもしれませんが、低学年の頃に比べて確実に高得点ゲットのハードルが高くなります。
私の場合、小学生時代はノー勉を貫いていたので高得点とは無縁の日々を送っていました。
自分を反面教師にしつつ、元塾講師の経験を活かして子ども①②③の子育てをしていますが、【小学3,4年生】というのはけっこう高得点への軌道に乗せるのはアレコレ考えました。
今回は高得点を取るのが難しくなる理由や対策について深堀していこうと思います。
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ありがとうございます。
70点の子も増えてくる小学3年生
低学年の頃は比較的学習習慣があれば乗り越えられますが、子ども①②ともに小学3年生の時に一度壁にぶつかりました。
子ども①だけかなと思いきや、子ども②もほぼ同タイミング(たしか小学3年の秋から冬)で似た傾向が出たのです。
漢字のテストで80点台を取る、算数で80点台を取るという感じでしたね。
親である私は元グータラ小学生なので「こういう時もあるよ」と声がけしましたが、子どもの方がショックが大きかく落ち来んでいました。
その後は自分なりに考え、それまでよりも学習時間を増やして軌道に乗っていきました。
今振り返ると【小4の壁の前兆】だったのかもしれません。
さて、小学3年生の頃になるとポツポツ70点台の子が増えてきます。
低学年の頃は80点台以上をキープしていたのに、思うように点数が取れなくなる。
勉強内容が難しくなってくることも一因ですが、小学1,2年生の頃の抜けがテストに反映されてくるのです。
算数であれば計算ミスをしやすいのを克服しないままだと、大きな桁の足し算や引き算でミスを連発しやすくなります。
小学3年生ではわり算も学び、四則計算の基本はこれで終了です。
それ以降は、基本を理解した上での単元を学ぶことになります。
ちょっとした苦手単元でも放置していると、小学3年生以降のテストで思うような点数がとれなくなる、というわけです。
漢字に関してはこのブログで度々指摘しているように、漢字が苦手な子は小学3年生から正しく書けなくなります。
仕事をしている時も、とくに漢字が苦手な中学生を複数人担当したことがあります。
遡って小学生の復習をしたところ、小学1,2年の漢字はほぼ書けるけれど小学3年生の漢字から書けない、というのが共通していました。
ですから、一般的には【10歳の壁】【小4の壁】と言われていますが実際は小学3年生がかなり重要学年なのです
そして、学力差がガツンと出てきてしまうのが小4になってしまいます・・・。
理科と社会も勉強らしくなってくる小学4年
小学校の理科と社会は低学年では2教科をミックスした【生活】、そして小学3年生で理科と社会に分かれて学ぶようになります。
小学3年生の頃はまだ学問的、勉強要素が薄い。
しかし、進級するとガラリと変わります。
覚えなくてはならない知識や用語もあるので、全く勉強していない子や関心のない子はテストで良い点を取れなくなります。
理科と社会は他の教科と同じように、知識が螺旋状につながり中学そして高校へと繋がっていきます。
スタートラインでもある小学生時代から螺旋階段がボロボロだと上へ昇ることが叶いません。
理科社会も難しくなり、国語と算数も難しくなる。
そんな学年が小学4年なのです。
しかも、2020年度の学習指導要領改訂により保護者世代より内容が濃くなっています。
とくに、ゆとり世代(一般的に2002年度スタートで、その頃に小中学生)に当たる方だと自分が経験してきた小中学校の授業内容とは全く異なっています。
「勉強なんてまだ本腰入れなくても平気」と思っていたら大誤算。
時代は確実に変わってきています。
高得点をキープする対策
簡単に高得点が取れなくなった、という時はやはり学習時間を増やすことは避けられません。
ただし、単に学習時間を増やすのも考えものです。
人間の集中力はそんなに長く続きません。
さらに子どもの集中力なら言わずもがな。
【今までより15分増やしてみよう】など少しずつ増やして様子を見るを繰り返してみましょう。
1冊の問題集やドリルをやりきる
問題集やドリルも大量に購入するのではなく、全てをしっかり解き終わることを重要視してください。
私も経験したことがありますが、周囲にどっさり教材が置いてあるとそれだけで【勉強やったつもり】になります。
勉強やったつもり症候群というのは厄介なもので、【自分はちゃんと勉強している】と勘違いをしてしまいます。
本当はまだ抜けているのに、当の本人はパーフェクトに近い状態に持ってきていると思い込む。
これでは思うように点数が伸びなくなります。
一気に教材を準備するのではなく、面倒でもその都度準備する方が良いです。
つまづいたところまで遡る勇気を持つ
学習時間を少し増やす以上に大切なのが、つまづいた単元まで戻る勇気を持たせる、恥ずかしくないことを伝える、です。
小学4年生が2年生に戻るのはけっこう勇気が必要で、ほとんどの子は嫌がります。
すんなり「戻る」と返答した子は遅かれ早かれ成績が伸びるでしょう。
まずは、分からないところまで戻る。
それが1年生だろうが2年生だろうがしっかり復習する。
この作業が出来なければ学年が上がるとさらに苦しくなる。
説教は避けたいですが、静かな口調で語りかけるように言い聞かせてみてください。
塾で仕事をしている時、勉強が苦手で学年を下って徹底復習学習法を提案して継続して出来た子はほぼいませんでした。
私のやり方にも問題があったかもしれませんが、「面倒くさい」「今更戻りたくない」という気持ちが強く、根本的な原因解決には至らなかったのです。
一方、成績上位層の子は自分で苦手単元を把握して自分から「ここが苦手なので補助プリントをお願いします」と申し出てきました。
私の経験上からも、理解が不確かになってきた学年まで戻ってしっかり復習することは非常に大切です。
すぐには結果が出ないかもしれませんが、決して無駄にはなりません。
復習にお勧めの教材
復習におすすめの教材は次の通りになります。
教科書ぴったりトレーニング
教科書ぴったりトレーニング 小学2年 国語 光村図書版(教科書完全対応、オールカラー)
2020年度の学習指導要領改訂により、教科書ぴったりテストがリニューアルしました。
以前の「ぴったりテスト」の時は子ども②が愛用。
学校内容の復習に最適です。
トレーニングよりもう少しお値段が安いのが教科書ぴったりドリルです。
馴染みのある学校の教科書ベースでしっかり復習する、というのは古典的かつ着実に力がつく方法。
【ちょっと簡単かも】と思わず、基礎固めをしていきたいですね。
苦手単元をピンポイントでやっつける教材
小学3年生時こくと時間 (くもんのにがてたいじドリル 算数 3)
【くもんのにがてたいじドリル】も2020年にリニューアル。
は・を・へ等が苦手だった子ども③で利用したシリーズです。
単元がピンポイントになっているため、【○○の単元が苦手】とハッキリしている時は絶対に取り組んで欲しい教材。
長年、学習教室を運営しているだけあって【子どもがつまづきやすい単元】を見事にドリル化しています。
サクッと復習するなら学年総まとめ
小学1年生となった子ども③が、年明けから総まとめドリルに取り組んでいます。
総まとめのメリットは、【サクッと苦手単元を発見できる】に尽きます。
小学3,4年生になって思うように点数が上がっていない子には現在の学年のはもちろんのこと、下の学年の総まとめに取り組ませてみましょう。
地道な取り組みが最強
子ども①②の流れを見ていても、そこそこ家庭学習がある子でも小学3年で停滞期を迎えます。
もちろん例外の子もいます。
そこから上昇する、改善するにはミラクルは必要ありません。
ただ地道に勉強していくしか方法はありません。
これが出来るかどうか、が小学4年生以降の学力の分かれ道でどちらを歩むか決まってしまいます。
保護者なら、どちらの道が良いですか?