学力格差が広がっている。
経済格差が学力格差の原因になっている。
そういわれますが、本当なのでしょうか?
故郷でトップ校に進学した際のことを思い出すと、学力に関する問題は最近始まったわけではないことに気がつきました・・・。
エール出版社より本が出版されました。
小学3年生から4年生で気をつけるべきことを詳しく取り上げています。
kindle出版しました。unlimitedでも読めます。
完全に無料で読めるコミックエッセイです。
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キンドルとは違う読み心地かなと思いますので、読み比べもしてみてください。
内容は一緒です!
透明教育ママの絵日記 教育系コミックエッセイだけど役に立つ可能性ゼロ【ブログ放置編】
新作です。
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ありがとうございます。
90年代には学歴の連鎖が誕生していた?!
学力格差の拡大はここ10年くらい指摘されています。
そのきっかけとなったのが、ゆとり教育への不安とも言われていますよね。
不安を煽る教育産業、不安を感じて中学受験をする親子。
円周率3.14が3になる、という破壊力抜群のキャッチフレーズも生まれました。
首都圏などの大都市圏では受験者数が増え、リーマンショックの影響で一時は減少しましたが、現在は増加傾向が続いています。
ちょうどゆとり教育がスタートした2000年代前半以降、地方でも公立中高一貫校が創立(既存の2番手、3番手学校が中高一貫校化が主流)。
そのため、地方でも小学生が通塾するケースも決して珍しくなくなっています。
こういった流れをみていると、【2000年代から学力差が出ている】と捉えてしまいますよね。
しかし、自分の高校生時代を振り返ると同級生で私のように【両親ともに高卒】という人が全くいませんでした。
もちろん、くまなく探せばいたことでしょう。
しかし、友達やクラスメイト、先輩や後輩の話を聞いても【お父さん大卒、お母さんは大卒 or 短大 or 専門学校】というペアが圧倒的・・・・。
親は会社員、経営者、公務員や銀行員、教職員、研究職、医者、歯科医などなど・・・。
貧乏で周囲から【女の子に学歴は必要ない】というような親戚が皆無のような恵まれた家庭の子ばかり。
これ、東京とか都会の話ではありません。
普通に、地方都市での話です。
地方都市でも進学校では1990年代は【父母ともに高卒という子】が超絶少数派になっていた。
女子高校生がポケベルを持ち(私は持ったことありません)、ルーズソックスを履き(私は履いたことありません)時代です。
今、アラフォーと呼ばれる世代が女子高校生だった頃、すでに学歴の流れが親から子へと受け継がれていたわけです。
色々と問題山積で負の側面がかなり大きい両親ですが、学歴の連鎖を断ち切ったことにはかなり感謝しています。
親が大卒だと、子どもにも同じような学歴を望むという話があります。
こういった連鎖は、ここ最近ポッと出た話ではないのです。
ある意味、戦後から高度成長期にかけてある程度の枠組みが出来上がってしまったのかな、と思います。
今からその連鎖を断ち切るのは、結構大変だと思います。
年収が増えていないのに、学費は上昇。
大学を出ていても安定した職につける保証はない。
無理して大学まで出させるか、といえばやはり今の世の中デメリットの印象の方が強いかもしれません。
ですから、学力層の固定化はさらに進んでいくと考えられます。