小学4年生の壁を壊せる・壊せないという差がでる理由【経験談】

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このブログでは、子供①(2020年度小学6年)子供②(小学4年)と子供③(年長)という表記で話を進めています。

子供①が小学3年、子供②が小学1年からブログをスタートし2020年度には子供②も小学4年生になりました。

つまり、2人の子どもが小4の壁を経験したことになります。

 

教育界隈では有名な【小4の壁】【10歳の壁】という言葉。

とりあえず、元塾講師でありつつ3人の子どもの母親でもある私の経験談をご紹介していきます。

 

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ほぼ完全に分岐点となる小学4年

書籍や通信教材の資料でも「小4の壁」「10歳の壁」という言葉が頻繁に出てきますが、これは決して大袈裟なことではありません

 

ちょっと乱暴な言い方ですが、【勉強する】【勉強しない】または【勉強が苦にならない】【勉強が嫌い】の2グループに分けられていくのです。

 

小学4年が分岐点になるワケ

算数で言えば、小学3年生までに四則計算を全て習います。

4年生以降は、足し算・引き算・かけ算・わり算を駆使した単元へと突入。

四則計算があやふやなままだと確実に躓くようになります。

 

よく本や通信教材の資料でも取り上げられる【掛け算、わり算どれを使えばいいのか分からない】という表現。

実際、子供②のクラスで頻繁に起こるようになったのも2020年度(子供②小学4年)からです。

それ以前は、そういった声はクラスメイトの中ではほとんど出てこなかったと。

「説明を受ければわかるけど、自分一人で悩む子が多い」

子供②はそんなことを口にしていました。

 

国語に関しては、漢字の難易度が地味に小学3年生からアップ

塾で仕事をしている時、漢字が超絶苦手な中学生が例外なく以下の傾向がみられました。

小学1、2年の漢字は読み書きできるが3年以降は定着していない

塾で働いている時に、1,2年と3年で習う漢字をじっくり見比べてみましたが、習う漢字が増えたことで同音読みの数が増加。

 

例えば、【商、消、章、勝、昭】とショウの音を持つ漢字がドドン、と増えています。

苦手な子は、選択肢が増えていくと漢字の書き取り問題で正しい字を選択できなくなるんです。

そして4年に進級すると、さらに難しくなり数も増えて【どこから復習すればよいのか分からない】という状態に陥ります。

 

1年生や2年生の時は目立たなかった勉強への意識が、小学3年生以降ジワジワと広がっていき、小学4年で別れ道がハッキリする。

全てがそうだとは言えませんが、全体的にこういう流れで二手に分かれていきます。

 

親の意識差も影響してくる

地方に住んでいるとそれなりに教育熱心なお母さんは目立ちます

私の場合、透明教育ママですし幼児期から低学年は外遊びをガンガンさせる派なのでそんなに目立ちませんが【小学3,4年から塾通い】は超少数派

 

小学校は伸び伸び

中学校では部活動に励む

そして中学3年の部活引退後に高校受験モードに切り替える

 

地方だとこういう流れが一般的です。

で、この流れで高校入学し大学受験に挑むも全国の壁を高校2,3年生で知り撃沈・・・。

今はネットで簡単に情報が手に入れられる時代になったので、

【大都市圏の子どもがどのタイミングで塾に入るか】

【高校3年までにすべてのカリキュラムを学び受験勉強にあてている】

という地方と都市部の違いが分かります。

 

ですが、やはり地方は全体的にのんびりです。

のんびり自体はいいのですが、【子どものやる気スイッチを起動させる下準備】はどこに住んでいようと必要。

もちろん教育虐待レベルは問題外ですが、乱暴にいうと以下の3つの考えを持っているかどうかは大きいのではと感じています。

・就学前から机に座る練習をさせている

・勉強することは未来の選択肢を広げると思っている

・子どもが勝手に勉強することはほぼない、と分かっている

 

きつい言い方ですが、この基本的な3つの考えが持っている親と、そうではない親の差が小学4年生以降ハッキリ出てきます。

 

自分もグータラ小学生でしたが、普通の勉強しない子が突然「勉強する!」となることは絶対にありません

何度も言いますが、本当によほどのことがない限り【子どもは成長したら自動的に勉強する】は一切期待できません。

 

親の意識差の威力はすさまじく、子どもにダイレクトに影響します。

 

勉強=大変と認識する

 

年長の頃、【小学校で100人友達作る】とか【楽しそう】など思っていた方も多いでしょう。

楽しいことはあるかもですが、当然ながら集団生活を送ると嫌なこともあります。

そして何より、学年が上がると【勉強が面倒】となります。

 

私の場合は1年の頃から【面倒だな】でしたが、学年が上がると勉強して理解することが必要になることも増加。

そのため普通は【勉強は面倒なもの】という感情が増していきます

人間、楽したいものです。

子どもだって、勉強するより遊んでいた方が楽しい。

 

ダイエットに似ていますね。

「簡単に痩せられる方法が知りたい」

好きなだけ食べてもモデル体型になれるダイエットを求める人々。

まぁ、ムリですよね。

モデルさんや芸能人は体型を維持するために相当な努力をしています。

 

小学4年生頃になると、入学前後に感じていた【勉強頑張る!】が勢いをなくし【面倒だな~】が優勢となっていきます。

こうした気持ちの変化が、小4の壁を乗り越えるかどうかの分岐点になると個人的に考えています。

 

子どもによって飛躍する時期

何かとデメリット的な扱いをうける小4の壁ですが、子供①②を通じてみるとメリットもあります。

勉強面でコツコツ真面目に取り組んでいた子は頼りになるシーンが増えます。

子供①はともかく、人から頼りにされるとやる気がアップする子供②には【自分、できる】と思い込んでくれるようになりました。

 

子供①に関しては、自分と他人の違いが分かるようになった時期でもあります。

周囲に流されず、自分の道を進むことを決心したのも4年の後半でした。

まぁ、小学4年の夏休みに反抗期的なものにも経験して大変面倒でしたけど・・・。

 

反抗期への対処⇒【けっこうキツイ】反抗期の子供への対処法と親の心構え

 

我が家の子供①②は小学4年生が自分らしさを伸ばす分岐点となっています。

残すところ子ども③のみですが、どうなるのでしょうか。

ちょっと心配ですがなんとか伸ばしていきたいものです。


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