国語が苦手な子、多いですよね。
私の場合、毎週日曜日は図書館通いしていたこともあり自然と本と接す時間を小さい頃から積んできました。
(家族で遠出することはほぼ無く、母の趣味が読書。問答無用で図書館に連れていかれたので)
その甲斐あってか、教科の国語に関してはあまり苦労した記憶はありません。
感じの読み書きも(書き順は適当)それなりに出来、読解問題を読むのも苦にならなかったです。
とは言っても、作文の才能はゼロ・・・。
さて、勉強すれば国語の成績が上がるかと思わがれがちですが、そう簡単に上昇しないのが国語。
じっくり長期的な計画を練って向上させるしかありません。
エール出版社より本が出版されました。
小学3年生から4年生で気をつけるべきことを詳しく取り上げています。
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キンドルとは違う読み心地かなと思いますので、読み比べもしてみてください。
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ありがとうございます。
効率的に国語の成績を上げるコツ
読書させれば国語の成績が上がるのかと言われれば、答えはNOです。
まず、国語が出来ない理由をじっくり探すことからスタートしなければなりません。
漢字や語彙を理解しているか確認
意外と重要なのが、【子どもが文章に出てくる漢字と語彙を理解しているか】ということです。
漢字に関しては、苦手な子は小学3年生から躓いてしまいます。
習う漢字が増るにつれて、同音異義語も倍増。
適切な漢字を書けない・使えない。
それ以外にも、3,4年生から漢字そのものが複雑になり【正しく読めない】という子も出てきます。
語彙力も個人差が出てしまし、幼少期からの読書習慣や家庭内での会話力の差がガツンと影響を受けてしまうのです。
【うちの子、国語が苦手だから問題集を買ってこよう】の前に、子どもの国語の土台となる漢字や語彙力を確認することが大切。
学習漫画や漫画を活用する
いきなり最初から【暗夜行路を読んで】と手渡され、文句の一つも言わずに読む子は限りなくゼロに近いでしょう。
語彙力を高めるには、まず敷居の低いところから始めることがポイントです。
- 学習漫画で知識と語彙力をボトムアップ
- たくさん出版されている語彙力系の本(4コマ漫画など)を買う
- 内容のある漫画を与える
この3つからやってみましょう。
我が家で実践した流れは以下の通り。
子ども①の低学年の時にドラえもんの学習漫画を買い揃える。
↓
子供①が小学4年になってから語彙力系の本を買う
↓
子供①が小学4年の頃からコナンや宇宙兄弟、こち亀、ドラゴン桜を読ませる
漫画といっても様々です。
上記の4つの漫画は出てくる言葉も難しく(宇宙兄弟は専門用語たくさん出てきますからね)おすすめです。
まぁ、こち亀に関しては親の判断で別れると思いますけどね・・・。
意図的に難しい言葉を会話で使う
親子の会話は語彙力を増やす格好の機会です。
アメリカの研究結果でも、家庭内の語彙力は幼児期で相当差が出てしまっています。
幼児期から【月とスッポンだね】とか【馬の耳に念仏だね】と子供が【何それ?】と感じるような会話を意識しました。
最近では時事ネタですね。
もしオリンピックが行われていたら今年の漢字は輪とかだったかな。
でもコロナで中止になったから暗い文字になって【コロナ禍】の禍になるかもね。
こんな風にさり気なく普段使わないような言葉を入れた会話をしています。
で、私の言葉使いはきれいなのかといえば、真逆です・・・。
普通に【マジで!】とか使っています。
堅苦しい言葉ばかり使っているとインパクトがないので、基本はフランク。ここぞという時に難しい言葉を使っています。
クイズ番組を見る
クイズ番組は今も昔も変わらず放送されていますよね。
我が家でもよく見ています。
録画して朝目覚まし代わりに流したりしています。
東大王やQさま、ナゾトレや潜在能力テスト、そして小学5年生より賢い?を見ていますね。
似ている問題も出たりするので【これこの前○○で同じのが出題されていた】と盛り上がることも。
語彙力に特化しているわけではありませんが、知識の幅が広がり歴史や地理の語句が貯金されるイメージですね。
国語とは直接関係ありませんが、説明的文章は様々なジャンルのものがテストで出るので読んだときに【こんなの知らない】と拒絶反応をしないための予防線です。
短期間で結果が出るほど甘くはない
仕事をしている時に国語が苦手な子に出会ってきましたが、上記で触れたように漢字スキルと語彙力が不足していました。
それでは、塾に通って国語の成績がぐんぐん伸びたのかというとほぞ全員ムリでした。
中学生の時点で国語が苦手な子に、漢字や語彙力のボトムアップをし様々な知識を増やしていく地道な作業が必要になります。
そうした辛い道を進みたくないんですよね。
結果が出るまで時間がかかるため、逃亡していきました。
短期間で結果を出すにはどうしたらいいのでしょうか。
確実に読解できる問題を解いてみる
子どもの読解力はその学年に合っているとは限りません。
国語が苦手な小学6年生に6年生の問題を解かせるのは苦痛以外の何物でもありません。
この場合、小学2,3年生の問題からスタートさせる必要があります。
なぜかというと、2,3年生の漢字なら読める可能性が高いからです。
漢字が分かる、意味が分かる→文章が読めるという図式が成り立ちます。
7割8割分かるレベルの文章題から慣れさせる
これに尽きます。
家庭で読書タイムを作る
学校によっては、朝の読書タイムを設けているところもあります。
この取り組みを家庭でも行ってみましょう。
朝読書向けに10分、15分で読める短編集が集まった本が出版されています。
子どもの好きそうなジャンルを選び、毎日決まった時間に10分程度から読書タイムをスタート。
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偉人伝は昭和の子よりも触れる機会が減っているので、おすすめです。
文章を書かせると全ての力が向上する
国語力を手っ取り早くアップさせるのに効果的なのが、【文章を書かせる】です。
とは言っても、いきなり書かせるのは無謀です。
一気に国語きらいが加速します。
こういう時は、市販のトレーニング系の教材を利用するのが最短ルート。
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担任の先生にもよりますが、公立の学校では作文の書き方等に時間を割きません。
家庭任せな面が強く、完全に子供&親次第。
しかし、【書く力】を育てることは国語力をつけられ、先々の入試や就活、社会人になってからも強力な味方になります。
文章を書くと主語述語を考えたり、漢字や送り仮名にも気を付けるようになります。
面倒だけど、一気に国語力をアップさせる裏技です。
でも、継続するか否かで結果は大きく変わっていくので【期待せずコツコツと】で見守りましょう。
この手の問題集やワークは学年ごとにざっくり分かれていますが、苦手な子は学年無視で取り組んでいくようにしてくださいね。
そして書いたら必ず親も確認する。
これ、とても大切です。
子供①が家庭科の調理実習が今年度全面的に見送られたこともあり、夏休み期間中に各自家庭で調理することになりました。
で、そのレポートを見ると【薄味にしたことで素材のうまみが邪馬されず】と書いていました・・・。
国語の問題は昔と変わってきている
2020年度は教育大改革の初年度でしたが、コロナ禍で全てが吹き飛んだ感があります。
本当なら、国語教育がこんなに変わるの?という教育話が出るはずでした。
センター試験に代わる大学入学共通テストの国語では、広告や契約書などを基に考える問題が増加します。
国語だけではなく、数学や英語といった教科でも資料を見て考える設問が出されます。
文を読んで解く時代は終わり、資料を見ながら正しい答えを見つける形式になってきています。
つまり、求められる読解力のレベルが高まってきているのです。
国語の成績を上げるのには時間がかかり、【理科だったら植物が苦手】といったピンポイント攻略が無理な教科です。
地道にコツコツと、つまずいたらかなり遡って小学2,3年生の問題からやり直す必要があります。
後回しすると痛い目に遭うので、計画的に頑張って乗り越えていきましょう!