今回は【受験のカギは算数?【算数が得意なら無敵の子になる】という期待のウラオモテ:本当に大切な3つの力】と題し、お話をしていきます。
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子どもの中学受験や高校受験が迫っている、または準備をスタートしたという親にとって、【算数・数学が合否を分ける】という言葉は、最も気になる言葉ではないでしょうか。
難関校の入試では、算数の配点が高く、単なる知識ではなく、深く考える力、つまり思考力が試されます。
このため、算数が得意な子どもは、他の受験生より圧倒的に有利に立つことができます。
このような状況を見ると、【算数さえできれば、受験は大丈夫。将来も安心だ】という期待を抱くのは自然なことです。
確かに、算数で養われる物事を筋道立てて考える力、つまりは論理的思考力や、複雑な状況を整理する力は、これからの社会で最も必要とされる【最強の武器】の土台となります。
しかし、ここで一つ、大切な真実をお伝えしなければなりません。
それは、【算数の点数が高いだけでは、本当の意味で無敵の子にはなれない】ということです。
最強の武器も、それを使いこなすための【ある重要な能力】がなければ、受験本番や社会で十分に力を発揮できません。
そこで今回は、算数力が持つ本当の価値と、その力を最大限に活かし、入試の合否を確実に分ける【3つの壁】を乗り越えるための親の戦略を解説します。
算数力を、単なる得意科目で終わらせず、人生を切り開く絶対的な力へと育てていきましょう。
【算数の力】子どもに一生モノの【考える力】を与える3つの武器
まず、受験において算数・数学が重要視されるのは、公式を知っているかどうかではなく、【どれだけ深く、筋道立てて考えられるか】という、子どもの【思考の質】を測るのに最も適しているからです。
算数・数学の学習は、脳に意図的に負荷をかけ、思考力を鍛えるための最も効率的な【筋力トレーニング】だと考えてください。
このトレーニングを通じて、子どもは一生使える3つの強力な武器を手に入れます。
一つ目は、複雑な文章題を前にしても、感情に惑わされず、問題の本質だけをシンプルに抜き出す能力。
二つ目は、答えを出すまでの過程に矛盾がないかを、一つひとつ丁寧にチェックしながら実行しきる力。
そして三つ目は、一度解いた問題を、他の問題にも応用できるように整理し直す力です。
これは、国語の文章読解や、理科の考察問題、さらには社会に出てから新しい課題に取り組む際にも、全く同じように求められる普遍的な能力です。
親がこれらの思考プロセスそのものを【最強の武器】として認識し、それを褒めて伸ばすことが、受験の成功、そして子どもの将来的な活躍の土台となります。
ここでは、3つの武器を紹介していきます。
武器①課題の抽象化能力と情報処理力
算数が得意な子が持つ第一の武器は、課題をシンプルに整理する力です。
これは、問題文に書かれているたくさんの情報や、一見複雑に見える状況の中から、本当に必要な情報といらない情報を見分け、問題の本質的な部分だけを抜き出して、簡単な【式】や【図】に変換する能力です。
たとえば、煩雑な条件が並ぶ文章題でも、【結局、これは速さと時間の関係を問う問題だ】と瞬時に見抜くことができる力です。
この力は、全科目に共通する【問題を正確に理解する】ための土台となります。
受験では、理科の実験データ分析や、社会の資料読解など、大量の情報から必要な部分だけを抜き出す情報処理能力が他の受験生との大きな差を生み出します。
さらに、この力は、将来、仕事で複雑な状況を整理し、問題の本質を見つけ出す際にも不可欠です。
親は、子どもが問題を解く際、【なぜこの数字だけを使ったの?】と問いかけることで、この抽象化能力を意識的に鍛えることができます。
武器②論理的な検証力と実行力
算数が得意な子の第二の武器は、間違いなく最後までやりきる力です。
これは、答えを出すまでの道筋をいくつかの小さなステップに分け、それぞれのステップが正しいかを何度も確認しながら、最後まで粘り強く実行しきる力です。
難関校の入試問題は、多くの知識を組み合わせた複雑な問題が中心です。
このような問題では、途中の計算や考え方が一つでも間違っていると、最終的な答えは出せません。
そのため、考え方に矛盾がないか、一つひとつのステップを正確に積み重ね、自分でチェックする検証能力が極めて重要になります。
この力は、受験において、ケアレスミスを防ぎ、解答用紙に採点者に伝わる論理的な途中式を書く力に直結します。
さらに、この力は、途中で行き詰まっても感情的にならず、【どこで論理が間違ったか】を冷静に特定し、修正できる自己修正能力でもあります。
親は、子どもが計算ミスをしたとき、【なぜ間違えたの?】と結果を責めるのではなく、【この途中のステップで使った考え方は、本当に合っているか、もう一度確かめてごらん】と、プロセス内の論理をチェックさせる習慣をつけることで、この実行力をさらに強化できます。
武器③構造化とメタ認知能力
算数が得意な子の第三の武器は、学んだことを整理し、応用する力です。
これは、一度解いた問題を、単なる【解けた】という経験で終わらせず、【この問題のタイプは、このやり方で全て解ける】という普遍的な解法パターンとして脳内に整理し、似たような問題に応用できるようにする力です。
この力が高い子どもは、入試本番で、見たことのない形式の問題に直面しても、すぐに過去に経験したパターンに当てはめて、適切な解法を瞬時に見つけ出すことができます。
とくに試験時間という限られた状況の中で、新しい問題に対して適切な解法パターンを瞬時に引き出す能力は、受験における大きなアドバンテージとなります。
さらに、この能力には、メタ認知能力が含まれます。
これは、【今、自分は何を理解できていて、何が苦手なのか】を客観的に認識する力です。
この力は、効率的な学習計画を立てる上での基盤となります。
親は、子どもが学習を終えた後、【今日やった問題のタイプを分類してみて】【この単元の苦手なところを、具体的な言葉で教えて】と問いかけることで、この整理する力と客観的に見る力を意識的に鍛えることができます。
【合否の分岐点】算数だけでは超えられない3つの壁
さて、算数が得意な子でも、入試本番で思うように力を発揮できなかったり、特定の科目が足を引っ張ったりする現象は珍しくありません。
これは、算数力が持つ最強の武器が、算数以外の領域にある3つの壁によって、その力を阻害されてしまうからです。
算数で培った論理力は強力な【エンジン】にすぎません。そのエンジンを社会で動かすには、適切な【車体】(言葉の力)、【燃料】(精神力)、【ハンドル】(応用力)が必要です。
受験において合否を分けるのは、もはや単純な知識量や計算力ではありません。
それは、算数で身につけた論理を、いかに他の教科や試験のプレッシャーの中で使いこなせるかという総合力です。
この総合力が不足していると、受験本番では【いつもの実力】が発揮できず、模試ではA判定だったのに不合格となるケースが発生します。
親は、算数の点数に満足するのではなく、この3つの壁の存在を意識し、戦略的に補強することが、お子様を受験で成功させ、真の【無敵の子】へと導くカギとなります。
とくに、言葉の力や精神的な粘り強さといった、点数に表れにくい力が受験の土壇場で非常に重要になってきます。
ここでは、算数だけでは超えられない3つの壁を取り上げていきます。
壁①言語・読解の壁
算数が得意な子でも、最も早く直面し、合否を分ける壁となるのが言葉の壁です。
算数や理科の思考力問題は、問題文の文章量が増え、複雑な条件や細かいニュアンスを含むようになります。
算数だけが得意な子は、数字や図)以外の情報を軽視しがちなため、出題者の意図や問題の要求を深く読み取れず、計算に入る前の理解の段階で誤解してしまうリスクが高いです。
さらに、難関校の入試では、算数や理科においても解き方を論理的に説明させる記述問題が増えています。
頭の中では完璧に理解できていても、それを採点者に分かりやすく伝える表現力が不足していると、大きな減点を招き、合否に影響します。
この壁を乗り越えるには、論理的な思考を言葉のルールに乗せて表現する訓練が不可欠です。
親は、算数の問題が解けた後に、【この解法を、算数が苦手な人にもわかるように説明してみて】と問いかけ、子どもに解法を自分の言葉で論理的に説明させる習慣をつけさせることが重要です。
壁②精神のタフネスの壁
二つ目の壁は、精神的な粘り強さの壁です。
算数が得意な子ほど、完璧な正解がない状況や、失敗に対して耐性が低い傾向があります。
模試や受験本番という高いプレッシャーの中で、予想外の難問や、解き方がすぐに見えない問題に直面したとき、【完璧でなければならない自分】が崩れることを恐れてフリーズしたり、パニックに陥ったりするのです。
また、この壁は、結果(点数)にこだわりすぎるあまり、失敗を乗り越え、改善し続ける粘り強さが育っていないことにも原因があります。
受験においては、誰もが解けない難問に時間をかけすぎず、解ける問題に冷静に集中する感情をコントロールする能力と、ミスをしてもすぐに切り替える回復力が合否を分けます。
親は、子どもが算数でミスをしたとき、【なぜミスしたの?】と結果を問うのではなく、【この難しい問題に何分粘れたの?その粘り強さが一番すごいよ】と、努力と精神的な粘り強さを評価することで、失敗を恐れず粘り続ける心を育てることが重要です。
壁③他教科への応用力の壁
三つ目の壁は、算数で培った論理力を、他の教科へ応用させるトランスファーの壁です。
算数が得意な子でも、学習を【算数】と【それ以外】に分けて捉えてしまい、知識を総合的に活用する【応用力】が育たないケースが多々あります。
たとえば、国語の論説文の構造把握や、社会の因果関係の説明、理科の実験考察など、他教科で論理的な思考が求められる場面で、【これは算数じゃないから】と考えるスイッチをオフにしてしまうのです。
難関校の入試では、もはや単なる知識の横並びではなく、科目を超えた思考、つまり算数的な論理をあらゆる情報処理に応用できる力が求められます。
この壁を乗り越えるには、親が意識的に応用を促す必要があります。
親は子どもが学習する際、【この社会の出来事の原因と結果は、算数の比例関係に似ているね】【この理科の実験の条件と結論は、数学の証明問題みたいだね】と、意識的に算数・数学の構造に当てはめて解説することで、知識を統合させ、算数力を普遍的な問題解決能力へと広げることが可能です。
【無敵戦略】算数力を【合否を分ける力】へ変える親の戦略
ところで、算数力という最強の武器を、単なる【得意科目】で終わらせず、受験における【合否を分ける力】へと変えるためには、親の戦略的なサポート、すなわち能力の応用を促す働きかけが必要です。
目標は、算数で学んだ思考パターンを、他教科や日常生活における問題解決にも使えるようにすることです。
この戦略的なサポートは、特別な学習プログラムではなく、日々の親子の会話の中で行えます。
親が意識的に【なぜ?】【これを他にどう使える?】という問いかけをすることで、子どもは自然と、算数で学んだ論理を他の情報処理にも適用するようになります。
このプロセスこそが、算数を土台とした、知識や状況を問わない普遍的な問題解決能力、つまり【真の無敵さ】を身につけるための唯一の道です。
受験において、算数力を最大限に活かしきるためには、この【拡張と補完】を意識した、戦略的な学習計画が不可欠です。
ここでご紹介する3つの戦略は、受験の合否を確実に引き上げるだけでなく、お子様の将来的なキャリアにおいても役立つ、普遍的な能力を育みます。
戦略①算数の【言葉での説明】と【記述】を徹底する
受験における最大の壁の一つ、【言葉の壁】を打ち破るための最初の戦略は、算数の【言葉での説明】と【記述】の徹底です。
算数の問題が解けた後、親は【答えは分かったから、解法はいいよ】で終わらせてはいけません。
必ず【どうしてその式を立てたのか?】【その解法はどこで使えるのか?】と問いかけ、子どもに解法を自分の言葉で論理的に説明させます。
この【思考を言葉のルールに乗せて表現する訓練】が、言葉の力を劇的に向上させます。
また、難関校対策として、途中過程を省略せず、採点者に伝わる論理的な記述を徹底させることが重要です。
これは、部分点を確実に取るためのテクニックであると同時に、自分の思考が論理的に間違っていないかを確認する自己チェックの訓練でもあります。
親が【あなたの説明は、論理が飛躍していて伝わらない】と冷静にフィードバックすることで、子どもは自分の思考の穴に気づき、言葉の力と論理性が直結するようになります。
この訓練は、そのまま国語の記述力や、将来のプレゼンテーション能力へと繋がっていくのです。
戦略②他教科を【論理で整理】して総合力を高める
算数力を受験の合否を分ける力へと変えるための第二の戦略は、他教科を【論理で整理】し、総合力を高めることです。
これは、先ほど述べた【応用力の壁】を乗り越えるための直接的なアプローチです。
親は、理科や社会の単元学習の際、【この歴史的な出来事の原因と結果は、算数の比例関係に似ているね】【この理科の実験の条件と結論は、数学の証明問題みたいだね】と、意識的に算数・数学の構造に当てはめて解説する問いかけをします。
この習慣により、子どもは各科目をバラバラに捉えるのではなく、全ての科目が論理的に繋がっている一つの巨大な教科として認識するようになります。
この統合的な学習法は、入試でよく出る科目を超えた思考を可能にし、知識を強固なものにします。
また、日常のニュースや出来事に対しても、【この問題の解決に必要な要素を、算数的に分解してみよう】と問いかけることで、算数で学んだ【課題の抽象化、構造化】という普遍的なスキルを、実社会の【応用】へと繋げることができます。
戦略③【失敗からの学び】を徹底的に評価する
真の【無敵の子】を育てるための第三の戦略は、【失敗からの学び】を徹底的に評価することです。
これは、受験本番のプレッシャーに耐える【精神のタフネスの壁】を乗り越えるための核心的なアプローチです。
親は、模試や過去問で間違えたとき、感情論を排し、ビジネスでも用いられるPDCAサイクルを学習に導入します。
点数を問うのではなく、【Plan(どこまでできたか)→Do(解答プロセス)→Check(どこで論理が破綻したか)→Act(次はどう改善するか)】というサイクルを子どもと一緒に回します。
親は、【なぜミスしたの?】と問うのではなく、【この難しい問題に何分粘れたの?その粘り強さが一番すごいよ】と、プロセス内の粘り強さを具体的に評価します。
この習慣により、子どもは失敗を感情的な【挫折】として捉えず、改善すべき【データ】として冷静に扱うことができるようになります。
結果に一喜一憂せず、改善し続ける粘り強さが養われることで、受験本番という高いストレス下においても、実力を発揮できる回復力と持続力が身につくのです。
算数力は【土台】、真の無敵は【総合力】で決まる
算数・数学は、お子様が難関校受験を突破し、その先の激しい競争社会で活躍するための極めて強固で重要な【土台】であり、論理的な【エンジン】であることは間違いありません。
この強力な土台を持っているからこそ、子どもは多くの分野で有利に立てるのです。
しかし、この土台の上に建つ【真に無敵の子】という【家】を完成させるためには、3つの壁、【言語・読解の壁】【壁②精神のタフネスの壁】【他教科への応用力の壁】を乗り越える必要があります。
それは、国語力という【言葉の壁】を突破し、グリットという【精神の壁】でストレスに耐え、トランスファーという【応用の壁】で知識を使いこなすことです。
親がこの3つの壁の存在を認識し、適切な戦略を実行することで、お子様は単なる【算数得意な子】から、知識や状況を問わない【真の無敵の子】へと進化を遂げることができます。
親が最も注力すべきは、算数の点数に一喜一憂することではなく、算数を他分野へ応用させる【総合力】の育成です。
お子様の論理力という強力な武器を信じ、それに加えて非認知能力という普遍的な力を育むことで、変化の激しい時代を柔軟に、そして力強く生き抜ける、真の【無敵の子】が育つでしょう。

















