内申点を恐れない! 高校受験に向けた親子の戦略づくりガイド | 元塾講師 透明教育ママ見参!!

内申点を恐れない! 高校受験に向けた親子の戦略づくりガイド

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今回は【内申点を恐れない! 高校受験に向けた親子の戦略づくりガイド】と題し、お話をしていきます。

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高校受験を目指す上で避けて通れないのが【内申点(評定)】です。

我が家でも、小学生の頃から中学での内申点、通知表がどのようなものになるのかを子どもたちが小学生の頃から話し合いをしてきました。

とくに公立高校では、入試本番の点数と並んで内申点が合否に大きく影響します。

そのため、内申点が低いと【うちはもう厳しいかも…】と不安になる方も少なくありません。

しかし、内申点は努力と工夫でじわじわと上げることが可能です。

中学1年生からの積み重ねが必要なのは確かですが、まだ間に合います。

むしろ、何も対策をせずに【どうしよう】と悩むより、今から親子で具体的な対策を始めることが、合格への近道になります。

 

そこで今回は、内申点アップを目指すうえで知っておきたい【内申のしくみと注意点】、【成績を上げるための改善策】、そして【家庭でできるサポート法】を3つのパートに分けてわかりやすく解説します。

内申点を【恐れる対象】ではなく、【戦略的に伸ばす対象】としてとらえることが、受験成功の第一歩です。

 

内申点の正体を知れば対策は必ず見えてくる

まず、内申点とは通知表に記載される【評定】のことで、公立高校受験では非常に重要な評価基準です。

多くの親が【テストの点が良ければ安心】と考えがちですが、実はそれだけでは内申点は高くなりません。

学校生活のあらゆる面、つまり提出物、授業態度、生活態度、発言、協調性などが、総合的に評価されて決まります。

この仕組みを正しく理解していないと、【うちの子は勉強はできるのに、なぜ評定が伸びないのか?】というモヤモヤにつながります。

反対に、内申点の評価基準や先生が見ているポイントを把握しておけば、今後の具体的な対策が立てやすくなり、受験に向けて安心して準備を進められます。

 

ここでは、公立中学校での内申書において特に注意すべき3つの観点を取り上げます。

学校の先生がどこを見ているのか、どうすれば誤解なく評価されるのかを知ることで、親子で戦略的に動けるようになるはずです。

まずは内申点は点数だけでは決まらないという前提に立ち、今後に活かせる目線を整えていきましょう。

 

① 評定は【テストの点数】だけでは決まらない

多くの親や子どもが【テストの点数さえ取れれば内申は上がる】と思いがちですが、実際の評価はもっと多面的です。

通知表に記載される評定(いわゆる【5・4・3…】の数字)は、学習内容の理解度だけでなく、授業態度、提出物、宿題、発言、グループ活動への貢献など、幅広い要素を総合的に見て決定されています。

たとえ定期テストで90点以上を取っていても、授業中の態度が不真面目だったり、ノート提出が遅れがちだったりすると、評定は【5】ではなく【4】になることもあります。

逆に、テストの点がお世辞にも高得点ではなくても、真面目に取り組む姿勢や日常の努力が評価され、【4】や【5】に近づくケースもあるのです。

 

このため、テストの結果だけで一喜一憂せず、日頃の行動全体を振り返る視点が必要です。

先生は、毎日の授業中の態度、提出物の質と提出状況、さらには友達との関わり方や協調性も含めて人としての成長を評価しています。

親としては、【点数が良いのになぜ上がらないのか】と不満を持つのではなく、まずは学校が求める総合的な学習姿勢を正しく理解し、それを子どもに伝えることが大切です。

 

② 内申点は【3年生だけ】ではなく1・2年生から油断しない

【内申点は3年生から本気を出せば何とかなる】

そう思っているご家庭は少なくありません。

しかし、人間の印象はそう変わりませんから中学3年生のみが対象であっても、1年・2年の通知表の流れを大いに受けてしまい、【オール5にほど遠い】になることも珍しくありません。

このため、中学に入った段階から【通知表の点数=高校受験の準備】と捉えることが重要です。

とくに中学1年生の最初の学期は、学習や生活習慣の基礎を築く大事な時期です。

ここでつまずいてしまうと、その後の巻き返しは難しくなります。

逆に、1年生から地道に努力を積み重ねていれば、3年生になっても安定した成績を維持できる可能性が高くなります。

親としても、【まだ1年生だから】と軽く見るのではなく、早い段階から評定に対して適切な意識を持たせ、学習面・生活面の両方を丁寧にサポートしていくことが、将来の受験成功へとつながっていきます。

 

③ 評価されるのは【学年末評定】=1年間の総まとめ

高校受験で高校側に提出されるのは、各教科ごとの【学年末評定】です。

これは、1学期・2学期・3学期の成績を総合的に判断した、いわば1年間の通知表の最終評価です。

そのため、【3学期だけ頑張れば大丈夫】という考え方は危険です。

1年を通してどのように努力してきたか、安定して学習や生活に取り組んできたかが問われます。

たとえば、1・2学期は課題の提出が不十分だったり、授業中に落ち着きがなかったりした場合、3学期に改善しても【1年間を通して安定した評価】とはみなされません。

先生方は、1学期からの積み重ねを見ており、急激な帳尻合わせには慎重になることが多いです。

 

したがって、学年の最初から意識的に取り組むことが内申点アップには欠かせません。

親としては、毎学期ごとの成績をしっかり確認し、【どの教科が弱いか】【どの部分が評価されていないか】を一緒に分析し、早めの軌道修正を促していく必要があります。

1年の総まとめとしての学年末評定は、受験の【顔】となる重要な数字です。

日々の積み重ねの大切さを子どもに伝え、安定感のある取り組みを目指していきましょう。

 

見られているポイントを意識した行動が内申アップの第一歩

さて、内申点を上げるには、がむしゃらに勉強するだけでは足りません。

先生が評価するポイントを意識し、それに応じた行動を日常に落とし込んでいくことが重要です。

たとえば、テストの点数を上げようと必死に勉強しても、提出物が未提出だったり、授業態度が消極的だったりすると、内申点にはつながらないことがあります。

先生たちは学力そのものだけではなく、【学習に向かう姿勢】【他人との関わり方】【責任感】など、将来社会で必要とされる人間性や成長度を内申書に反映させていると受け止めてください。

だからこそ、【何が評価されているのか?】を知ることが、内申点を効率よく上げていくための近道になるのです。

 

ここでは、すぐにでも取り組める3つの改善策を紹介します。

どれも特別な才能や高度な学力を必要とするものではなく、意識と習慣を少し変えるだけで効果が現れるものばかりです。

地道ですが確実な改善を積み重ねることで、内申点は着実にアップしていきます。

 

① 提出物は【完璧さ】より【期限を守ること】を最優先

提出物は、内申点において非常に重要な評価対象です。

先生にとって提出物は、【その生徒が学習にどれだけ主体的に取り組んでいるか】【計画的に物事を進められるか】の判断材料になります。

そのため、たとえ内容が優れていても、期限を過ぎて提出すれば減点対象になります。

完璧に仕上げようとして提出が遅れるより、たとえ少し不完全でも期限内に出す方が高評価につながるケースがほとんどです。

つまり、優先すべきは【質】より【提出期限を守る】です。

これは中学校だけでなく、将来の社会でも通用する基本的な責任感として見られています。

 

また、提出物は【出すだけ】で終わりにせず、【どこがよくできたか】【どう改善できるか】と親子で話すことで、次への学習意欲も高まります。

親としては、提出期限をカレンダーに書く、チェックリストを活用するなど、サポート体制を整えることで、子どもが提出を忘れない環境づくりをしていくとよいでしょう。

 

② テスト勉強は【準備〜見直し】までを1セットで考える

内申点に直接反映されるのが定期テストの点数です。

しかし、ただ教科書を読んだり、ワークを解いたりするだけの勉強では、点数の伸びには限界があります。

本当に重要なのは、テスト前後の【準備】【解き直し】【理解の確認】を含めた学習プロセス全体です。

テスト前には、単に範囲をこなすのではなく、【どこが苦手か】【どの単元が理解できていないか】を分析したうえで、重点的に取り組むべき部分を明確にすることが効果的です。

そして、テスト後には【なぜ間違えたのか】を振り返ることが、同じミスを繰り返さない力を養います。

 

また、見直しノートを作ったり、間違えた問題だけを集めた【弱点ノート】を用意するのもおすすめです。

これを繰り返すことで、【勉強は理解するためのもの】という本質に気づくようになり、点数アップだけでなく思考力や分析力も伸びていきます。

親としては、テストの点数の良し悪しよりも、【どう準備したか】【どう振り返ったか】に注目し、努力の過程を認めてあげることが、内申アップへの大きな後押しになります。

 

③ 授業態度は見られていることを日常で意識させる

授業中の態度は、テストや提出物と並ぶ重要な評価項目です。

とはいえ、単に【姿勢よく座る】だけではなく、【話を聞いているか】【うなずいたりメモを取っているか】【他人の発言をしっかり受け止めているか】など、細かな行動が見られています。

積極的に発言することは評価されやすいですが、発表が苦手な子でも、先生の話に真剣に耳を傾けたり、目を合わせたりするだけで【やる気がある】と見なされ、評価につながります。

つまり、授業中の姿勢や雰囲気から伝わる前向きな意識が、評定に大きく影響しているのです。

 

この点は、家でもしっかりサポートできます。

親が日常会話の中で【今日はどんな授業だった?】【先生の話、わかりやすかった?】と聞いてあげることで、子ども自身が授業に対して主体的な意識を持つようになります。

また、家庭学習のときも【話を聞く】【メモを取る】【説明する】という授業スタイルをまねることで、学校での態度も自然に変わっていきます。

大切なのは、授業は評価の場という意識をもたせること。

テストの点が伸びにくい時期でも、授業態度を改善するだけで内申点が上がることは十分にあるのです。

 

内申点アップのカギは家の中にある

ところで、内申点を上げるには、学校での取り組みがもちろん大切ですが、実はその土台を支えているのは【家庭での過ごし方】です。

学校だけで完結する問題ではなく、家庭の環境や親の関わり方が子どもの行動や意識に直結しています。

提出物が出せない、学習習慣が安定しない、生活リズムが乱れがち、という課題の多くは家庭の中で改善可能なものです。

 

親が【成績を上げてほしい】と願うだけでは変わりません。

大切なのは、子どもの状況を把握し、日々の習慣や声かけを通じて、内申点アップに向けた行動を自然と後押ししていくことです。

焦らず、怒らず、子どもが自分で【動きたくなる環境】をつくることが、最も効果的な家庭での対策といえるでしょう。

 

ここでは、家庭でできる実践的な3つのサポート方法を紹介します。

どれも特別な知識や時間を必要とするものではなく、毎日の中で無理なく取り入れられるものばかりです。

親が少し意識を変えるだけで、子どもの行動が変わり、内申点という【結果】にもつながっていきます。

 

① 【様子】に関心を持ち会話を増やす

子どもがどんな学校生活を送っているのかを、日々の会話の中で把握することは非常に重要です。

中学生になると、子どもとの会話が減りがちですが、家庭での何気ない一言が、学校での意識に影響を与えることもあります。

【今日はどの教科が楽しかった?】【提出物は終わってる?】といった短い質問で構いません。

会話を通じて、子どもが学校でどんなことに困っているのか、どの教科が好き・嫌いなのかが見えてきます。

そして、子ども自身も自分の行動を言葉にすることで、日々の取り組みを見直すきっかけになります。

 

また、親が関心を持ってくれていると感じることで、子どもは自然と【頑張ろう】という気持ちになりやすくなります。

これは、成績だけでなく生活全体への前向きな意識にもつながります。

注意したいのは、問い詰めたり批判したりしないこと。

内申点のことを話題にする際も、【結果】より【プロセス】に注目して会話することで、子どもは安心して話し、より前向きに行動できるようになります。

 

② 学習スケジュールは【一緒に管理・確認】する姿勢が効果的

学習スケジュールの管理は、中学生にとって意外と難しいものです。

【計画しても守れない】【何から手をつければいいかわからない】といった声は多く、特に提出物やテスト前の勉強計画においては、親のサポートが大きな助けになります。

ここで大切なのは、【やりなさい】と指示するのではなく、【一緒に考えよう】【どうやって進めるとやりやすいかな?】という姿勢で寄り添うことです。

たとえば、1週間単位の学習スケジュールを子どもと一緒にホワイトボードやカレンダーに書き出し、毎日確認する習慣をつければ、達成感も得られ、学習意欲の向上にもつながります。

 

また、提出物の期限を見える化しておくことで、【うっかり忘れる】ことも減り、内申点の基本的な部分を安定させることができます。

スケジュール管理は単なる勉強の手助けにとどまらず、自己管理能力の育成にも直結する取り組みです。

子どもが【管理されている】と感じるのではなく、【見守られている】と感じられるような工夫を意識して取り組むことで、家庭が安心できる学習の場になります。

 

③ 数字以外の成長に目を向けてほめる

内申点が気になると、どうしてもテストの点数や通知表の数字に目が向きがちです。

しかし、子どもが努力しているのは、必ずしも数字に現れる部分だけではありません。

たとえば、以前は苦手だった教科に少し前向きに取り組んだり、授業中に手を挙げる回数が増えたり、提出物を期限通りに出すようになったりすることも、立派な成長です。

そうした変化を見逃さず、言葉にして伝えることが、子どもにとっては大きな励みになります。

【テストの点は少しだけど上がったね】【先生の話、しっかり聞こうとしててえらいね】など、具体的に認めることで、自分の努力に価値があると感じ、自信とやる気につながっていきます。

 

また、ほめる対象は【結果】より【行動や姿勢】に向けるのがポイントです。

結果が出なかったときでも、努力を認めることで【次も頑張ろう】と思えるポジティブな循環が生まれます。

家庭は、子どもが安心してチャレンジできる場所です。

親が味方であることを実感できるような関わりを続けることで、内申点アップだけでなく、自己肯定感や学びに対する意欲そのものが大きく育っていきます。

 

内申点対策は親子の【日常の意識】で決まる

内申点は、高校受験において避けて通れない大きな要素です。

しかし、【内申点=テストの点数】と誤解してしまうと、本当に大切な対策を見落としてしまいます。

実際には、提出物の管理、授業中の態度、学習への取り組み方など、日常の行動すべてが内申点に直結しています。

だからこそ、今回ご紹介したように、【どう評価されるのか】を親子で正しく理解し、その視点をもとに生活と学習の質を少しずつ整えていくことが何より重要です。

最初に内申点の仕組みと注意点を押さえ、次いで具体的な改善策を、そして家庭でできるサポートを紹介しました。

 

どれも特別なことではなく、意識を変えればすぐに取り組めるものばかりです。

大切なのは、子どもに完璧を求めるのではなく、成長を見つけてあげること。

たとえ小さな変化であっても、努力を認め、親が応援しているというメッセージを日々伝えることで、子どもは前向きに頑張る力を育んでいきます。

内申点対策は、焦らず、着実に、そして親子で一緒に取り組むことが成功への近道です。

今日からできる小さな一歩を重ね、後悔のない受験を迎えられるよう、親子でしっかりとした戦略を築いていきましょう。

 

 

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