地道さに根負けしない 国語力の上げ方 | 元塾講師 透明教育ママ見参!!

地道さに根負けしない 国語力の上げ方

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今回は【地道さに根負けしない 国語力の上げ方】と題し、お話をしていきます。

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ありがとうございます。

 

中学受験をすると決めると、小学3年生から準備をし始め、【2月の新小4クラスから塾通いをする】というのが一番オーソドックスな流れかと思います。

学校によって入試科目が異なることがありますが、絶対に外せない柱の教科なのが国語と算数ではないでしょうか。

算数が中学受験の合否を決めるという話は有名ですが、国語が壊滅的な状態だとそもそも算数の文章題を理解することもできません。

他の教科にも影響します。

国語というのは日本語の教科なわけですが、他の教科のように【このことについて学ぶ単元】とキッチリ決まっているわけではなく、一番捉えどころのない教科と言えます。

中学受験における国語はご存じの通り【漢字や語句の暗記】だけでなく、読解力の有無が合否に直結します。

もちろん、漢字や語句の暗記や慣用句の知識は必須ですし、受験生の多くが【絶対に落とせない問題】として小学校3年生、4年生から対策をしています。

 

受験生の間で国語力の違いが出るのは読解力になるわけですが、この読解力は一朝一夕で身につくものではなく、段階的に育てていく必要があります。

読解力を鍛える上で、一番簡単に取り組めることであり、最も重要なことと言えば、読書です。

本を読む習慣がないと文字を追うスピードを鍛えることもできません。

昨今はどの教科も問題文が多い、文章量が多く、読む力が不足している子にとっては、かなり厳しい入試になっています。

 

それでは、単に好きなだけ本を読ませればどうにかなるのかといえば、そんな簡単な話でもありません。

【中学受験に向けて】ということを踏まえると、幅広いジャンルの文章に触れる必要があります。

入試における物語文では【登場人物の心理描写】、説明文では【抽象的なテーマ】【筆者の主張】【段落構成】などの問題が出されますが、その中身はある程度の生活や社会経験の知識が散りばめられており、文章を読んでも【どんな場面なのだろう?】と理解できなければ答えをすんなり考えだすことができません。

 

ですから、家庭で小学生新聞や伝記、科学系の読み物などを継続的に読む、または親が読み聞かせをするということをしていきましょう。

我が家でも、子どもたちが中学生になる頃まで読み聞かせをしてきました。

 

読書を子ども任せにしていると、ジャンルが偏ることもよくあるので、親が意図的かつ子どもが納得する形で、受け入れる本を図書館で借りる、本屋さんで購入するということをしていくことが中学受験に向けた読解力向上への第一歩になります。

 

読書以外に国語力を着実に上げていく方法はあるので、今回は地道に国語力を鍛える方法をご紹介していきます。

 

読解問題に慣れる教材を使う

まず、国語の読解力は、時間と積み重ねが必要です。

そのため、継続的な学習が求められる中で、地道さに根負けせずに国語力を高めていくには、読解問題に慣れることができる教材を活用する学習法が非常に効果的です。

中学受験を視野に入れる場合は、単なる文章の理解にとどまらず、【設問に正しく答える力】【接続詞や段落など構成を読み取る力】など、入試に直結する実践的な力が問われるため、読解問題の演習は国語力を鍛える上で欠かせない要素になります。

【論理エンジン】などの読解問題に特化した教材の最大のメリットは、読み方の【型】を身につけられることです。

国語は感覚で解いてしまう子も多く、【なんとなくこう思った】という曖昧な理解のまま学習が進んでしまうケースがあります。

小学校の国語は中学受験、高校受験のような形式の問題を解く力をつけるという授業は行わないので、家庭や塾で【型】を鍛えていく必要があります。

市販されている読解問題の教材では、指示語が何を指しているか、接続語の働きは何か、登場人物の気持ちがどの一文で変化したかなど、文章の構造や論理を捉える練習が積み重ねられます。

これによって、文章の読み方に一定のルールやパターンを見出すことができ、読解問題への苦手意識が少しずつ和らいでいきます。

 

また、読解問題の教材は学年別や難易度別に構成されているため、子どものレベルに合った内容から始められるという利点があります。

我が家でも、子ども①が塾に入るのを見越して読解問題系の問題集を家庭学習に取り入れました。

学校の国語と比べてかなり難しく、子ども①はヒーヒー言いながら少しずつ取り組んでいました。

国語が苦手な子は、いきなり難しい問題に取り組むとモチベーションが下がってしまいがちですが、やさしめの問題からスタートして徐々にステップアップしていけば、【できた】【わかった】という成功体験を積み重ねることができます。

この小さな達成感が【読解問題を解き続ける力】となり、学習の継続につながります。

 

さらに、読解問題の教材には解説が丁寧についているものが多く、【なぜその答えになるのか】を理解する訓練ができます。

単に正解、不正解を知るだけでなく、根拠を言葉で説明できる力を養うことが、真の国語力の向上には不可欠です。

中学受験では記述問題も多く出題されるため、こうした教材を通して根拠を明確にし、自分の言葉で説明する練習をしておくことが大きな力になります。

 

読解問題に慣れる教材を使うことで、読み方の【型】が身につき、レベルに応じて無理なく続けられ、論理的思考と表現力も同時に育てることができます。

子どもの地道な努力を支える読解問題に特化した教材はとても心強い味方になります。

 

社会や理科の資料問題を解く

さて、国語の入試問題は中学受験、高校受験そして大学受験でも親世代の頃とは様変わりしています。

会話文が登場したり、資料問題なども出題されることがあります。

新タイプの問題が本番に出る可能性もあるため、社会や理科の資料問題を解くことで国語のテストで臨機応変に対応する力を身につけることができます。

 

国語力を高める方法というと、【文章を読む】【読解問題を解く】といった国語教材に限ったアプローチを思い浮かべがちですが、社会や理科の資料問題を活用することも、非常に効果的な国語力向上法の一つです。

中学受験では、どの教科でも【文章を読み取る力】【図やグラフから情報を整理し、理解する力】が問われるため、資料問題への取り組みは、地道な国語力育成に大きなメリットをもたらします。

社会や理科の資料問題では、文章、グラフ、数値など複数の情報を関連づけて読む力が必要とされます。

これは国語の読解で求められる【要点を整理する力】【文脈をつかむ力】と同じ力です。

とくに説明文や論説文では、筆者の主張や理由、具体例などとの関係を把握しなければなりません。

資料問題の演習を通じて、こうした情報のつながりを読み解く習慣がつき、国語の読解問題にも自然と対応できるようになります。

 

そして、理科や社会の問題文は一文が長く、専門的な語句や表現も多いため、読解力と語彙力の両方が鍛えられるという点も大きなメリットです。

たとえば、理科で【気温の変化と湿度の関係】を扱う問題では、グラフを読み解きながら因果関係を理解し、それを文章として説明する力が必要です。

このような複合的な情報処理は、記述問題や読解問題で問われる力と直結しており、単なる理科や社会の勉強にとどまらない思考力の訓練となります。

 

さらに、社会や理科の資料問題は、興味関心を引き出しやすく、学習の継続につながりやすいという利点もあります。子どもによっては物語や抽象的な文章よりも、事実に基づいた内容の方が理解しやすく、楽しみながら取り組めることもあります。

社会の資料問題や理科の観察記録、実験結果などは、視覚的な情報も多く、読むことに対する抵抗感を下げる効果があり、読解に必要な集中力や忍耐力を自然と育てることができます。

 

また、実際の中学入試では、国語だけでなく他教科でも記述式や資料読み取りの問題が増えており、教科横断的な読解力、つまりは本物の国語力が合否を左右します。

資料問題を活用して国語力を鍛えることは、入試全体の得点力アップにも関係してくるため、積極的に取り組んで欲しい学習方法です。

 

時間を計って問題を解く

ところで、国語の読解力を高めるためには、日々の積み重ねが何より大切ですが、単に問題を解くだけではなかなか実力は伸びません。

とくに中学受験や模試を意識した学習では、時間を計って問題を解くという方法を試してみてください。

この習慣を取り入れることで、読解力だけでなく、集中力や判断力、試験本番での対応力まで身につき、より実戦的な国語力が鍛えられます。

時間を計る最大のメリットは、限られた時間の中で情報を正確に読み取り、素早く判断する力が鍛えられることです。

実際の試験では、時間配分を間違えると最後まで解ききれなかったり、焦ってミスをしてしまったりすることがあります。

普段の家庭学習で時間を意識して問題に取り組むことで、【一問にかけられる時間感覚】が身につき、文章全体の要点を素早くつかむ読解スピードも自然と向上します。

 

次に、集中力の強化という点でも、時間を計る学習は効果的です。

時間制限があると、【この時間内は他のことを考えずに集中しよう】という意識が生まれ、学習の密度が高まります。

逆に、時間を気にせず取り組むとダラダラと時間だけが過ぎてしまい、成果が出にくくなることも少なくありません。

国語ではありませんが、我が家の子ども①が計算力アップのためにタイムアタックなど時間を計ることをしたら改善したという実例があります。

 

さらに、時間を計って解いたあとの振り返りがより明確になるのも大きなメリットです。

【設問4に時間がかかりすぎて最後の問題に手が回らなかった】【記述に時間を取られて選択肢問題が雑になった】といった課題が見えれば、自分の弱点や改善点がはっきりします。

こうした自己分析を繰り返すことで、テストや模試の間に問題を解きながらの判断力が身についていきます。

普段の勉強でも【今日は10分間で○問解けた】【先週より早く読めた】といった小さな達成体験が、モチベーションを維持する支えになります。

国語は成長を実感しにくい教科だからこそ、タイマーを活用して子どもの進歩を【見える化】することが、地道さに負けず、勉強を続ける秘訣でもあるのです。

 

時間を計って問題を解くことで、読解力、集中力、時間感覚、自己分析力という総合的な力を鍛えながら、試験本番に強い実戦力を養う最適な方法なので、是非家庭でも導入してみてください。

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