元塾講師ママが感じた、話題のうんこ漢字ドリルのメリット・デメリット | 元塾講師 透明教育ママ見参!!

元塾講師ママが感じた、話題のうんこ漢字ドリルのメリット・デメリット

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前回、漢字のスキル格差は見えないようにヒタヒタヒタヒタとしのび忍び寄ることをお話しました。

漢字一文字なら対応できるのも2年までで、3年から徐々に差が出始めます

マラソンで例えるなら、最初の5キロはペースランナーに引っ張られる1年生。

2年生はほんの少し先頭と後ろの差が出始める10キロ地点。

3年は折り返し手前の20キロです

このあたりで前と後ろの差は街頭応援をしている第三者(先生や塾の先生など)は感じるはずです。

けれど、保護者は気が付きにくいんですよね。漢字は地味ですから(;’∀’)。

ですから、気が付いたときは手遅れに近い・死に物狂いでやらないと追いつかない状況になりやすいです。

関連記事:公立小学校に3年間通って分かった、たった3つのこと

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漢字検定を受ける

漢字はハッキリしないスキルです。

小学校で、計算スピードが速ければ周囲がワイワイ言ってくれますが、漢字に関してはそこまでワイワイ騒いだりしないもの。

子供って、速い者が好きなのでしょうね。足が速い男子が人気者になるのは鉄板ですし、計算が鬼のように速いとチヤホヤされます。

我が家の子供達には縁のない世界です。なので、中学校に入ってからの実力主義にかけよう!、と慰めています。

さて、あいまいな漢字の定着やモチベーション向上に打ってつけなのが漢字検定です。

我が家の子供①は昨年から受け始めました。先取りではなく、前学年の復習も兼ねての受検です。

去年は10級を受けましたが、合格率もかなり高い(H28年度は約96%)こともありスンナリ合格しました。

事前の対策は、右と左の書き順のおさらいなどをした程度でしたね。

が、9級になると合格率が90%になるので、うっかり屋の子供①はどう転ぶか分からないぞ!!、とばかりに復習のためにアルものを買いました・・・。

 

話題のうんこ漢字ドリル

うんこドリル かん字 小学2年生 (うんこドリルシリーズ)

うんこドリル かん字 小学2年生 (うんこドリルシリーズ)

あらゆるメディアで取り上げられ、近所の本屋さんでは一時は5年生の1冊以外、全部SOLD OUTしていた「うんこ漢字ドリル」

 

以前からZ会グレードアップ問題集 小学3年 国語 漢字・言葉が終了したら買う、と約束していましたが、今回は漢検対策のために2年生のを購入しました。

例文を読んでは爆笑している①は、登校時にお友達に最高にイケている例文を教えているくらい大好きになっています・・・。

 

早く漢検が終わって3年生のが欲しいな~、と言うほどです。

漢字1つにつき例文は3つあり、音訓それぞれの読み方で覚えさせる工夫が施されています。

親も目を通すと、なるほどな~、これは子供がハマルわけだ、と納得するような絶妙な例文ばかりです。

 

テレビ番組内で、制作過程が放送されていましたが、検討に検討を重ねて文を考えている姿には正直驚いてしまいました。

いじめを連想させるような文は絶対にNG、とのこと。

見た目とは裏腹に、スタッフさん一同のドリルへの想いを感じてしまうシーンでした。

さて、念願のうんこ漢字ドリルをゲットした子供①は、漢検までの日を逆算して、毎日いくつの漢字を復習する!、と意気込んでいました。

そんな子供の姿を見ると、買ってよかったな~、としみじみ思います。

キャラクター漢字ドリル

図鑑漢字ドリル小学1~6年生 鉄道 (毎日のドリル×学研の図鑑LIVE)

うんこ漢字以外にも、特色ある漢字ドリルがたくさん出版されていますよね。

個人的に、強烈な個性を発揮していると思うのは、↑の図鑑漢字ドリル小学1~6年生 鉄道 (毎日のドリル×学研の図鑑LIVE)

ターゲット層、極セマですし、売る気があるのでしょうか・笑。

1~6年の全部の漢字を羅列しているドリルはそうそうありませんし、ニーズはあるのでしょう。

 

 うんこ漢字ドリルの長所

何事にも長所と短所があります。

うんこ漢字ドリルの長所を先にお話ししてみましょう。

これは完全に私の個人的な感想なのでご参考までに。

長所は何と言っても、子供が楽しく漢字の練習に取り組むことができる、です。

例文を暗記してしまうくらいの威力を発揮していますからね。

3年生のもきっとバンバンやってくれることでしょう。

例文もよく考えられていて、インパクトがあるものばかり。

 

その中で使われている漢字がすんなりと頭に入っている印象は受けます。

イラストも個性的なものが多く、思わず大人でも吹き出しそうです

なので、立ち読みするのは人がいない時にしましょう。

 

うんこ漢字ドリルの短所

これは、他のドリルよりも値段が高い、という点ですね。1冊1,058円です。

イラストとドリルの最後に立派な学習証明書も付いているので仕方がないと言えば仕方がないですね。

これで多くの子供が面倒に思う漢字の勉強に取り組んでくれるのですから(;’∀’)

あと、個人的に気になったのが、漢字練習の枠が小さい点です。2年生用のも枠が小さいので、練習しにくいかな~、と。

出ている例文で使われる漢字は、教科書レベルをベースにしているので、受験を考えているお子さん&保護者からしたら物足りなさを感じるかもしれません。

あくまで、学校の教科書の範囲内で収まるレベルです。

 

我が家は、漢字の定着をモットーに掲げているので、これからもうんこ漢字ドリルとの付き合いは続きそうです。

子供②も秋からは1年生のをやる予定。学年指導が激オソで大幅に家庭学習の変更余儀なくされました(;’∀’))

本人も楽しみにしていますが、その前にカタカナを完璧にしなくては~、と焦っています。

カタカナは無事定着しました!

 

まとめ

うんこ漢字ドリルの登場で、ドリル業界が活況となっている印象があります。

2017年の秋に、書店のドリルコーナーを見たら今まででは考えられないような異色のドリルが並んでいましたからね。

選択肢が増えるのは買い手側からすると嬉しいものです。

中身も重要ですが、最初は子供に選ばせる→次の復習的なドリルは親が主導して選ぶ、と決めておくと迷わずにすみますよ。

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