今回は【子どもの学力 小学3年生までにやっておきたい遊び】と題し、お話していきます。
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子どもの学力は小学3年生が坂道で、小学4年生が【小4の壁】【10歳の壁】と言われ、小学5年は未来が凡そ決まる学年です。
こうしてみると、子どもの【歩んでいく道】は小学校6年間でかなり形作られていくわけですが、それがオギャーと生まれてからたった9歳から11歳で出来上がるという怖さがあります。
こうした怖さが待ち受けている中で、親としてはガミガミ叱るのではなく自然と子どもの学力を伸ばしていくにはどうすれば良いのかと悩む訳ですが、ガミガミとは無縁かつ子どもに馴染みのある、ある行動に着目してください。
それが、遊びです。
子どもの遊びというと、今の時代はゲームです。
スマートフォンなどの端末で気軽に、そして無料で遊べるアプリゲームは無数にあります。
そして、家にいながら放課後も友達と遊べるオンラインゲームと昔のように【ゲームソフトを持ち寄って誰かの家に集まって遊ぶ】という形から、かなり変化しています。
ゲームと学力については色々と取りざたされることもあります。
ただ、現実的にそうしたゲームに全く触れずに成長する、完全に遮断するというのは難しいものがあります。
そもそも、親世代はファミコン世代です。
私の場合は家の台所事情、テレビがファミコンに適していないような古い型番ということもあり子ども時代はクラスメイトや幼馴染の家で【見るだけ】の人間でした。
ただ、マリオやドラクエなど、当時のファミコン熱の高まりをリアルに体験しました。
今の親世代には、ゲーム機を購入して欲しい、新しいソフトを買ってと親におねだりをする戦いを繰り広げた思い出を持っている人はかなりいると思います。
こうした経験も踏まえて、子どもにゲームをさせることに抵抗感がないという方の方が多いかもしれません。
ちなみに我が家では、夫が結婚前から所有していたDVDを見るために購入したプレイステーション2で中古ソフトを購入して桃鉄などで休日遊んでいます。
ただ、ゲームは昔ながらの表現で言うところの【テレビゲーム】だけではありません。
そして、ゲーム以外の遊びを通じて様々な力を育むことができます。
しかも、そうした遊びはゲームとは異なり子ども時代だからこそ得られるメリットがあります。
大きくなってから周囲の目も合って出来ない、成長過程で見向きもしなくなる遊びだけれど【学力差が出始める小学3年生までに経験しておきたい遊び】をご紹介していきます。
1.ボードゲームやカードゲーム
【賢い子になるには】というような特集で必ず紹介されるのが、ボードゲームやカードゲームの類です。
将棋、囲碁、オセロ、トランプ、花札、UNO、すごろくゲームなどが代表格でしょうか。
とくに将棋や囲碁ができる子、強い子というのは【賢い子】という印象が強いです。
実際、将棋や囲碁の中学や高校の大会では、団体戦では難関校や地方の進学校が代表校になっているというケースが多いです。
ルールを覚えて相手の出方を見ながら王様を詰ましにいく、または囲碁であれば陣地を増やす、相手の陣地を減らす手を打つと頭の中で【こうなったらこうなる】を考えながら指したり打ったりします。
カードゲームといえばトランプですが、トランプがワンセットあれば超王道のババ抜きを筆頭に七並べ、神経衰弱、スピード、大富豪と色々なゲームが楽しめます。
この他にも大人気のUNOは【家庭ルール】が存在するほど親しまれているカードゲームです。
こうしたゲームはどれもルールを覚え、そして相手がどのような作戦を考えているのか読みながらプレイするゲームです。
こうしたゲームを通じて【先を読む力】が鍛えられます。
何も考えないで駒を動かす、石を打つ、カードを出して勝つことはできません。
負けないためにはどうすれば良いか。
勝つためにはどうした方が良いか。
子どもなりに考えて、勝負の時間を過ごします。
勝ち負けがかかる遊びは子どもの能力を底上げする不思議な力があります。
先を読む力、暗記力、相手を観察する力を遊びながら身につけるのはよく考えるとスゴイことです。
ただ、これも親が相手をするというハードルがあります。
親が全然OK、楽しめるという場合は全く問題ないのですが、全ての親が【相手するのは楽しい】とは思っていません。
【ちょっとしんどいな】と感じる時は【土曜日の夕方にカードゲーム大会を開催する】など、週1回の決まった時間帯に家族でやってみると【しんどさ】が軽減されます。
我が家もコロナ禍の時に家で過ごす時間が急激に増えたので手に入るものは購入して、学校の休学時期を乗り越えました。
子ども①②は部活動や塾でなかなか小学生時代のように遊ぶことはできませんが、年末年始やゴールデンウイークなどは家族でそれこそ将棋や囲碁のタイトル戦のように【5番勝負】とか【7番勝負】を開催して優勝者を決めて、楽しんでいます。
2.かくれんぼや色おになど
子どもの遊びの定番といえば、【鬼ごっこ】です。
我が家の子ども達は通常の鬼ごっこは好きではないです。
運動神経が私に似て悪いからです。
さて、運動神経の良さに関係なく楽しめるのがかくれんぼや色おにですね。
かくれんぼは昭和の頃からの定番の遊びですが、【どこに隠れれば鬼から見つかりにくいか】ということを考えながら適切な隠れ場所を鬼が数を数えている間に探して隠れるゲームです。
たいてい、隠れる場所は決まっていますが中には穴場を知っている子もいます。
【ここなら見つかりにくい】という場所を探知する力、そして隠れた自分を想像し鬼からどう見られるか予想する力が鍛えられます。
【ワンクッション置いてどうなるか考える経験】というのは子どもの頃は遊びを通じて積んでいきます。
成長してからどのようにこうした経験をしていけるかといえば、どうしても勉強絡みになりがちです。
思考力を問う問題などですね。
ただ、こうした問題を好き好んで解く子は限られています。
親としては【遊びを通じて鍛えた方が楽】の一言です。
そして、色おには知っている色が多い子の方が有利です。
体力、運動能力ではなく知能勝負です。
たとえば【鈍色】と言われてサッと反応できる子はほとんどいないと思います。
そして、色おにをする場所の周辺にある色や友達の服装から【探すのが難しそうな色】を言える判断力、決断力も鬼には求められます。
ただ単にのんきに遊んでいるのではなく親が知らない間に【生きる上で大切な力】かつ【学力を伸ばすのに重要な力】を身につけることができます。
3.様々なごっこ遊び
子どもの遊びは子ども時代にしかやらないものが圧倒的に多いですが、その中でも一番【この年になってやらないよ】というのがごっこ遊びではないでしょうか。
戦隊もののごっこ遊び、プリキュアのごっこ遊び、おままごとなど【ごっこ遊び】の世界はけっこう広いです。
しかも、乳幼児期から始まり、子育て支援センターや保育施設にはおままごとができるアイテムが揃っており、子どもの成長過程では外せない遊びの一つです。
こうしたごっこ遊びは【真似ごと】【自分なりの表現】【その世界を再現する】という前提があって成立する遊びです。
戦隊もの、プリキュアのごっこ遊びでは【変身シーンの真似】【戦う時に繰り出す技を口に出す】【技の再現】と意外と暗記しないといけないことが盛りだくさんです。
おままごとでは、親の料理する様子を観察して【こんな風にやっている】と再現し、調味料などの振り方や調理器具の扱い方も意外と分かっていて驚くことがあります。
遊んでいるつもりでも、自分が覚えていることを再現し自分なりに表現して周囲の人に見てもらいたい気持ちや、楽しい世界を自分で再現する気合、を感じることができます。
我が家の子ども達はおままごとなどが好きでしたが、【定食屋さん】【和菓子屋さん】【理髪店】【マッサージ店】とかなり変わったごっこ遊びが好きでした。
私はお客さんとして遊びに付き合いましたが、クレーマーを演じてみたりと(日常生活ではしていません)変化球を投げてどう返してくるのかを楽しんでいました。
ごっこ遊びでは【店員になったときの言葉使い】や【立ち振る舞い】を子どもながらに試行錯誤をして自分なりに演じます。
遊びは遊びですが、【こうやったら本物っぽく見える】と考えていました。
まとめ
子どもが自分から勉強する子になって欲しい。
中学受験をする予定だから小さい頃から勉強させたい。
家庭学習の定着をしていきたい。
子育ての中で、子どもが成長し小学生になると勉強や学力に対する不安、悩みが大きくなってきます。
そうなると子どもが外遊びをする時間が長いとか、もう少し勉強時間を増やそうかと考えるかもしれません。
しかし、子どもの遊びは子ども時代にしかできません。
そして遊びを通じて、実は様々な力を手に入れています。
学力向上では欠かせない考える力、社会に出てから必要な相手を考えて判断する力も小さい頃はとくに友達との遊びからたくさんのことを学んでいます。
小学3年生頃になるとごっこ遊びなどをする機会も減っていきます。
色々な遊びをさせればよかったと思っても、もう幼児期、小学校低学年の時期を取り戻すことはできません。
【そんな遊びよりも勉強を】と思わずに子どもの遊びに付き合ってみてください。