2021年4月、子ども①が中学生になりました。
学区の中学ではなく、受験をして進学した中学校はほとんどの生徒が通塾している&教育熱心な家庭の子ばかり。
庶民的な我が家で育った子ども①ですが、そこはいつものKY気質で楽しく通学しています。
学校生活を謳歌していますが、やはり中学生となると無視できないのが勉強です。
とくに、中学では算数が数学そして英語は本格的な文法を学ぶなど、小学校時代とはガラリと変わります。
そんな中、塾で少しばかり数学などの先取り学習をしていた子ども①。
とりあえず学校の授業がお手上げ、というわけではないよう。
一方の英語は、【今日、こんなこと習った】と教えてもらった内容に私は驚愕するのでした・・・。
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英語をやってきたという前提ありき
子ども①から聞いた学習内容は、以前なら中学1年の後半や中学2年で学ぶ文法でした。
かつてのように、曜日や月、はたまた挨拶など全てスルー。
すでに、小学校で勉強してきたことになっているからです。
ただし、小学校では文法や英単語の書き取りテストは行われません。
あくまでスピーキングとリスニング主体。
とはいっても、英語のカラーテストでは曜日などの英単語を書かせる問題はありましたが、いたってシンプル。
小6の頃、子ども①が学校で勉強している英語内容を確認してきましたが、ガンガン英文法、というものではありませんでした。
しかし、中学に入ると予想以上に【英語やってきたでしょう?】の要求レベルが高いことに驚きを隠せませんでした。
be動詞と一般動詞を同時に学ぶ
以前の中学英語は、最初にbe動詞を習ってから一般動詞を学びました。
私も塾で仕事をしていた時、多くの生徒が【be動詞と一般動詞の違い】に混乱し、説明するのが中学1年の定番と化していました。
英語が苦手な子は理解するのに時間がかかり、そのご3人称単数なども加わってしまうと混乱は避けられない、という感じ。
余談ですが英語は日本語と同じく言語。
やはり国語力があり文法の知識(形容詞、形容動詞、副詞や修飾節など)を持つ子の方が理解するスピードが速かったです。
案の定、子ども①はbe動詞と一般動詞の違いに?、状態。
※小学生時代も、英語の先取りをしようと試みましたが本人のやる気が限りなくゼロで、【我が家の英語先取り計画】は凍結していました。
とりあえず、根本的な違いを説明したら理解してくれたのでひと安心。
ただ、ほぼ同時期に両方の動詞を学ぶと混乱して英語アレルギーを発症する子は一定数いると思います。
英語の基本は肯定文、否定文そして疑問文。
中学校からよ~いドンで英語を学ぶ時代は、アルファベットから曜日や月、簡単な英単語(cup,
hatなど)を学びつつ、自己紹介文で分の作り方を学ぶ、という流れでした。
しかし、2021年度からは違います。
いっぺんに二つの動詞を学ぶと、混乱してそれぞれ正しく書けるかどうか怪しい子が増えてしまうのでは、と個人的に感じています。
疑問詞の登場が早い
5W+1H、というとWhat、Where、Who、Which、When、How、です。
疑問詞は日本語的には簡単ですが、英語となると疑問文を理解してから学ぶのがベター。
「出身はどこですか?」でWhereが最初に出てくるようですが、普通にHow muchもならっています。
5W+1Hの登場も早くなったことは、疑問詞の使った文の作り方を学ぶことが早くなっていることを意味しています。
ただし、Whoが主語の場合やWhichはさすがに難しいのでまだ先のようですが、【小学校で英語をやってきている】前提なので、前倒しになるでしょう。
ぶっちゃけ、これはキツイと思います。
be動詞、一般動詞もあやふや。
そして疑問文の書き方や答え方も、代名詞を完璧に覚えていなければキビシイです。
(Do you~?, Yes, I do.とyouで聞かれて Iで答える。またはKen and Iでweになるなど。)
中学生に求める英語のレベルが格段に高くなりました。
この事実に私はかなり驚き、心配になっています。
とにかく中身がヘビー
このほかにも、中学英語に新たに高校英語の仮定法も加わるなどハードになります。
あと、英単語数が増加。
一般的にゆとり教育と認知されている2002年以降の中学3年間では900語、ゆとり教育脱却(2012年)
から1200語、そして2021年度からの学習指導要領では1600~1800語になります。
ちょうどゆとり教育がスタートしたころに塾で仕事をしていましたが、教科書の中身がかなりペラペラになって不安を覚えました。
案の定、首都圏では中学受験熱が高まりましたけど・・・。
とにかく、覚える単語数が増えて英文法も濃くなるので【中学から英語を頑張ればいい】ではムリです。
よほど飲み込みが早い子でなければ、置いてけぼりを食らいます。
それほど、中学英語に備える必要があるということです。
小学生の間に英語の勉強をする習慣化を
小学5年生から英語が教科化されていることもあり、中学英語のハードルが親世代よりもずっと高くなっています。
もし、保護者がゆとり教育を受けていた世代なら驚くこと間違いなしです。
ゆとり教育のスタートが21世紀初頭でしたので、その頃の中学生は30歳過ぎています。
就学児童を持つ方もいることでしょう。
求められる英語のレベルが格段に上がっているので、出来る範囲で小学生の頃から家庭で英語の勉強をしていった方が無難。
いまは小学生向けの塾でも英語を教えているところもあります。
ただ、受験クラスでは時間的余裕がないので英語は別枠に設定しているところもあります。
子どもに英語と向き合わせるのは至難の業?
日本は島国です。
親が英語を扱う仕事をしていなかったり、周囲に英語を使う人が皆無など英語と無縁の生活を送っていると子どもとしては【なんで英語をやらないといけないの?】と疑問に思います。
我が家の子ども①はそんなところがあり、小学生時代は色々試そうと思いましたが結局学校の英語オンリーで終了。
本格的に着手したのは、小6の2月以降。中学入学直前。
なぜなら、塾で英語の準備講座がスタートしたからです。
運の良いことに、子ども①の塾のクラスでは英会話教室など英語を習っている子は少数派だったので【よ~いドン】状態でした。
周りが頑張っていると自分もつられて頑張る。そういうタイプの子ども①はそこそこ勉強するようになりました。
塾以外にも、家庭で取り組めるように英文法が分かりやすく載っている問題集を購入。
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頭が混乱する英文法を優しく学べるドリルです。
書店でアレコレ見て、子ども①レベルに合うものをチョイス。
英語アレルギーを回避させたい
中学1年の英語がトンデモナイことになっていると書いてきましたが、親が焦って無理やり英語を強制しても子どもが反抗することもあります。
英語アレルギーを回避する、発症させないことが最初は何よりも大切です。
無理やり【英語をやりなさい!】ではゲンナリします。
我が家では、以下のことを呪文のように言ってアレルギー回避に努めています。
・英語は日本語と同じように言語である
・英語の読み書きができると情報量が格段にアップする
・インターネットの発達で英語のパワーが巨大になった
こんな感じです。
日本語と同じ言語なので、使えば使うほど上達する。
英語の読み書きができれば情報量が増えて進路や就職に有利になる。
英語のパワーがインターネット以前に比べて絶大に強くなっている。(インターネット以前はフランス語と英語が国際的な公用語扱いでしたが、IT会社の大半がアメリカなので必然的に英語の力が増した)
難しいものではないけれど、必要性がそうとう高まっているということを伝えています。
それと同時に、日本語の難しさもセットで教えています。
なにせ、ひらがな、カタカナ、漢字の3つの種類を覚えなと日本語の本は読めませんからね。
こんな感じで、中学英語が変化していることをお伝えしました。
子どもが小学3,4年生なら少しずつ中学英語対策を考え始めてもいいかな、と思います。
また、子ども①が小学5年生の頃に小学英語の文法系の本を購入しましたが、英語の授業でスピーチする際に役立ちました。
こうした本も1冊家にあると便利です。
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