今回は【中学で成績上位者になるための準備】と題し、お話をしていきます。
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ありがとうございます。
同じ義務教育でも小学校と中学校とではまるで違う学校生活を送ることになります。
親にとっても子どもにとっても気になるのが【定期テスト】の存在ではないでしょうか。
小学生時代のように単元が終わるごとに知識の理解度や定着度を測るカラーテストはなくなり、年5回程度の定期テスト、そして数回行われる実力テストへと変わります。
テストの回数が大幅に少なくなるものの、テスト範囲は広く、どの教科も複数の単元を含んだ問題が出されます。
定期テストは基本的に学校の先生が作成するので、中学校にいる生徒の学力レベルによっては公立中学でもかなり難しめの問題が出ることもあります。
そして、単元テストのように【単元が終わったら行われる】というユルッとした日程ではなく、テストも事前に日程が決まっています。
2日間にわたりテストが実施されるとなると、1日で複数教科のテストを受けるため、一夜漬けで乗り越えることは不可能に近いです。
良い点数を取るためにはバランスよく学習計画を考えてテスト勉強をしていく必要があり、成績の良い子は例外なく1ヶ月前、数週間前から部活や塾の合間を見てテスト勉強をしていきます。
もちろん、神童さんのようにあまり定期テスト対策をしなくても涼しい顔でトップ5に入る、トップ3に入る子もいますが、そういう子はなかなかレアな存在です。
とにかく、小学校と中学校とでは学習スタイルを変えていかないと成績上位者にはなれません。
ただ、中学受験をしなければ小学生の頃は学習計画を考えなくても困ることはなく、ノンビリと過ごすことができます。
【このままでも中学で通用する】と思っている子もけっこういます。
しかし、実際にテストを受けてみて【全然点数が取れない】【小学校では高得点もとれていたのにどの教科も70点台ばかり】となる子はゴロゴロいます。
塾の面談などで【小学生の頃はカラーテストで高得点ばかりだったのに】と嘆く方もいました。
小学校と中学校のテストのギャップを考慮しつつ、小学生の頃から中学で成績上位者になるための準備をしていきましょう。
時間の使い方を考える
まず、時間の使い方を考えるようにしましょう。
勉強について対策を講じる前に、中学進学に備えて【どのくらい一日が変わるのか】とシミュレーションし、子どもが実際に勉強できそうな時間がどの程度のものか親子で把握してください。
子どもたちはボンヤリと【中学生になる】としか思っていなくても、実際に中学生になれば日常生活が激変する子もいます。
とくにどの部活に入るかで土日を含めてガラリと変わることもあるので、【どの部活に入るか】を念頭に置いて一日の流れを紙に書き出してみてください。
中学校の部活動も学校から地域移行へと進んでいる過渡期ですが、まだ【中学の部活に入る】というのがスタンダードだと思います。
また、部活によって練習時間、土日や祝日の練習回数もかなり異なります。
進学予定の中学で、どの部活が気になるのか、入りたいと思っているのか子どもの意見を聞きつつ、【この部活に入ると日常生活はどうなるのか】と複数パターンを書いて、どのケースでも【どの位勉強できるか】を考えてください。
中学生になって塾に通う予定であれば【部活と塾の両立】【家で勉強できる時間はどのくらいか】も事前に把握しておくと、子どもの方も【あまり自由時間がない】ということに気がつきます。
小学生の感覚で中学生になると、【忙しいし部活で疲れたから勉強できない】となる子がかなりいます。
そうなると、コツコツ勉強する習慣を作ることもできず、定期テスト対策も目前になるまで動かず、となり良い点数を取るのが夢のまた夢になります。
ですから、家庭で【中学生になってからの時間の流れ】を確認しつつ、小学生の頃から時間の使い方を考えるようにしてください。
親としては忙しい部活、土日に練習が入る部活は避けたいと思うかもしれませんが、暇すぎると今度はメリハリがなくて思うように成績アップできないという子も多いです。
ちなみに、子ども①②の国立中学では部活動があまり活発ではない部活よりも活発な部に属している子の方が圧倒的にトップ高校や進学校への進学、成績優秀者が多いです。
おそらく、毎日忙しいので【この時間にしっかり勉強する】という意識が強く、結果として成績が良いのだと思います。
他の子よりも努力をする
さて、小学校の頃から中学進学に向けて準備をし、中学で成績上位層になるためには【他の子よりも努力する】というシンプルなことを実行することが必要です。
小学校の同級生、クラスメイトを見渡して【他の子よりも勉強を頑張っている】という子はいると思います。
中学受験する子はもちろんのこと、学区の中学に進学予定だけれどしっかり勉強をしている優等生は必ずクラスに1人2人いるはずです。
そうした同級生を目標に、家庭学習を頑張り、時には塾などに入って進学に備えるということもしていきましょう。
学区の中学で成績上位者になるには、小学校4年生の時点でクラスでトップクラス、難しい単元をたくさん勉強する5年生でもトップから陥落せず6年生になるというのが一つの目安です。
全ての教科のカラーテストで満点と90点台以上が当たり前、に仕上げるのが理想的です。
そこまでではない時は、教科書ワークを活用して学校内容を完璧に理解している状態にすると学校のテストで高得点を取れる力がつきます。
私は小学生時代はグータラ三昧でしたので、小学生時代は優等生ではありませんでしたが、クラスや学年の【優等生】かつ【中学でも成績上位者でトップ高校に進学した】という同級生は小学生の頃から宿題以外の勉強をちゃんとしていました。
中学で成績上位者になるには小学校6年生で優等生でいるということが絶対条件みたいなものなので、小学生から他の子よりも勉強を頑張るという心がけを持つことが大切です。
ただ、寝る間も惜しんでガツガツ勉強させるというのは子どもの心を壊すことになるのでNG行動です。
【カラーテストで高得点を取る】【漢字の50問テストで満点近く取れる】を目標にしてください。
応用問題と記述問題対策をする
ところで、学区の中学に進学する場合は、小学生時代に塾系のテストを受ける子はかなりの少数派なので、多くの子どもにとって【テストといえば学校のカラーテスト】になります。
我が家の場合、子ども①②が小学生の頃から塾に通い、塾のテストと学校のテストの違いというのはよく分かっているつもりですが、やはり応用問題が出るか出ないか、記述問題が出るか出ないか、というザクっとした違いがあります。
学習指導要領が改訂となり、学校のテストでも記述問題も少し増えてきた印象はあるものの、塾のテストとは難易度が異なります。
しかし、中学生になると定期テストはカラーテストのようなテストではありません。
入試問題に近い形になるため、基本問題オンリーとはいかなく、応用問題や記述問題で差が出ます。
中学で確実に成績上位者になるには、応用問題への対応力と記述問題に苦戦しないということがカギを握ります。
応用問題は市販のドリル、問題集で鍛えることができます。
記述問題も同じです。
カラーテストのレベルを越える問題に対して、子どもが嫌がり、【こんなの学校でやらない】と口にする子もいます。
ただ、子ども本人も【中学で良い成績を取りたい】と考えているのなら【中学のテストは小学校のテストとは次元が違う】という話をしてください。
場合によっては塾主催のテストを受けさせて現実を知ってもらうこともいいかもしれません。
【中1ギャップ】という言葉があるように、すんなり学校の生活に慣れるわけでもないので、小学生の頃から中学で成績上位者になるために綿密に家庭で計画を話し合ってください。