【教育小噺】学区の公立中学からトップ高校を目指すには | 元塾講師 透明教育ママ見参!!

【教育小噺】学区の公立中学からトップ高校を目指すには

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今回は【学区の公立中学からトップ高校を目指すには】と題し、お話をしていきます。

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ありがとうございます。

 

地方の王道の賢い子のコースの一つと言えるのが、公立中学からトップ高校に入る、というものです。

しかも、都会とは異なりトップ高校が公立高校というのが普通です。

地方と都会の教育事情は違いますし、入試問題の難易度も自治体によって異なります。

それでも、トップ高校への道のりというのは平坦なものではありません。

子どもが小さい頃はトップ高校、2番手校を目指していたけれど次々に離脱していく子が増えていきます。

また、地方特有の【うちの子があの高校なんて目指せるわけがない】という親がしり込みしてしまう、トップ高校に挑戦すること自体が恐れ多い、という考えを持っている親もいます。

私も塾で仕事をしている時に、余裕で3番手校に入れる子に【2番手校やトップ校も射程圏内だよ】と声がけをしたのですが、【自分には無理です】と言い、結局超安全圏だった3番手校を受験し、進学していました。

 

受験戦略というのは家庭により考え方が異なります。

しかし、最初からトップ高校ではなく3番手を目指していると、上からゴロンゴロンと志望校変更組が3番手校を受験することもありますし、高校に入ってから【この高校から自分の志望大学を受けている人がほぼいない】【周りの雰囲気とちょっと違う】ということもあります。

その子も、医学部にかなり興味があったのですが、正直地方の3番手校から医学部医学科に入るというのはかなり厳しい道のりです。

それこそ、家で医学部に入るまで、浪人しても私立大学でも大丈夫な経済的な余裕があれば話は別ですが、そういう訳でもなかったので、【う〜ん】とは感じていました。

本気で【この学部学科に行きたい】と考えているのなら、しり込みせずにトップ高校を目指すくらいの覚悟がないと夢を実現することはできません。

やはり、トップ高校が他の学校と大学実績で差を見せつけているのも、各中学の学力上位層の子しかやって来ないことや、そもそも授業スピードがかなり速いからです。

ただ、しっかり先取り学習をしつつ勉学に励んでいけば自分の夢に近づける進路進学をグッと引き寄せることができます。

私は志望校に合格したことに浮かれてしまい、入学してから大変苦労しましたが、【こういう風にしておけばより一層トップ高校を目指す際にプラスになる】というのをご紹介していきます。

 

学区の中学の進学実績情報を入手する

まず、小学生時代からクラスで成績上位者であっても必ずしもトップ高校に合格するわけではありません。小学校の学年の中で将来的にトップ高校に進んだ子というのは一人、二人ということもあります。

場合によってはゼロ人、ということもあるので、【近所にトップ高校に行った子がほとんどいない】という地域も地方ではあります。

ですから、本気でトップ高校を目指すとなると進学予定の学区の中学の進学実績の情報というのがすごく重要になってきます。

トップ高校や2番手校、俗に地元では進学校と呼ばれている学校に毎年どのくらいの人数が進学しているかで、その中学の教育レベルが見えてきます。

偏差値60以上の学校に進む子はほんの数人という時は、【学校のテストで子どもの学力を測るのは無理そう】と思っていいでしょう。

教育熱が低いエリアの中学の定期テストは、学習指導要領が改定されて思考力や読解力を重視した時代になっても昔ながらのワークそのまんま、学校の先生が配布したプリントがそのまま出されるというテストである可能性が高いです。

そうなると、覚えた者勝ちになるので、高校入試問題への適応力というものが全く見えてきませんし、学校のテストの結果を踏まえて志望校を受けるというのが難しくなります。

 

地域による教育熱の高い低いというのは無視できないくらい大きく、私も中学生時代に【こんなにも進学校入る人数は中学によって差があるんだ】と感じた経験がありました。

また、塾で仕事をしている時も嫌というほど目の当たりにしたのですが、【この中学の15位があの中学の2、3位くらい】というくらいの違いがあります。

地元の公立小学校から中学校に進むという場合、地元の教育環境に慣れてしまうと【自分は勉強ができる子】と勘違いしてしまう子もいます。

ずっと賢い子として認識されていることで、塾の先生から【もう少しこういう勉強をした方がいいよ】とアドバイスされても、プライドが許さなかったり、カチンときたりして【自分は勉強ができるので】というのを言葉の端端から匂わせるという、少々面倒なことが起きます。

ですから、学校で上位層にいることは凄いことですが、進む中学のリアルな学力レベルを把握して、決して学校の順位に満足しないように言い聞かせてください。

 

トップ高校に進学している人数の半分以内を目指す

さて、学区の公立中学からトップ高校を目指す、確実に合格をしたいのなら【例年合格している人数の半分以内の校内順位になる】を目標にしましょう。

我が家の子ども①②が通う国立中学では毎年かなりの人数がトップ高校に進学しています。

ただ、その人数は数人程度の増減幅あるので【ギリギリ○○以内に入れた】だとちょっと不安です。

可能な限り上を目指す、理想的なことを言うと【例年の合格者数の半分以内の順位】だと少し安全です。

例えば、毎年10人程度進学校への合格者を出している中学であれば【トップ5にいる】を目指すということです。

なぜ、そういう考えをすることが大切なのかというと、我が家が住んでいる地域の公立中学で子ども①の学年では【トップ高校は例年の半分程度の合格者】となったからです。

小学校が同じだった超優秀な同級生のお母さんに高校の入学式で会って、話を聞いたところ【今年はみんなが吹っ飛ばされた】【いつもの半分くらい】という内情を教えてくれました。

学年によって学力レベルの高い子がどのくらいいるのかというのは変動します。

パッとしない学年なら【例年なら18位くらいの子がこの学年では10位になる】ということもあります。

 

ただ、学校の先生から【今年の学年は出来が悪いです】ということは言われません。

そうなると、【10位ならトップ高校に入れる!】と受け止めてしまいます。

子どもの方も【学校で10番なら合格できる】と思ってしまうでしょう。

しかし、現実的には合格できる受験生の学力より少し劣るため、不合格となる可能性が高いです。

これは親の方も気がつかないこともあります。

どうしても校内順位を気にしてしまいますが、学校の校内順位以上に塾のテストや模試の結果を重視するようにしてください。

 

実技科目の評定も重視する

そして、トップ高校を本気で目指すのであれば評定を軽視しないことです。

自治体によって当日の筆記試験の点数と評定の比率というのは異なりますし、願書で提出する評定の対象学年や期間も様々です。

ただ、一度悪い評価を貰ってしまうと、そこから挽回するのはかなり大変です。

理想を言えば、中学校1年生の最初から良い評定を貰う努力をするのがベターです。

とくにトップ高校は各中学の賢い子、評定の良い子が受験するので、評定が悪いことが致命的になることもあります。

【評定が悪くても入試で良い点数を出せばいい】と考える親子もいますが、入試は何があるか分かりません。

テストで差を出せるくらいの高い学力があったとしても、たまたま易しめな入試問題となってしまえば思うほど他の受験生と差をつけられず、結果として評定の重要度が増してしまう受験となった、という笑えないことも起きてしまいます。

そのため、5教科の評定はオール5を取る、そして保健体育や美術、技術家庭科なども真面目に授業を受けて、不得意であってもやる気のあるところを見せるよう意識するよう家庭でも話をしてください。

 

子ども①の周りでも、トップ高校を目指す子達の中で最初は評定を重視していなかったけれど、ことの重要性に学年が上がるにつれて気がつき、そして塾の先生からも【受験で助けとなることがある】と聞かされて、慌てて授業態度が良くなった同級生が何人もいると口にしていました。

どうしても入試科目である5教科に比べると実技科目は軽視されがちですが、【良いに越したことはない】という精神で真面目にやる気のある姿勢を見せるように小学生の頃から言い聞かせてください。

私も子ども①②③には【実技科目を侮ってはいけない】と話をしています。

 

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