【教育小噺】あとひと伸び! 学力最上位層に近づくには | 元塾講師 透明教育ママ見参!!

【教育小噺】あとひと伸び! 学力最上位層に近づくには

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今回は【あとひと伸び! 学力最上位層に近づくには】と題し、お話をしていきます。

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ありがとうございます。

 

成績はいいけれど最上位層なのかと言われればそうではない。

サクッと勉強して良い点数は取れるけれど、学校の中でトップクラスの賢い子かと聞かれればそうではない。

子どもの勉強でそんなお悩みを抱えている方は少なくないと思います。

ママ友からするとぜいたくな悩みと言われてしまう悩みでも、親にとっては【あとひと伸びあればと思うのにもったいない】と感じてしまい、子どもの勉強について色々考えてしまうこともあります。

他の人に相談しづらいものの、教育に関心のある親にはけっこうある【お悩み】だと言えるでしょう。

公立小学校での学力グループの上位層というのは、クラス内で【あの子は賢い子】と思われるような子達で構成されていますが、そのメンバーの中でも【どの教科も完璧にできる中学進学後も確実にトップ5に入る子】と【まんべんなくいつも高得点以上を取る子】【何か苦手な教科や単元があるけれどいつも高得点を取っている子】と分類されます。

このなかで、【あとひと伸び】になるのが【まんべんなくいつも高得点以上を取る子】です。

ちなみに【何か苦手な教科や単元があるけれどいつも高得点を取っている子】はあとひと伸びではなく、あとふた伸びになります。

中学進学後は、苦手教科や単元があるというのは最上位層とその次のグループからやや離れてしまう原因になってしまいます。

 

親からすると【良くできている】と思っても、学力上位層のなかでも小学生時代から小さな学力差があり、中学生になってからは定期テストや校内順位、偏差値などでそれなりの学力差として数値に出てきます。

さて、話を【あとひと伸び欲しい子】に戻します。

こういうタイプの子は成績優秀な児童生徒ですし、おそらくトップ高校や2番手校に入れるだけの実力を持っています。

ただ、進学した高校で最上位層になれるかと言われたら厳しいでしょう。

トップ高校や2番手校には各中学の最上位層が進学し、その次のグループの学力層の子は合格したとしても【ミドル層の上がいいところ】になる可能性があります。

それでは成績を上げ、最上位層に近づくにはどうすればいいのでしょうか。

 

成績上位層の勉強方法を参考にする

まず、あとひと伸びの子は【成績上位層の勉強法を参考にする】ということをしてみてください。

成績面ではほんの少しの差、中学の定期テストでいうと500点満点中最上位の子が490点から480点台(難易度によって470点台もある)を取っているのに対し、470点台から460点台と1教科につき3点から4点差がついている状態です。

学校の定期テストは範囲が決まっているので、その範囲内をしっかり勉強した上での差です。

これが模試や入試問題となると中学校3年間で学んだことが範囲となるため、1教科につき5点から8点差に広がります。

模試などでは最上位層が480点台だけれど、460点から450点と20点~30点近くの差があるので、【基礎学力は問題ないけれど何かしらのミスや理解が不十分なところがある】ので最上位層に近づけないということが分かります。

模試で460点から450点を取るというのは優秀な生徒に変わりはないのですが、【高校に入るとトップ層との差を感じることになる】という学力層でもあります。

 

大きな差はないはずだけれどやっぱり差があるという状況を打破するには【最上位層はどんな勉強をしているのか】と聞いてみるのもおすすめです。

中には神童レベルで学力上位層の子よりも少ない勉強時間ですごい結果を叩き出している子もいますが、そういう子ばかりではありません。

【どのような教材を使っているのか】【勉強する時間はどのくらいか】【学習計画の立て方】【どんな本を読んでいるのか】を聞いてみてください。

教材であれば、小学生の頃から中学への算数、高校への数学といったハイレベルな問題を解いている子もいます。

また、本に関しては成績上位層の子ほど実年齢よりも上の年齢の人が読む本を読んでいたりするので、【自分も本に親しんで語彙力や文字を追うスピードを鍛えないと】と思うきっかけにも質問させてみるのも良いと思います。

超賢い子の勉強方法を垣間見ることで、何かを感じ、自分にも出来そうなことや取り入れてみたいことを考えて、より一層勉強することが能動的なものになります。

 

集中して勉強する時間を増やす

さて、学力最上位層というのは意外と普段の勉強時間が長くないという傾向があったりします。

子ども①の周囲にも、【家では勉強しない】という神童さんがいました。

塾の自習室で一週間全ての勉強を終わらせてしまう、というスタイルで、【あんなことはできないな】と子ども①は驚いていました。

最上位層の子は自分に合った学習スタイルを確立していますが、やはり集中して勉強している、ダラダラと長時間勉強しないという共通点があります。

生まれ持った集中力の差というものは確かにあります。

ただ、【元が違うから】と最初から白旗をパタパタと振っていては近づくこともできませんし、そんな気持ちでいたらどんどん離れていき、気がついたら学力上位層から【まぁまぁできる子】に転げ落ちているかもしれません。

同じ1時間でもボーっとしているのと、集中しているのでは学習量が全く違います。

私も塾で同じ時間勉強している、授業を受けている生徒達を見ていても【集中している子としていない子の知識の吸収量】が相当違うということを痛感しましたし、集中していないことで大切なポイントを説明していても聞き逃していることがありました。

 

あとひと伸び!、を目指している子は成績が良い子ですから、より集中して勉強することを意識し、メリハリをつけてみたり、勉強する環境を整えたり、塾に通っているのであれば自習室を利用してみるなど意図的に集中する時間を作ってみてください。

ちなみに、我が家の子ども①②も塾の自習室で勉強する回数を増やしたら成績が上向き、または安定することに成功しました。

自習室には神童さん達も来ているので、彼ら彼女たちの勉強している姿を見て【よし、頑張らないと】と気持ちの方でもプラスになりました。

 

得意と苦手の差を縮める

全体的に良くできているものの、最上位層と差がついてしまうのは【得意なジャンルと苦手なジャンルがハッキリしている】ということがあります。

理系科目が苦手、社会の歴史の年号系が苦手、と個人個人に苦手とするジャンルがあったりします。

それを放置している限り、差が埋まることはありません。

もちろん、神童さんでも苦手教科があったりします。

子ども①②の周囲にいる神童さん達は【数学が激ヤバなくらいできる】という共通点がありますが、【国語が苦手】【社会が苦手】という傾向があったりします。

ただ、神童さんの【苦手】というのは世間一般の【苦手】とは違い、【普通によくできる】という状態です。

それでも、ミスが他の教科よりも多かったりするので彼ら彼女たちにとっては【苦手なんだ】と思わず口にしてしまいます。

そんな言葉を聞くと、贅沢な悩みだなと思ってしまいますが、神童さん達も悩んだりしています。

 

普通の子のように苦手な教科もあれば得意な教科もあるということを踏まえて、【あとひと伸び!】と思っている子は自分の苦手とする教科や単元を【それなりできる】と感じるレベルになるまでしっかり勉強をし、苦手なところで点数を落としてしまうということを減らしていきましょう。

得意な教科を伸ばすことも大切ですが、上位層になればなるほど出来不出来のムラがありません。

最上位層にさらに近づくためにも、そのムラをなくしていくことを意識して勉強していく必要があります。

自分の苦手なところと向き合う、問題を解くというのはお世辞にもいいものではありません。

ただ、本気で【あとひと伸びしたい!】と考えているのであれば、必要な努力と言えるでしょう。

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