今回は【成績が良くなくても トップ高校を目指すのが無理ゲーではない子の特徴】と題し、お話をしていきます。
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透明教育ママの絵日記 教育系コミックエッセイだけど役に立つ可能性ゼロ【ブログ放置編】
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ありがとうございます。
地方の教育に関心のある親は子どもが大学進学することを念頭に子育てをしていきます。
幼児期から習い事も子どものプラスになるようなことを慎重に選んでいき、小学校に入学してからは【学校のクラスで勉強が得意な子の一人になる】ということを目標に家庭学習にも取り組ませていきます。
小学校2年生や3年生くらいになると中学受験をするかどうか考えたり、子どもの性格や学力そして学区の中学の雰囲気などから中学受験を決意したら小学4年生頃から塾に通わせて受験に備えます。
学区の中学に進む場合は、教育熱の高い家庭では基本的にトップ高校や2番手校を目指す流れになるので、小学校高学年から中学進学に向けて塾に通い、【地元の中学でトップ層になるために勉強に励む】という子もいます。
基本的にトップ高校を目指す子は小学生時代から他の子よりも明らかに学力が高く、満点や高得点を連発しています。
そういう子達を見ていると、【やっぱり違う】と親も子も思ったりしますが、そうゴロゴロいるわけではありません。
そして途中から頑張って勉強してトップ高校を受ける、そして合格するという子もいます。
とはいえ、中学3年生という受験学年から努力して合格を目指すというのは遅すぎます。
それで間に合うのは、トップ層の中でも2番手校を受ける予定だったけれど【よし、今までよりももっと勉強するぞ】と志望校をワンランク上げて学習量を増やした子くらいです。
今の高校受験は、ほぼほぼ浪人する子がいない受験です。
中学3年の冬という事前にタイムリミットが分かっている状況で子どもたちは毎日の生活を送っているのですから、【中3の冬までにちゃんと合格するレベルに学力を仕上げる】ということが不可欠です。
成績が良くなくても、トップ高校合格にたどり着くには【時間との闘い】であり、どのくらいの学力なら、どのくらいの努力をすれば間に合うのか、という視点を持って勉強に励む必要があります。
それでは、どのような子なら成績が芳しくなくてもトップ高校を目指せるのでしょうか。
スマートフォンなどを断ち切ることができる
まず、勉強をする際に大きな誘惑の原因となってしまうスマートフォンなどを断ち切ることができる子は学習量を増やすことができます。
塾で仕事をしている時も、ガールフレンドができた高校生が授業中も彼女からのメールが携帯電話に届いていないかソワソワしたり、集中力を欠いてしまうことがありました。
その当時はまだ携帯電話、メールの確認くらいで済みましたが、今はスマートフォン1台あれば無料アプリのゲーム、SNS投稿、メッセージアプリの確認や送信、動画視聴が楽しめる時代です。
スマートフォンを断ち切るというのは結構大変で、子ども①の高校でも授業中にずっとスマートフォンを触っている子、動画視聴で時間を潰している子がいると言っています。
やはり、そういうことをしている子は成績が低下していくようで、たとえ学力が高い子でもスマートフォンの魔力に惑わされてしまうと、あっという間に学力の坂道を転げ落ちていくというのは恐ろしいものがあります。
今はトップ高校を目指すと口にするのもちょっと引けてしまうくらい成績が芳しくないけれど、猛烈に勉強してその夢を叶えるには【誘惑を断ち切って学校にいる時間と部活動の時間やお風呂やご飯を食べる時間以外の多くの時間を勉強に充てる】という強い意志がないといけません。
中学1年の5月や6月の時点でミドル層に属している、つまりは200人程度の中学なら70番から90番程度に属している子は、必要以上にスマートフォンを使わず、強い覚悟で猛烈に勉強していくことで中学2年の春くらいには【上位層】になっている可能性は高いです。
ボトム層から目指す場合は、中学1年の春先から小学校内容を総復習していき、中学1年の夏休みは長時間勉強して基礎学力を盤石にしていくという覚悟をもって取り組んでいくと、トップ高校合格に近づけるだけの学力を身につけることができます。
素直で褒めて伸びる系の子
さて、成績がちょっと良くないという子がトップ高校を目指す場合、それ相応の努力が求められますが、それ以外にも【素直で褒めて伸びる系の子】という性格面も重要です。
塾で仕事をしている時もすごく感じたのですが、【先生のアドバイスをよく聞いて素直に実践する子】と【アドバイスに聞く耳を持たない子】の成績の推移はかなりの違いがありました。
成績が伸びるのはアドバイスを聞いて学習方法を見直したり、やり直しをしっかりやったりする子です。
当たり前のことかもしれませんが、小学校高学年や中学生になると子どもの性格もハッキリ決まっているので、どうしても大人の言うことを聞けない子もいます。
プライドが高くて指示されるのが嫌いな子もいます。
こういう子が成績を上げていくのには【失敗を繰り返してようやく改善しようという気持ちが出てくる】という経験をしていかないと、アドバイスを受け入れてくれません。
ただ、高校受験までの時間、残された時間というのは決まっています。
ですから、間に合うタイミングまでに心を入れ替えられるのかというのが大きなポイントになりますし、もし改心したのが中学3年の秋となると、正直厳しいとしかいえません。
現段階では成績がイマイチであっても、素直に改善すべき点を聞き入れて勉強をし、そしてほめればやる気がますます出てきて、言葉は悪いのですが調子に乗って【よし、やったら自分は成績が伸びる子なんだ】と集中して勉強できる子は驚くくらい成績が伸びることがあります。
勉強するか、しないかというのは、小学校3年生や4年生になると子ども本人の気持ち次第になってきます。
低学年の頃までは親誘導で勉強してきたことが、自我が芽生えて反抗期に足を踏み入れてくると【勉強なんてウザイ】など勉強から気持ちが離れていく子が増えていきます。
小学校高学年そして中学生になってからも勉強から気持ちが離れている中で、成績がパッとしない状態からトップ校を目指す、下剋上を目指すとなるといかに子どものやる気を起こすかというのが極めて重要なポイントになります。
塾で生徒に教える側としていた経験からも、【素直で褒めるとやる気がすぐに出て伸びる子】というのは結果が出やすく、努力が継続しやすいです。
勉強することで何かを変えたいと思っている
そして、ミドル層のやや下にいても、本人のやる気や【この状況を打破したい】【将来はこういう職業に就きたい】と強く思っている子は、たとえ大変な道のりだと分かっていても、心を入れ替えて【よし、トップ高校を目指して勉強を頑張ろう!】と行動に移します。
小学校高学年や中学生の交友間関係は、どちらかというと成績、学力的に似た中で気の合う友達を作る傾向が強まっていきます。
話の合う合わないというのは、子ども本人の興味関心のジャンルが同じかどうかで左右されます。
例えば、小学生でも動画視聴やゲームが大好きな子が読書好きで経済ニュースや世界情勢に強い関心を持っている子と話をしても、お互いに【話が合わない】と感じるでしょう。
子ども①②③の交友関係を見ていても、【学力的な括りが結構強くなるな】とは思っていました。
やはり、勉強を軽視している子は軽視している子同士で仲良くなり、勉強を大切にしている子はその中で友情を深めていくという流れになります。
ですから、学力グループを脱して上を目指すということは【これまで付き合っていた友達と疎遠になる可能性がある】ということも意味しています。
そうなっても、自分の未来を考えて、【勉強することで離れていく友達がいたとしてもそれは仕方がない】と受け止められる強さも必要になってきます。
周囲に流される子は成績が思うように伸びないというのも、視線を気にして他人が思う自分のイメージを優先してしまい、殻を破る機会を失ってしまっているのでは、と個人的には感じています。
ミドル層やその下から学力グループをガンガン上に登っていける子は、いい意味で空気を読めない、KYなところがあります。
子どもの成績がイマイチだなと感じていても、子どもの性格によってはいきなり勉強を頑張り始めることもあります。
ただ、高校受験までのリミットというのはハッキリしているので、【間に合うのかどうか】という残された時間を気にしていくようにしてください。