【学力の分岐点】小3の坂道をスイスイ歩ける子の特徴 | 元塾講師 透明教育ママ見参!!

【学力の分岐点】小3の坂道をスイスイ歩ける子の特徴

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今回は【学力の分岐点 小3の坂道をスイスイ歩ける子の特徴】と題し、お話していきます。

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ありがとうございます。

子どもを育てていると『なんだか学校のテストで高得点取る回数が減ってきた』と感じるのが、だいたい小学3年生です。

 

私もブログなどで『小3の坂道』と言う言葉を使っていますが、小4の壁が現れる前に『なんだか勉強がしんどいな』と感じる機会が増えてくる3年生の勉強は坂道のようなものです。

勉強の足腰である基礎学力ないと、その坂道を上るペースが鈍くなり、坂道を転げ落ちてしまう子もいます。

親からすると、小学3年生は低学年という感覚かもしれませんが、子ども達の間の学力差がヒタヒタと出始める学年です。

 

まず、小学校のテストは中学校とは異なり頻繁に行われます

大判のカラーテストは大きな単元が終わるごとに実施される、50問テストも1ヶ月に1回です。

 

しかし、算数であれば大判の半分のサイズ、つまりは大きな単元のなかの小さな単元を習ったらテストが行われていたりと「学んだらすぐにテストをして理解度を見る」ということができます。

その中で、点数が伸び悩んでいるということは習ったばかりの単元でしっかり理解していないところがあるということを意味しています

そして、理解不足を子どもも軽視していると、どんどん高得点が取れなくなって親の方も『ちょっと成績が低下している』と気がついて家庭学習に力を入れていくという流れになります。

その一方で、小学3年生になれば誰もが躓いてテストの点数が取れにくくなるというわけではありません。

学力差が出始めている中でも、小学3年生の坂道をスイスイ歩ける子の特徴をご紹介します。

 

1.漢字練習と計算問題を嫌がらない子

基礎学力の土台は読み書きソロバンであることは疑いようのない事実です。

子どもの教育に関心があって、そこを軽視するという方はほぼいないと思います。

しかし、学年があがれば漢字も複雑になって書くのが面倒になってきます。

計算も1+2、4-2というレベルではなくなります。

足し算も引き算も桁数が増え、しかもそこに繰り上がりや繰り下がりが入ってくると間違いやすくなります。

間違えればやり直しをします。

 

正直言えば、子どもの立場的には『面倒』『こんなのやりたくない』『ドラえもんの道具があれば』とブーブー文句を言いたくなる気持ちも分かります

ただ、面倒だ、嫌だとギャーギャー騒いでいる子で成績が上がる子はいません。

坂道を歩いていき、息切れしてしまう子を尻目にスイスイ歩いて行く子は漢字練習も計算問題も嫌がらず真面目に取り組みます。

 

もちろん、そういう子達も正直面倒だと感じています。

塾で仕事をしている時に、すごく成績の良い子に『漢字練習嫌な子は多いけど、やっぱり面倒だと感じている?』と聞いたことがあります。

向上心があるので、勉強との向き合い方がそもそも違うから仕方がないのかなと思いつつも、『やっぱり面倒だよね』と聞きたくなる自分がいました。

 

純粋な私の質問に『面倒だけれど、それよりも漢字テストや計算テストで間違い直しをする方が嫌なので練習しないといけないと思っている』という言葉が返ってきました。

賢い子も同級生と同じように面倒さは感じているけれど、それでも『間違いが増えてそのやり直しの方が面倒』と考えていることに違いを感じてしまいました。

 

2.説明的文章を読むのを苦にしない子

2020年度から小学校では学習指導要領が改定されて、算数でも文章問題が増えたり言葉で説明させることが増えています。

理路整然と話ができるかどうかというのは、子どもの読書習慣や語彙力が顕著に出てしまいます。

そして、各教科のテストも文章題が増えているので『説明的文章に慣れているか』というのは密かに学校のテストの点数を左右している要素だと個人的に感じています。

算数ではパッと見て答えを導き出せる問題は元々学年が上がれば減っていきますが、今の小学生は新しい学習指導要領の下で勉強していることもあり3年生から『問題文の意味が分からない』ということも増えがちなのではと思っています。

 

子どもを本好きな子にさせよう、読み聞かせを頑張って取り組んでいるという時は圧倒的に物語の本を選びます。

絵本、児童書そして小説へとつながる本の世界は物語がメインです。

ただ、学びの世界を振り返ると物語文だけではありません

国語には説明的文章というジャンルがあります。

理科、算数、社会の問題文もザクっと言えば説明的文章に分類されます。

そして、語弊を恐れずに言えば堅苦しい文章を苦手だなと感じている子もいます

『何が言いたいのかサッパリ分からない』と読解が得意ではない子もいます。

子どもの性格によって、説明的文章を見るだけで思考回路が停止する子もいます。

 

勉強の内容が1年生や2年生よりも難しくなってくる小学3年生からこうした読解力の差が原因で点数が取れなくなるということもあります。

こうした文章に慣れていると、『うわ、嫌だな』という抵抗感が和らぎます。

説明的文章を苦にしない子はどの教科の問題も嫌がらずに読んで、考えて答えを書くということができます。

これは地味に点数の差を生じやすくさせるポイントです。

 

理系科目の学習漫画を読んで理路整然と説明されている文章の形に慣れることや、空想科学読本や単行本化されているNHKの子ども科学電話相談などを読んで、物語とは異なる文章の世界に触れさせるようにしてください。

すぐに点数に結びつくわけではありません。

ただ、これから先を考えるとテストでは説明的文章、論理的な文章を避けて通ることはできないです。

まだ親の言うことに耳を傾けてくれる小学3年生頃までに対策をしていくことをおススメします。

 

3.自分の苦手を把握している子

学校に通い、授業を受けて新しい単元を学びその単元が終わったらテストをする。

小学校6年間はその繰り返しで時間が流れていきますが、その6年間の中でどんな子も『この教科が苦手だな』『あの単元は難しい』と感じる瞬間があります。

学力差が目立ち始める小学3年生はこの『難しいな』と感じる教科、単元があるかどうかを早期発見することがとても大切です。

とはいえ、仕事もして子育てもして忙しい親はを頻繁にチェックする時間的余裕もありません。

そうなると、子どもがいかに自覚できているかということにかかってきます。

小3の坂道をスイスイ歩ける子は『ちょっと今勉強している単元が理解できていない』と親に自己申告します。

そういう声を聞いたら、親の方もインターネット上の無料教材をダウンロードして印刷して、学校の学びを補強することをします。

 

その一方で、子どもが『難しいかな』と感じるのがちょっと鈍い、もしくは親に言えない子というのは出来ない単元が増えていきます。

どうして、分からないのに口に出せないのかといえば答えは簡単です。

親がドリルや問題集などを準備するからです。

学習量が増えてしまいます。

勉強は好きじゃない。だから苦手だと感じているけど言わないようにしよう』という気持ちが大きくなっていき、結果としてテストの点数が低迷して分からない単元がドンドン増えていくという状況に追い込まれていきます。

自分の苦手を把握している子はすぐに解決しようと動くので、結果としてクラス内でもテストの点数が下がらない子、成績上位者になっていきます。

 

まとめ

小学3年生は学力の分岐点で、親としてはかなり重要視して欲しい学年です。

学びも難しくなり小4の壁へと向かう坂道を進んでいくわけですが、同じ小学3年生でもスイスイ電動自転車に乗っているかのように進んでいく子もいれば、まるで険しい山を登っているかのように苦戦する子もいます。

どうしたら、スイスイ歩いていけるのかを考えつつ、スイスイ進める子の特徴を増やしていくようにしましょう。

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