今回は【賢い子への道③ 小学1年で気をつけるべきこと】と題し、お話をしていきます。
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さて、小学校に入学して以降は子どもの生活は平日は学校を軸とする毎日を送ることになります。
時間割ごとに何をやるかキッチリ決まっていることや、それをクラス単位で行うなど本格的な集団生活のスタートになります。
まだ入学したばかりの頃は学校の勉強も本格化していませんが、徐々にテストが行われたりと子どもの勉強、学力などが気になるようになります。
とはいえ、1年生の学びはまだ子どもたちの間で学力差が目立つような学年ではありません。
しかし、賢い子に近づくには一つ一つ乗り越えるべきところや、注意したいところ、子どもの知的好奇心を伸ばすようなことを静かにしていくことが必要です。
それでは早速小学1年生の頃に気をつけて欲しい5つのポイントをご紹介していきます。
1.読み聞かせを年齢で中止しない
読み聞かせと聞くと、やはり乳幼児期にするものというイメージがあります。
しかし、【小学生になったからもうおしまい】と学年とか年齢で区切ってしまうのはとてももったいないです。
親の読み聞かせが大好きな子にとっては、いきなり終了されたら本との大切な接点を取られたのと同じです。
まだ自分から本を手に取って読んだりしていないのであれば、読み聞かせを継続してみてください。
子ども①②は中学生になりましたが、四コマ漫画やこち亀など漫画メインですが私もまだ断続的に読み聞かせをしています。
読み聞かせを楽しいと感じると、遅かれ早かれ子どもは勝手に本を読み始めるようになります。そのタイミングはいつになるかは子どもによって違うので、「小学生になったから」と決めつけないようにしてください。
また、小学1年生になると、授業の一環として学校の図書室に行って本を借りて読むということをするので、他の子がどんな本を借りるのかを垣間見るチャンスです。
幼児期だと友達がどんな本を借りるのかを知る機会と言うのはあまりありませんが、小学生になり学校の図書室に行くと「この本が好きなんだ」とか「このシリーズ面白いよ」という会話が飛び交います。
本の世界がグッと広がるので、この機会を無駄にせず学校から借りてきた本を一緒に読んだり、友達が面白いと言っていた本を自治体の図書館で借りてどんな内容なのか読んでみたりしましょう。
2.くり上がりとくり下がりの計算ができるか確認する
1年生で学ぶ単元で一番厄介、難所と言われるのが算数のくり上がり・くり下がりの計算です。
一発で理解できる子も中にはいますが、【説明を聞いて問題を解いて間違えて、またよく考えて問題を解いて】の繰り返しをして正答率を上げていくことになります。
算数のたし算、引き算を学ぶにつれてクラス内で【あの子は速い】というのは段々と分かるようになってきますが、くり上がり・くりさがりに関してはハッキリと計算力がハッキリ出てしまいます。
しかも、どちらも理解力の差を目の当たりにすることになるりますし、親の方も勉強に関して【すぐに理解できる子かどうか】【理解力のある子か】がある程度分かってしまうため、教育に関心のある方なら絶対に乗り越えて欲しいと願う単元でもあります。
四則計算はこの後、二年生でかけ算、三年生でわり算を学びます。
その一番最初の関門がくり上がり、くり下がりになるので【そのうちできるでしょう】とのんびり構えるのではなく、しっかり理解しているかや何度も計算問題を解いて正確性を鍛えていくようにしてください。
3.カタカナや「ず」「づ」などの理解度をみる
小学校に入り授業が本格化していき、算数に比べると国語は簡単なようにみえます。
音読、ひらがな練習などですから先取り学習をしている親子は簡単すぎてうんざりするかもしれません。
ただ、国語は全ての教科の土台です。
1年生の学びが基本的なものばかりで易しいと思わず、子どもの思いがけない苦手なジャンルを探して克服することも必要です。
例えば意外とカタカナがちゃんと書けない子も多いので、キャベツとかヨーグルトなど身近なカタカナを書けるかどうかインターネット上の無料教材などで確認してみてください。
そして、【ず】【づ】の区別が分からない子もいます。
実は、我が家の子ども②も苦手で小学1年生の時は数カ月かけて苦手克服のためにドリルなどを使用して【すこしずつ】や【あずき】、【つづく】と正しい言葉を覚えるよう特訓を行いました。
今はスマートフォンやタブレット端末で予測変換機能がついているので、最後まで文字を打ち込まなくても勝手に変換してくれます。
これは便利な反面、言葉を正しく覚えなくても大丈夫なので、物心ついた頃からスマホがある今の子ども達にとって、語彙があやふやなまま成長する可能性も否定できません。
言葉を間違えたまま覚えて、学年が上がると修正するのが難しくなります。
分かっていそうで分かっていないので、そこは丁寧に理解度を確認して教材を使って定着をはかっていくようにしましょう。
4.子ども時代にしかできないことを経験させる
少子化が進み、学習系も含めて習い事業界は乳幼児期からお客さんを囲う方向に動いています。
そのため、小さい頃から習い事に通っている子、複数の習い事を掛け持ちしている子も珍しくないです。
小学校に入ると【学校生活プラス習い事】となり、放課後または土日に習い事に行くということになります。
親としては色々と子どもの可能性、得意なことを見つけて才能を伸ばしてあげたいという気持ちがあってのことですが、小学校低学年の頃にしかできない遊びなどを経験させておくと【自分はちゃんと遊んだ】という気持ちを抱き、次のステージに進むようになります。
【本当は放課後こういうことをしたかったな】とか【友達と集まって遊びたかったな】【休日は家族でピクニックや大きな公園で遊びたかった】とやり残したことがあると、モヤモヤした気持ちを引きずってしまいます。
四六時中勉強ばかり、習い事ばかりさせていると子どもらしい気持ちを奪ってしまい、知らず知らずのうちにストレスとなっていることもあります。
月日が経ち、積み重なった不満が爆発して激しい反抗期やスマホ依存、恋愛依存と様々な症状で出ることもあるので【ちゃんと遊んだ】という経験をさせ、外遊びなどを軽く見ないようにしましょう。
小学1年生でもメリハリをつけて健全な子ども時代を送るよう心がけたいですね。
5.家庭学習習慣の定着
賢い子への道として絶対に外せないのが家庭学習の習慣です。
これがないと、学校の学びを定着させることも難しくなります。
また、1年生の頃は簡単な学びだと思っていても、2年生、3年生と学年が上がるにしたがって学ぶ内容は難しくなり、それに伴い学力差も生じてきます。
子どもが遅かれ早かれ直面する学力差という現実を自力で乗り越えるためには、家庭学習の習慣が不可欠です。
小学1年生はある意味、人生で一番勉強に対してやる気、意欲がキープできる学年です。
子どもの気持ちを上手に利用して家庭学習を定着させるように動き出しましょう。
ただし、子どもに【勉強しなさい】と言ってもやる子は多くはありません。
また、継続しない子も少なくないです。
確実に定着するよう親がしっかり誘導しましょう。
・子どもに適したドリルを準備する
・親が丸つけをする
・毎日同じ時間帯に勉強するようルールを決める
・ちゃんと勉強できたら「頑張っているね」と声をかけてモチベーション向上させる
私自身、子ども時代に経験していますが親がポンと子どもに丸投げでは絶対に家庭学習は定着しません。
言われなくても勉強する子になるまでの道のりは平坦ではなく、険しい道のりです。
親も覚悟を持って、子どもの家庭学習の習慣化に取り組んでください。
まとめ
小学校入学はこれから先、10年以上にわたる学校生活のスタートとなる親子にとって大きな節目の時です。
子どもは基本的に登下校を一人でするようになり、学校で勉強もするなどこれまでの生活とは大きく変わります。
勉強面をみると、1年生で一番気をつけて欲しいのが算数のくり上がり、繰り下がりになります。
ただ、そこの単元だけに焦点を合わせるのではなく、国語でもカタカナやずとづの違いを理解しているかどうかと細かい部分を確認していくことが、賢い子への道になります。
子どもも集団生活を経て大きく成長してく一年間になります。
ただ、親は【もう小学生だから一人でやりなさい】と突き放すことなく、充実した毎日を送れるようサポートするようにしましょう。