子ども①は中学へ、子ども②は高学年、そして子供③が小学校に入学した2021年。
小学校生活がさらに6年間続くわけではありますが、この6年間で強く感じたことの一つが、【書くことや説明する機会か増えている】というもの。
文部科学省が推進しているアクティブラーニングや、2020年度に本格的にスタートした新学習指導要領でも思考力の強化が謳われています。
【なんとなく】【こんな感じ】、という考えではダメ。
はっきりと明確に説明することが教育の現場でも求められているわけです。
で、こういう指導が進められている時に重要性が増すのが【語彙力】。
読解力はもちろんですが、言葉の数が少ないとそれだけ表現力も乏しくなります。
先日、学校に行く機会があり子供③のクラスに面する廊下に【アサガオの観察】と題する紙が貼られていました。
各児童が種の絵を描き、観察して気がついたことが書いてありました。
高学年になると自主学習ノートの提出も多くなり、表現性や使われている語彙など個人差がハッキリしてきます。
しかも、この語彙力というのは家庭によるところが多く、ぶっちゃけやったもん勝ち状態。
無理やり覚えさせるのは避けたいところですが、幼少期からどれだけ多種多様な言葉に触れているか、がカギとなります。
そこで今回は、子どもの語彙力を強化する方法を考えていきたいと思います。
エール出版社より本が出版されました。
小学3年生から4年生で気をつけるべきことを詳しく取り上げています。
kindle出版しました。unlimitedでも読めます。
完全に無料で読めるコミックエッセイです。
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キンドルとは違う読み心地かなと思いますので、読み比べもしてみてください。
内容は一緒です!
透明教育ママの絵日記 教育系コミックエッセイだけど役に立つ可能性ゼロ【ブログ放置編】
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ありがとうございます。
何を話しているかで語彙力が決まる?
子どもの語彙を比較する際、一番わかりやすいのが、親の好きなスポーツに関する言葉でしょうか。
我が家では野球が好きなので、野球用語は基本(フルカウント、463のダブルプレー等)を知っています。
しかし、サッカーとなるとチンプンカンプン・・・。
一方、親がサッカー好きな家庭で育っている子はサッカー用語に強いですよね。
このように、日頃から家庭でどのようなジャンルの会話をよくしているか、親がどのような言葉を使っているかでその子の語彙力や、どのジャンルが多いのか、親の言葉遣いが分かってきます。
学校の授業だけでは、語彙を増やすのは限界があります。
プラスαをしていくには家庭で無理なく、意図的に増やしていくのがベストです。
読み聞かせはベストだが・・・
幼児期から家庭で読み聞かせをするのは語彙獲得には欠かせないものです。
イラスとの大きなもの、ストーリー性のある本、抽象的な絵本。
偏らず、様々な絵本に触れさせるのも語彙のバリエーションを増やすコツです。
絵本から児童書へ進歩する際、おすすめなのが子どもに大人気のこちらの2冊。
おしりたんてい
おしりたんてい おしりたんていの こい!? (おしりたんていファイル)
かいけつゾロリ
かいけつゾロリのドラゴンたいじ (1) (かいけつゾロリシリーズ ポプラ社の小さな童話)
登場人物の心理描写を表す言葉が出てきます。
普段の生活ではあまり使わないと感じたら、【こういう意味】と子どもに教えることはとても大切。
そして、本の中で使われていた言葉をあえて親子の会話で多用するのも定着への近道です。
ゾロリは意外と言葉の種類も豊富なうえ、子どもにも大人気&作品数が多いので本当におすすめ。
年長から小学校低学年の読書習慣定着には最適です。
本が苦手なら漫画で増やす
本ならいいけど漫画はちょっと、と思う方もいるかもしれません。
日本のマンガ文化はそうとうなものなので、有名どころや子どもにおすすめ系ならハズレはないと思ってもいいです。
あと、学習漫画文化もあり、とくにこの20年で歴史だけではなくジャンルが多岐にわたっています。
当ブログでも何回も学習漫画を紹介していますが、人気キャラクターのものが多くあるので、知識を増やすには持ってこいです。
さて、マンガは子どもにとっても敷居がとてつもなく低くいので勝手に読んで語彙強化してくれます。
今話題の【はたらく細胞】は生物の専門用語が増えます。
本当に、良い時代になりましたね・笑。
こちらは、もう少し学園が上がってからの方がいいですが、低学年から読むとしたらドラえもんでしょうか。
国民的キャラクターで、科学的な話も多いです。
今から単行本を購入するよりは、季節ごとに販売される総集編で作品に触れたいですね。
コンビニでも取り扱っています。長期休み(春・夏・冬)毎に出るので、気になる方はサイトでチェックしてみてください。
ドラえもん総集編2021春号 2021年 04 月号 [雑誌]: 増刊
我が家でも、子ども①②が低学年の頃は総集編&映画の原作マンガを読んでいました。
ちなみに、子供③は上に二人もいることから、ちょっと事情が違います。
乳幼児期からアンパンマンよりドラえもんやクレヨンしんちゃん、という感じに親しんでいました。
そんなこともあり、小学1年になった現在はマンガの読み聞かせは【こち亀】になっています・・・。
マンガを読んでいる時も、【分からない言葉があったら聞いてね】【知らない言葉があったら教えて】と声をかけてください。
マンガだからと侮ってはいけません。
知らない言葉をそのまま放置しては、語彙力アップする絶好の機会を捨てているようなもの。
その時にのナゾはその場で解決していきたいですね。
学習漫画も登場
語彙に特化した学習漫画も次々に登場しています。
我が家でも複数冊購入していますが、少子化なのに学習漫画はバラエティー豊かになっています。
「自分の子ども時代に、こんな本があれば」と毎回思いますね。
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厚めの本ですが、面白いです。
4コマ漫画風ですきま時間に読めます。
ご存知、大人気マンガ&アニメの名探偵コナンの語彙力強化ができる学習漫画。
マンガのシーンをふんだんに使っています。
これを読むと、マンガを集めたくなるので注意が必要・笑。
これの発展版がコチラ↓
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コナンの学習漫画は全般的に中身が濃く、中学受験を考えている子に適しているので【中学受験する】という子にはおすすめです。
国語辞書は必須
ネットで簡単に探せる時代になり、何かとガサバル国語辞書を購入する家庭は激減しているかもしれません。
ただし、学校によっては国語辞書の購入をすすめるところもあります。
我が家の子ども①②は小学3年生の頃に小学生向けの国語辞書を購入。
今年中学に入学した子供①は、中学校の国語の先生から【辞書を持ってくるように】と言われたので中学生向けの国語辞書を購入しました。
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↑中学生向けの辞書として大人気です。小学生向けと比べても、語句の数がドドンと増えています。
現在、我が家には紙の国語辞書は3冊あることに。
その他にも、2021年2月には電子辞書も購入しています(電子辞書の話はまた別の機会にする予定)。
ネットで調べてもいのですが、やはり言葉を調べるのは辞書が便利。
あいうえお~、など辞書の並び方を知る勉強にもなります。
学校の宿題の意味調べも、辞書でやっています。
まぁ、野球とか見たいときは電子辞書でサクッと調べているようですが・・・・。
また、ペラペラめくって気になる言葉を発見するのも、紙の辞書ならではの醍醐味。
語彙力を伸ばすには、家庭に1冊は国語辞書を置いておきたいですね。
語彙獲得は家庭の影響が多い
基本的に、就学前の子どもは【子ども園・保育所・幼稚園】と家で過ごす、という子がほとんどでしょう。
園生活の時間は、子どもによって差はありますが基本的に家族以外の人(主に先生やお友達)と過ごすときに使用する言葉は似たものがあります。
子どもによって語彙の数が違うのは、やはり家庭での影響が大きいと考えられます。
親の言葉遣い、話している内容、見ているテレビ。一人の親としてこう振り返ると、なかなかコワイものでもあります。
子どもの彙を強化したいときは、家庭でコツコツ対策をとることが極めて重要。
そして、思い立ったらすぐに実行できるものです。
【うちの子、言葉知らなすぎる!】と怒るだけで行動をしないのはNG。
本や漫画、学習漫画を準備しつつ家庭での会話内容を意識しながら意図的に語彙を増やしていきましょう!