算数が苦手、中学受験のカギは算数、という話はネット上でもゴロゴロ転がっています。
ぶっちゃけ、大学進学の際も数学の出来不出来で理系を諦める学生も存在しているわけです。
勉強や受験の世界で重要教科としてあげられる算数。
今のところ理系志望の子供①は塾算数が苦手でテストや模試では低空飛行をずっと続けていました。
それが2020年に突入していこう、上昇気流に乗り結果を出しつつあります。
低学年の過ごし方で、何か算数の成績向上につながる秘訣はあったのでしょうか?
エール出版社より本が出版されました。
小学3年生から4年生で気をつけるべきことを詳しく取り上げています。
kindle出版しました。unlimitedでも読めます。
完全に無料で読めるコミックエッセイです。
↓こちらはアマゾンの縦読みfliptoonです。
キンドルとは違う読み心地かなと思いますので、読み比べもしてみてください。
内容は一緒です!
透明教育ママの絵日記 教育系コミックエッセイだけど役に立つ可能性ゼロ【ブログ放置編】
新作です。
kindleのジャンル別ベストセラー獲得しました!
ありがとうございます。
低学年の頃の算数
子供①は通学している地元の公立小の学年の中では、トップ層に位置していると思われます(多分)。
で、塾内ではトップ層ではありません。
そんな子供①は算数が好きなのに成績が上がらない日々がずっと続いていました。
2020年に入り、成績は上向きとなり本人はホクホク。
「今までめげずに頑張ってきたかいがあった」と言っています。
これがゴールではありませんが、一つの山を越えたことは確かです。
さて、今回はまったくもって天才肌ではない子供①が小学校1年から3年間をどのように過ごしてきたのか、算数の成績や勉強をメインに振り返っていきたいと思います。
入学前に取り組んでいたのは足し算の繰り上がりまで
公文やそろばんに通っている子は、先取りしていることもあり計算スピードが半端なく速いですよね。
先取り学習として我が家で実践したのは、年長の冬から100均や入学準備ドリルを使用した程度。
国語の漢字は全く触れず、算数の足し算くらいでした。
1年生の山場の一つである繰り上がりの足し算に慣れさせておけば、後は楽かなという感覚。
ガンガンはさせませんでした。
そんなことすると、ほぼ間違いなく勉強嫌いになるので気を付けましたね~。
7+4=11、から8+5=13のようなもの。
【繰り上がりを知っているという安心感】を植え付けようとしたのです。
1年生の【知っている】【知っていない】は意外と大きいと個人的に思います。
知っている子が自慢したりハイハイと手を挙げる姿を見ると、【自分はダメだ】と落ち込むことも。
【自分は知っている】とある意味大きな気持ちにさせるためだけの先取りです。
入学後、算数に関してはとくに問題もなくテストや宿題を解いていました。
そして、個人的に気になっていた単位を学ぶようになってきたのです・・・。
計算は問題ないけれど単位に気をつけた2年生時代
相変わらずのらりくらりと計算している子供①。
ドリル系は本当に嫌がっていたものの、計算量が明らかに少ないと感じて5分間計算ドリル を解かせていました。
正答率は悪くはないので、スピード面は大目にみていましたけど・笑。
とくに困ったことのないまま過ぎていきましたが、水かさを学ぶときは【ちびむすドリル】などネットの無料教材を使用して家で理解度をみました。
デシリットルは普段の生活でほぼ使わないので、【1ℓ=1000㎖=10㎗】【1㎗=100㎖】とメモ帳に書いて目立つところに貼って覚えさせましたね。
どうしても九九に目がいきがちですが、地味に単位換算はつまずきやすい単元です。
単位をからめた計算も学年が上がるとガンガン出てくるので、低学年時に対策を行っていると算数嫌いを引き寄せてしまいます。
学校の宿題以外は、Z会のグレードアップ問題集に取り組ませていました。
あと、お手頃価格で1ページの問題数も少なく子供がやってくれそうなパズル系の問題が多数の算数ラボ 考える力のトレーニング10級ですね。
グレードアップ問題集は学校よりも応用的、算数ラボは塾の模試で出そうな思考力問題に触れさせられるので、将来通塾を検討している場合は低学年から取り組ませたい問題集です。
低学年の間は、勉強も大切だけれど外遊びが重要という私の方針もあり放課後はよく近くの公園で遊んでいました。
泥だらけ、虫に刺される、服が砂まみれ、でしたね・笑。
秋から塾のプレに通った小学3年生時代
学校算数には問題なく対応していた子供①。
大学進学という将来を見据えて秋から現在通っている塾のプレ(月2回×国算)に行かせてみました。
初日、脳みそがパンクするくらいの刺激を受けて帰宅。
【計算ヤバイ子がいた】など日本語になっていないような日本語で興奮状態で話してくらたのを昨日のように覚えいています。
学校ではそれなりに出来ていると思っていたのに、蓋を開けたら自分より上がゴロゴロいることに良い意味で?ショックを受けたのです。
本人が【通ってみたい】とのことで小学4年になる2018年の2月から(塾の新年度は2月)通い、現在に至っています。
学校の成績が良いからどうにかなるわけでもない塾の世界。
子供①の努力が開花する(といっても偏差値超高いわけではありません)のは2020年になってからですが、やはり【低学年からの宿題+家庭学習】という習慣があったからこそだと思います。
中学受験算数と小学校算数の世界は違う
公立小の1年から3年時代までを振り返ってみましたが、親である私が全く勉強しないグータラ小学生だったので、子供①がちゃんと宿題をして勉強している姿を見ると【偉いな~】と思ってしまいます。
ただ、他の方からすると【普通です】と突っ込まれそうな勢いですけどね。
さて、4年生以降に塾に通い始めました。
その際、学校の算数と塾の算数は異なることを説明することは大切だと感じています。
中学受験が盛んな地域だと、そういった疑問も出てこないかもしれませんが中学受験がレアな地方だと【なんでこんな勉強しなくてはいけないの?】と子供が考え込む可能性もあります。
ここでは入塾直後の話を少ししようと思います。
塾と小学校は別物という理解は必要
井の中の蛙だったと入塾早々気がついた子供①ではありましたが、公立学校の算数と塾算数(中学受験算数)は別物、ということを説明することは必要です。
運よく、子供①②ともに「学校で勉強しないことはやりたいくない」「学校のテストはそれなりに点数取っているから良いじゃないか」と考えていないので、そこで揉めることはありませんでした。
ただ、天才肌ではないので塾のテストで学校並みの点数を連発することは不可能。
この「学校では良い点数を取れるのに・・・」という考えを取り除く必要はあります。
塾のテストでは成績が伸びないと悩むことは当たり前。
とくに、中学受験がレアな地方だとなおさら。
目先のことしか見えない子供相手に、親が粘って何気にそしてさり気なく「大学入試は全国の同級生+1,2年生先輩の子と競争する」「地方基準ではなく全国基準で考える必要がある」と伝える必要があります。
この分類が出来ないと厄介なことになります。
学校のテスト満点を求めない
塾より簡単だからと言って、学校の大判テストで100点を求めるのはちょっと酷かな~、と感じています。
塾に行っているから学校のテスト満点は当たり前、と押し付けてしまうと子供の心はアップアップ。
私はテストの点数にはよほどではない限り口出ししないようにしています。
ただ、見るからにいい加減に解いていたり漢字テストがひどい時は【やり直しをしよう】【見直しをしよう】と声がけします。
なにせ、6年の理科で20点、30点を取って掃除のときに丸めて焼却炉(昔の学校には敷地内にゴミを燃やす焼却炉がありました)に捨てて証拠隠滅した経験があるので、子供に偉そうなことは言えません・・・。
私のユルユル戦法が効いているのか【あんまりガミガミ言わないから良いよね】と最近上から目線風に子供①②から言われました。
母さん、ナメられている?!
算数・数学は小学生からのコツコツが全て
私自身、小学生時代は計算スピードはあったものの全く勉強していませんでした。
子供①②の学校の宿題や教科書を見るたびに【こんなこと習っていたんだ】と思う始末。
本当に元塾講師なのか、と言われても仕方ないほど記憶にありません。
中学入学後は心根を入れ替えて勉強して人生を立て直すことに成功しましたが高校入学後は挫折の連続。
優秀な同級生は小学校時代から塾に行っていたり、コツコツ真面目に勉強している子ばかり。
ド根性で成り上がった子は自分くらいでした・・・。
【算数は小学校から真面目にコツコツと取り組んでいないとダメ】【算数・数学という家の土台は小学生時代に作られている】と痛感。
自分を完全反面教師にして子育てをしていますが、やはり【真面目にコツコツは裏切らない】と子供①の成績の推移を見ても感じています。