早期学習とはほぼ無縁な幼児期で、わりと自由にして過ごした子ども①②は、はた目から見ると家庭学習もする良い子に育ってきました。
で・す・が、ほぼ間違いなくプチ反抗期がやってくるので、親としての心構えは必要です。
今回は、【良い子に育ってきてもほぼ必ずプチ反抗期に向けての備え】に関して考えていこうと思います。
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精神的な10歳の壁は勉強より重要
子ども①の時に経験していますが、個人的には学習面より精神面での親子のぶつかり合いが大変かな、と。
今までそれなりに言うことを聞いていたのが、徐々に口ごたえしてくるんですよね。
で、こちらもイライラ。
2020年、とうとう子ども②が10歳の壁、小4の壁を迎えるので自分への覚書もかねています。
最近、この10歳の反抗期についてNHKのEテレウワサの保護者会でも取り上げられましたね。
リアルな体験談で我が家のケースを紹介していきます。
親から自立しようとする無意識の意思表示
色々とあったものの、子供①は自我を確立し、それまで親にベタベタでしたが、それも小学4年の夏から段階を踏んで卒業。
その前に、小学3年の冬からいわゆる【ごっこ遊び】から足を洗いました。
今でも好きではあるものの、幼児期のような毎日ごっこ遊びする状態から完全引退したんですよね、
小学3年の冬に。
今振り返ると、それが兆候でした。
親としては寂しいものの、少し大人への階段を上り始めるわけです・・・。
で、4年の夏以降は言葉使いが悪くなったりしたので、咎めたりしましたがその度に【本当は使いたくないけど口に出る】と言ってました。
その言葉は嘘偽りのないものでしたので、当の本人も戸惑っていることがヒシヒシトと伝わってきましたね。
子ども①の様子を見て、とりあえず頻繁にガミガミ叱らずポイントポイントで叱責する方針を決めました。
本人も心の変化に追いついていない印象があります。
ですから、一方的に子供を責めるのはNGと経験上悟っています。
色々な面で、10歳頃は子育てのターニングポイントになりますね。
大人へと向かう初めの一歩と遭遇した夏休み
何でもかんでも【見て】【話を聞いて】とベタベタ系だった子ども①が反抗的な態度を見せ始めたのは、暗黒の夏休みです。
これ、本当に突然やってきました。
実家で帰省中にでしたので、四六時中一緒にいる状態でしたらかまぁ大変・・・。
最初は何が起きたのかサッパリ。
とにかく、私の言うこと全てに反抗。
素直なのはご飯を食べる時とおやつ食べる時くらい・笑。
で、10分考えて【これって10歳頃に出始める自我?】と思い、様子をみるとビンゴ。
何かと衝突したりカチンときますが、ここは【子どもが自立しようとしている】ことを前提にして我慢。
我慢したくても、やはりカチンときます。
とくに勉強をやりたくなかったり、楽をしたくなったりと問題続出。
その繰り返しで夏休みが終わり、子ども①のプチ反抗期のピークが少しずつ去っていきました・・・。
原因は、夏講に参加せずに自由気ままに過ごしていた結果、同レべだと勝手に思っていた同級生の学力が上昇していたからです。
現実を見て、衝撃を受けて子ども①なりに悩み【日頃の態度を改めよう】という気持ちになりました。
子ども本人も理想と現実に悩み始める
10歳前後から、自分と他者の違いに気がつき始め、子どもなりに悩み始めます。
それまでの子ども①は、瞬足やバネのちからを履いていれば勝手に足が速くなると思い込んでいました。
しかし、【体育は嫌だ】と口にするようになったのです。
ようやく自分の運動神経に気がついたんだ、と私的に感動?しましたが、これも周囲の中での自分の立ち位置に気がつき始めたから。
他の子に比べて幼さが残る子ども①でも、【理想と現実で揺れ動く】ようになってきたのです。
これはとても大切な成長でして、親も黙って見守るしかないんですよね。
親はドシッと構えて余裕ある風を演出
素直で良い子だった我が子が、突如反抗的な態度になると多くの親はオロオロします。
しか~し、オロオロすると子どもの思うつぼ。
子ども的には親は年長者で絶対的なルールだと思っています。
【そんな人をオロオロ・イライラできる自分って凄くない?】、と勘違いさせる力が反抗期にはあります。
ですから、ここで必要以上のガミガミやイライラはNG。
がっぷり四つで相手を受け止めることが大切です。
【何を言っても動揺しない】と思わせる
10歳前後で見られる子どものプチ反抗期に頭を悩ます親は多いと思います。
【大人に向かう成長過程】と頭では分かっているものの、やはりカチンときます。
で、カチンときたらどうすればいいか?
重要なのは深呼吸です。
カッとなって感情に任せてしまうと、親の負けです。
【私は大人。冷静な大人】と呪文を唱えて深呼吸をしましょう。
一番身近である親を試そうとし、嫌なことをわざと言ってくるかもしれません。
親ではなくても、先生に言う子どももいます。
近くにいる大人を動揺させ、無意識のうちに反応を見て面白がる場合もあります。
そういう時は、大人がギャーギャーすると余計に反抗的になるので、薄い反応がベスト。
でも、無関心はもっとダメなので、反応はするけど大人の対応、が基本ですね。
子どもベッタリから少しずつ脱却する
子どもの成長に慌てる親もいます。
いつまでも、幼いままではいません。
自立への一歩を踏み出した我が子を見守るのも、親の務めです。
プチ反抗期では子離れも大切なので、今までのようなベッタリを卒業して一定の距離感を持ちましょう。
一気に距離を置くと子どもは見放されたと勘違いします。
子供とベッタリ系の親だと、ほんの少し身を引いて見守るスタンスを意識してください。
常に味方であることをさりげなくアピール
自分の足で人生を歩き出そうとするのが、プチ反抗期。
とはいえ、まだまだ子どもだという事実は変わりません。
【ムカつくから突き放す】は絶対にダメです。
子どもは反抗的な態度をとってはチラチラ親の反応や後姿を確認しています。
突き放されれば、絶望してしまう面倒な時期でもあるので、少し言動によろけながらも味方でいるメッセージを要所要所で伝えましょう。
我が家の場合、折に触れて【好きなことを突き詰めなさい。全力で応援するから】と応援をキーワードにし、背中を押しました。
その結果、何だかんだと口ごたえするようになったものの、子ども①は一時の反抗期は収まり自分の道を歩みだしています。
親からの応援は大きな支えになります。
それを感じ取ってくれるような言動をしていきましょう!
10歳の壁にも色々な意味がある
どうしても、勉強面での10歳の壁が注目を集めがちですが、心理面での成長や変化の方が親子関係にダイレクトに影響を与えます。
2020年の春の臨時休校で、いつも以上に親子で過ごす時間が長くなり、そういった難題に直面した家庭は多かったと思います。
頭に来ることは多々ありますが、親が熱くならず大人の対応をし忍耐力をつけていくことも大切です。
親にとってもハードな試練ですが、感情に任せることなく冷静に子どもの成長と理解しましょう。
我が家も、これから子ども②と子ども③が10歳の壁的なプチ反抗期を控えています。
子ども①とはタイプの違うので対処法も変わると思いますが、フレキシブルに対応していきたいと思います!!
【10歳の壁が気になっている方へ】